デスモドロミックヘッドのオーバーホール B品ピストンとシリンダー

ピストンをクランクから外してみると シリンダーを外して
見えた状態での判断より実際は悪い状態だった
カーボンばりばり

ピストン二つともカーボンの付着状況から バルブがピストンに
接触した形跡はみられません

カーボンの付着状況はサラサラと落ちる表面上のカーボンと
カチカチに固着している層の二重構造になっていて 
簡単には落すことができず ガスケット剥離剤を使い
柔らかくしてはカッターで削ぎ取り また剥離剤を掛ける
ことを繰り返しながらやっとカーボンを落すことができました

全体に加工切削跡が深くその凹凸にカーボンが固着しています

ショック

なんだこりゃ

切削加工によりアルミが引きずられて剥ぎ取られています
写真はリアピストンですがピシトントップはフロントも同様でした
完全なB品です こんなピストン入れやがってイタリアババア

言葉無し
気を取り直して磨きに磨きました
キズは深くて完全には取りきれません諦めます
切削加工でできたエッジをできるだけ滑らかにするように
磨きました 

スカートのコティングははがれ掛けています 特にリアバンクの
排気側の消耗が激しいです
重量を測ってみましたが 流石ドイツ製ピストンです
ピストン ピストンピン ピストンリングに重量差はまったく
ありませんでした
ピストントップからピストンピンまでの厚みを計ってみました
リアピストンが0.01厚い値が確認できましたが 
測定誤差範囲内てことで
シリンダーの厚みを計りましたが こちらも0.01差で
誤差範囲で
シリンダーとピストンリングのクリアランスもはかりましたが
ニジカルメッキはびくともしていません
強いですね

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