スロットル リターンスブリング交換
ホルダーもワイヤーも十分にメンテナンスされて
いるのだが スロットが少し重たい

峠で使う分には問題は無いが 長距離の高速道路
での パーシャル位置でのスロットル支持は
かったるくなる

元々 強制開閉で張り付きを嫌いリターンを強く
してあるし ノーマルの負圧キャブと比べて 
ワイヤーの引き代が2/3になるにも関わらず
ノーマルのスロットルハウジングを使っていて
ハイスロになってしまっているせいもある

社外製のロースロに交換すれば引き角度が
大きくなるのだが ピカピカの削り出しが
恥ずかしいな  考え中
FCRのパーツリストを見ていたら 
リターンスプリングに 数種類ある事に気がついた

4連3連2連シングルでも スプリングは一つだ
キャブの連数 大きさによってスプリングは
異なるわけで シングル用のスプリングを入れれば
軽くなるはずである
早速 バムレーシングさんに問い合わせた
http://brc.milky-web.net/index.htm

キャブの横に製品番号の刻印がある
この番号から このキャブの基本ストック状態
の全ての部品番号が解るようだ

オリジナルのスプリングの強さは 二連としては
中間の物のようで 二連キャブ用に使用されている
最弱のスプリングを手に入れることができた
まだまだ弱いスプリングもあるようです
   
奥がオリジナル 
手前がニュースプリング「1305-941-2000」¥550

巻き数同じ オリジナルは伸び気味
太さは 1.4mmと1.2mm 0.2mm細い

正規代理店としては あえて不具合が発生する
可能性のある組み合わせでの 部品販売は
避けたいのも理解できる
スプリングを外すには シャフトを抜くのだが
FCRお掃除手順でジェットニードルを引き抜く
加速ポンプリンクのキャップボルトを抜き
リンクをフリーにする
プラスねじは触ってはいけない スラストの
調整がなされている
アルミのナットとナットの中のマイナスネジ
緩めると リンクアームがシャフトからフリーに
なる
スラストワッシャーが一枚入っている 
スラスト隙間は0.4-0.7mm
スプリングをセットする時カーラーが巻き込まれて
いない事
例のフッ素ソ系グリースBARRIERTA(バリエルタ)
L55/2 75g チューブの値段を聞いてみたら
きゃーー 6000円

私が悲しそうな顔をしていたせいか
ほんの少し分けてくれた 
嬉しいーー 

バムレーシングさん  
ありがとうございました 助かりました
この ガソリンに溶けな超高級クリースは
スロットシャフトのニードルローラーベアリングに
使われる
リンクアームとスロットルシャフトの接合は
シャフトのスラスト位置決めとスロットルバルブの
高さの微調整をともなっています

リンクアームのシャフト穴は縦楕円になっています
マイナス頭のボルトはシャフトを貫通して
リンクアームに当たり このボルトの押し出し量で
リンクアームの楕円穴のどの位置にシャフトを
固定するか決定されます

アルミ六角ナットは リンクアームからシャフトを
押し下げて シャフトを固定します

同調調整
基準キャブレター(リターンスプリングに近い)は
出荷時値0.6mm上げに調整する
基準キャブレターのスロットの開きと 
同じになるように 次のキャブレター スロットの
開きを 同調ボルトを調整して合わせる
測定

スプリング交換前と交換後で スロットルの引き
を計ってみました スロットルに太い糸を巻き
ばね計りで引き 反動テンションを計る

測定基準は2種類
スロットルoffから 動き出す瞬間の値
スロット全開のを維持する値
オリジナル スプリング
交換 スプリング
引き始め
4.0kg
2.7kg
フルスロ
1.15kg
0.8kg
引き始めの方がスプリングテンションが小さいのに 数値が大きいのは 全ての内部抵抗に打ち勝って 動きだす必要があるからです 重たい軽いは 人によって感じ方は違うし 慣れてくれば 以前を忘れる スプリングが細くなった分だけ 引きが軽くなった 当然が実際になって ハッピー パッピー

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