Velvet Skin

プロローグ





肩から腰にゆっくりと人指し指を滑らせた。

下がってまた上がるそのラインが堪らなく好きだった。

長い睫毛の奥に煌めく紅い瞳も愛していた。

あまり開かない唇から洩れる言葉も好きだった。

その人は氷の聖闘士。





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'99.4.8
Gekkabijin