7/16 最近のヘビーローテイションは、なんと言ってもレイ・チャ
ールズ。レコードからテープに録ってもらった、若い頃のアル
バムを毎日聴いていたのですが、あまりのレコードのゆが
みで音がベロンベロンになっちゃって。CDで買いなおしまし
た。「What’d I say」と「Hallelujah I love her so」。
1950年代くらい(アトランティックレーベル時代)の、泥臭い
演奏、最高やなあ。宿ってる。濃いーブルースから、ゴキゲ
ンなソウルまで。神様、しびれますー。昔のレイチャールズ
のCD、もっと再発してほしいなー。
7/15 最近は、フランスの音楽に接する機会が多いドン・カ・ジ
ョン。神戸から帰る日。偶然にも、以前から仲良くさせても
らっている、シャンソン・カンツオーネ歌手の岡本光平さん
が出演するイベント「パリ祭」が大阪であったので、行って
きました。5人の歌い手さんが、3曲づつ歌うので15曲。
それを2ステージだから、30曲ものシャンソンにどっぷり
つかってきました。シャンソンだけでなく、カンツオーネや
ラテンもありました。普段、ロック中心のライブハウスに慣
れている僕には、ああいうシャンソンの集いみたいなのん
は、何もかもが新鮮で、勉強させられることばかりでした。
シャンソンって、ドラマのいち場面みたい。歌う人も、ミュー
ジシャンというよりは、「演者」に近いなあ、って思いました。
それで、めぐりあわせってすごいもので、岡本さんから、
秋ぐらいに、ジョイントコンサートしましょう、ってお話をいた
だいているのです。岡本さんは、関西のシャンソン界では、
ほんと、大御所のお方。そんなお人からお話していただけ
るだけで幸せなのに、一緒に演奏会だなんて。バチがあ
たりそうです。でも、実現すると思いますので、また決まっ
たらお知らせしますね。
7/14 さすがに今日の植木屋さん、暑かった。クラクラしました。
でも帰りにそこのおばあちゃんから、額に入った書道をいた
だきました。おばあちゃんが書いたもので、「山雲海月情」っ
て書いてありました。山にかかった雲が海のようで、その雲
に月がかかっている情景だそうです。ふっと涼しくさせていた
だきました。僕もあんなステキな字が書けたらなあ。
えっと、郵送の分の絵たち、お送りしました。近々届くと思
います。
今回の展覧会では、自分の内面やイメージを大切にしたの
で、ちょっと心配なところもあったんですが。たくさんの人に、
絵をもらっていただいて、ほんとよかったあ。今ごろ絵たち、
それぞれ居心地のいいお家の壁にかかっているんでしょう
ね。あらためまして、ありがとうございました。
今回の展覧会の絵も、またいくつかHPに載せられたらな
と思っています。
7/13 ただいま。
展覧会「これくらいがちょうどいい」。無事終了しました。たく
さんの人にご来場いただきまして、心よりの感謝でいっぱい
です。
そして最終日、「ちょうどいい演奏会」にも、たーくさんのお客
さんにお越しいただきまして、胸いっぱいの幸せです。とびっ
きりの思い出、またひとついただきました。ほんと素敵な夜だっ
た。
僕のわがままで、古いフランスの曲「花売り娘」や、シャンソン
の「サ・セ・パリ」もさせてもらったし、新曲「これくらいがちょう
どいい」も歌わせてもらいました。それからアンコールでは、
会場にいた子供たちに、シャボン玉を吹いてもらって「飛べソ
ーダ水」。静かにポロンって演奏したんやけど、子供たちが吹
く息の音が聞こえたり、透明な玉がナフシャいっぱいに浮かん
で、最高気持ちよかった。それから最後の最後、「こんなに空
が水色だから」での子供たちの爆発ぶりは、もう言葉にできま
せん。笑いが止まらなくて歌えませんでした。
あと、今回は演奏会後、おひとりおひとり、会話しながら描い
てほしい絵をポストカードに描いていきました。あんなふうに、
おひとりおひとりお話ができて、なんかとてもよかった。
7/8 早いなあ。もう展覧会も最後の週。そして、「ちょうどいい演奏
会」も近づいてきました。今回は新しいこといっぱいチャレンジ
するので、毎日練習です。新曲も、ようやく今日、形ができた感
じです。うまくできるかなあ。
えっと、今日から出かけますので、演奏会のご予約は、ナフ
シャさんへお願いします。僕にご予約をいただいたら、メールで
お返事していますので、もしお返事がなかったら、「おや」と思
ってください。ではでは、少し留守にします。
7/7 こないだ車に乗っていたら、80〜90歳くらいのおばあち
ゃんが、横断歩道をゆーーーーーっくり歩いてはりました。
僕が止まっていると、「お先にどーぞ」って言ってくれるんで
すが、どうしてもそのお姿を見ていると、前を横切ることが
できなくて、待ってました。何度も何度もお辞儀をしながら、
ゆっくり歩くおばあちゃん。お辞儀なんかしないほうが、早く
渡れるのに。やっと渡り終えるかな、と思ったら最後に、深々
ともう一度お辞儀してらっしゃいました。僕は、このおばあち
ゃんの人生や生活を全く知らないけれど、きっとこのおばあ
ちゃんの人生って、ステキなんだろな。横断歩道を渡られる
少しの時間、僕もフワッて心を暖かくしてもらいました。
人ってそこにいるだけで、充分すぎるくらい愛らしいときがあ
るんですね。
えっと、僕の都合で申し訳ありませんが、8日(木)からでか
けますので、そのあとメールが見れないんです。演奏会のご
予約をドン・カ・ジョンへされる方は、本日7日(水)までとさせ
てくださいませ。その後は、ナフシャさんでもご予約できます。
すみませんが、どーぞよろしく。
7/6 ギャラリーVIEの村上さんから、荒井良二さん(絵本作家)が
いらっしゃるから遊びにおいでよ、って誘っていただいて、土
曜日の夜、行ってきました。なにより村上さんと荒井さん、タフ
だなあ。よく食べて、よく飲む。僕のほうがずっと若いのにね。
夜中の4時まで、お話、お話、、、、、、楽しかった。荒井さん、
この7月は、3冊も本が出版されるそうです。
それで、夢のようだけど、荒井さんとドン・カ・ジョンの演奏会を
することになりました。僕なんか、お話してくれるだけで、うれし
いのに、一緒に演奏会だなんて。ほんと、うれしいな。
で、あくる日のお昼も荒井さん、ナフシャに来てくれて、演奏会
のチラシ描いちゃおう!っていっぱい描いてくれました。あとは
僕がその絵を整理して、仕上げます。
えっと、演奏会は9月にギャラリーVIEさんで行われる荒井さ
んの展覧会中に。それで、せっかく来ていただいても観られな
くなったらいけないので、40人くらいの限定・ご予約制になる
と思います。まだご予約は受け付けてませんけど、いろいろ決
まったらお知らせしますね。
7/2 こないだ、ナフシャのスタッフのみなさんと、お好み焼きを食べ
に行ったんですが、そのときみんなが何に似てるか、っていう
話題になりました。みんな「リス」とか「さかな」とかに例えられて
んけど、僕が何に似てるか、の番になったらまりさんが、「あ、
わかった!サンドウィッチ!」って。食べもんでした。なんだか、
おかしくって。僕、サンドウィッチかあ、、、、。
えっと、お仕事が今日きりがついたので、明日からの週末、
神戸に行けることになりました。うれし。よかったら遊びに来て
やってくださいね。
7/1 ナフシャさんに滞在中、アチャコさんがいらっしゃいました。
何年かぶりにお会いしたアチャコさん。うれしかったなあ。アチャ
コさんは、とっても尊敬する大人のおひとりで、僕の中では、本
当のアーティストのおひとりなんです。
アチャコさんは、昭和初期の漫才師エンタツ・アチャコさんのお
孫さん。ほんとは「アチャまごさん」やねんけど、今はみんなアチャ
まごさんのことをアチャコさんって言ってる。
最初にアチャコさんにお会いしたのは、震災後の神戸・長田。
アチャコさんバンドで、トラックに乗ってやってきて、荷台で宇宙
人みたいな格好して歌ってた。「震災で壊れた街には木が必要
なんや」って、500本の苗木を無料で配ってた。いまだにそのと
きの1本は、ナフシャの前に強く生えてる。最高ハートがあって、
かっこいい。お話してても、ハートがにじみ出てくるんだな。リーダ
ーってあんな人がいい。
ありがとう、アチャコさん。またライブ観に行くねー。
6/30 絵たちを無事に、ナフシャの白い壁に飾ることができたので、
今度は、「ちょうどいい演奏会」の練習。なんせこの何ヵ月の間
絵しか描いてなくて、ギターも触ってなくて。
それでいて、今回の演奏会は、かなりチャレンジャーです。
普段は全く人の曲をコピーしないドン・カ・ジョンですが、今回は
好きな歌を2曲カバーしよっかなあって思っています。昔のフラ
ンスの曲で、1曲は1926年のシャンソンの名曲「サ・セ・パリ」
もう1曲は、1923年のタンゴで「花売娘」。できるかなあ。これ
がまた難しいんだなあ。「花売娘」は、チャップリンもお気に入り
で、映画「街の灯」のテーマ曲にもなったので、ご存知の方も多
いかもしれませんね。この曲聴くと、あのラストシーン。胸が「キ
ュン」ってなります。2曲とも、日本語訳を見つけたので、今から
練習、練習。
それから、新曲も作りかけてます。ジプシー調にアレンジしな
おした曲もあるし。時間がないのに、かなりチャレンジするので
す。自分の展覧会の打ち上げですから、ちょっと「わがままさせ
ていただこっかなあ」って。
6/29 長い間、留守にしまして、どうもすみませんでした。
展覧会「これくらいがちょうどいい」はじまりました。暑い初夏、
カラッとしたお天気をイメージして、おいしいお水を飲んだような
作品展にしたつもりなんですが、搬入日から台風。その後も雨
がよく降りました。そう、これくらいがちょうどいいかもしれません
ね。
今回は、真っ白いままの自分がそのまま壁にかかっているよう
です。はじめて観てくれたお客さんから、「愛がいっぱいですね」
って言われたとき、とってもうれしかった。だって、たくさん愛を
込めましたから。
初日から、大勢のお客さんにご来場いただきまして、心より感
謝です。またおいおい、一週間ナフシャで過ごしたことを書けたら
な、と思っています。
それから、初日に届くはずだった限定5枚のTシャツが間に合
わず、3日目になってしまいました。どうもすみませんでした。
あと、雑貨屋さんKOKOMIC SHOPさんへの納品が、6月25
日で終了になったので、土曜日からは、KOKOMICさんに置い
てあったポストカードや木片の絵などが加わって、ちょっとにぎ
やかになっています。また、お近くに寄られましたら、どーぞ覗い
てやってください。
6/20 準備終了。今日のお昼まで、絵描いてました。全部で34点。
額にすべて入れてみると、みんな少し気どってるみたい。
今回は、一杯のおいしいお水を飲んだような、そんな展覧会
です。最初のイメージを、ずっと最後まで大事にしました。
内容は、どうぞご覧になってのお楽しみに。
それにしても台風さん。なんで、搬入の明日にいらっしゃる
かなあ。高速道路走らせてよー。そんなわけでドン・カ・ジョン
は、明日から一週間、神戸です。
6/18 展覧会4日前なのに、どんどん描きたいことが湧いてくる。
もう、額もないし時間もないよー。でも、僕の大切な絵の神様だ
から、絵の具と紙がある限り描こ。
今回はTシャツなんて作るのです。限定5枚。トップページの
「まわれ観覧車」ですが、原画はまた全然違うと思います。かな
り淡いところを狙っているので、ちょっと出来上がりが心配。
どうなるかは、僕も初日にご対面です。
展覧会のページにも書きましたが、僕は初日(22日)から、
27日(日)まで、ナフシャにいてます。もし、近くに寄られました
ら、覗いてやって下さい。
ん、台風? お願いだよー。
6/17 レイ・チャールズ、残念。神様も死んじゃうんだなあ。毎回日
本に来るとき、今年は行かなきゃ、今年は行かなきゃ、と思
いつつ結局行けずじまいでした。ああ、後悔。
6/16 ひやー。早い早い。時がたつのはほんとに早い。
もう、来週やなあ。昨日初めて、描きためた絵を少し額に入
れてみました。僕だけが味わえるこの瞬間、子供が巣立って
いくようで、ちょっとジーンとするのです。
今回はかなりこだわりをもってやってきたので、やってきた
ことが間違ってなかったなあ「よしよし。」と納得したり、それか
ら、やり直さないとダメだなあってとこもあって、まだまだこれ
からです。自分の胸の中のイメージを絵にするというのは、
何かを見ながらスケッチするわけじゃないので、一回づつ自
分をリセットして、心を真っ白にします。大変だけど、うまくい
けばこんなに気持ちいいことはありません。
6/15 昨日、キュウリのお話になったから、ついでに。
暑くなってくるとよく食べるお料理があります。元ナフシャの
お料理長・ゆみちゃんにこっそり教えてもらったものだから
あんまり言えないんだけど。アジアン料理の基本やからいい
かな。ご紹介。
まずキュウリを乱切りにして大きなお皿に盛ります。それか
ら、豚肉(細切れかミンチ)、もしくは鳥のミンチを塩・コショウ
しながら、フライパンで炒めます。ナスも乱切りにして炒めて
両方をキュウリの上にザバッと載せます。あとはタレ。ナン
プラ―とレモン汁たっぷり、それから生姜とニンニクをすりお
ろして混ぜます。量なんて適当。あとはそのタレをかけて、
全部を混ぜるだけ。ドン・カ・ジョン簡単クッキングのできあ
がり!
暑い日でも毎日食べられるくらい、おいしーよ。ニンニクは
すりおろすと強烈なので、お好みで少なくしたり生姜だけでも
OK。あと、お野菜もいろいろ夏野菜をアレンジしたらおいし
いよ。今日も食べたけど、夏が来たーって感じでヤムヤム。
6/14 メロンのお漬物をいただきました。メロン??僕も最初びっ
くりでした。でも食べたら、普通においしかった。まだ小さいう
ちのメロンは、形もウリみたいで、キュウリのような味がしまし
た。そういえば、キュウリもウリなんだ。でも、「キュ+ウリ」の
「キュ」って、なーに?漢字で書いたら「胡瓜」だから、中国の
楽器・胡弓(こきゅう)に似てるから?それにしても「キュ」って。
ーーん、、、、、キュウリ博士、教えてください。
6/13 神戸ノート・最後のページ
今回の神戸は、たくさんの人にお会いした旅でもありました。
なかでも、今ナフシャで写真展をされている大西暢夫さんに
お会いできたのは、とてもよかったな。人って、話していくうち
にだんだんその人のことが分かっていくのが多いけど、大西
さんの場合、お会いした瞬間、ピタッと温度感がおんなじにな
った気がしました。作品でしか知らなかったけど、ほんとに素
敵な人でした。
神戸最後の夜は、大西さんもナフシャで泊まることになった
ので、たくさんたくさん、いろんなお話を聞かせていただきまし
た。ほんとハートがある人って気持ちいいな。絵本賞を受賞
なさった「おばあちゃんは木になった」は、もちろん素敵な一
冊ですが。新しく出た「ひとりひとりの人」という本は、大西さん
が全国の精神病院に通って、いろんな患者さんと対話してき
た記録。僕は、知的障害の方と関わらせていただくことは、
たまにあるんですが、精神病の方は、お恥ずかしながら全く
無知だったことに気付きました。きっとこの本は、たくさんの
人が「気付く」という、役割もするんでしょうね。精神科病棟で
暮らす患者さんたちの、愛らしい様子がたくさんです。大西さ
んの文章と写真、とってもいいです。
ナフシャさんでの写真展は、「おばあちゃんは木になった」
が展示されていて、僕の展覧会の前、6/20まで。
精神科病棟のほうは、ニュース23でも以前から取り上げら
れていて、今月末にも放映されるそうです。
6/12 神戸ノートB
神戸滞在4日目。大阪の海月(くらげ)文庫さんへ、つよし
ゆうこさんの展覧会に行ってきました。はじめての木版や、
手作りTシャツなど、新しいつよしさんがあって、気持ちいい
展覧会やったなあ。
いまきみちさんの旦那さん・西村繁男さんも、藤野から展
覧会場で待ち合わせです。みんな遠くはなれて、ずいぶん
会ってないけど、あっという間に距離も時間もリセットされて、
ずーっと、笑ってた気がする。
それから、みんなで繁男さんの車に乗って、神戸の東山商
店街へ。ここには、買い物帰りのおばさんたちが寄っていく、
不思議な串かつ屋さんとホルモン焼き屋さんがあって、みん
なで体験です。買い物袋をぶら下げたおばさんたちに混じっ
て、立ち飲み屋さんのように食べたのでした。ソースの2度
漬け禁止など、そのお店のルールがあって、おかしくって、
おいしかったー。
それからそれから、ナフシャに戻って、お友達のさかきマン
ゴーくんのバンドをみんなで聴きました。演奏が終わったら、
テーブルの上にあった泡盛のビンも空になっていました。僕
は飲まなかったけどね。ゴキゲンないまきさん、踊ってた。
それから、打ち上げに行った「壷焼きの大谷さん」が少し前
に火事があったようで、お休みでした。でも再開するような感
じやったので、次回はみんなで行きたいなあ。
そんなこんなで、神戸最後の夜は、いつまでもいつまでも、
みんなのおしゃべりが聞こえた夜でした。
6/11 神戸ノートA
幻燈会の次の日は、ナフシャがお休みだったので、ナフシャ
のまりさんが、散策コースを企画してくれました。いまだに、
この一日だけは神隠しにあったような、なんだか小津安二郎
さんの映画の中に迷い込んだような、そんな一日でした。僕
も何年か神戸に住んでたけど、こんなところがあったなんて。.
いまきみちさん、まりさん、ドン・カ・ジョンの珍道中です。おふ
たりとも、それぞれの価値観があって、一言コメントするだけ
で、おかしくておかしくて。なんだか、ずーーっとゲラゲラ笑っ
てた気がします。
まずは、兵庫大仏。なんと、日本3大大仏(東大寺、鎌倉と
並ぶ)のひとつがナフシャのちょっと南にあるんです。最初か
ら、ひっくり返りました。それから一遍上人のお墓。「絶対他
力本願」が教えで、この日のキーワードになりました。それか
ら平清盛のお墓。これまたウソのようですが、ウソかもしれま
せん。それから、市場へ。おいしーお寿司屋さんでお昼をとっ
て、市場でお買い物。僕とみちさんは、ドロソースを買いまし
た。市場には、昔ながらの喫茶店がいっぱいあって、「いっち
ばんダサい喫茶店に入ろう!」と、お茶しました。それからそ
れから、元町の大丸に突入して、「田中一村展」を観たのでし
た。
今まで何回もお会いしてるのに、こんなにのんびり散策して
笑い転げて。まるで3人の中にいる子供たちが、遠足にでか
けたような、幻のような一日でした。
6/10 神戸ノート@
今回も、たっくさんのことがありすぎた神戸の旅。大好きな人
に会いに行った旅です。高速道路を走ると田んぼには、いっ
せいに水がひかれていて、まるで地球に鏡ができたようで、
きれいやったなあ。
6.6は幻燈会。全部で8本の作品が上映されました。いま
きみちさん、重信さん、梶木ゆりさん。みんなそれぞれお人柄
が出てて、楽しかったし、何度も胸がキュンとなりました。
音楽や言葉、詩にあわせての上映なので、本当にあの場所
あの時間でしか体験できないんですよね。だからよけいジー
ンとする。最後は、ドン・カ・ジョンの演奏「半ズボン」にあわせ
て、みちさんが以前作ってくれた作品を上映です。こんなセッ
ションいいです。
また是非やりたいな。朝まで幻燈会なんて、ええなあ。
6/4 今日は、朝5時から植木屋さんでした。行く道に、何にもない
空き地があって、そこには、ただたくさんの草が生えていまし
た。でも、それぞれに朝露がくっついていて、やわらかい光を
浴びてキラキラ、それは幻想的でした。世界はいつでも輝いて
いて、僕たちは、それに気づくか気づかないかだけかもしれま
せん。
明日からは、大好きな神戸です。少しの間、留守にしてます
けど、どーぞよろしくー。
6/3 今日、お仕事の植木屋さんで行った家には、ボルゾイという
犬がいて、ひとり喜んでおりました。子供のとき、犬の図鑑を
よく見ていた頃、ボルゾイなんて日本で見られることほとんど
なかったんです。超大型犬のボルゾイは、大きいのに毛がカ
ールしてて、とっても優雅で細長い。僕の記憶があってたら、
ロシア貴族の間で飼われてた犬で、お上品と思いきや猟犬
用でもあるので、見かけによらずどう猛だそうです。でも、き
れいやったなあ、ボルゾイ。ロシアの歴史が座っているようで
した。
6/2 楽しみにしている映画ひとつ。「炎のジプシーブラス〜地図の
ない村から」。
9月に来日するブラスバンド、ファンファーレ・チョカリーアのド
キュメンタリー映画ができたそうです。わ、すごそ。彼らの住む
ルーマニアの小さな村は、人口400人で、そのうち成人男性
の85%がブラス吹きだそうです。にぎやかそう。どんな村なん
だろな。
大阪、名古屋方面は、9月上映予定だそうです。ライブも楽
しみ。
5/31 展覧会のDMが届きました。
何度やっても、DM作りって難しいなあ。微妙な色がなかなか
出なくて。色校正ができたらいいんだけど、そんな予算なども
なく、いつも出たとこ勝負。今回は少しコントラストが強く出ち
ゃったかなあ。までも、感じは出てます。どこかで見かけたら、
一枚カバンの中に入れてやってくださいませ。ポットさんです。
冷蔵庫にマグネットでペタンって貼るのが、お薦めです。
5/28 マイアイドル・チャボロ・シュミットが来日してて、大阪、
名古屋と軽い「おっかけ」してきました。もう、僕の頭の中は
フランスにどっぷりつかってしまって、帰ってこれません。
今回は、サムソン・シュミットくんのCD発売記念で、サム
ソンくんのお父さんドラド、おじさんのチャボロも一緒に来日
したということ。みんなでギター弾いてるのん見てたら、シュ
ミット家にちょっとお邪魔したような気分でした。
それにしてもチャボロ。すごすぎる。彼がメインで弾くのは
4,5曲だったけど、ありがたや、ありがたや。ただバックで
カッティングしてるだけでも、ぜーんぜん違うんよね。神々し
くもありました。
今日は、チャボロにプレゼントしようと思って、日本の新聞
紙に絵を描いて持っていきました。よく僕が描く、ギターの上
で鳥が歌っている絵。いつもと違うのは、ギターがチャボロ
用のということ。受け取ってもらえるかなあ、って不安だった
けど、くしゃくしゃの笑顔で喜んでくれて、絵を見ながら、
「セラヴィ」(これが人生だね)って言ってくれました。もうこの
一言で僕は胸がいっぱいになって、涙がこぼれそうでした。
音楽や絵っていうのは、言葉よりもっと通じ合える言語なん
だなあ。「セラヴィ」
5/24 YES。絵の神様降りてきてくれました。今日の神様いかして
る。こんなときは、自分でこう描こうと思っているわけでもなく、
勝手にどんどん絵の中に入っていっちゃう感じ。あとで「なん
でこうなるかなあ。」って自分でも分からなくなります。でも、こ
れくらいがちょうどいい。
それから、6月6日のスライド作品の詩も完成しました。タイト
ルは、「僕らは空から落ちてきた」。雨あがりくんです。この作
品には、ドン・カ・ジョンでない音楽を使おかなと思っています。
だから、スライド写真に合わせて音楽を流して、それから詩を
読みます。もうひとつの、「ねえねえ なになに」は演奏しなが
らの上映です。うまくいくといいな。
5/23 英字新聞に絵を描いていたら、新聞がなくなっちゃいまして、
コンビニに買いに行ったら売ってませんでした。「わ!田舎。」
神戸にいたときは、近くのコンビニに行ったら簡単に、買えた
のにね。田舎度アップです。しょうがないので、空港まで買い
に行ってきました。僕の家は、名古屋空港の近くにあるんで
す。そう、だいたい空港は田舎にある。
5/22 何回反省しても、のんびりなドン・カ・ジョン。もう、個展までひ
と月になってしまいました。以前、絵の神様が降りてきてから
結構無敵の勢いで絵は描いていたんですが、ここに来て少し
小休憩です。なんだか自分でも、「今日は神様こないな」って
のが分かるようになってきました。そういうときは、時間があっ
ても描かないのです。
それより、6月6日のスライド作品の準備しないと。僕は、こ
ないだ藤野で上映した「ねえねえ なになに」に加えて、もう1
本できたらしようと思っています。最近すっかりはまってしまっ
た「雨あがりくん」。詩も作っているところ。写真のほうは、いっ
ぱいすぎて、削るのが惜しいなあって感じでやってます。HP
に載せた他にもたくさんあるんです。
それから、神戸での上映ははじめてとなる、いまきみちさん
の作品には、ドン・カ・ジョンでアコーディオンを弾いているパ
ンチャックが、その作品のために作曲した演奏つきで、上映
です。それからそれから、藤野からいらっしゃる重信さんも、
演奏しながらの上映になると思います。どーぞ、お楽しみに。
5/21 あれ???以前散歩カメラに載せた「雨あがりくんからの招
待状」。なんかコンピューターの操作を間違っていたようです。
あらら、、どうも、画像が悪すぎるなあ、と思ってたのですが。
いまさらですが、多少なりともきれいな画像にしました。お詫び
に、でもありませんが、一枚写真を追加しました。どうも、すみ
ません。
今日、なにげなく新聞を見てたら、サムソン・シュミットがNH
Kに出演するなんて書いてたんで、見てみました。お昼のべた
ーな番組に、しぶーいメンバーで出てました。サムソンのおじさ
んにあたるチャボロ・シュミットも一緒に出てて、ひとり興奮しち
ゃいました。チャボロ、かっこいいなー!なんだろ。チャボロの
ギターって、音楽に潜む何かを表現してる。音符のつながりだ
けじゃないもの。
以前ニュースで、「楽器が演奏できるロボットができましたー
!」ってやってたけど。なんか僕は、変な気持ちになりました。
人間は一周して、こんなところに到達してしまったんだなあ。
音楽って楽譜どおりできても、そんなに意味がない気がする。
あまりうまく言えないけど、チャボロのギター見てたら、なんか
分かる。
いよいよ来週は、チャボロに会えるんだ。ちょっとワクワクし
てきました。僕は、大阪と名古屋へ軽く「おっかけ」です。
5/20 たくさんお豆さんをいただいたので、今日は犬のマウイくん
と一緒にサヤから取り出したりです。(マウイくんはただ隣で
座っているだけですが。)お昼は豆ご飯。おいしー。
僕がはじめて豆ご飯を食べたのは、実は神戸に行ってから
で、元町商店街に昔、「アンニュイ」っていうステキな雑貨屋さ
んがあったんです。それでそこは、高浜さんっていう絵描きさ
んがやってらしたんですけど、高浜さんのお母さんに作ってい
ただいたのが最初。そのときは、ほんとおいしくてびっくり。
やっぱり、ダシをうまく使うお料理って、関西なんかなあ。豆
ご飯が全国のものかは分かりませんが。今度はダシを効か
せて、もっとおいしくできるようトライしてみよ。なんせ、まだま
だたっくさんあるんです。お豆さん。
5/18 おいしいサラダ作りたい。最近は毎日のように簡単なドレ
ッシング作ったり、お野菜を氷水に入れたり、冷蔵庫に入
れたり。サラダってなかなか難しいなあ。お野菜だってお肉
のように、ついさっきまで生きていたものだから、上手に料
理したらサラダがおいしいに決まってる。
友達と居酒屋さんなんかに行くと、僕はあんまりお酒飲め
ないし、タバコも吸わないので、つまんないみたいですが、
楽しみのひとつはサラダ。たいていは、そのお店お薦めの
おいしいサラダがあったりして、あっと驚くのんもあるんです
よね。で、帰ったらすぐ真似てみるんだけど、これがまたう
まくいかないんだなあ。たまにパリッとおいしくできたら、小
さなうれし。
お薦めサラダの作り方、ありましたら教えてください。
5/17 今日はたまねぎをスケッチしました。ほんま、たまねぎってええ
形しとるなあ。ほれぼれします。
5/14 今日は、愛知県美術館にベン・ニコルソン展を観てきました。
だーれもいない美術館に、朝いちばんに行って、ゆるーい時間
を過ごすのが、とてもいいです。今日は久しぶりにそれに近い
感じだったなあ。抽象と具象の間を行ったり来たりするような絵
たち、気持ちよかった。
5/12 雨あがりの昨日の朝。光を浴びた水滴たちが、あちらこちらで
光っていました。まるで葉っぱの上に星空があるよう。あんまり
かわいかったので、写真です。夢中でシャッターきりました。気
持ちよかったなあ。
そんなわけで、現像が今日上がって、散歩カメラに載せようと
思ったんですけど。たくさん写真があるので、「雨あがりくんから
の招待状」、なんてページを作って、そこに載せようかなと思い
ます。よろしかったら、散歩カメラからのぞいてやってください。
写真に「詩」を作ったりもしたのですが、あえて何もつけないこと
にしました。きっとそのほうがいろんな声が聞こえたり、様子が
伝わるような気がして。
でもPCに通すと、やっぱり画像がうんと落ちちゃうんだな。
ちょっと残念。
5/11 先日のナフシャさんでの演奏会に、写真家の小田哲朗さんも来
ていただいて、そのとき、以前撮ってもらった写真を、たくさんい
ただきました。せっかくなので、今日の散歩カメラで、一枚ご紹介
です。昨年のイベントで、ライブペインティングしているところ。子
供を入れた視線がとてもいいな。
このHPのプロフィールに載せている写真も、小田さんに撮って
いただいたものですが、今日は大好きな小田さんとのこと。
最初にお会いしたのは、神戸の高架下、小さなギャラリーで小
田さんが写真展をしてたとき。そのころ、僕は一冊づつ手作りで
「金色のしっぽ」っていう絵本を作っていて、そこであつかましく見
てもらいました。それで初対面にもかかわらず、「僕が全部売っ
てあげるよ。」って、そのときカバンの中にあった、確か8冊ぐらい
の絵本を、全部もらっていただきました。今、思ったらそんな出会
いでした。それから、小田さんのやってる写真屋さんに遊びに行
ったり、ずっと仲良くさせてもらっています。以前なにかにも書い
たけど「写真は、心を写す写心じゃなくては。」って教えていただ
いたのが、とても印象的です。大好きな小田さん、今度会えるの
はいつかな。
僕も、小田さんのように「写心」が撮れるようになれたらいいな。
5/8 朝の公園を歩いていると、あんまり緑たちがきれいで、すいこま
れてしまいそうです。生まれたての緑たちが、あちこちでお話して
いるよう。散歩カメラは、今朝のものです。
僕は、自然光で絵を描くのが好きで、幸い僕の部屋には、たく
さん光が入ってきます。夕方になっても、できるだけ薄い光と一
緒に描きます。電気をつけちゃうと、なんだか残念になります。
5/4 神戸でよく演奏会に来てくれる、こうへいくん(小学1年生)が、
お母さんと家に遊びに来てくれました。せっかく来てもらったので
何か思い出になればと思って絵のセッションです。楽しかったー。
一部ですが散歩カメラでどーぞ。かっこいいよー。
こうへいくんは、こないだの演奏会を観てくれた後、「俺、ピアノ
習いたい。」とお母さんにこぼしてたそうで。ピアノの絵なんかも
描きました。
5/2 見事なまでに機械音痴なドン・カ・ジョン。今になって、ようやくMD
なんてものを買いました。ちっちゃいなあ。それで、あのディスク。
中のCDみたいのんが取れると思って、しばし開けようとがんばっ
ておりました。おじいさんです。
それから、お知り合いに、名刺のデザインを頼まれたので、つい
でに自分の名刺も作っちゃいました。でも僕はデザインするだけ。
コンピューターに取り組むのは、お願いしました。すぐにパソコンな
んかでできちゃう人。尊敬です。
5/1 もう5月ですね。トップページの絵は、展覧会のために描いた
「まわれ観覧車」です。月面サーカスにちょうどいいかなあと思
ったんですけど、どうかな。
散歩カメラは、こないだ日記に書いた家の裏の公園。子供た
ちの写真もあったんですが、やっぱりお知り合いじゃないので
載せるのやめよかな。
新しいシャツを着たような5月です。
4/30 今日は、絵の神様降りてきてくれました。ありがたいなあ。
自分では、ちょうどいい感じに描けたかな、って思ってます。
好きな絵描きさんにCy Twomblyって人がいて、現代美術系の人な
んですけど。彼のように、「白」をかっこよく使えたらなあ、ってときど
き思います。って、ぜんぜん僕なんかとは違うんですけどね。で、
今日はドン・カ・ジョンの「白」がうまく描けたかなあって気がして。
こんなときは、自分が描いてる感じしない。やっぱり絵の神様が描
いているんですよね。ちょうどいい。
4/29 もう展覧会のDM作らないと。ああ、いつもぼんやりしていてダメ
です。最近は風が強かったり、僕の写真技術が下手だったりで、
なかなかDM用の写真がうまく撮れないんです。昨日も裏の公園
に絵を持って撮りに行ったんですが、風が強いのに加えて、遠足
に来ていた子供たちが集まってきちゃって、「写真撮って、撮って」
って。もうこれは仕事にならないので、あきらめて子供たちの写真
を撮ることにしたのでした。これが楽しかったんですけどね。
帰りに芝生でひとり寝転んでいる子供を見つけました。どうした
のか聞いてみたら、雲と雲の間にうっすらかかった小さな虹を見
つけて、ボーっと見ていたのでした。よく見なければ見過ごしてしま
いそうな小さな虹。この子のおかげで、僕も見ることができました。
2人で小さな虹を見上げた午後でした。
4/28 今日は、18日の演奏会のとき、アンケート用紙(金色のしっぽ)
に添えた文章をそのまま書きますね。展覧会に寄せて。
「これくらいがちょうどいい」
6.22〜7.11 ドン・カ・ジョンはナフシャさんで展覧会させてい
ただくことになりました。タイトルは「これくらいがちょうどいい」。
ゆるいなあ。
スープの味、、、校長先生のお話、、、絵を描く子供の頭の中、
きっと、一人一人それぞれの「ちょうどいい」があるんでしょうね。
なんだか、効率性ばかり追いかけているうちに、遊びの部分やム
ダなものがどんどん削られちゃった気がします。でもムダなものほ
ど、たくさんの可能性に満ちているんですよね。ドーナツがドーナ
ツであるために一番大事なものは、真ん中にある穴。その何にも
ないものが最も大切って考えが、なんだか僕には合っています。
きっとみんなの「ちょうどいい」も、どこかでドーナツの穴につながっ
てる。って、展覧会でドーナツを描くわけじゃありません。調味料に
少しの「愛」を入れて、僕の「ちょうどいい」がうまく描けたらいいな、
と思っています。
7.11、最終日は「ちょうどいい演奏会」も決まりました。
4/26 家の隣には植木の畑があって、小さな林みたいになっています。
そこにはきれいな鳥がたくさんやってきます。今度、鳥の図鑑買っ
てこよう。で、今日もそこで木を切っていると、虫が出てくるのを待っ
ているのか、鳥たちが余計やってきて、まわりの枝にとまって、こち
らを観察しています。あんまり愛らしいから、僕も観察するのです。
鳥たちのいろんな表情やしぐさ、いくら観てても飽きないですね。
4/24 展覧会で使う額が届きました。僕はいつも、すずかけ作業所さんと
いうところに作ってもらうんです。とても気に入っています。今回も、
ダンボールを開けたら、思わず顔がゆるんじゃいました。
以前、荒井良二さんとお話したとき、「額のマジックってのがあって
さえない作品でも額に入れてしまえば、それなりによく見えてしまう。
だからあまり額に頼らないほうがいい」みたいな事を教えていただき
ました。すずかけさんの額もすごくいいから、頼ってしまいそうだけど
この額に似合ったいい作品が描けたらいいな、と思ってます。
4/23 今日のとほほ。
以前、この日記にも書いたんですが、僕の好きなベーシスト・ジョージ
ポーターJRが来日すると聞いて、最近はおもちゃを買ってもらう前の
子供のようにウキウキしながら、ジョージくんのバンドばかり聴いてい
たんですが。それが、公演中止になっちゃいました。ガク。こんなこと
ってある?なんでもシンガポールのジャズフェスティバルが中止になっ
たので、アジアのライブがすべてキャンセルになったとか。あぁ。
その代わりにでもないんですが、ファンファーレ・チォカリーアって人
たちが来日するそうで、観に行こうと思います。名古屋は8/25。
映画「アンダーグラウンド」をご覧になった方は、ファーストシーンで演
奏していたブラスバンドを覚えてらっしゃるかもしれません。あのバン
ドです。変拍子に、ちょっとやられてみようかなと思います。
今夜のお月様は、空に浮かんだ小舟のようでした。
4/22 神戸に行ったら、宮脇綾子さんのアップリケ展が開催されていて、
観てきました。会場中「愛らしい」「愛らしい」「愛らしい」がいっぱいでし
た。糸のでこぼこ。布と布を合わせた感じ。よかったなあ。
宮脇さんは、40歳から90歳までアップリケ作家として、活躍されたそ
うです。もうアップリケが楽しく楽しくてしょうがない感じ、ほんと素敵な
展覧会でした。
何か作品を観たり聴いたりしたとき、その人のそれまでの人生やお
人柄が、一瞬のうちに感じられるって、素敵だなあって思いました。
たくさんの「愛らしい」をいただいて、僕はそのまま南京町にあるロク
ツボヤさんというところにお昼を食べに行きました。リニューアルして、
初めてのロクツボヤさん。ベトナム家庭料理で、すごくおいしかった。
大好きな玉ちゃんは、まだお店に出てられないけど、とってもいい感じ
でした。
4/21 ナフシャで帽子展をしている村岡亨子さん。久しぶりに、彼女とゆっ
くりお話しました。もうすぐ、ロンドンへ行ってしまうので、お話できて
よかった。何か物を作ったり、表現する人って、その人だけのこだわ
りがあって、僕はそんなことを聞くのが楽しい。
村岡さんの場合、帽子を作ることが最終地点じゃなくて、その帽子を
かぶった写真を撮ることで、完結するんだそうです。だから、犬のプク
ちゃんの帽子なんて、その多くは写真に撮ったら、もう壊してしまうそう
です。おもしろいな。だから、作品として残った写真が写真集になるっ
てのは、やっぱり夢だったそうです。
それで、今回の展覧会は人の帽子だから、「人用の帽子も、写真を
撮ることをイメージして作るの?」って聞いたら、「そう」だそうです。
僕も今回、どんぐりのような帽子をいただいたのですが、あの帽子も
ナフシャでコーヒーを飲んでる人がかぶってる写真、をイメージしてい
るそうです。ボタンがいくつも散りばめられているのは、「コーヒー豆」
でした。ふふ。
なんか、こういう自分のこだわりを大事にしていくって、いいですね。
4/20 How beautiful な日。
18日。神戸のナフシャさんで「あ・うんとドン・カ・ジョンの演奏会」が
行われました。前売りの状況をみていたら、ちょっと今回は大変なこ
とになるかもしれない、と思っていたのですが、やっぱりえらいことに
なってしまいました。ほんとーに、あんなにたくさん、たくさんの人に集
まっていただきまして、胸いっぱいの「ありがとう」です。来ていただい
た方には、少し窮屈な思いをさせてしまったかもしれません。ぎゅうぎ
ゅう詰めのナフシャさん。椅子も足りなくて、床に布をひいて体操座り
してもらったりで。でも、あの熱気だからできた、すばらしい空間と時
間だったと思っています。おひとりおひとり、ゆっくりお話できたらよか
ったんですが、バタバタしていまして、すみませんでした。
実は、ご心配をおかけするかもしれないと思って、このHPにも書か
なかったのですが、この一週間、とても体調が悪くて、頭痛と咳が続
いていました。普段は病気なんてしないのに。結局、全快しないまま
当日を迎えて、とても不安だったんです。でも、あの熱気の前に立った
ら、そんなこともどこかへ吹っ飛んでしまいました。今回は、お客さんの
熱気に歌わされたような演奏会でした。みなさんの気持ちと、一体に
なったような瞬間が何度もありました。あ・うんさんと、ナフシャさんで。
というのも、まるで僕たちが、ナフシャさんに染み付いてしまったような
心地よさでした。
新曲「もしも君がお月様に」もなんとかうまくできたし。「おもちゃの魚」
では、会場の子供たちと、フライパンやシャボン玉のセッションもできた
し。それから、今回は村岡亨子さんの帽子の展覧会での演奏だったの
で、記念に帽子の詩も作って朗読できました。
How beautiful な夜。ご来場いただきました、おひとりおひとりに、
両手いっぱいの「ありがとう」です。
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