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ピーコックバス編

昔、TVのつり番組(たぶん千夜釣行だったと思います)でカウアイ島のピーコックバスを放送してい
ました。それ以来、ずっと釣りたいと思っていた「ピーコックバス」を、2003年についに釣り上げるこ
とができましたので、その話を紹介します。

ピーコックバスの原産地はブラジル、ベネズエラにまたがるアマゾン流域の河、湖です。北アメリカで
はフロリダの南部運河網の一部とハワイのみに生息します。黄色い魚体と、赤い目玉、尾っぽに目
玉のような模様があるのが特徴です。小魚のみを捕食し、ラージマウスバスのように甲殻類や昆虫
などは捕食しません。したがって、産卵期の特殊な状況を除いて、ワームやラバージグなどの遅い
釣り方にはほとんど反応せず、ミノータイプのプラグやポッパー、ペンシルベイトなどのルアーが有効
となります。速い動きと光の反射によく反応し、超高速リトリーブ、激しいジャークやトウィッチにバイト
するとのことです。

"HawaiiBussFishing" のオーナーである"Mr.Debby"とメールのやり取りをして予約が成立。予約当
日、ハワイアンタイムよろしく遅刻するかと思いきや、Fishing当日、"Captain Ron"が、約束どおり
朝7時に、宿泊しているホテル前、まで向かえに来てくれました。17フィートのバスボートを牽引した
シルバーのトラックです、はじめて見る本格的なバスボートに少し感激です。

Oahu島の中央部 "Wahiawa" にある"Lake Wilson"には、H1ハイウェイを西に飛ばして約40分程度
で到着します。

Captain Ronとホテル前で待ち合わせ
Lake Wilsonを目指しH1ハイウェイを行く

車中、Ronは「今の時期(4月後半)、ピーコックバスはスポーニング(産卵)で、釣法を間違わなけれ
ば良く釣れる時期であることや、オアフ島のほうがカウアイ島より絶対数こそ少ないがサイズが大き
いこと、湖にはピーコックバスのほかラージマウスバスやスモールマウスバスも生息していること」、
などを話してくれました。

"Lake Wilson"は、とても曲がりくねっていて、湖岸は熱帯植物が生い茂り、さしずめディズニーラン
ドのジャングルクルーズを巨大にしたイメージです。聞くとなるほど、昔は川だったらしい、今はせき
止めてダムとして使っているようです。
ボートフィッシングも初体験、TVでは良く見ていましたが、なるほど非常に快適です。高速移動中は
かなりスピードが出ますからで、帽子を使うなら、ぜひ、あごひも付きにして下さい。

17フィートのバスボート
かなりスピードがでます

この時期のピーコックバスは、目視できるような比較的浅い場所にカップルでついていることが多い
そうです。遠くから一気に突進し、餌に体当たりするかのように激しく襲いかかるため、捕食は下手、
それゆえ捕食の瞬間を目で見て合わさなくてはならなりません、迫力満点のサイトフィッシングで
す。
"Ron"は、魚の好む産卵場所を良く知っていて、的確にポイントに船を誘導してくれました。まずは、
挨拶代わりに、"Ron"が一匹、キャッチしました。初めて見たピーコックバスは、写真で見たより黄色
があざやかで、赤い目玉、尾っぽの目玉模様が印象的でした。

ほとんどのポイントで魚は数匹単位でうろうろしています。僕の最初のヒットは、日本から持参したサ
スペンドミノー(あゆカラー)でした。バイトの直後から、ロッドが水中に持っていかれるほどの強烈な
ひき、ラインがどんどん出て行かれます。「水中の倒木にラインをひっかけられないよう気をつけ
て!」とのアドバイスで、思わずリールのドラッグを締めてしまったその瞬間「パーン!」とラインが切
れ、ルアーもろとも魚はいなくなってしまいました。魚体も拝めず残念でしたが、非常にエキサイティ
ングしました。

続いて、"Ron"が白いラバージグのようなもの(海用らしい)でピーコックをキャッチしました。湖底を
ひくのでなく中層をジグザグにトウィッチさせたそうです。僕もそのルアーを拝借したら、交換直後、ヒ
ットしました。

クロコダイルダンディな"Captain Ron"
DJNAOにもピーコックバスがヒット


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