2006/03 鹿児島 - 2日目

2日目は朝から快晴の上天気だったので、予定通り、霧島山を攻めることにしました。 山登り&温泉の極上のコースです。


朝から快晴でホテルから霧島の山々がくっきりと見えました。 時刻は午前7時少し前、ちょうど日の出の頃です。


午前7時からホテルのレストランで朝食をとり、8時少し過ぎに出発しました。 良く晴れていたため放射冷却で朝の気温は0度近くまで下がったので、 防寒装備を着込んでのスタートになりました。


国分の市街でコンビニに寄って飲料や補給食を調達した後、 天降(あもり)川の土手道〜国道223号線という経路で妙見温泉まで走りました。 距離は約10Km、出発してから1時間経っていないのですが、 ここには良い足湯があるので立ち寄りました。


妙見温泉の先は国道223号線ではなく、天降川の支流の中津川に沿った道を進みました。 その道の入口には、この日最初の本格的な登りがあり、 そこを登りきると 「犬飼滝」 を見下ろす展望台があります。 そこでも小休憩をしました。

中津川に沿って横瀬という集落まで進み、 その先は尾根上に出て霧島神宮方面を目指しました。 尾根上の道は見晴らしが良いだろうと期待してコース設定したのですが、 残念ながら木に遮られて見晴らしが悪いところばかりでした。

そんな中、1箇所だけ展望が開けていました。 手前には梅と菜の花、遠くには桜島と大隅半島の山々が見え、素晴らしい眺望でした。


霧島神宮の前に11時ごろ到着。 まずは腹拵えということで、 「霧島民芸村」 のレストランで昼食にしました。 私は 「しし肉そば」 にしましたが、しし肉は固めの豚肉という感じでした。 そばは極太でした。


午後はまず 「霧島神宮」 に御参りしました。 駐車場までの激坂(この日一番の勾配)を登り、そこに自転車を置いて御参りしました。 社殿は朱塗りの絢爛な建物ですが、1715年に建てられたもので、既に290年以上経っているそうです。 多くの彫り物があって、それが彩色されているので、間近で見るとかなりカラフルで綺麗でした。


参拝の後は本格的な登りです。 午前中は30Kmほどの距離を走って標高差400mを登ったのですが、 午後は10Kmほどの距離で標高差500mを登ります。 各自マイペースで登ったのですが、 案内役の私がいつも最後尾という状態でした。


今回のコースに沿って温泉の給湯管が引かれていました。 標高800mにある湯之野温泉のお湯を霧島神宮周辺の旅館や途中の別荘地に引いているそうです。 途中に何箇所も給湯のための施設があったのですが、 そこには 「危険!! 高温と硫化ガス発生のため立入禁止」 などと物騒なことが書かれていました。


霧島神宮から湯之野温泉へ登る道は、ほとんどが森の中を通るので眺望は開けていないのですが、 別荘地を抜けた所に眺望が良い場所があり、そこで休憩しました。 標高が700mほどあり、この日の最も眺望が良い所だったと思います。

湯之野温泉では時間的に余裕があったら 「みやま荘」 に立ち寄る予定だったのですが、 残念ながら余裕がなくて小休憩しただけで新湯温泉に向かいました。 みやま荘の温泉は白濁した硫黄泉でなかなか良さそうなので、次回は訪れたいと思います。


湯之野温泉から新湯温泉に向かう途中、 ポリタンクに水を汲んでいる人がいました。 案内板を見ると 「国有林野事業用」 の水場のようす。 「飲料のために曳いたものではない」 と書かれていますが、飲めるみたいです。 ずっとポリタンクへの給水で使われていたので味見できませんでしたが...


この日の山登りの頂上は標高910mほどの新湯温泉です。 ここの一軒宿、「新燃荘」 で入浴しました。 足湯を除くと鹿児島ツアーで最初の温泉になるのですが、 とても強力な温泉で、参加メンバーに強いインパクトを与えたようです。


前回、12月に来た時には雪が降る寒い日で、露天風呂に長時間気持ち良く入ったのですが、 今回は短時間でのぼせたようになり20分ほどで引き上げました。 この日はとても良い天気で気温も上がったので、 登ってくる間の水分補給が足りなくて脱水状態になっていたのかもしれません。


新湯温泉からは県道1号線を丸尾方面に向かって下りました。 この県道1号線沿いには地熱地帯が数ヶ所あって、 道路沿いの岩肌から蒸気が立ち登っていました。


新燃荘の次に林田温泉 「霧島いわさきホテル」 に立ち寄りました。 ここも一軒宿なのですが、新燃荘とは対照的な巨大温泉ホテルです。 お風呂も非常に巨大なのですが、豊富な湯量により掛け流しになっているのが凄いところです。 露天風呂の一部からは桜島を見ることもできました。


霧島いわさきホテルの少し下にも激しく蒸気が上がっている地熱地帯がありました。 「この噴気の中には有毒なガスが含まれています。近寄らないでください。」 なんていう掲示があるのですが、道路がすぐ近くを通っているのです。 風向きによっては凄いことになりそうです。


既に日没間近になっていたのですが、丸尾交差点にある 「パライソ」 に寄りました。 ここには温泉饅頭の無人売店があるので、それでエネルギーを補給するためです。 この後、宿まで約25Kmを一気に走るので、この補給は必須なのでした。 (ずっと下りなんだけどね)

丸尾から国分へは車なら国道223号線を使うのが普通ですが、 国道は車の通行が多いのでなるべく避けて裏道を使いました。 丸尾を午後5:50に出発し、ホテル到着は7:10でした。 予定より少し遅い到着になってしまいましたが、 それでも完全に暗くなる前に山の中から平地に戻れました。 12月に比べて日が長くなっていたので救われた感じでした。

夕食は前日に予約した 「地鶏のみやま」 です。 地鶏を使った焼肉がメインの店なので、 グループだと色々なものを食べることができて良かったですね。 一人で来た時は焼物と刺身を1品ずつでしたから。