2004/02 湯河原 梅見&蕎麦&足湯ツーリング

2月21日(土)に行われた 「湯河原 梅見&蕎麦&足湯ツーリング」 に参加しました。 竹本さんが企画して、 BDサイクリングクラブ・メーリングリスト などで 参加者を募集した もので、 坂を登って、梅を見て、蕎麦を食べ、足湯に浸かるという盛り沢山の内容のツアーでした。 2月とは思えないほど暖かくなったこともあり、とても楽しむことができました。 素晴らしい企画をありうがとうございました。


集合は湯河原駅前に午前10時でした。 私は、保谷駅(7:00) ─西武線→ 池袋駅(7:29) ─湘南新宿ライン→ 二宮駅 ─東海道線→ (9:36)湯河原駅 というルートで行きました。

この日は1日中晴れる予報でしたが、 小田原駅を過ぎたあたりから空が雲で覆われるようになり、 湯河原駅前で走る準備をしている時に雨が降り出してしまいました。 雨具を持ってきていなかったので、これはまずいと思ったのですが、 20分ほどで止み、無事、スタートすることができました。


この日、湯河原駅は大混雑でした。 ほとんどが観梅を目的にした観光客のようで、 梅の名所、幕山公園行きのバス乗り場には長蛇の列ができていました。 幕山公園までは歩いても1時間ほどです。 歩く人のために地図を配布していましたが、それを受け取る人は僅かで、 多くは、ぎゅうぎゅう詰めになっても、バスを利用するようでした。


私達の最初の目的地も幕山公園です。 距離は4Kmほど、標高差は+150mほどです。 途中、コンビニで補給し、快調に坂を登っていったのですが、 公園まであと1.5Kmほどの地点で車の渋滞につかまってしまいました。 道幅に余裕がないので乗車して進むことができない部分も多くあり、 かなりの距離を押して進まざるおえませんでした。


渋滞は駐車場(既に満車になっていた)を先頭にしたものでした。 駐車場を過ぎると車はいなくなり、写真のように快適に走れる道になりました。 でも、そこから公園の入口までは1Kmもありません。 公園内は自転車では入れないので、入口付近に駐輪してから散策することになりました。


幕山公園 は標高600mほどの幕山の南斜面にある公園です。 写真では判り難いのですが、正面の幕山の中程までに様々な種類の梅が植えられていました。 白梅、紅梅だけでなく、ピンク色の花も多くありました。 時期的には少し早かったようで、まだ蕾の比率が高い木が多いようでした。

公園を散策する頃(11時ごろ)には天候も回復し、陽も差すようになっていたので、 日当たりの良い斜面に座ってお弁当を広げているグループも多く見られました。


幕山公園の名物?、「梅ソフトソフトクリーム」 の売店です。 2月とは思えない暖かな日だったので多くの人が集まっていました。 10人ほどの行列が出来ていましたが、あまり待たずに買うことができました。 1個250円です。


梅ソフトはなぜかピンク色をしています。 味は、ポスターに書き込まれていた 「甘くっておいし〜 すっぱくないヨ!!」 のとおりでした。 甘すぎて酸味が足りません。 梅という感じがほんの少ししかしません。 爽やかな酸味を期待したのですが残念でした、私としては。


幕山公園のあとは昼食のために奥湯河原の紅葉亭を目指しました。 一旦、湯河原駅前まで戻り、湯河原の温泉街を通過して、山側に入って行きました。 湯河原駅から奥湯河原の紅葉亭までは、距離は5Kmほど、標高差は+270mほどです。


湯河原の温泉街を過ぎて谷間を進むと、 左手の川の向こう側に湯河原温泉の泉源らしきものが何箇所もありました。 湯気が出ている怪しげな施設というだけで、確認した訳ではありませんが。 湯河原温泉には硫黄は含まれていないようで、温泉臭い匂いは全くしませんでした。


紅葉亭は奥湯河原の温泉街の外れにあります。 温泉街を通過した先にあるのですが、その温泉街が激坂になっていました。 この区間はたいした距離ではない(数100m)のですが、かなりの勾配です。 最も軽いギアを使ってじわじわと登ってゆきました。


激坂を越えると数100mで そば処 紅葉亭 に到着です。 湯河原の奥の奥という感じの山の中にあります。 ちなみに、ここより先の道路は湯河原パークウェイという有料道路になり、 自転車では通れません。


紅葉亭では天ざるそば(1,900円)を食べました。 美味しい蕎麦でしたが、量がちょっと物足りなかったかな。 店内は全て座敷になっています。 かなり広いのですが週末は予約したほうが良いらしいです。


昼食後は道は下りだけになります。 不動滝を見た後、 万葉公園 にある足湯 「独歩の湯」 に行きました。 思ったより立派な施設で、 平静の泉、腸鼻の泉、皮口の泉、脾骨の泉、思考の泉、脈胃の泉、喜の泉、肝目の泉、腎耳の泉 という9種類の足湯を楽しむことができます。 料金は300円です。


足湯ということで立ったまま足だけを温泉に入れることになります。 入湯風景はなんか滑稽ですが、とても気持ちの良かったです。 湯に入れるのは足だけなのですが、全身が暖まりました。


足湯の後は湯河原駅まで戻ってツーリングは終了です。 走行距離は20Kmに満たないようで、ちょっと走り足りない感じでした。 そこで、希望者のみ、小田原駅まで20Km弱を自走することになりました。 その途中で通った真鶴道路(旧道)は自転車通行可の有料道路です。 通行料金は20円です。 日本道路公団が管理していて、車種が 「自転」 の領収書も発行されます。 このコースは海沿いを通る部分が多く、素晴らしい風景が広がっていました。 これで車が少なければ最高なのですが、渋滞の名所にそれを望むのは無理な話で、 この日も途中から延々と渋滞した車をごぼう抜きにしながら走ったのでした。 所要時間は1時間強、暗くなる前には小田原駅に到着し、 この日のツーリングは本当の終了になりました。


《国土地理院の数値地図200000(地図画像)を カシミール3D+山旅倶楽部で表示したものを加工して作成》