終わりなど見つけ出さなくても
あなたなら
背中に見えない
大きな翼のあるあなたなら




悲しいdanceを何度も踊って
疲れたのはわかっている




誓いの言葉の重さには
それぞれ違った単位が使われていて
同じ規格なんて
見つかる事の方が稀だって
もう一歩を踏み出す勇気すら
忘れているけれど




誰もが言葉で口走る真実を
あなたは全身で知っていると
私は知っている




この歳では
もう未来を描く力は失せたけれど
終わりなど見つけ出さなくても
思い起こすことができる




自分に残されたことは何かと
今でも胸を熱くして
役に立てることはないかと訊いて回る
あの優しいタコマの老郵便配達員のように




将来の形が終わりなわけではなくて
現状の継続の連続で
魂の行き場が決定すると
覚悟を決めた方がいい




その一歩にはとても重みがあったのだと
歴史を知る
Angel heart




あなたが知っていると知っているから
いつか私も
軽やかな羽根を纏うだろう