ごまちトイレ事情その2


ごまちのトイレ話その2である。
別にここまでトイレの話を引き延ばそうを思ったわけでもないが、 こうやって書いてみるとやはり思い入れがあるのかもしれない。
だって子連れの海外旅行で心配なのは宿、ミルク、そしてトイレであるからだ。
(しかもトイレにそんなに苦労するとは思っていなかったので、余計に書きたくなるのだろう。)

先に書いたお掃除おばさんは親切な人がおおく、ごまちをつれてうろうろしているとたいてい「ここを 使いなさい」と、いすを並べてくれたりテーブルに毛布をひいてくれたりする。そこでごまち を寝かせておむつを換えればよいわけだ。どのお掃除おばさんも私の差し出した10フランを 受け取ろうとはしなかった。便器を使って用を足したわけではないのでいらないという ことだった。一度、レストランのトイレで、日本でよく見かけるタイプの壁から倒して使う おむつ交換シートを見た。ほっとして使おうとしたら、お掃除おばちゃんがすごい剣幕で 使ったらだめだと言う。ベルギーの公用語はフラマン語らしいが、フランス語だかフラマン語だか わからない言葉でだめだめと言う。しかしだめなのはわかるがなぜだめなのか何か言っているけど さっぱりわからない。ようやく身振り手振りで理解したのは、そのシートがこわれていて、 赤ちゃんをのせたら落っこちるという意味だったらしい。仕方なくシートの下を腰で支えながら おむつを交換しはじめた私をみて、おばちゃんも横から一生懸命ささえてくれた。とても 有り難かったがこのおばちゃんもチップを受け取ろうとはしなかった。

というわけでごまちのおむつはレストランのトイレで。とやっていたがなかなかそうも言って いられない。我々がきちんとレストランに入って食事するのは日にせいぜい3回。朝食 はホテルですませてくるから3回以上はさすがの我々でもきつい。
(この際食い意地のはった我々に「朝食を除いて何で3回?とはきかないでね。」)
街歩きの途中で突然ごまちがうんちをしてしまった時なども困った。そのたびにレストランにかけこまなければ ならないのは困る(さらに太ってしまうではないか)。 駅などの公衆トイレには親切なお掃除おばちゃんがいてもなかなか そういったスペースがないのでやり辛い。仕方なく駅の公衆トイレの入り口でベビーカーの上で 取り替えたこともある。
そういうわけで1日目からほとほと困りはてていたが、2日目にでかけたブリュージュで なんとか地もとの人のためのベビー用スペースを見つけようと探し回ってみた。まず日本と同じように デパートのベビー服売場にトライ。(ついついベビー服も買ってしまった。それが 主たる目的だったのだが。)お店の人にきいてもおむつ交換台のある場所は知らないという。 観光地の中にあるデパートだったためか普通の大人用のトイレそのものもなかった。では広場の ような場所で人が集まるような場所ではどうかと探してみたが見つからない。ベビー用品の 小売り店のお店の人にもたずねてみたが知らないという。街では相変わらずベビーカーを 押してショッピングを楽しむ人達がのんびり街歩きをしてる光景を目にする。半分 うらめしいような気分でながめていたが、よく考えてみたら、子供のことは子供をもつ 母親にきくのが一番、と気が付いた。日本でも、子連れで困っていると 親切に手をさしのべてくれるのはたいてい同じ子連れのお母さんか孫のいる おばあちゃんである。 お互いにどういうことで困っているのかよくわかるからながながと説明する必要も ない。
そこで、なるべく地もとっぽい服装の人でごまちと同じくらいの大きさの 赤ちゃんをつれている母親を探す。そして、ごまちぐらいの赤ちゃんをベビーカーにのせて いるお友達同士であろう二組の母子連れ&お姉ちゃん連れに声をかけた。彼らはあやしい 日本人に突然呼び止められてびっくりしただろう。しかし、すぐに理解してくれた。
「そういえばいつもはどこでかえているかしらねえ〜」
あまり外出先でのおむつ交換はしないようだ。そりゃそうかも。地もとなら、ちょっと家に もどってかえればいいのだものね。
「そういえば広場のマクドナルドにおむつ交換台があったわよ。」
もう一人のお母さんが思い出したように言ってくれた。
なーるほど。確かにファーストフード店ならば、ちょっとジュースかなにか買って 入れば別に太ることなくごまちのおむつを交換できる。以後ごまちのおむつを交換するために 街歩きのたびにファーストフード店の位置を確認することとなった。 お父ちゃんはハッピーミールの子供用おまけのおもちゃが大好きなので、むしろお父ちゃんのほう が喜んでいたのかもしれない。だっておおっぴらにマクドナルドに行けるのだもの。。。

ところで今回の旅行で心残りは、ベルギーの赤ちゃんのおむつを一回も見ないですませてしまった ことだ。ベルギーの赤ちゃんはいったいどんなおむつをしているのだろう。。。 郷に入っては郷に従え。何でもその土地のものを使ってみたいお母ちゃんは、おむつは現地 調達しようと当初思っていた。しかし、外国製品は一つのパッケージがやたらと大きいときいた。 日本のように、コンビニで旅行用の小さいパッケージなども売っていない。 1週間そこそこの旅でどどーんと大きなお荷物になるおむつを買うのはその後の旅のクオリティ を下げる。従って泣く泣く断念し、全行程分を日本から持ち込んだのだ。これには後日談 があって、お父ちゃんのリュックの中にも数枚入れて持ち歩いてもらっていた。 お父ちゃんは夏休みが終わって仕事に行くときにそのリュックをもっていって職場で 大量のおむつを発見したそうだ。そんなところに入れておいたことなど二人ともすっかり 忘れていた。
舶来おむつは、航空会社によって行きの機内でもらえるという話をきいたことがある。赤ちゃんセット のようなものにベビーミールなどもはいったものをくれるところがあるらしい。それを密かに期待していたのだ が、サベナベルギー航空ではそのようなサービスはないようだ。残念。しかも帰りの便では おもちゃもくれなかったぞ。(ちなみに、国際線の赤ちゃん料金は大人の正規料金の 10%だそうだ。格安航空券の両親と正規料金のごまち。何か変な感じがした。) ところでサベナベルギー航空にはその後もハプニング続出。なんか文句ばかりになってきた。。。 ま、それは またおいおい書くとしよう。
つづく

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