ごまちトイレ事情
ごまちはといえば、お父ちゃんとお母ちゃんが食事に夢中になって忘れられるのが
いやだったらしく、しばらくすると顔を真っ赤にして中空をにらみながら
「ううーん。うーん。」と言い始めた。まもなくして辺りにただよう面様な臭い。。。
ごまちのうんちはかなり臭う。。。
「あーあ。やっちゃった。。。」とお母ちゃんはため息。仕方なくごまちを連れて
トイレへ。トイレではおむつ換え用のシートはなかったもののいすを並べた場所があって
トイレ掃除のおばちゃんがそこを使っていいよ、と言ってくれた。
ところで、この国のトイレ事情について説明したい。
というのも、お母ちゃんはともかく、ごまちのおむつ交換にはかなり苦労したからだ。
日本では最近ではどこに出かけても、赤ちゃん用のおむつ交換台の設置をみかけるように
なった。ごまちも新生児のころから割合あちこち出かけたが、
特にオムツの交換で困ることは無かった。どうしてもおむつ交換台が見つからない場合には、
スーパーやショッピングセンターに入って子供服売場の近くの授乳室を探せばたいていどの
地方でも広いスペースをとったオムツ交換台を使うことができる。広くて清潔なシンクに
ミルク用のお湯が自由に使えるところも多い。
ところがベルギーではなかなかそういったベビー連れ用の空間を発見することができなかった。
それだけでなく、おむつを交換できる場所がなかなか見つからなかった。街にはベビーカーを
押してショッピングや散歩を楽しむ地もとの人達があふれている。それなのに、なぜ、
公共のオムツ交換台や赤ちゃんの休憩スペースが全くないのだろうか。。。はじめ、私たちは、
その場所を見つけられないだけだと思っていた。こんなにたくさんの赤ちゃん連れの家族が
街にでている以上、絶対にどこかにあるはずだ。しかも、ここは福祉に手厚いとされる
ヨーロッパ。しかし、それを見つけることはかなり難しかった。
最初のうちは、食事にはいったレストランなどのトイレにごまちを連れていっていた。ベルギー
のたいていの公共のトイレ(レストランのトイレを含む)ではお掃除おばさんがいる。トイレの
入り口にいてだいたい10ベルギーフラン(日本円で33円ぐらい)をチップとして渡す。これを
高いと思うか安いと思うかは価値観の別れるところだろうが、私としてはどこに行っても
33円で快適に公衆
トイレを使うことができるなら安いと思う。どのお掃除おばさんもこの
仕事に誇りをもっているようだった。
おばさんのプライドにかけて便器と洗面台はぴかぴかに磨き上げられ、香水のいい匂いさえ
する。これは本当。時にはみるからに偏屈そうなおばちゃんもいた。彼女らは単にお掃除をする
だけではなく、お客に順番をきちんと守らせ、マナーを
守った用足しをするよう見張っている。個室から一人でてくるたびに中にはいっていって、
中をふいてからでないと次の人を入らせない。
お掃除
おばさんは明朗会計で、はっきりと「トイレ使用料10ベルギーフラン」と明示された紙と
コインを入れるためのお皿を用意してくれている。小銭がないときにはちゃんとお釣りもくれる。
チップの習慣のない我々日本人でも迷うことなく気分よくチップを渡すことができて安心である。
それはさておき、ごまちのおむつ。
長くなってしまったので次のページにつづく。
つづく
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