しょんべん小僧
しょんべん小僧は、グランプラスから歩いてものの数分。何のことは無い普通の街角
に突然の人だかりがあるので遠くからでもわかる。鑑賞して感動する程のことはないので
観光客はみんなただ前にでて順番に写真を撮るだけだ。しかし、やはりブリュッセルに来た
からにはしょんべん小僧の前で写真をとらなければ来た気がしないので、我々も順番を
待って写真を撮った。またもやスペイン人らしき観光客ご一行様がいたので、その後になったら
たいへんだったろう。順番待ちも運が左右する。
お父ちゃんとお母ちゃんの新婚旅行の時にはしょんべん小僧は赤いお洋服だった。今回は
黄色。さすがに世界一衣装持ちといわれるだけのことはある。でも何の格好なのかよくわからない。
きっとスペイン人ご一行様のガイドさんは事細かく説明しているのだろうなあ。
ごまちは興味なさそうだったがとりあえずお父ちゃんとお母ちゃんのために我慢して
被写体になってくれた様子。キックしている姿で写真におさまった。
ところであまり有名ではないが、しょんべん小娘もブリュッセルに居るというのはご存知
だろうか。馬の膀胱をぶら下げたお店があることといい、どうもこの
街は尿に深い思い入れがあるようだ。(というのは愛する我がダーリンのご意見)。
2年前に訪れた時にこのしょんべん小娘にお母ちゃんがいたく感動したので、今回もお父ちゃんが
つれていってくれた。
場所はグランプラスから徒歩5分ほど、魚介類のレストランが軒をつらねる街から
一本路地裏にはいったところだ。レストランが面している通りは決して広い通りとはいえないが
にぎやかで人通りも多い。たった一本裏通りにはいっただけでものすごく寂しいうらぶれた雰囲気の
通りとなり、そこにしょんべん小娘は居る。
しょんべん小娘は、路地に向かってしゃがみ込むようにまさにおしっこしている格好をしている。
やや上の方を見上げるように気持ちよさそうにおしっこしている姿は、なぜか哀愁がただよう。
しょんべん小僧がなんとなく愛嬌があり、世界的にも認められている存在であるのに対して、
しょんべん小娘は観光ガイドにとりあげられることもなく、ひっそりと尿をし続けている。
ごまちとしょんべん小娘を対決させようと、ごまちを抱きかかえて持ち上げたら、ごまちの足が
しょんべん小娘のおしっこをためる水たまりにはまりそうになってしまった。おしっこといっても
噴水の水と同じなのだけどね。
つづく
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