一晩目


やっとホテルの部屋でくつろぐことができた。時刻は深夜12時半。ごまちはさっそく専用 布団ですやすやお休みだ。いつのもことながらごろんと寝返りをうってうつぶせで寝ようと するが、柵があるから途中でひっかかっている。眠くて仕方ないようで、ひっかかった状態 のままで寝ている。お風呂に入れてあげたいが、あまりよく寝ているので、翌日いれることに してそのままにして布団をかけた。

お父ちゃんとお母ちゃんと二人だけの旅行ならば今頃、ワインかなにか買って きて欧州最初の夜を満喫するところだ。しかし、今回はごまちが一緒。 少々はしゃぎながらもお父ちゃんとお母ちゃんはもくもくと自分の仕事をはじめた。 お父ちゃんは翌日のためにビデオの充電、ブリュッセル街歩きのための地図のチェック。 お母ちゃんはお風呂にはいってからお洗濯と翌日のミルクの分割。ところで、ミルクといえば、 子育て雑誌によく書いてあるのだが、カメラのフィルムケースが携帯に便利。フィルム ケース一つにちょうど100ml用の分量の粉ミルクが入る。旅行に持っていくためのフィルムの 中味を全部とりだして、フィルムケースはすべて粉ミルク入れに使った。約8個ぐらいの フィルムケースにミルクを充填して、街歩きに携帯した。

心配していたごまちの時差ボケは全くなく、夜もぐっすり眠ってくれた。お父ちゃんも お母ちゃんも意外にも時差ボケをあまり感じることもなく(とても疲れていたからだろうが) 苦労することなく眠りについた。
ごまちは夜中に一度目覚めていつものようにうぎゃうぎゃ泣いたが、お母ちゃんが抱き上げて お父ちゃんとお母ちゃんが寝ている間に寝かせたら満足したようにすぐに泣きやんでまた すやすや眠った。目が醒めたら一人で寝ていたので寂しかったのだろう。


つづく

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