※適当に書出しなど行っているので、正式内容ではありません。

神薙〜KAMNAGI〜







人は云う、
  ふるきよ    おぞま                        わす        くまぐま   ひそ    
<超古代>の悍しきものども未だ世界の遺れられし隅々に秘むと、
              ひら
そして<門>は未だ闢き、
さだ                    とらわ                        
運められし夜に地獄に禁れのもどもを解き放つと。


〜 ジャスティン・ジェフリー 〜







基本人物


■組織・団体

御門護(みかどもり)
現日本の”狭魔”に対する討魔機関の総称。
内情は様々な組織・集団が混在しており、完全な組織統一はされていない部分がある。
しかし、ただ一点”狭魔を滅する。”という事については全ての行動が一致している。

護奥院(ごおういん)
古くから代を重ね、全土の守護をしている御門護の組織。
現在は、東・西・南・北の四門に分かれ、それぞれが各地の”御門”の守護管理に着いている。
また”狭魔”の討伐・封印をする他、危険とされる”神具・神器”などの管理もおこなう。

各御門・守護数(現在)  ・東位(青龍)守護1門。
                ・西位(白虎)守護2門。
                ・南位(朱雀)守護3門。
                ・北位(玄武)守護1門。
                ・正位(麒麟)・・・解散。

現在の護奥院は全四門となっているが、本来は”五皇院”とも呼ばれる東・西・南・北・正の五門であった。
しかし、1923年9月。正位”麒麟”の一党が、己が守護する”御門”の封印を開かんと画策・実行し、他各位と敵対した。
開かれた”御門”は、不完全な開放であったが事と、他の御門護たちの多大なる犠牲より、帝都に大災厄を起こす事態とはなったが、かろうじて再封印をすることができた。(この大事件は後に”護奥の乱”を呼ばれる。)
その後、正位はそのまま解散され、現在は”御門”の位置が最も近かった南位がその守護についている。



帝刻会(ていこくかい)
国内・御門護の中でも屈指の武闘派集団。
攻撃能力の高い”神具・神器”を数多く有し、また個人身体能力の高い者も多い。
ただし、戦闘行為を最優先とする為に、それによる周辺被害などは一切考慮しない殲滅集団でもある。

討伐協会(Guild)
主に個人で活動している”討士”たち等に、討魔依頼の斡旋・仲介、また情報提供などの便宜を図る機関。
それぞれ金銭取引により繋がっており、討魔を一つのビジネスとして確立させている。
また、政府や財政会などとの強い繋がりもあり、情報操作や武装提供なども得意としている。


封羅八華
亜大陸・中国大陸中心の討魔機関。
八龍導と称される部門があり、陽・陰・木・火・土・金・水・風という部門に分化されている。

聖13騎士団
欧州諸国を拠点とする最大・最強の討魔機関。
”剣英”の称号を持つ存在を盟主と掲げ、その元へ12騎士(部隊)が集うことで一つの強大な組織を作り出している。
この組織は、古来創設期から”剣英”自身の強いカリスマによる非常に強い結束力を持ち、 また、それによる統制された行動力を持っている。

A.C.C.S.(Another Creature Countermeasure Service)特異生物対策部隊
米国企業による討魔機関。
近代武装と強化兵士による特殊部隊を持ち、歴史が浅いながらも強力な力を持つ。

A.O.A.S.(Alchemy and Occult Artifact Society)錬金法術協会
魔術や古代技術と現代技術を組合わせ、様々な武具や道具などを開発・製作している組織。
元の発祥地は欧州とされているのだが、その歴史が古すぎる故に定かではなく、現在では世界各地にその拠点を持つ巨大組織となっている。
その内容から裏組織となっているが、表の顔に多国籍企業「Triad(トライアド)」という製薬会社としての活動もおこなっている。

鬼座魅(きざみ)
御門護たちと敵対している集団で、その存在が公の舞台に知られるようになったのは1923年の”護奥の乱”以降である。
現・構成員の多くは、護奥院・正位の残党たちだが、その内には鬼前などの存在も確認されている。



■御門(みかど)


現世と別界とを繋げる穴を塞ぐ門と言われる。日本には、この巨大な穴が全9門存在すると伝えられている。
そのうち御門護によって確認・封印されているのは7門。

残り2門は実在するのか未だ不明のため、その存在および所在の確認を続けられている。

御門護とは、本来この門を監視・封印する一族の呼称であったが、いつしか討魔するものの総称とされていた。


■門(The Gate)


現世と別次元(別世界)とを繋げてしまう揺らぎのことを”門(The Gate)”と呼ぶ。
この揺らぎ自体は非常に不安定なのもであり、いずれは消滅してしまう場合が多い。
しかし、稀に大きな揺らぎが固定存在化してしまうこともある。

この揺らぎを通し、こちらに来てしまう存在を一般的に”狭魔”や”鬼”と呼んでいる。
また、繋がる揺らぎの先は一つとは限らない。



■討士(とうし)

 ● 狭魔と戦い、それを撃退する者たちのことを言う。




■狭魔(はざま)

古来、神話時代より存在すると言われる、妖や魔獣など人外たちの総称。
これらは多種多様な姿形をしているが、系列・区分によって似通った種類が多数存在する。
通常の”狭魔”には固定された実体というものが無いため、現世へ出現する場合には、その多くが何かしらの媒体を通して憑依・出現する。
しかし、中には媒体を介さずに現れる存在もあり、それらは”弱”か”強”かのどちらか極端である場合が多い。
また”狭魔”はその特異性により、通常兵器による攻撃などは殆ど通用しない。
仮に、外見上の有効打を与えることができたとしても、”霊核”への打撃がなければ直ぐに修復してしまう。
ゆえに”狭魔”を滅するには”特殊な武具による攻撃”または”特異能力を用いた攻撃”などで打撃を与えるしかない。


鬼(おに)
強大な力を持った”狭魔”全般のことを”鬼”と称する。

鬼前(きぜん)
高い知性・思考能力を持った”鬼”や、何等かの要因により”狭魔”の力を取込んだ人間などの総称。
その能力は通常の”鬼”や”狭魔”等よりも遥かに強く、柔軟な思考力などを兼ね揃えている為、その存在は非常に危険かつ厄介なものが多い。
呼称の語源は”鬼の前を進むもの”や”鬼の御前”などが組合され、何時しか略されて言ったものとされている。

八岐大蛇(やまたのおろち)
八鬼衆とも称される”鬼前”の集団。
一概に人へ大して敵対するような姿勢も無いが、されども全く敵対しないという訳でもなく、その行動理念等は不明な点が多い。
また存在自体は知られているのだが、詳しく確認調査はなされていない為、その実態の多くは謎に包まれている。

外羅(がいら)
外来の”鬼前”たちのことを称する。
渡来してきた後、そのまま居付くものも少数あるが、また何処かへと去るものの方が常である。
強大な力を持つものが多く、その存在は非常に危険視されている。



■魔女(Witch)

古代からの”魔操因子”を受継ぐことにより、特異な能力”魔術”を操ることができる者を魔女と呼ぶ。
”魔操因子”は遺伝的なものであり、魔女以外の一般人は”魔術”を操ることはできない。
また”魔操因子”の強い者の中には、”魔術”を超える”超現象”を起すことのできる者も存在する。
魔女とは、ある意味種族名のようなものであり、決して女性だけを魔女と呼ぶ訳ではない。
主に女性率が高いことは確かだが、男性の魔女も少なからず存在している。

魔操因子は、通常は”血”と称される場合が多い。

血継者(Noir)
現代魔女の中でも”血”が非常に濃く、隔絶した異能力を持った者のことを言う。
代々”血”を受継いだ者の他に、突然・先祖帰り的に”血”が強く現れた者もいる。



■神具・神器


古来より存在しているもので、”狭魔”を滅することの可能な武具や特異な道具の総称。
その姿形には様々なものがあり、一見しただけでは何にしようするのか解らないものも多数存在する。
そして神具の殆どが、個人と”同調”できなければ、その能力を発揮することは出来ない。
また、中には”同調”が一定以上を超えると、”神触”と呼ばれる形態に移行するものもある。

有名な武具系の神具には、神剣・草薙や聖剣・エクスカリバー等といったものが存在。





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