2007年7月
東京ガス鶴見環境エネルギー館でのワークショップ

「エコタウン」

関金小学校のワークショップのために倉吉に旅立つ前に
このワークショップのテーマ等について打ち合わせをしてから出かけたのであるが、
帰京後、再度の打ち合わせをしたら、内容が大幅に変わっていた。

若手のインタープリターたちが考えて来たアイデアなのだが、
子どもたちに発泡スチロール渡して「ジオラマ」作らせたい。
周りに9mmゲージを走らせたい。立体にしたい。等々・・・・。

一生懸命に企画している事は認めてあげるが、必然性のない単なる欲張りな企画になっていた。

子どもたちにメッセージを届けたいなら、企画は徹底的な引き算で考えなければいけない。
そして余分なモノを全て取り除いたコアなモノでなければ理解してもらえない。
もっと簡単に言えば、コンセプトもやり方も究極に簡単にしてあげないと、 万人に理解してもらえない。つうことだよ。

ンな訳で、その会議で一度キレタ。
だが、根本的に「金持ち腹立てず!」だから(事実に誤認があるようだが・・・)
彼らの意見も取り入れて、折衷案を考え出したわけだ。

それがこの半立体型、背景付き、なんちゃってジオラマ仕様。電車あり。という形だ。


3600mm(w)X1200mm位(h)X1800mm(t) Mixed Media

正直な話「エコタウン」なんてテーマでは、下は2歳から上はおじいちゃんおばあちゃんに至るまでの人たちに
何か作れ!とか言ってもムリ! お年寄りからは「そんなモン食べた事ない」もん!


周りに走らせている9mmゲージは手回し発電で動かすんだけれどね。
やたらと脱線するわ。発電機が壊れるわ。どうなんだろうね?この感覚。


でもまあ、子どもは自分の作品探すのに時間がかかって楽しかったようだけれどね。


斜めから見るとこんな感じ。


ズームすると・・・その1。


ズームすると・・・その2。


ちぎって、作ってもらった建物やいきものの裏に串とかつまようじを張り付けて、
台座になっている発泡スチロールに刺してレイアウトしたわけだ。
さらにデジカメで仮装した人物を撮影して、切り抜いてもらい、これも同様の措置をして
レイアウトした。エライこっちゃだったよ。


走らせる電車が新幹線つうのもどうなんだ?
鉄ちゃんは納得しないと思うんだよな。せめて「渡瀬渓谷鉄道のディーゼル車」位は凝ってほしいよな。



つぎのワークショップへ


ワークショップメニューページに戻る。