240Xの欠点など
どんな機種にせよ欠点はつきものである.
- 古い機種なので240Xのグラフィック性能は弱い.動画はカクカクする.TV録画のwmvファイルを50%サイズにしてどうにか再生可能という程度.(Windows media player 9を使用)まあLatitude CPi D266XTでは同条件で紙芝居状態になってしまうから,確かに性能は上なのだが
- サウンド性能もだめである.ヘッドフォンで聴くとノイズが乗ってしまう
- まあデジカメで撮った写真を屋内で確認するといった用途,各種メディアからのコピーといった作業はこなせる
- バッテリの持ちは最新のBanias機(Pentium−M)あたりと比べると劣るようだ
- PCカードスロットは1個だけで,あとUSB1.0が1個ついているだけだから,インターフェースは不足気味である.240ZシリーズだとまだLAN標準なので救われるが,そのほかの240シリーズはLAN非標準なのでスロットに何か入れた状態でLANを使いたいときに困る.まあUSB接続のLANアダプターを使うという手もあるが.そうするとUSBマウスは使えなくなる.マウスをPS/2接続に変えるとか,だんだんややこしくなってくる
- キーボード配列がThinkpad独特の7列配置でなく6列である.その上英語キーボードの配置はこれまた奇妙で,タブキーがAの左(ふつうはCAPSキーのあるところ)にある.こういう配置は珍しいのでは.日本語キーボードの配置はまだしも常識的
- つくりが脆弱である.全体にミシミシ音がする.X31の強固な感じとは段違い.
- 見かけが貧弱.仕上げが塗装無しのプラスチックなので.ピーチスキン塗装のX31と並べるとやけに貧相に見える.高価そうに見えないので,持ち歩きには適しているかもしれない
OSのインストール方法
分かっている人には何でもないことだが,1スピンドルのノートパソコンにOSをクリーンインストールするのは少しテクニックが必要である.手法としてはフロッピドライブを使って,DOS起動するしかない.したがって,フロッピドライブはなんにせよ必須である.
DOS起動してからのインストール方法は4通りほど考えられる.
- @PCカード経由でCD−ROMドライブをつなぐ
- APCカード経由でLANアダプターをつなぐ
- B本体に内蔵されたLANアダプターを使う
- Cハードディスクを取り外し,ここにOSのCDの中身を入れておく
BはLAN内蔵型の240Zでないと不可能.またCは取り外したハードディスクを何らかの方法でマウントして書き込める装置(ウルトラベイとか)がないとできない.したがって,方策は@かAに限られる.PCカードを使う場合,カードドライブ/ソケットドライブを使う汎用的な方法と,ダイレクトエネーブラ(ポイントエネーブラ)を使う方法の2種類がある.後者は簡単であるが,そのLANアダプターなりCD−ROMのカードなりに,メーカー提供のエネーブラが付属されていないと無理である.また,いずれの方法でいくにしろ,DOS用のデバイスドライバーは必須.またCD−ROMをDOSから使うためには,mscdex.exeというプログラムが必要である.mscdex.exeはWindows98がインストールされたマシーンなら,¥windows¥commandディレクトリにある.Windows2000,XPにはないようである.またインストールの際,smartdrv.exeというファイルがあった方が良い.これがあるのとないのとでは,ファイルコピーの速度が段違いである.このファイルもWindows9xが稼働しているマシンには¥windows¥commandディレクトリにあるので取っておく.
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