本体の正面には16個のパッチング(配線)スイッチがあり、これを写真のようにカチ、カチカチ・・・とセットすることで、ゲーム内容を指定します。要はゲームセレクトボタンのもっと原始的なものと考えてください。
その組み合わせをいちいち憶えるのは大変なので、このようにON/OFFのガイドラインがついた紙製のカードをあてがって指定してやるわけです。
ブラウンボックスでは13種類のゲームが用意されたそうですが、このイベント(CGE99)ではベア氏の手の中には8種類のカードがありました。
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アミューズメントセンターでおなじみのガンシューティングの原点。試作機の時代からすでに実用化されていたことは特筆されるところです。
ガンは左側の拡張端子にセットするわけですが、それにしても、拡張端子を付ける発想自体、おどろくべきことだと思いませんか?
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2組のおべんとう箱型コントローラーが付属。本体からは分離したセパレート型です。
画面に光るパドルを、2つのダイヤルで全方向自由にコントロールすることができます。また、パドルでボールをはね返した場合、そのボールが相手に打ち返されるまで、「ひねる」パドルで、ボールを上下に自由に動かすことができます。

ボールを半自動で動かせることは、ブラウンボックスゲームシステムの最大の特徴と言えます。ゲーム種類に無限の広がりを持たせることができる一方で、テニスゲームでは魔球が投げ放題、インチキがし放題という二律背反(にりつはいはん)を生み出すことになりました。
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