本体JACKS Pacific's TV GAMES
SUPER PAC-MAN COLLECTION
(JACKS Pasific社「TVGAMES」シリーズ・スーパーパックマンコレクション)

ジャックス・パシフィック社の最新作は、なんとあの伝説のスーパーパックマン!高速巨大パックマンを君はうまく操れるか?! さらに名作パック&パル、初代パックマン、珍品Pac-ManPlusとカルテット収録した通好みのゲーム機だ。

パックマン
●MENU
とりあえず速報。ハイスコアの削除画面がついてます


ディグダグ
●COPYRIGHT
PLUG IT IN & PLAY TV GAMESがシリーズ名になったようで。ながいなあ。


ギャラクシアン
●スーパーパックマンのデモ
いや、m5版もよくできてます。こーやって見比べると。


ラリーX
●パワーランプ
おちゃめー。


ボスコニアン
●スティック
「手がカジられる?」「痛そう!」と思いきや、口は透明プラスチックでカバーデッド。




速報レビュー
(あらためて文章と画像などまとめます


パックマンfrom 寺町電人

2003年に初めて出たnamco ARCADE CLASSICを、ODYSSEYでは前章でひいきめにレビューした。初物と言うことはとても偉大なことだし、今後のシリーズもぜひ期待したかったからだ。PSのナムココレクションと優劣を比べるものでもないだろうし、あれはあれ、これはこれだ。

ただし1点だけ、これはどうにもならないなあ、と見限った点がある。クイック動作ができない操作性だ。なにせジョイスティックとは、腕の力でググイ!っと動かす構造、本体にかかる荷重はジョイパッドの比ではない。だから、手のひらサイズの本体は上の力に負け引きずられてしまう。これが顕著なのがディグダグで、各種テクニックが使えず、プレイするのをあきらめてしまう。これが楽ガキやM-5の再現レベルなら問題なかったのだが、グラフィックや動きがアーケードレベルに進歩してしまうと、1ドットの操作性がかくも重要になってくるのだ。家庭用ジョイスティックはなぜあんなに重いのかということだ。

この欠点は続くMrs.PAC-MANで浮き彫りになってしまう。ゼビウスが収録されて狂喜したのもつかの間、ソルバルウが思うように操作できずやられてしまうのだ。2方向だけしか使わないギャラガですらそう。ボタンをリズミカルにはずませながら、ジョイスティックを神経質にガチャガチャさせるゲームは、のきなみ構造的弱点にスポイルされてしまう。ミスの原因が自分の脳ではないとわかった瞬間、プレイヤーは限界をさとり、電源を入れてしまうことをやめてしまう。それでなくとも、海外版ゼビウスは難易度が高いというのに。

こうなると、プラグ&プレイとはなんぞや?みたいな哲学まで取り出して議論しなければならないような感じになってしまったが、そんなJAKKSが、これでどうだと、ひとつの回答として提示したのが、今回のSUPER PAC-MAN COLLECTIONなのだろう。

操作性への反省とこだわりは3年前と比べて歴然だ。まず、今回ラインアップされた4種類のパックマンは、すべて4方向専用のゲームだ。どう考えても収録されるはずのPAC-LANDがあえて外されたのは、おそらくこの操作性の再現のためだと思う(PAC MANIAは・・・)。
構造的にも、今回本体は平べったくなり、より持ちやすく、または表面積が増えて押さえつけしやすくなった。

 さて表題作のスーパーパックマン。個人的に超好きなゲームで、現役時代かなりやりこんだ(が、すぐゲーセンから消えちゃった)。待望の移殖でもあり、こだわって欲しい輪郭もはっきりしている。JAKKSのことだし、ソフト的な再現は安心していた。問題は操作性だ。ただでさえ迷路にひっかからせるのが製作者のねらいでもあるゲームであるから、プレイヤーのガチャガチャ具合は相当なものなのだ。値段を言い訳にしないで果たして満足できるかどうか。

結果から書くことにしよう。万全を期された新製品であるにも関わらず、それでも感性どおりにパックマンを動かすことはできない、と思う。熱くなってくるにしたがい本体は微妙にずれてしまう。だからジョイスティックは指示された方向に倒されているんだろうが、人間のほうが間違ってしまう・・・残念ながらそんな感じだ。
ええい、 こうなれば、下に厚手の板でもくりぬいて、本体をガッツリ固定するか。しかし、そうすると電池の出し入れができなくなるんだよなあ・・・。

とはいえ、それ以外はさすがよく出来ていて満足。パック&パルのスタートミュージックとスタートの間は1秒じゃないのか、といった重箱の隅つつきは当然あるにせよ、あいかわらずよくぞ作ってくれたよ〜!という感動の方が大きいのだ。操作性部分だけは75点、いや、感謝パワーで85点くらいまで自力アップしてみるか。100円ショップで吸盤でも買ってこよう(笑)。すぐ再プレイしたくなるのが、PAC-MAN PLUSであるということは特筆に価するかも。

世に初代機が出たのが2003年。それから3年間にたくさんの競合機が生まれ、本家日本もバンダイ(バンダイナムコじゃないよ)がLet's TV Play! Classicをリリースしているご時世。 今回も決して100点はあげられないけれど、毎回工夫を重ね、かつこうしてレビューを起こしたいと思わせるプロデュース力はたいしたものです。

また、めだたないけれど感心させられるのは、Let's TV Play!などと違い、対象年齢がチビッコも含められているということ(Let's TV Play!なんか対象年齢15才以上だよ)。3年前までは5才以上だったが、レート表記によると、なんと今回は3才以上だとか(笑)。

手塚治虫のマンガに老若の境がないように、ナムコのようなカジュアルクラシック は、まさにかくあってほしいものです。

(以上速報。あらためてキャラ口語にて書き換えます)


   
HINT de PINT
あらためてキャラ口語にて書き換えます。


(c)2006 JAKKS Pacific(r),Inc
Pac-Man(R)&(c)1980 NAMCO LTD.,ALL RIGHT RESERVED. Super Pac-Man(R)&(c)1982 NAMCO LTD.,ALL RIGHT RESERVED. Pac & Pal TM&(c)1980 NAMCO LTD.,ALL RIGHT RESERVED. Pac-Man Plus(R)&(c)1982 NAMCO LTD.,ALL RIGHT RESERVED.