フロントウインカーのクリア化

準備する物
  • 半田コテ
  • シリコンシーラント
  • ニッパー
  • 棒ヤスリ
巷で人気のクリアーレンズ。最近では純正ですらクリアータイプのモノも出てきています。 社外品に於いてはフロント・サイド・リアと多車種に渡りラインナップされています。 ハイエースもご多分に漏れず様々なタイプのテールレンズや、フロントのウインカーも前・中・後期ワゴンやバンは発売されています。 しかし、現行ワゴンに対応するフロント兼サイド用のウインカーのクリアーレンズは私の知る限り、現時点(2003年3月)ではまだ発売されていません。 そこで「やるなら今だ!!」と思い、ちょっぴり小細工してみましたので紹介します。 ちょっと荒技なので施工するかしないかは慎重に検討して下さい。それでは解説します。
こちらが今回手術を受けるクリアランス兼ウインカーハウジング。 上部がクリアランスランプ、下部がウインカーとなっています。 ウインカー内部にオレンジのレンズが装着されているのでこれを外してクリア化します。
ガラスレンズの場合はレンズと本体を接着している部分をドライヤーや熱湯で温めて剥がすという方法がありますが、 今回のパーツは樹脂レンズのためレンズを破損する恐れがあるので諦め、ハウジング裏側を半田コテで溶かすことにしました。 内部のオレンジのレンズを外した後、また戻さなければいけないのでできるだけ綺麗に矢印の部分を切り抜きます。
  無事切り取れたら、オレンジのレンズをニッパーなどで割りながら取り除きます。 接着されていますが外周全てについているのではなく、一部分だけ接着されています。 ただ、この接着部分が綺麗に取れず、オレンジのプラスチックが少し残ってしまいます。 これを綺麗に取り除くのがちょっと大変ですよ。残るのはホントにちょっとなんですが、そのまま戻すと外側のレンズに拡大されてしまい、 バッチリとオレンジ色が見えてしまいます。よってこれらも全て綺麗に取り除いて下さい。 オレンジのレンズを綺麗に取り除けたら、半田ゴテで溶かしたプラスチックのバリを綺麗に取り除き、復旧します。 復旧の方法は単純。風呂場などに使うコーキング材を盛ります。
コーキングが完全に乾いたら完成です。電球の熱で劣化しないか心配でしたが、ウインカーってことで点灯しっぱなしではないのでそれほど熱を持たないだろうと推測。 また、ハウジング自体にも放熱のベントが付いているので熱の心配はないと思います。(加工後、今日まで使用していますが特に問題ありません。) 防水に関しても、念入りに広範囲に盛りましたので、今のところ漏水もありません。
注意点
作業のコツ
  • バリをレンズ内部に残さない様にしましょう。
  • 本来、コーキング剤は接着目的に使うものではないので、電球を脱着する時はコーキングが外れない様に慎重に行いましょう。
  • ウインカーの灯色は橙色と決められています。必ずオレンジ球を使用しましょう。 (私はステルス球を製作し、使用してみました。)