市販キットを作ってみよう!

神尾 観鈴(コトブキヤ製 1/8scale レジンキャストキット)



Step・・2・・4・5

Step 2


・削りましょー!

 ガレージキットは型に樹脂を流して作る関係上、どうしてもパーツに型の合わせ目がついてしまいます。一般に「パーティングライン」って呼ばれる物ですね。当然そのまま色を塗ったら、このラインがくっきりと目立ってしまいます。そんな訳で、ひとつひとつのパーツに出来た「パーティングライン」を消していってやります。

 コレは足のパーツ。比較的消しやすい部分ですね。まずはアートナイフで荒目に削ってやります。やり方としては刃の部分を立てて、カンナのように削いでやっていく訳です。思った以上に削れますので、削りすぎには注意しましょー。
 パーツの大きい物なら、棒ヤスリでもOK!レジンキットはかなり削りやすい素材ですので、これも削りすぎには注意です。
 ある程度つなぎ目が目立たなくなって来たら、紙ヤスリで仕上げます。紙ヤスリは400番くらいの目の粗さが使いやすいかも。コレでつなぎ目が消えたら、段々にヤスリの目を細かくしていって、ツルツルに仕上げてあげましょー!

 パーツに残ったレジンの湯口、バリなど、比較的大きな部分はニッパーでカットしていきます。ただし、ニッパーだけで全て仕上げるのではなく、少し残しておいて後はアートナイフ&ペーパーで仕上げていきます。

 このような入り組んだ部分もナイフ&棒ヤスリ&ペーパーで削って行くわけですが、今度はやり方をちょっと変えていきます。ナイフの刃を立てて削るのではなく、少しずつパーツを切っていく感じでつなぎ目を無くしていってみましょー。入り組んだところでカンナのように削ると、削りたくないところまで傷つけてしまうことがありますし、実際こっちの方が作業が速かったりします。
 削ってやったところは、またペーパーで仕上げます、入り組んだところはこのようにピンセットを使ってあげると、結構楽だったりします。ペーパーは2つに折って挟んでいます。ペーパーを折って、ちょっとした曲線を作ってあげることで、パーツに余計な傷が付かなくなります。

 肩口です。見づらいかもしれませんが、ココには制服のモールドラインが入っています。ですがパーティングラインを消してやると、どうしてもこのモールドまで消えてしまいます。ここはペーパーを掛けた後、ナイフでモールドを掘り起こしてあげましょー。色分けのためのラインです、そんなに深く掘る必要はありませんので、軽くナイフで「けがく」感じでいいかも。

 モールドを掘り起こしてみました。掘った部分には軽くペーパーを掛けて、周りとなじませてあげましょー。



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