一般財団法人 江戸千家茶道会
認定茶道教室 景福庵
ごきげんよろしゅうございます。
景福庵茶道教室へ、ようこそおいで下さいました。
お申込み先は、こちら。
こちらは、日本の伝統文化のひとつである、茶道を、
旧来のしきたりに則って、真摯に学んでいただくところです。
まず、あなたのご紹介者を、ご同行下さい。
って・・・21世紀の今、すでにこのページまで辿りついたあなたには、
ご紹介者なんかいませんね。
これから先は、「へぇ〜、そうなんだ〜。」と、気持ち良く読み流してみて下さい。
古くから行われてきた、日本の”お稽古事”では、
紹介者を介して、始めて教室を訪れ、
「お膝つき(=現在では、入会金)」を持参して願い出ても、
簡単には入門許可は出ないのです。
その理由は、
こちらがあなたのお人柄を、見極めようとしているから。
あなたの一生をお預かりする。くらいの・・・
例えば、終身雇用時代の入社試験のような真剣な眼差しで...
茶道の先生たちは、あなたのことを見ているのです。
そして、入門を果たしたとしても、先生たちの、生徒を見守るこの姿勢は、ずっと続きます。
茶道の教授は、
ご縁の有った方々、お一人お一人が、人として成長して下さることを、
自分がそのお手伝いをすることを、第一の目的としています。
ところが、そのことを、めったに言葉に出していうことはありません。
私も、その立場でならば、ほぼ、口にすることはありません。
それは、意地悪ではないし、出し惜しみをしているわけでもありません。
さかのぼって自分を振り返った時に、
かつての、自分の先生が、
未熟な自分を、
じっくりと、辛抱強く、何も語らずに、時間を掛けて、
我々が、
自らの力で、育ち上がるのを、見守ってくれていた。
そのことを、踏襲しているのです。
この「教え方」は、伝統の中の一つですが、
茶道に限らず、いろいろなジャンルの先生方の中には、
似たような指導をなさる方があるはずです。
実は良い結果が出るから...。 と守り継がれているわけです。
多くの方が、お茶教室は、なぜ辞められない空気があるのかしら?
どうして、小難しいことばかりを言われるのかしら?
堅苦しい、息苦しい、というイメージを持つのは、
生徒さんの側が、
お菓子を食べて、お茶をすするだけの、まったりした時間でいいはずなのに・・・
という、趣味の時間を求めて来られているのに対して、
教える側に、上記のような、一種の勘違い(苦笑)があるから。
と理解して下さると、「なるほど」と思っていただけるだろうと思います。
プレ・景福庵で、私が、
社会のルールを! とか、コミュニケーションが最も大切です!
というキーワードをお示ししているのは、
400年も、500年もの伝統を受け継ぐ、この旧い業界的には、
本来ならNG...です(汗)。
繰り返します...よ(笑)。
旧いやり方は、生徒さんご自分が気付いて下さるまで、
先生は、”ひたすら待つ”のです。
ですが、
現代の稽古(習いごと)事情を考えると・・・
先が見えなければ、生徒さんは続けることがとても難しい。
という理由で、
私は、伝統に則った教室のやり方と、「プレ・景福庵」を別にすることを考えました。
更に後者では、3つのコンセプトも掲げて、はっきりと打ち出してしまうことにしました。
回数や、時間が選べるのも、旧来型では”ありえない”贅沢。
旧来型は、月に何回で、何曜日で、時間は何時〜何時。
師匠の「ご都合」(笑)に、弟子は、「万難を排して」合わせる。
これがひとつの真剣勝負の形。
それほどまでに、
師匠たるもの魅力がなければならない(と自分のクビを絞めていますぅ。)のです。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございます。
さあ、新・旧、あなたにしっくりくるのは、どちらでしょうか?
ご遠慮なく、お好きな方をお選び下さい。