【参考】 旧い稽古場と、カジュアル茶道は どう違う?
カジュアル 茶道 |
旧システム(例:景福庵) |
○ | 【客作法】 個人宅・甘味処・日本料理店〜大寄せ茶会(大人数)まで。 ・茶室、和室での立居振舞い ・菓子の食べ方 ・お茶の飲み方 ・会話、挨拶について ・食事の作法 ・持ち物について ・入退室の仕方 |
○ | 【準備について】 ・道具の名称と役割、使い方 |
○ | 【割り稽古】 部分稽古のことで、 各プロセスの基本動作を実践します。 |
【略盆点】 小さな盆の中に入るだけの少ない道具で点てる、 略式の点前。 |
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【立礼】 テーブルの上で、椅子に座って全ての動作をする点前で、客も椅子に座ります。 明治5年京都内国博覧会、裏千家によって考案。 当初は外国人対応。その後現代の生活様式に対応した所作として、他流でも取り入れています。 |
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○ | 【薄茶】 一般には、 薄茶=抹茶のように理解されていますが、 薄茶は、初心者が始めに習う基本動作で、 永い永い茶道修業の、最初の1歩です。 プレ・景福庵では、 客作法以外に、 この基本動作だけは学びます。 その理由は、 客としてもてなされる側から、逆の立場になって、 「もてなしの心」を体験することによって、 ワンランク上のお客さまがどういうものであるかを 理解出来るからです |
【濃茶・・・プレミアム茶】 味わいは、 薄茶をアメリカンとするなら、濃茶はエスプレッソ。 薄茶に比べて、稀少な茶葉を使い、 特別な一服を、心を込めて点て上げます。 さらに、 喫茶の際には、この少ない量の一服を、 参加者全員(MAX5人)で、廻し飲みしします。 連客は、亭主(主催者)によって、 厳選された人選。全員がVIPという設定。 薄茶以上に、 連客同志のマナーと、高い精神性が問われる難しい点前です。 |
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【棚・中置】 部屋の大きさによって、使う道具が違います。 利休が追及した”侘び茶”では、小さくなり、 利休以前の”将軍家茶湯”では、大部屋で お茶を点てます。 茶道教室では、約500年の変遷の中で、多くの茶匠によって考案された道具を駆使して、 |
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○ 体験のみ 現代では珍しい自然の「火」の色や、 温もりを体感したり、一度火を点けてしまうと、途中で消すことのできない不便さを体験することで、”時間”は二度と戻ることが出来ないことを実感し、これを大切にすることを学びます。 |
【炭点前】 茶道に用いる 専用炭を使って火を起こし、 沸かした湯を使って、 実際に茶を点てます。 |
【その他】 茶箱・野点など・・・ 大別しても、11項目以上あります。 (流儀、教室によって、数え方が少しずつ違います。) |
カジュアル茶道 | 旧システム(例:景福庵) |
《お客様》 として 必要なことを 学びます。 |
《技術面》 お客様として必要なこと の他に、 主催者サイドの一員として、最終的には責任者として 茶会・茶事を それぞれの 「会」の目的 に沿って 企画し 運営全般を取り仕切るまでを 学びます。 《生活への還元》 茶道教室で学ぶ 「おもてなし」の精神を 誠意を持って 実社会で利用し 豊かな人脈を 作って行って下さい。 《教授者として》 わび茶だけでなく、 利休以前の茶の歴史と 点前(室町時代〜)を学びます。 《伝統文化の担い手の1人として》 継承するという事の責任や その意味 意義等を 考えます。 |
達 成 目 標
学 習 内 容