2008年のクラシック音楽鑑賞日記


12月30日
Rattle/BPOのBerliozを聴いてみたが、何もかもが自由自在過ぎて呆れてしまう。コントロールしようとするRattleもコントロールできてしまうBPOも凄いのだろう。世界中で、あるいは歴史上でもかも知れないが、彼らしかなし得ない演奏であることは間違いない。HQCDの影響がいかほどかは不明だが、録音までは自由自在とはいかなかったようで、一昔前に比べたら随分ましとは言え、鮮度低めな感がある。DG辺りから出ていたら本当に魔法みたいな音になっていても不思議じゃない。関係無いがうちのマンションも正月目前で人が少ないのかオーディオ自体は絶好調だ。LewenthalのAlkanは鍵盤から嵐が吹き荒れそうな勢いだし、久し振りに聴いたJordan Rudessの"Rhythm of Time"が信じ難いほど立体感満点で知らない音だらけ。

12月29日
結局、Ref AC M/Cはそのままプリアンプに挿したまま。何だかこれはこれでいい気がしてきた。目下のところ一番相性の良さそうなソフトが合唱曲っていうのも微妙な気がしないでもないが。とりあえず、結束タイで固定してしまったので当分はこのままだ。

12月28日
CDが6枚。Rattle/BPOのBerlioz: Symphonie fantastiqueDragonforceの"Inhuman Rampage"All That Remainsの"The Fall of Ideals"Slipknotの"All Hope is Gone"Van Halenの"F@U#C%K"いきものがかりの"My song Your song"。RattleはHQCD。「今までがLow Qualityでした、すいません」ということなのか?Dragonforceは一つ前のアルバム。ギターのゲームに採用された曲があるとか。All That RemainsはUENOさんのお薦め。最新アルバムは方向性が変わってるらしいのでその一つ前に。Slipknotは少し前に書いたTaharaのイベントのアルバム。Van Halenはakuさんのお薦め。いきものがかりは奥さんのリクエスト。

12月26日
少々音が迷走気味。Reference AC Master Couplerをプリアンプに挿してから全体の底力は上がった気がするが、重心が下がったせいで高域のインパクトが弱い気がしてならない。元のAC Master Couplerに戻すのも癪なのでTower Slimの向きを変えたりして苦戦中。どうしても合わないようなら戻してRefをQuattroに回すという手もあるか…と若干及び腰気味な今日この頃。

12月22日
Hologram Dも馴染んできたようなので続いてはこれまでP-0sに使用していたReference AC Master CouplerをプリアンプのAC Master Couplerと交換してみる。どちらもSynergistic Researchの初代シリーズで、AC M/Cがエントリーモデル、Refはその一つ上という位置付けでマッチョな魅力のあるケーブルだが、その傾向は健在。全体的に重心が下がってドスの効き具合がアップ。それでいて鈍重ではなく、びしっとした音の立ち方はSpectralらしいところか。1本のケーブルで2度の変化を楽しめるのはちょっと得した気がするのは多分気のせいだ。

12月21日
P-0sの電源ケーブルをRef AC M/CからHologram Dに交換してほぼ一週間。まだブレーク・インは進むのかもしれないけど、大体の傾向は分かった気がする。同社の社長がデジタル機器にとりあえず挿しておけ、と言う自信作。それだけあって、音の品位はこれまで聴いたことのある同社のケーブルの中でも抜群。最上流であるトランスポートに使用したこともあってか情報量の桁が違う感さえあり、まだこれだけ情報を引き出す余地があったのかと驚いていいやら呆れていいやら。それでいてハイエンド・ケーブルとしての力みのようなものや肩肘を張ったような感じが殆ど無く、音の傾向は実に素直。音域は上も下も伸びているし、音場はやたらと広いが、だからといって宙域が薄くなったりするわけでもなく、音像がすかすかになるわけでもなく、音楽表現の幅が全体的に広くなったような印象。システムの底力を向上させるのに有効な半面、特定の弱点をカヴァーしたいとか一定の方向に誘導したいとかいう場合には向かないかもしれない。やや女性的な表現になる傾向があるため、ソースとしては激しいロックよりクラシックやアコースティックなものに相性がいいかもしれない。元のRef AC M/Cがややマッチョな傾向なので余計にそう感じるのかもしれないけど。

12月17日
帰国したらCDが2枚届いていた。HamelinのStrauss=GodowskyERAの"Totem"。後者は先日のオフ会の際にAkuさんがかけておられたもの。

12月15日
アメリカに行っている間に発送準備ができたという連絡を受けていたケーブルが本日、到着。届いたのはSynergistic ResearchのTesla Series Hologram Dというデジタル機器用電源ケーブル。同社のトップモデルだけあって太く、そして硬い。我が家のトランスポートであるところのP-0sの電源部にいざ挿そうとしたところ、どう頑張ってもプラグの向きが電源部のインレットと合わない。ケーブルに少々無理な力がかかるどころではなく、万力でも使わないととても挿した状態を保てそうにない。何て頑固なケーブルだ。かと言ってP-0sの電源部をひっくり返すわけにもいかず、結局コンセントを逆向きにすることでようやく接続完了。お陰で今度はRE-9の電源ケーブルがひどい舞踊り方をしてしまっているが、とりあえず気にしないことに。もっと太い電源ケーブルになったらもう駄目だろう。最終的には各機器に一つのコンセントというのが電気的にどうこうではなく、物理的に接続するために好ましいのかもしれない。

12月12日
先方の方に「息子の学校のコンサートがあるから」と教会へ行くことに。アメリカでちゃんとした教会に入るのはよく考えたら初めてかも知れなかったが、やたらと広かった。ホールと言われても違和感が無いくらい。高い高い三角屋根はオペラシティを思い出したりしないでもないが、変な風呂場感もなく思いの外素直な響きだった。演奏については中学・高校生の演奏に注文つけるほど鬼じゃないのでノーコメント。

12月7日
ホールを見たら俄然演奏会にも行ってみたくなったり。で、電話してみたのだけれど、結果はSold Out。むぅ。まあ、またチャンスはあるだろう。

12月6日
これまでも何度も来ているLA(正確にはその近く)だが、日程が合わなかったりそもそも演奏会が無かったり、気が乗らなかったりでなかなかLA Philとその本拠地であるところのWalt Disney Concert Hallへ行く機会が無かったのだけど、後輩に付き合って乗った観光タクシーが偶然、寄ってくれた。不思議な外観の建物だが、それ以前に周辺が不穏な空気だ。これは夜は絶対に怖い。

11月29日
そんなわけでScar Symmetryの"Holographic Universe"も割とお気に入り。デス声とクリーンヴォイスとかヘヴィなとことメロディで押すとことか曲調のコントラストが無闇に高い感じが楽しく、高音の雰囲気が多分今のうちのシステムと相性がいいのだと思う。

11月27日
今日もCDが。Scar Symmetryの"Holographic Universe"。某氏のお薦めのスウェーデンのバンド。

11月26日
Dream Theaterの"Chaos in Motion 2007-2008"が届いた。ライヴ盤でCD3枚 + DVD2枚という盛沢山ぶり。これは当分楽しめそう。関係無いが日曜日のオフ会ではilaさん宅と我が家のシステムからの音を録音するという多分前代未聞なイベントがあったりした。測定ではなく、録音である。マイクを経由してSDカードに取り込まれた各システムの音を更にヘッドフォン等を介して再生するという不思議ループのような企画だが、システムの特徴が捉えられているとかいないとか。そういえばマイク・スタンドならうちにもあったな。

11月25日
オフ会の話をもう少しだけ。適切な音量ってのはやっぱり難しくて、しかもホストの気分としては少々サービスしたくなってしまうもの。が、そこはやっぱり普段通りの音を普段通りの音量でお聞かせすることに徹するのが結局は正解かなぁとか思ったり。

11月24日
そういえば、昨日のオフ会でilaさんから「前回よりも今日の音の方がかなり好み」との評価をいただいた。うちはライヴ気味、ilaさん宅はデッド気味。うちは比較的軽いアンプ、ilaさん宅は超重量級。うちは拡散メイン、ilaさん宅は吸音メイン。うちはシナジ&ちょっとだけMIT、ilaさん宅はNordostやEsoteric、Transparentなど混成部隊。共通してるのはトランスポートがVRDSというくらいじゃないだろうかというほど微塵も構成に共通点が無い中にあって、うちでもilaさんの好みに近い音が出るというのはなかなかに面白い。

11月23日 その2
東京組のバスが渋滞に巻き込まれて到着が大幅に遅れるという定番の?ハプニングが発生したりしながらも各々ila邸を満喫した後、我が家へ移動。sさんからはヴァイオリンの余韻の収まるのが早いかなぁというコメントをいただいた一方できやのんさんからは高域が少し強いとのこと。うちでは低域しか聴こえないとか言われたこともあるほど高域弱めでお届けする場合の多い我が家としては異例というか初のコメント。が、前回からの変更点と言えばスピーカ位置の微調整と先日のTower Slimの向きくらい。自分としても少し高域を立たせた方向に振ってみているつもりだったので、良くも悪くもその効果は出ている模様。そんなこんなではあったけど、何とか皆さんに楽しんでいただけたようで何より。お疲れ様でした〜。

11月23日
そんなわけで本日は久しぶりの静岡県OFF。参加者はAkuさん、sさん、ikonaさん、きやのんさん、ilaさん。今回もilaさん宅→我が家というダブルヘッダー。名古屋方面からお越しのikonaさんが10時頃にご到着予定、東京組がお昼過ぎにご到着予定ということなのでilaさんがikonaさんをお迎えにいって戻られる頃を見計らってila邸に到着。丁度ikonaさんが試聴を始められたところで、交代しながら聴かせていただく。ilaさんのシステムはパワー・アンプがViola Bravoとなり、視覚的には一層の弩級っぷり。今回、持ち込んだのは以下のソフト。

ilaさんの音は中高域の辺りに一つの軸があるようで、比較的デッドな部屋と低域の収束が早いスピーカといった辺りの相乗効果もあってか、その帯域が核になって生きる楽曲では抜群の相性を示す半面、そこが気になる場面も。視覚的なイメージよりかなり控え目に聴こえがちな低域やパルシヴな音への素晴らしい反応も含めて前回から本質的な音の方向は変わっていないので、それがilaさんのお好みなのだろう。パワー・アンプがBravoになったことでスピーカに対する駆動力のエクスキューズの要らない状態となった今、前段機器にやや寂しさを感じなくもないが、ilaさんのことだからきっとあっと言わせるような機器の導入がそのうちあるんじゃないだろうか(煽)。そうされるかどうかはともかくとして、今後のilaサウンドに一つ求めるものがあるとすれば、上で述べたような好みを超えた普遍性や凄みではないかと思う。今のサウンドにはilaさんの「ここが好き、こう鳴ってほしい」という願望が非常にストレートに出ているし、それはきっとこれからも残していかれるべきだろう。その上で、好きとか嫌いとかどうでもよくなるくらいの強烈なインパクトを与えるサウンドに進化してほしいし、できるだけのポテンシャルはきっとあると思う。Spirito+Bravoのオーナーにはきっとそのくらいの責任があるはず(爆)。

11月22日
Tower Slimの角度変更で少々尖り気味な音になったが音像の佇まいは悪くないのでこの条件を採用。ケーブルはやっぱり間に合わず。11月中に届けばいいくらいに考えておくべきか。

11月19日
何となくTower Slimの角度を少しだけ変えてみたり。こういう直前の悪あがきは大概ろくな結果にならないというのが相場だが…。

11月17日
我が家についてはいまさらじたばたしても仕方が無いとして、某氏宅への持ち込みソフトを選定中。最終的にはあんまり考えずに最近好きなのになりそうな予感。音質だけではやはり積極的に聴く気になれない。

11月16日
先月、発注したケーブルはもう少し入荷まで時間がかかる様子。今週末は珍しくお客さんがいらっしゃる予定だが、どうやら間に合いそうにない。ケーブル替えたての落ち着かない音も困るので、これはこれでいいことにしよう、と前向きに考えてみる。

11月10日
TchaikovskyのSym. No. 6といえば最近は録音の良さもあってDohnanyi/Cleveland Oの演奏を聴くことが多かったのだけど、久しぶりにSolti/CSOのを引っ張り出してみたり。いやはや、何の迷いも無い驀進一直線な演奏に改めて感服。ずいずいざくざくと遠慮の無いリズムにパルシヴに立ち上がる金管、きゅるきゅる言う弦、ぴろぴろの木管。第3楽章だけ聴いていると「悲愴」とかいう言葉が全く無縁に感じる。音楽性がとか深みがとか言って否定するには容易過ぎるが、しかし、なかなかここまで馬鹿正直にストレートな演奏をそれも数十人で力の限りやってのけることはできそうでできないんじゃないかとも思う。

11月9日
CD+DVDが届いてたり。Polysicsの"We Ate the Show!"。最初から最後まで呆れるくらいハイテンション。よく体力がもつもんだ。テンポとかアレンジとかバランスがCDと結構違う気が。それはそれで楽しいのだけど。

11月4日
1日に観に行った"Iron Man"、清水や沼津の映画館では既に上映していなかった。そして、我々夫婦が観に行ったときにはお客さんが他に一人だけの合計3人。あわや独占という状態だったのだけど、そんな状況でも上映してくれるのは立派だ。関係無いが最近似たようなジャンルばかり買っている中でAngraがお気に入り。というか、少し前に買った"Rebirth"と"Temple of Shadows"の抱き合わせ盤ばかり聴いている。後者の方が世間の評価は高めなようだけど私には少々耳が忙しい感じがするのと民族音楽風味なところがどうも肌に合わないので前者の方がすっきり聴ける気がする。しかし、彼らのデビュー盤であるところの"Angels Cry"は聴いているとその場から逃げ出したくなるような恥ずかしい感じがするのでやっぱり苦手だ。

11月1日
映画を観に行ってきた。観たのは"Iron Man"。アメコミ原作だけど話は色々映画向けに変わっているようだ。何にせよあんまり細かいことを気にして観ても仕方がないことには変わりない。かなり人工的に作られたヒーローで、その過程がいちいち面白おかしく描かれていて楽しい。見え見えの伏線とか、外殻は無事でも中身は生身だろうがとか突っ込み始めたらきりがないが、先に書いたように細かいことを気にする映画では多分無い。関係無いがDyna 5555 2FでPioneerのPDPが"KORO"になってる。一瞬ただのタイプミスだと思ったが、ふと中身を見たらどれもこれも"KORO"。コピペの範疇を超えてる気がするんだが、どうすると"KORO"になるのか?

10月28日
CDが1枚。Rhapsodyの"Legendary Tales"。最近、こんな系統ばっかりだな。

10月27日
CDが2枚。Helloweenの"Keeper of the Seven Keys Part I"rodrigo y gabriela。Helloweenは4日後のイベントとは字が違う。後者はアコギ。某先輩が薦め、あの人もこのマニアもリファレンスにしているみたいなので演奏も録音も期待できそうだ。

10月26日
とりたてて現在進行中の企画が特にあるわけでなく、何かが届いたりするわけでもなく、何かが壊れたりするわけでもなく、これといったネタが無い。強いて言えば注文時から更に円高が進んでるので支払が減ると嬉しいくらい。ネタ無いついでにSolti/CSOのMahler 2番を聴いていたのだけど、こういう演奏を聴いていると音楽性がとか芸術性がとかいうことがかなりどうでもいい気がしてくる。勢いとダイナミズムで勝負して何が悪い、上手さは正義みたいな気概に満ちており、そういった議論を鼻息で吹き飛ばさんばかり。

10月22日
まだ一週間か。早ければ来週の予定だが…。

10月20日
試聴してたら左右のバランスに納得がいかなかったのであちこち測り直す。左右の一時反射点に置いている拡散ボードの位置がずれてたのが主要な原因の模様。早速合わせてすっきり。気分的なものかもしれないが、センター以外の位置で聴いていても合わせた状態の方がスムースに鳴ってるように聴こえる。

10月19日
オーディオとは直接関係無いのだけど、先日、職場でアースループでトラブルが。装置と同じ定盤の上に乗せていた測定器のヘッドを動かすと盛大に装置が誤作動するという事態になり、装置の設計者と顔を見合せながら原因を調べているうち、装置と同じタップから測定器の電源を取れば誤作動しないことが判明。元々繋いでいたタップも同じコンセントから来ているのだけど、コンセント→測定器タップ→測定器→定盤→装置→装置タップ→コンセントでループになっていた模様。元のタップに戻して、測定器と装置のタップのアースを手で触っている間はやはり誤作動は発生しない。アースなんて落ちてれば何でもいいような気でいたが、目の前でがしゃがしゃ誤作動されるとなかなか衝撃的。そんなわけで同じタップから取ることで無事解決。そういえば、Spectralの取扱説明書にも可能な限り全ての機器の電源を同じタップから取れとか書いてあったっけ。

10月15日
うーんとか唸りながらうっかり発注。納期は2〜3週間とのこと。またしばらく節約生活だな。

10月12日
どうやら世の中は力いっぱい円高みたいなのでケーブルの見積りをお願いしてみたり。やり取りしている間に相場が一転して振り出しに戻るとかいう落ちは困る。

10月11日
MravinskyのShostakovich 5番と言えば私は1965年の録音とされているRussian Discのレニングラードでのライヴが多分一番好きなのだけど、改めて聴き直してみると青白い狂気の炸裂する圧倒的な演奏で恐れ入る。彼らは演奏会だけで100回以上この曲を弾いていて、演奏会ごとに10回以上通し練習をしていたという話なので1000回は弾いていることになる。勿論、途中でメンバーが代わったりしているだろうし、初演から50年近くにも及ぶ歳月もあってのことだけど、やっぱりそこいらの楽団には無い説得力があると言わざるを得ない。この演奏の前には大概の解釈は薄っぺらに感じられるし、逆に言えばそういう観点で他の演奏を聴くのは不公平でさえあるかもしれない。録音は相変わらずのRussian Discクォリティでとても薦められたものではないが、そもそも入手性もあまり良くないかもしれない。

10月8日
Dream Theaterの新譜であるところのライヴ盤のUS盤のCD3枚+DVD2枚版をAmazonで予約してたら「入手できないことがわかりました」という連絡が。が、よく考えたらDVDがRegion 1である可能性が結構高い(DVDのみ版はRegion 1)ので買えてたらかえって面倒だったかもしれない。Amazonといえばクレジットカードのサービスが12月15日まで。駆け込みで買ってたら年明けから違うカードのサービス開始…という落ちだったりして。

10月6日
Mravinsky繋がりでShostakovich: Sym. No. 5の来日公演を久しぶりに聴いてみたり。あまりの残響の無さに軽くのけぞる。元々響きの豊かさを売りにしているオケじゃないのに、これでは骸骨みたいだ。78年のウィーン盤が風呂場だったように記憶しているので足して2で割れば丁度よかったのかもしれない。それでもこれが彼の録音ではかなりよく録れている方だというのがまた悲しいところ。

10月5日
Mravinskyの1961年2月11日ライヴをようやく開封したり。モノラルという時点で何だか持っているだけで十分な気がしてしばらくほったらかしにしてあったもの。2枚目がなかったらさすがに買っていない気がするが、その2枚目だけ感想を。同じライヴでもレニングラードとモスクワだと後者の方が若干アウェイ感があるからかどうか知らないが少々前のめり気味な演奏になりがちだったように記憶しているが、これもやや前のめり系というか、彼らとしてはアンサンブルが少々荒い演奏なんじゃないだろうか。しかし、このシリーズ、"Ruslan & Lyudmilla"ばっかりだな。半分くらいそれを目当てに買ってしまうのでしてやられた感満点だ。

10月4日
涼しくなってきたし玄茶さんからそんな電波を受信したような気がしたので今週からパワー・アンプの電源を再び入れっ放しに。そもそも電源を落としていたのはそれでも前のアンプより好ましい音だったからで、それから1年以上経つのでいい加減現状に慣れてきたところで最後の一押し。電気代以外に一切の費用を使わずに音が好ましい方向に行くなんて素晴らしい。そろそろ何か買おうかとか思わないでもないのだけど。それはさておき、久しぶりに今度はパイプオルガンを聴いてみたり。楽器の性質上、生で聴いた経験があんまり有効じゃない気がするが、聴いたのがDG録音だったりするのでますます関係無さそうな気が。もっとを言い出せばきりのない楽器だけど、今のスピーカを買うときにも同じCDを聴いて覚悟を決めたことを思い出したり。友人のIASの感想などを見てて思ったが、現実的なサイズ・価格で凄みのあるスピーカってなかなか無いものだ。Avalonのこの頃の2 Wayモデルは大胆な割り切り方が今でも私の目(耳?)には新鮮に映る。

9月29日
ふと思い立って検索してみたら中古のSR Compositesのボードが引っ掛かった。買おうか結構真剣に考えていたら売れてしまった…。迷ったら負けだ。関係ないが久しぶりにチェンバロを聴くと以前と随分違って聴こえて面白い。弦が張り詰めたような感じに鳴る。チェンバロはちゃんと生で聴いたことがないのでどう鳴っていると生っぽいのかもう一つピンと来ないところがないでもなかったり。

9月27日
そんなわけでDragonforceの"Ultra Beatdown"のCDとCD-R比較。CD-Rの書き込み速度はEACで設定に出てくる一番最低の4Xを選択。メディアは手元にあったTDKの700 MB。Norm設定で読み込みに一発で成功しない場面があるので、書き込み条件は適当に焼いたPolysicsの方が合っていたのかもしれない(10Xだったはず)。前提条件はさておき、CD-RをManu設定、CDをNorm設定で聴いた結果…CD-Rの方が私には好ましく感じる。別にこのディスクに限ったことでなく、Norm設定の抜けの悪さがそのまま差になって出ているように思う。CDも多分TOC周りで困ってるだけなので読み始めることさえできれば何とかなるのに…と思ってManu設定にしてCDを再生してみたら、何の問題も無く再生できたり。何回かやっているとたまに成功する模様。CD-Rは車で有効活用することに。肝心の音質はこの手の曲としてはかなりいい方な気が。周波数の上も下も伸びやかで圧迫感が無いし、奥行きもある。少々ゲーム音楽っぽいところも私は結構好き。実際にこの前のアルバムの曲がゲームで使われたらしいけど。

9月26日
SoulflyとDragonforceをとりあえず開封してみたのだけど、Dragonforceの盤質が大外れ。US盤恐怖症になりそうだ。P-0sのサーボ設定Normなら読めるが、妥協したセッティングで(実際どうかは別として)拘りの音質を聴くとか本末転倒感に溢れすぎ。が、車に持っていこうと思って机の上にほったらかしておいたPolysicsのCD-Rを何気なく入れてみたらManu設定でも読めるじゃないか。…駄目駄目なCDとしっかり読めるCD-Rはどっちが音質いいんだ?昔、CD-Rの比較記事に「元のCDより高音質」というのがあって、それじゃあ音質が際限無く向上してしまうじゃないかと笑って読んだものだけど、今ではちょっと笑えないな。

9月25日
CDが3枚。Soulflyの"Conquer"Dragonforceの"Ultra Beatdown"Angraの"Rebirth / Temple of Shadows"。SoulflyはUENOさんのイチオシ。これは期待してしまう。Dragonforceはサブウーファが無いと聴けない音域まで入っているとかいう話。Angraは2枚のうち後半が評価高いみたいだったので。

9月23日
AmazonからのメールでDream Theaterの新譜が出ることを知ったり。Amazonからのメールで買うのは初めてかもしれない。しかし、CDが5枚、DVDは2枚組とはなかなかヘヴィだ。

9月22日
テニス合宿で丸2日間聴けなかったせいもあって、パワー・アンプつけっ放しでなくてもこれはこれでいい気がしてしまう。適当なもんだ。

9月18日
普段の倍くらい寝てるとか体調を加味しても鳴りっぷりが良いとしか言いようがなく、半端なオーディオ・タームを並べるのが馬鹿馬鹿しいくらい。部屋の空気が鳴っているというか、無意味に大袈裟に言えば宇宙が鳴ってる気がする。そのうち何か壊れるんじゃないかと余計な心配をしてしまう。

9月17日
もはやパワー・アンプの電源を切るのが惜しいくらい。むぅ。

9月16日
というわけで、2晩ほどパワー・アンプの電源を入れたままにしているのだけど、ダイナミック・レンジが広くなったような、高域が伸びやかになったような、中高域がシルキーにスムースなような。…思いの外いい。音楽のうねりとかキレとかが格段に素晴らしい。2日目と3日目ではそんなに差が無いと思うので後はオーバーナイトまで必要なのかどうか。パワーばかり気にしているが実は残留ノイズでスピーカのユニットが温まってるからとかいう落ちかもしれない。

9月15日
折角の夏休みなので試みにパワー・アンプの電源を旅行から帰ってきてから入れっ放しにしてみている。DMA-250は寝起きの悪い方ではないと思うが、やってみてから判断してもよかろう。

9月14日
背筋が痛くてリスニング・ポジションを保てない(汗)。

9月10日
Angraの"Angels Cry / Holy Land"を聴いてみる。デビュー・アルバムであるところの"Angels Cry"は聴いていて笑っていいのか喜んでいいのか呆れていいのか、多分かなり困った顔して聴いてた気がする。2枚目の方がもうちょっと安心して聴ける。音質はどちらもリファレンスにするには少々辛いかも。

9月9日
CDが一枚。Angraの"Angels Cry / Holy Land"。全くの偶然なのだけど、一枚目のイントロがSchubertのSym. No. 8からだったりする。それはさておき、Quantum Symphonyの配置換えで一つだけ確実な効果が。それは音がちょっとソリッドになった気がするとか音像の彫りが深くなった気がするとか、そんな気のせいで一蹴されてしまいそうな地味な効果ではない。…パワー・アンプの電源スイッチを押しやすくなったのだ。今の部屋に引っ越してから平面方向に展開する配置にしてしまったので部屋の奥に向かって様々な障壁が出来てしまい、それが例えばエアコンのフィルタ掃除の際などに絶大な防御力を発揮したりしていて、比較的部屋の奥側にあるパワー・アンプについても同様だったりした。スピーカ・ケーブルや電源ケーブルの接続はもとより、電源スイッチですらかなりしっかり足を踏ん張ってないと手が届かない有り様だった。…もうちょっと計画的に置けばいいのに。プリアンプの横からプリアンプの後ろ(=パワー・アンプの横)にQuantum Symphonyが移動したことでパワー・アンプの電源スイッチへのアクセスが随分楽になった。最初からこう置けばよかったのに。

9月7日
Dohnanyi/COのSchubert 8 & 9を聴いてみたり。正直なところどちらもあんまりピンとこない曲で、強いて言えば8盤はMravinsky、9番はSzellのEMI盤がいい気がするが、どちらも(特に後者は)曲がどうこうを通り越してる気がするし。そういえばSzellの9番は持ってない。もうちょっとましなリマスターで出れば、とか言ってる間に廃盤になっちゃったっぽい。困ったもんだ。が、遥か昔に人の家で聴いたインパクトだけで未だにお腹一杯というのも凄い話。そんなわけで曲に求めるものも特に無く、そういうのに積極的に応えるタイプの演奏であるわけもなく、演奏も聴く側も淡々と優美な時が過ぎて行った。関係無いが、下のQuantum Symphonyの上級機種は電源が普通の3Pプラグでスイッチング電源内蔵になっていて、電源ラインに働きかけるくせにスイッチングかよとか思った気がするが、放射しているんだったら関係無いわけで一応辻褄は合う。勿論、信じるかどうかはやっぱりそれ以前の話だけど。しかし、スイッチング電源内蔵にしただけで値段がほぼ倍だったので結構ひどい話でもある。

9月6日
jazzaudiofanさんのBlogによればQuantum Symphonyは電磁場を周囲に放射していることになっているらしい。てっきり電源ラインに働きかけてるのだと思ってた。ということなら、Symphonyは機器に近い方が作用が大きいはず。というわけで今までプリアンプの脇だったのを目一杯プリアンプとパワー・アンプの間に突っ込んでみた。能書きを信じてどうにかなるような物でもない気がしないでもないけど。音は変わったらまた後ほどご報告。

9月5日
Slipnotの新譜と言えば、大学1、2年の頃、よく帰宅途中に寄ったTaharaで「爆音試聴会」なるものが催されたらしい。当時はそんなアナーキーなイベントをやるようなお店だと思わなかったが、そういうジャンルに興味もまだ無かったので気付かなかっただけなのかもしれない。クラシックではたまに行くと嬉しい発見があったりして結構頻繁に寄ってたような記憶が。地理的要因もあるにせよ、最近はちっともCD屋さんに行ってないなぁ。

9月2日
Sonata Arctica、UENOさんにはヒットしなかった模様。私は逆にキーボードの特に少し高い方の音がどうも好きらしく、最近好んで聴いてる曲はジャンルに無関係にそんな音が多めな気がしてきた。逆にStratovariusは録音のせいかその辺の音の輝きに乏しく、どうにもピンとこない。そして、そういうピロピロピコピコした音にSpectralは大変相性がいい。Spectralを買ったからそういうのを聴く頻度が増えたのか、元々聴いてたのでSpectralを選んだのか今となっては判然としないが、楽しく聴けるのはいいことだ。

8月31日
Sonata Arcticaにいきなりだだはまり。そしたら某所にたまたま出没してた某氏がファンだとか。どこかで読んだレヴュー同様、その氏も1、2枚目までがいいという。2枚目からは少し雰囲気が違うという話も聞くし。さしあたって素晴らしい疾走感とちょっと恥ずかしいくらい哀愁全開のメロディ、そしていちいちドラマティックな展開がたまらない。

8月30日
CDが4枚。Sonata Arcticaの"Ecliptica"Stratovariusの"Visions+1"Devoの"Q: Are We Not Men? A: We Are Devo!"Petteri Sariolaの"Silence!"。Sonata ArcticaとStratovariusはYouTubeとかで見てみて好みっぽかったので。Devoは全部買いそうな勢いだが今更ボックスが出てることに気が付いた。ちっ。Sariolaはアコギ。複数の人に薦められた上、某ごっついオーディオの人のBlogでも紹介されてたので音質も期待できそう。

8月28日
で、Dohnanyi/COのMendelssohnはびっくりするくらい滑らかで、これを聴くとやっぱりVPOのはあちこちでこぼこしているように思えたりもする。さらさら過ぎてぱっと聴きには少々地味な気も。逆方向に振ってSolti/CSOの演奏を聴いてみると、全てが力の限りといった様相で少々やり過ぎ感が漂うもののこれだけ徹底していればそれはそれで天晴に思えて割と好きだったりする。

8月27日
アメリカで買ってきたCDの中からDohnanyi/VPOのMendelssohnを聴いてみた。順番としてはこれを後に聴いてしまうとがっかりしそうな気がしたので。が、結果的にはVPOから引き出せる最大限に緻密なアンサンブルで他の後で聴いたら予想と違う意味で驚いたかもしれない。やっぱり甘いところは甘いのだけど、もっとひどいことになってもちっとも不思議じゃないオケなはず。思いの外元気で前向きな性格が前面に出がちなのも意外かも。もっと求めたくなる点が皆無ではないけど、普通にいい演奏だと思う。なお、Clevelandとの録音は少し後にTelarcから出ていたりする。

8月25日
さすがに2週間は長いので前段機器も含めてオーディオは全て電源を落としていった。奥さんには部屋が涼しいと出張中好評だった模様。電源投入直後は「こんなにぬるい音だったっけ?」とか困った顔して聴いてたが、今はなかなか切れ切れでいい感じに。出張中はYouTubeやラジオでも無いよりいいと思ったが、ちゃんとしたオーディオの方がやっぱりより好ましいとも思ったり。携帯オーディオ+適当なイヤフォンというのが出先で聴くのに現実的な解だとは思うけど、それならその費用を機内で使うネックピローに充てたい気もするが、それ以前にこの先どの程度の頻度で使用するか分からないものを買う意欲がもう一つだったり。

8月23日
2週間ほどLAへ。今回は週末を挟む格好になったものの土曜日は先方の人と出掛け、日曜日は遠出する元気もなく、やっぱりアメリカは足が無いと不便だったり、翌週もハードそうだったりで結局音楽的収穫は近くの本屋のCDコーナーをちょろりと漁ったくらい。日本では廃盤っぽいKarajan/BPOのMahler 5のThe Originals盤やDohnanyi/VPOのMendelssohn 3-5他(国内盤の全集はあるみたい)、勢いで多分廃盤でも何でもないTelarcから出てるDohnanyi/COのSchubert 8 & 9(と思ったらAmazonで国内盤がひっかかるだけだ…って中身は多分一緒か)。アメリカにいる間はモバイルPCの貧弱スピーカでYouTubeを観たり、ラジオでお茶を濁したり。そういえば、ラジオでChaconne特集とかやってた。勿論、殆ど知らない曲ばかり。それは極端な方だとしても、流してるのが決して王道なものばかりじゃないのにしっかり局が存続してるのは立派だとも思ったり。来月、LA PhilはHollywood BowlだけどSalonenの指揮で「一千人」をやる模様。が、次の出張はあったとしてももう少し後だろうなぁ。残念。

8月10日
田崎真珠が経営難らしい。昔MaazelがCMやってたが、まだ公演の特別協賛やってたりとか関係はずっと良かったみたいだ。Maazelが来日する頻度に影響が出たりするんだろうか。

8月9日
来週からまたLA出張なのだが、またDisney Hallでは演奏会が無い…。LA Philじゃなくてもどこかのオケがツアーに来るとか無いのか。むぅ。

8月8日
我が家の音は当社比で以前よりもシャープな表現ができるようになったと思っていて、ロックとかを聴く分にはそれが好ましいというか、話の順序はむしろ逆でロックとかをより気持ちよく聴くためにそういう方向に持っていこうとしている。が、Solti/CSOの演奏を聴いたりしてると鋭角的な表現や高揚感の表現にこれはこれで好ましい気がする。

8月7日
比類ないWeissenbergのBach聴き比べの続き。次のお題はChromatic Fantasy & Fugue。下の2496国内盤と3枚組輸入盤の勝負。Fugueで比較…と思っていたのだが、国内盤はFantasyとFugueがトラック分けされてないことが判明。そしてP-0sの早送りの遅いこと遅いこと。音に決定的な違いがあればそんなハンデもものともしないのだが、Chaconneの国内盤同士での比較ほど顕著な差が無い気が。2496盤の方がややクリアで輸入盤で少しボケたように感じるところもしっかりしている反面、少し作り物っぽい感が無いでもない。ノイズは輸入盤の方がやや多めに感じるかも。結局のところ、この2496盤のリマスターの出来がどうこうというより、下の他の二つが悪過ぎるのだろうな。

8月3日
比類ないWeissenbergのChaconneを聴き比べてみる。用意したのは先日届いた24 bit 96 kHzリマスタ盤の他にGrandmasterシリーズのものとARTのもので全て国内盤。謳い文句はそれぞれあるようだが、ART盤は最初に聴いた印象があまりにひどく(3月27日参照)それ以来聴いておらず、これまではGrandmasterがリファレンスだったりする。改めてGrandmasterから発売順に聴いてみたが、ART盤の低音のへなへなぶりには恐れ入る。指がスポンジになってるんじゃないのかというくらい左手がめろめろ。今後5年間は聴くことは無いだろう。で、今回の2496盤だが、出だしからどうもちょっとレベルが高い。故に正確な対比をしづらいところだが、個人的には録音レベルも含めて音質だとも思う。レベルが高いせいかヒスノイズも他の盤よりやや多めだが、音の切れは他の2枚を圧倒している。ガッツ溢れる低音は私がWeissenbergに対して抱くイメージにより近い。ピアノのアクションの音もまともに聴こえるのはこの盤だけだろう。あんまり期待せずに買ったが、今後のリファレンスはこちらになりそうだ。Chromatic Fantasy & Fugueにも期待。

7月31日
CDが5枚。WeissenbergのBachDevoの"Shout"Emerson Lake & Palmerの"Trilogy"Judas Priestの"Painkiller"Tempestの"Under the Blossom: The Anthology"。Weissenbergはリマスターに淡い期待を。ChaconneとChromatic Fantasy & Fugueが一緒に入ってるとか選曲が素敵。でも、EMIだし、国内盤だし。そういえば、アコースティック・ギターが聴きたいとか思って薦められてたものとかを「ほしい物リスト」に入れてたのだけど、注文する頃にはそんなに聴きたい気分じゃなくなっていて結局今回は買わなかった。まあ、そのうち。

7月29日
QuattroのLEDがまた消えてる。今度は電源を入れ直しても点かない。まあ、実用上は問題無いのでこれ以上は考えないことに。Enigmaとか買いませんよ?最近、音が少々豪快系に振れてるようで、比類ないWeissenbergのProkofiev: P. Con.とか小澤征爾が振るOrchestre de Parisともども豪快ぶりに拍車がかかりまくりで何だかおかしい。それにしても、これが70年の録音とは。どうしたらメジャーレーベルがこんなに低S/Nで録れるのか。最新最強リマスタリングや高額重量級オーディオでもこればっかりはどうにもなりそうにない。

7月27日
ふと気付いたらSynergistic Researchのシールド電源供給装置であるところのQuattroの電源スイッチのLEDが消えてた。ケーブルのLED自体は点灯しているので単にスイッチ側が切れただけなんだろうけど、何だか落ち着かない。一回電源を落として入れ直してみたが直らず、気休めにもう一回繰り返したら点灯。まあ、いっか。ちょっと前にも書いたが、Synergistic Researchからは真空管を使ったタイプが最近出ている。これはさすがに電源入れっ放しというわけにはいかないだろうなぁ。

7月20日
3連休で周りがいなくて電源環境が良好なのか音がいい気がする。久し振りにLevine/CSOのPetrouchkaを聴いたら剛毅な演奏で驚いたり。大体において豪快大王なLevineだが、Petrouchkaですらその路線を貫くのか。音の調子はさておき、我が家のCDトランスポートであるところのP-0sのトレイが少々不機嫌になってちょっと焦った。トレイが入るときにがががっとか言って途中までしか入らなかったり。とりあえず電源入れ直してみたりしているうちに直ったのだけど、そのうち修理しないといけないかもしれない。むぅ。

7月19日
KarajanのNielsenが聴きたいなぁと思ってAmazonとかHMVとか探してみたらどうやら廃盤のご様子。さすがの帝王もこの辺りまで力が及ばないのか。

7月17日
コストパフォーマンスは高い方がいいに決まってるが、趣味のオーディオには何だかそぐわないんじゃないかという気がする。趣味である以上、どこまで行ってもパフォーマンスは0なんじゃないのかとか。パフォーマンス=満足度とすればありな感じがするが、それはもはやただの主観でしかないので客観的な数値っぽいふりをするのは欺瞞なのではないかとも思う。高ければいいというものでもないだろうけど、趣味の過程でCPを持ち出すのは何だか興醒めな気がしないでもない。

7月15日
下の問い合わせの返事は結構早く届いたのだが、結果的には払い戻しになってしまった。残念。

7月14日
Rushの"Snakes & Arrows Live"、どうも盤の質がよろしくない模様。一枚目はP-0sのサーボ設定がManuではTOCが殆ど読めず、Normで読んでからManuに切り替えればぎりぎり再生スタートできる。2枚目に至ってはManuどころかNormですらTOCがぎりぎり読める状態。聴けないわけじゃないので返品するわけにもいかないだろうけど、なかなか聴き始められない上に普段のサーボ設定で聴けないのは何だか損した気がしないでもない。RushはLiveじゃない方のアルバムもTOCが読みにくく、どうもプレスしてるところがあまり良くないのかもしれない。US盤以外なら大丈夫なんだろうか。しかし、ここで買い直すと本当に損になってしまう。くそぅ。

7月13日
Amazon.comで注文したCDが到着予定日を1ヶ月過ぎても届かないので問い合わせてみたり。問い合わせの文面は1000文字までなのか。もっとも、「届いてないんだけど、どうなってるか確認してもらえます?」と訊くくらいならそんなに必要無いけど。

7月12日
左右のバランスは結構変わって、正常な方向なのだろうけどちょっと慣れが必要な気も。動かしたのは右側のボードだけだが音は左側にも多少影響があって全体としてより広くなってる模様。

7月10日
CDが5枚。Emerson Lake & Palmerの"Brain Salad Surgery"Jeff Beckの"Truth"Rushの"Snakes & Arrows Live"Polysicsの"Now is the Time!"絢香の"Sing to the Sky"。勿論、最後のは奥さんのリクエスト。クラシックが一枚も無いな。

7月9日
どうにも左右のバランスが悪い気がしてならないので左右の壁際に設置している拡散ボードの位置を測ったら右側が2 cmもずれてた。おや、いつの間に?とりあえず位置を合わせてみたところで今日は終了。結果はまた明日。

7月7日
一週間のご無沙汰で我が家の音を聴くと妙に客観的に見られて何だか色々と面白い。いちいち細かいところを執拗にスポットライトを当て続け、縦に線をびしっと引き倒さないと気が済まないようなリズムの刻みは思い返せば確かに目指してきたその延長にあることは間違い無い。が、ここまでそのまんまだと結構呆れるというか、当人としてはそんな中でもニュートラルを志向しているつもりでいるのに、これをニュートラルと呼ぶのは少々憚られる気がしないでもない。勿論、本人が満足なので何一つ問題は無いのだけど。

6月29日
所用で職場の先輩がうちへ来た。初めて見る光景に驚いていいのか呆れていいのか困ってる様子だった。間もなくご結婚予定の先輩は新居の構想中だが、電話線すら露出していることを嫌がられて困っているというので、「こんな家もある」とうちの部屋の写真を撮って見せることをお薦めしてみた。きっと微塵も交渉の役に立たないと思うけど。

6月27日
我が家のリヴィングで私が音楽を聴く場所は主に3箇所で、まずは当然ど真ん中のチェア。それからPCに向かっているとき。そして食卓に向かってるとき。スピーカからの角度も距離もそれぞれ違うのでやっぱり音も違うのだけど、スピーカを動かしてから食卓に向かってるときの音が少々冴えない一方でPCに向かってるときはこれまでより若干バランスがいいかもしれない。聴いてる時間も考慮するとトータルでは好ましい方向のようだ。

6月23日
分からなかったらどうしようとか昨日は書いてたが、結論から書くと結構面白い方向に転んだ気がする。最近、ちょっと鼻についてこないでもなかった高域のやんわりとした甘さが引っ込んで、当社比でちょっとピリ辛気味に。低域が増える分、もっさりしちゃうんじゃないかと心配してたのだけど、むしろ今の方がぱつぱつ鳴ってる。もう一度汗だくになって動かす羽目になるかとどきどきしてたが、しばらくこのまま様子を見てみたい。

6月22日
何となく思い付きでスピーカを3 cmほど後ろに下げてみたりしたら作業中、汗だくになった。とても試聴どころじゃない。結果はまた明日。というか、作業でぐったりして既に変更前の音を忘れてるんじゃないかという話も。

6月21日
Swing AudioでDynaudioのSapphireを展示しているそうな。時間ができたら聴いてみたい。そういえば、某氏のSapphireもそろそろ?

6月19日
ちょろっと調べた範囲ではDMC-30無印からDMC-30Sへのアップグレードが実施されたことがあった模様。うーん。

6月18日
トランス横のところが結構違うのか、アップグレードがもし行われるとなるとボード丸ごと交換になりそうなのだそうな。むぅ。

6月14日
Swing AudioにDMC-30SSの内部写真が出てた。我が家のDMC-30SLと比べてみると、大筋ではあんまり違わないようだ。ぱっと見て気付いたのは右奥のコンデンサがSSだと黒5、青2だが、SLでは全て青だ。次に、左下のヴォリューム部。SSでは剥き出しだが、SLは黒いカバーに覆われている。カバーのネジ穴の位置から考えても中身は違うのだろう。SHHAモジュールの右側にSSではコンデンサが4個×2並んでいるが、SLだと金属のカバーに覆われている。右下のトランスのすぐ左側のヒートシンク周辺の回路の構成も違うような気がするが、写真の角度の問題かもしれない。ヴォリュームとコンデンサの変更ならアップグレードで対応してくれていい気もするが、さてどうなのだろう?

6月13日
久し振りにRammsteinの"Mutter"を聴くと妙に凄い音で鳴ってびっくりしたり。その前に聴いてたのがPolysicsだったのだけど、部屋の空気が変わるくらい音の満ち方が違う。Polysicsもそれだけ聴いてるとそんなに不満でもないのだけど。

6月11日
未開封棚にLes Introuvables de Cziffraがあった。いつ買ったんだっけ?比類なくCziffraなCDが8枚も。Cziffra酔いしそうだ。好きな曲が結構多いのがまたいい。

6月10日
Moonriverさんの記事を見て、そういえばうちにもKarajanのMahlerがあったはず、と探してみると件の9番以外に6番もあった。録音は70年代後半っぽい。序盤とか少々バランスに違和感があったりしないでもないけど、やっぱり馬力のあるコンビだし、Karajanの執念のような美的センスの凝縮っぷりには心底感心する。少々表現が大袈裟で鼻につかないでもないが、そんなことを言ってたらそもそもMahlerなんて聴いていられない。Mahlerにどろどろしたものを求める向きにはちょっと合わないけど、やっぱりKarajanは格好いいと思う。

6月9日
MarinkovicのMedtnerは奥歯が溶けてしまいそうなくらい甘ったるい演奏で恐れ入ってしまった。腕っぷしがどうこうは比較対象がRepinではちょっとあんまりだろう。この曲に限らず私が聴いたことのあるMedtnerの演奏は割と硬派だったりちょっと頑なっぽいのが多かった気がするのでこういう方向性はちょっと意外だったが、こういう捉え方もあるか。Mordkovitchが1番と2番を入れてるが、3番が無いのがちょいと残念だ。少しやり過ぎ気味の面白い演奏になると思うのだけど。

6月8日
CDが一枚届いてた。Marinkovic, HendryのMedtner: Vn. Son. Nos. 1 & 3。3番がとにかく問答無用で大好きとかいいつつ、Repin以外の演奏はあまり聴いたことがないのもどうなのか。とは言え、あんまり選択肢も無いのだけど。全く関係無いが、某店某階のMLの本日の配信がただの野次馬写真紹介になっててかなりげんなり。元よりそれほど多くを期待して入ってるMLではないし、そもそも多分一度も買い物をしたことが無いので大きなことを言えた身じゃないのだろうけど、それでもどう考えても無意味で不要な内容だったと思えてならない。文面だけでご冥福をとか書いててもしょうがないだろう。世の中にはもっと正義感と行動力に富んだ方がきっと大勢いらっしゃるので、当人に突っ込みが入ってて明日辺りには言い訳っぽい配信があるんじゃないかと予想してみる。

6月5日
Disturbedの"Indestructible"、最初聴いたときは今一つ突き抜けた曲が無いなぁとか思ったけど聴いてるうちにこれはこれでいい気がしてきた。録音はコンプがきついけど前作ほどではないので聴きやすいが音数は少し控え目かも。Polysicsの"Karate House"はにゃんにゃん言ってたりしてあんまり考えなくても楽しい。

6月4日
CDが一枚Disturbedの"Indestructible"。出たばっかりの新譜だ。

6月2日
FurtwaenglerのSACDが出るのか。いくら何でもオーバースペックな気がしないでもない。SACDも滅びそうで滅びない微妙な低空飛行をどこまで続けるんだろうか。

6月1日 その2
下の岡田博美のアンコール集はウィーンで室内楽を録り損ねた勢いで録音されたものらしい。スタジオ録音を聴くのは初めてかも。状況やホールは違えども、例によってSchoepsのマイクのワンポイントでWadiaのA/Dコンバータを通して録音されている。だからと言ってCamerataが比類ない名録音かどうかはともかく、非常に分かりやすい録音だとはいつも思う。

6月1日
1日なので映画を観てきた。"The Mist"。最近流行りなんだか昔からお馴染みなんだか、とにかく閉じ込められ系のちょっと怖い映画だ。霧という状況設定で何と相対しているのかしばらく分からなかったり、人間模様がくちゃくちゃだったりはするものの、全編通してアメリカンな色合いが濃くて価値観やら宗教観やら生活観やら日本人には違和感あり過ぎかも。伏線の活かされ具合は凄いと思ったりしつつ、全体的に既視感のあるようなシーンが多い気が。ありがちな選択肢の中でうまくパズルを組み立てているような風にも見える。価値観の多様性という点に関しては日本より遥かにナイーヴだったりするお国柄ゆえか、色々解釈の余地があって、結局もやもやしたまま終わってしまったような。シンプル過ぎる映画よりはよほど好ましいけれど。

5月31日
CDがもう一枚。岡田博美の"Pavane"。色々入っていて楽しそうだ。こうやってちょっとずつ届くとしょっちゅう買っているみたいで奥さんの心象があまりよくなかったりするのが困りものだ。

5月30日
CDが一枚。泣く子も黙るU.K.だ。

5月28日
CDが一枚。Polysicsの"Karate House"。Polysicsは最近お気に入り。しばらく買い続けそう。

5月27日
CDが2枚到着。ASIAの"Phoenix"Mike Oldfieldの"Amarok"。それはさておき、Lavy EngineeringのDA924についてメールで問い合わせが。まあ、あんまり使ってる人もいないだろうしなぁ。大した返事もできないのが残念。

5月26日
卓球して疲れたのでしみじみとHubeau, Quatuor Via NovaのFaureを聴いてみたり。録音はベストとは言い難いけど、薄暗い雰囲気にちょっと魂を抜かれそう。

5月25日
某所で某氏にうちのサイトを見てるとちっともハイエンドに見えないと言われた。多分、うちに来て実物を見ても同様でしょう。個々の機材はいいお値段なのに、そんなことを微塵も感じさせない雑然ぶり。ごちゃごちゃぶりだけはハイエンドだ。あはあは。

5月22日
Genesisの"Trick of the Tail"についていたDVDを観てみたり。CDと同じ曲目でサラウンドしてたり映像が盛り沢山だったりして、どうせおまけだろうと鷹を括っていたら2時間くらいじゃ観終わらないという事態に。ライヴにはBill Brufordが。の"Anderson Bruford Wakeman Howe"の映像のときと同じような腰の入りっぷりだった。サラウンドはやり過ぎず控えめ過ぎず、力の入ったシステムで聴けばかなり楽しめそうな気がする。

5月20日
AshkenazyはProkofievもWilkinson録音だそうな。困ったもんだ。私は3番が好きで演奏としてはKapellのが好きだったりする。Wilkinson繋がりで言えばSolti/CSOの"Eroica"とかもWilkinsonが絡んでいるらしい。録音は玄茶さんが全集を買うなり9番をリファレンスにしてたくらいだから悪いはずがない。"Eroica"には言うまでもなく名演が多いのだけど、そんな中でも贔屓目を抜きにこれもいい演奏だと思う。どこまでもマッシヴだけど緻密で、それでいて彼らのMahlerとかのような力尽く感は控え目。そういう意味では面白みは少ないのかもしれないけど、彼らに抱くイメージよりも第2楽章とかずっと丁寧でよくできていると思う。

5月18日
moonriverさんによるとAshkenazy, Previn/LSOのRachmaninovもWilkinsonが録音しているらしい。ちょっと欲しいかも。でも、Ashkenazyか、うーん。

5月17日
奥さんがiPodが欲しいとか言い出した。散歩のときに使いたいらしい。HDDはもとよりフラッシュメモリのも随分安くなってるんだな。そういえば、職場で新人さん用にUSBメモリを買ったときも安くて驚いたっけ。

5月15日
CDが一枚。Superflyの"Superfly"。…ボクシングの階級?勿論、奥さんのリクエスト。元々は二人組のユニットだったのが一人だけになって名前もそのままなのだとか。

5月13日
出張先でB&OのBeolab 5が商談スペースに置いてあった。環境音楽風なものがかかっていて音質がどうこうとか何一つ分かるような状態じゃなかった。もっとも分かりたいほど興味もないのだけど。

5月10日
Polysicsの"We Ate the Machine"が思いの外楽しくて最近のお気に入り。演奏はハイテンションで録音レベルも高く、音数も多くて真面目に聴くのもありだろう。おまけのDVDのライヴ映像もなかなか楽しい。シンセのカヨの動きから目が離せない。

5月8日
Gergiev / LSOのMahler 6を聴いてみる。とりあえず、やたらと録音レベルが低い気が。普段より4 dBくらい上げて丁度いいくらい。SACD/CDハイブリッド盤だけどSACD層がメインでCD層はおまけになっている予感。が、うちでは検証する手段が無いので何とも。録音してるのはClassic Soundという元Deccaのエンジニア二人が興した録音屋さんなのだけど。名前見ただけで汗が出てきそうなGergievといつの時代も今一つ垢抜けない感じのするLSOの組み合わせで、どうも後者の色が強め且つ全体に浮いてる感じがして私には終始不満だった。先に書いた録音の状態もあるんだろうけど、地味を通り越して貧相にすら聞こえるところが結構多くて、Gergievという名前を見た後だとオーディオの調子を疑ってしまいそうになる。テンポは確かに速めだし、実際のタイムも結構いい感じなのだけど、何だか霞を食べてるみたいに実体感が無いというか重さが無いというか、聴けば聴くほど空腹感が増すような。また、オケの音が少々ネクラでそしてそしてライヴ(何回の?)とは言え思いの外下手だ。昔、GergievがMahlerの2番か何かのリハを公開しているのを観に行ったことがあるが、もっとずっと起伏のある演奏だった気がする。この演奏はその起伏の山の頂上に辿り着く前にオケが力尽きてるような気がしてならない。細かいところは結構面白かったりもするんだけど、全体の印象がどうにもこうにも。生ならまた印象も違うんだろうけど。

5月6日
CDが3枚届いた。Gergiev / LSOのMahler 6Children of Bodomの"Are You Dead Yet?"Polysicsの"We Ate the Machine"。GergievでMahlerなんてどんだけ暑苦しいことかと聴く前から汗だくになりそうでスルーするつもりだったが、結構勢いのある演奏だという噂を耳にしたので。COBはSHM-CD。録音は"Hate Crew Deathroll"よりずっといいのでリファレンスとしての使用頻度はこちらの方が高い。"Hate Crew〜"がちょっとはましに聴こえれば、と思ってSHM-CD盤に手を出したんだけど、そこまでの影響力は無かったという落ち。PolysicsはTVでやってた「もやしもん」のエンディングの入ったアルバム。前に全然関係のない番組で見かけて面白そうだと思った記憶があったような気がしたのでうっかり買ってみた。

5月5日
DVDが届いた。Anderson Bruford Wakeman Howeの"An Evening of YES Music Plus"。動く彼らを観るのは初めてだ。「ここはこんな風に弾いてたのか」とか観ていて面白く、弾いてる彼らもお客さんもとっても楽しそうだ。たまに「んー?」なところが無いでもないけど、なかなか満腹感の高い映像だった。

5月3日
Synergistic Researchの電源ケーブルを中古で入手した某氏から連絡が。アクティヴ・シールド電流供給用ACアダプタであるところのMini Power Couplerが同梱されていなかったとのこと。…付属品じゃないのか?送った側もMPCだけ残してもしょうがない気もするが。我が家ではシールド用電源であるところのQuattroを使用しているのでMPCは登板予定ゼロ。というわけで、とりあえずお貸出し。そういえば、Synergistic Researchのケーブルは新しいシリーズになってるけど、MPCは変更あるんだろうか?最新のシールド電源は遂にアメリカ人が愛してやまない真空管仕様になったけど、それはいくらなんでもやり過ぎなんじゃないかと思わないでもない。真空管では24時間点けっぱなしというわけにもいかんだろうし。

5月1日
映画を観に行った。"10,000 B.C."を観た。…英語?…恋愛もの?…サーベルタイガーはあれだけ?原人と白人と黒人?これは一体いつの時代なのか。S.F.の出来損ないみたいな世界観に軽くびっくり。S.F.だと目新しさが無いからなのか?ストーリーは下の"Mr. and Mrs. Smith"もびっくりの単純明快さ。映像は迫力満点なのだけど、それ以外に誉めるべき点が見当たらない。きっと時間もお金も労力も相当かかってるんだろうけど、何だかひどい無駄遣いに思えてならない。迫力を味わうためには映画館でないと難しそうだが、お金を払って観るべきと薦められるほどの内容が無いので結局観なくてもいいという結論で落ち着く気が。

4月29日
かなり久し振りの演奏会。前回は一体何だったっけか。Inbal/TMSO(要するに都響だ)でMahler: Sym. No. 8@MUZA川崎。とりあえずまずは会場が初めてだったりしたのだけど、駅から近くて便利だ。定在波を嫌って左右非対称の構造だったり、椅子の質感が国内のホールとしてはいい感じだったりするが、配色にあまり重厚感がなかったり、構造物がホールのサイズにしてはやや大作りな感じがしないでもなかったり。初演時の1000人とまではいかないまでも4〜500人の大所帯なので入場にやたらと時間がかかり、序列とかもあるんだろうけどいちいち礼儀正しく几帳面に順番に入ってくるのでますます時間がかかる。児童合唱だけステージ上で、他の合唱と声楽ソロはステージ後ろの客席を占拠。ソリストの譜面台の置き方とか、普通の演奏会には無い苦労も舞台裏ではあったんじゃないかとか思ったり。そんなこんなでInbal登場。学生時代にN響の演奏会で見たきりだと思うが、太りっぷりから禿げっぷり、白髪っぷりまで何一つ変わっていないように見えた。私の記憶の中ではとっくに老人だったのでどれだけ老人になっているのかと心配したが、実はまだ71歳。まだ、という表現が正しいのか自分でも少々疑問が残らないでもないが、実際問題として指揮者は長生きが多いしなぁ。読売日響を未だに降っているどころか常任になってしまったSkrowaczewskiも昔から老人という印象があるが、もう80歳を過ぎて本格的に老人だけどまだ元気なようだし。出だしから積極的に大音響で始まる曲だが、オルガンは割と控え目に聴こえた。4階という席の都合もあるのか、聴覚上の音像位置と視覚上の奏者の位置が特に金管と両翼の女声合唱で一致しないことが多く、ちょっと酔っ払いそうな感がしないでもなかったり。左右の壁から音が回ってくる感じなのかなぁとか思ってたらそれどころじゃないぐらいはっきりと左右の下から金管が聴こえてきたり。別動隊のうちトランペットの目の前には客席が…そこの席はちょっとした災難だったんじゃなかろうか。相手は所詮都響だし、少々ぬるい演奏でもいいようにと我が家にある8番の中でも圧倒的なぬるさを誇るChailly/Concertgebouwの演奏で予習してたりしたのだけど、そんな心配を軽く吹き飛ばす勢いでぱきぱき振ってずいずい進む。金管に少々冷や冷やさせられるのは相変わらずだが、時間が長く、奏者の数も多い中ではかなり健闘した方じゃないかと思う。児童合唱は女の子の比率がやたらと高くて、何だかイメージとちょっと違ったり、オケvs.歌手だとオケに分があるのはやっぱり仕方が無いんだなとか思ったりもしたが、それでもあれだけの人数が精一杯弾いて・歌ってとなるとさすがの迫力だし、そこへ至る盛り上げもばっちり。ところどころ聴き覚えの無い音がしてたりして、ただ勢いだけで暴走してるわけではなく、都響の限界ぎりぎりまで振り回しながら手綱はしっかり持っている感じ。弾いてる方は大変だろうけど。こんな演奏を毎月していればオケも随分上手くなるんじゃないかと思うが、残念ながら次にInbalが来るのは来年の3月。客足とか指揮者のやる気とかで色々と明暗が分かれそうなプログラムだな。

4月28日
明日の演奏会に向けて予習してたりするのだけど、どうしても後半が…。しかも、時間で言えば後半が7割くらいだし。

4月26日 その2
録画した"Mr. & Mrs. Smith"を観た。ちょっと崩れた"Romeo and Juliet"みたいな状況を背景に豪快なストーリー展開だけど、伏線の張り方は「あれ、そういえば…?」と思い出される絶妙な塩梅かも。あんまり細かいことをどうこう言っても仕方が無い内容だし、その後の主役俳優二人のその後からすると微笑ましくも思えたりしないでもないかも。

4月26日
そういえば、貸し出し中だった↑のスピーカ・ケーブルは既に戻ってきてます。試聴をご希望の方はお申し出下さい。

4月25日
読み取り精度が向上していると噂のSHM-CDにもうちょっと突っ込んでみる企画。Children of Bodomの"Hate Crew Deathroll"のSHM-CD盤通常の国内盤とで読み取り具合が異なるのか我が家のトランスポートであるところのP-0sで検証。P-0sはマニュアルでサーボ量を設定できるので、読み込める限界値から読み取り精度を概算してみようという算段。とりあえず、初期条件として我が家の通常のサーボ設定はFocus: F7、Tracking: 75、Spindle: 47だったりする。サーボ設定を変えていって読み込める上限を確認してみることに。読み込めるという判断は、トラック10にら一時停止でダイレクトに選曲して再生した際に5秒以上問題の無い再生が3回連続でできた場合とする。FocusとSpindleは既に設定限界のため、Trackingのみを変更している。で、結果として通常盤が9D〜9Eに対してSHM-CD盤が9F〜A0だった。0〜Fの16進数2桁で数字が大きい方がサーボ量が少ないので、今回の検証ではSHM-CD盤が1〜2段分サーボの必要度が低いということになる。が、でも似たようなことを述べているが、この結果がSHM-CDの優位性をダイレクトに表していると考えるのはちょいと性急だと思う。SHM-CDは恐らく初版なのでスタンパの状態がよかったかもしれないし、プレス工場がそもそも違ったかもしれないし、蒸着の状態が違ってたりするかもしれないし、保管期間の違いで吸湿度の違いや紫外線による劣化があるかもしれない。本来であれば複数枚、それもいくつかのロットでありながら同じ保存状態のもので確認すべきだろう。少なくとも我が家においてはSHM-CD盤の方が若干音が好ましく、読み取りやすいようだということで両方あるならSHM-CD盤を聴けばいい。素人レベルではそれで十分だと感じる。

4月20日
UENOさんとシンクロナイズしてお送り中…なわけないのだけど、感想が一緒でしかも更新日もほぼ同じで軽く驚いてみたり。それはさておき、CATVで「グエムル」をやっていたので観てみたり。何と言うか、文化の違いなのか、こちらの心構えの問題なのか、字幕の出来の問題なのか、とにかくどこまで本気でどこからがネタでどこで笑ってどこを真面目に見ていいのか、その境界が最後の最後までちっとも分からないまま終わってしまった。何だか結構(韓国側から見て)自虐的な表現も多かった気もするけど、こういうのはありなのか。全体を通してあんまり収束もせず、かといって広がりもしない微妙な空気をキープし続けたまま、とってつけたような結末でさくっと終了。「つまらない」のぎりぎり一歩手前くらい。

4月19日 その3
チャットでdCSのVerdiの筺体についての話題の中で出てきた発想…いっそのことVerdi、Delius、Purcell、Veronaを合体させた5重の塔みたいな一体型を出せばよかったのに。

4月19日 その2
というわけで、lmstさんと同じやり方でバイナリの一致を確認してみた。通常盤とSHM-CD盤をそれぞれ2回リッピングして、1回目と2回目のリッピングでバイナリの一致をチェックして正しくリッピングされているか確認。その後、通常盤とSHM-CD盤との間でバイナリの一致を確認する、という流れで実施。で、結果的にバイナリは一致。というわけで、音質差は一応純粋に材質違いによるところと見てよさそう。実際にはスタンパの状態とか転写精度とか蒸着の状態とか同じロットでも違いが出そうなのでどこまで材質が寄与しているのかという話もあるが。音は気持ちSHM-CD盤がいいような気がする。どこの帯域がどうのというより全体的な品位がややいいような。が、ケーブルとかインシュレータとかを変えたときの方がよほど変化が大きく、無理して買い換えるほどでは無いとも思う。関係無いがUS盤が何故か行方不明。CCCDだから捨てた?…そこまで無慈悲じゃないつもりだけど(汗)。

4月19日
CDが一枚。Children of Bodomの"Hate Crew Deathroll"。↓で話題のSHM-CD盤だ。勿論、やるべきことは決まっている。ちなみに我が家には他に通常の国内盤US盤(CCCD?)がある。さて、どうなることやら。

4月18日
Dream Theaterの"Greatest Hit"はベスト盤なので普段なら買わないところだけど、リマスターされているというので買ってみたのだ。ざっと通して聴いてみても結構違う気がする。というより比較的初期の曲は雰囲気が随分違ってしまっているような。それ以前にDream Theaterのアルバムは一枚を通して世界観を形成しているのでこういう風に寄せ集めるとこれはこれで違和感が。とか文句を言いつつも音のクォリティ自体は全体的に高めではあるとも思う。

4月17日
そんなわけでChildren of Bodomの"Blooddrunk"なのだけど、4枚目の"Hate Crew Deathroll"に近いと解説中でメンバーが述べているが、実際に聴いてもそんな感じ。ただし、その中でも出来不出来のあるうちの不出来な方の延長という気が(汗)。UENOさんのインプレを読んだ後の期待度が低めな状態で聴いたせいか、それでも激しくがっかりとまでは至らず。このバンドのここ数年の流れで行くとこういう路線は予想できる範囲かとも思う。多少の振れ幅はあっても基本的には今後もこの延長で行くんじゃなかろうか。個人的には1曲目とか9曲目はまあ、ありかなぁ。録音はここ数年で買ったデスメタル系では頭一つ抜けている。SHM-CDだからってわけでもないだろうが、クリアでシャープで抜けが良い。曲は好きだけど録音に少々残念感のあるArch Enemyの"Rise of the Tyrant"とは何だか対照的だ。困ったのがIn Flamesの"A Sense of Purpose"で、初めて聴いた6枚目であるところの"Reroute to Remain"が私にはピークで、どんどんどうでもいいバンドになりつつある。そしてそれ以上に許し難い録音になっている。ネット配信が前提としか思えないくらいダイナミック・レンジが狭くて鈍い音。とってもがっかりだ。

4月16日
CDが届いた。Children of Bodomの"Blooddrunk"In Flamesの"A Sense of Purpose"Dream Theaterの"Greatest Hit"YUIの"I Loved Yesterday"。COBはDVD付き盤なのだが、何とごく一部の巷で話題のSHM-CDだった。解説より前作前々作もSHM-CDで出てることが判明。UENOさん、どうします(苦笑)?

4月15日
昨日のMendelssohnがあんまり辺な録音だったので、Solti/CSOのBerlioz: Symphonie fantastiqueを聴いてみたり。しばらく廃盤だったが、去年再発してた模様。ちゃんとしたリマスターをした輸入盤が出てくれると嬉しいのだけど。と思ったら、Amazon.comの方に新品が出てたので買ってみたり。SoltiとCSOの真髄のようなものがこれでもかと突き付けられる。元々色彩感の豊な曲なのだけど、白飛び上等、黒潰れどんとこいのハイパーコントラスト志向。こんだけハイスピードに立ち上がる金管もそう聴けたもんじゃない。第4楽章なんて行進してるのは象の大群か何かだろう。冷静に聴けば大変な珍演だと思うが、力の限り大真面目なのでうっかりこれでいい気がしてしまう。

4月14日
久し振りにMaazel/BPOのMendelssohn: Sym. No. 4を聴いてみたりしたが、思いの外弦が前に出てきてびっくり。木管がスピーカの線上よりちょい後ろくらいのバランスで、ともかくオケ全体がリスナーにやたらと近い。演奏も録音も何だか若気の至りな雰囲気だ。しかし、このオケはどんな時代でも上手いんだな。それはさておき、こちらの記事を書かれているmoonriverさんはかつてEclipseが欲しかったのだとか。同じ密閉ということでRadianにはちょいと惹かれるものがある反面、何を今更な気もしないでもない。時代を逆行するわ、正常進化過ぎるわで何一つ面白い買い物にならない。まあ、音楽が面白ければいいのだろうけど。今のEclipse Classicから面白い買い物をしようというのは結構難しい。あからさまに低域とか高域が不足してれば買い換えにも積極的にもなるだろう。あるいはあともう少し、というところだとそこまで行ってみたくなるだろう。が、このスピーカはその辺りを絶妙に割り切っていて「足りない」という感じにも「もう一声」という感じにもならない。3 Wayを常用されてる人からすればあるいは足りないのかも知れないけど、このスピーカの前は4 Wayだったしなぁ。

4月10日
UENOさんの日記によればChildren of Bodomの新譜はよろしくない模様…。買おうと思ってたんだけど、困ったな(汗)。

4月7日
Arch Enemyの"Rise of the Tyrant"が最近お気に入り。疾走感とメロディのバランスが私には丁度いい。前に買ったアルバムはそんなにいいと思わなかったのになぁと"Burning Bridges"を取り出して来てみたらこちらはやっぱり好みに合わず。メンバーも違うが、チューニングも違うらしい。

4月6日
↑で絶賛売り出し中のスピーカ・ケーブルがしばらく貸し出し中となりました。

4月3日
アメリカへの往復の飛行機の中でJohn Culshawの「レコードをまっすぐに」を読んだり。少々愚痴っぽいところがないでもないが、音楽とレコード製作への熱意とプロデューサとしての調整の勘所とかの描写も大変面白いのだけど、Soltiは勿論、KarajanやSzell、Reinerの素顔とまではいかなくてもその一部みたいなところもちょろりと書いてあったりしてなかなか楽しく読めた。残念ながら未完で終わっていて、その後がちょっと気になるところではある。演奏録音に単なる鑑賞物以上の価値を見出してる人なら読んで損はないと思う。オペラ好きならより楽しめるだろう。

4月1日
運良く出物があり、パワー・アンプを同じSpectralのDMA-360に買い換えてしまったり。同じSpectralということで基本となる音調はそのままに一層の余裕と目の覚めるような立ち上がりのよさが…とか書くと本気にしてメールしてくる人がいたりするのでこの辺で(苦笑)。実際問題、モノラル・アンプなんて置く場所無いし。届くのはCDくらいなもんで、Arch Enemyの"Rise of the Tyrant"Brufordの"Gradually Going Tornado"GTRいきものがかりの「ライフアルバム」。Arch Enemyは先日、立ち読みしたBurrn!のランキングで1位になってた記憶が。BrufordとGTRは共にYES絡み。YES関係だけでいつまでも買えてしまう気すらしないでもない。いきものがかりは勿論、奥さんのリクエスト。小学校とかの係ってウサギ係とかもうちょっと具体的だったような。

3月22日
某ネズミの国へ向かう奥さんと姪を送った後、向かった先はチャット仲間のmoonriverさんのお宅。狂ったように混んでるところへ行くのを私があんまり嫌がるもんだから、うちの奥さんにどっか行けばと言われて、何となくお伺いしてみたところびっくりするほどあっさりご了承いただいて今回、ご訪問させていただく運びとなった。最寄駅でakimitsuさんと待ち合わせ、車でお迎えにきていただくことに。Scriabinと間違えて買われたScarlattiをバックにお昼ご飯をいただいたりした後に試聴タイム。持ち込んだのは以下のソフト:

…レーベルが全部違うのにオケがダブってるとか、モノラル録音が混じってるとか滅びたレーベルのがあるとか何だか散々だな。moonriverさんのシステムはMarantz SA-7S1、Primare I30、Acustik-Lab Stella Melodyのシンプルな構成。リヴィングの隅にお行儀よく配置されており、我が家と違ってリヴィングとしての機能をちゃんと果たしている。左スピーカ前にソファがあったり、あくまで住環境が主。短辺側に配置されている都合もあり、試聴距離に対してスピーカ間隔はやや狭めか。ソフトは上記の順に聴かせていただいたのだけど、まずオケを聴いて感じたのが音がソフトなこと。横浜に居た頃のうちくらいと言えば分かる人には分かるだろうか。特に弦の音の出が柔らかく、フォーカスがやや木管寄りに感じた。低音はスピーカのサイズを考えたら十分過ぎる量感で、うちよりありそう(汗)。ご本人も今はちょっと出過ぎかもと感じられているそうな。下の方になってくるとさすがに階調感が不鮮明になるが、それをこのスピーカに求めるのはちょっと違う気もする。音場は左右・奥行きともに過不足なく、音像もびしっ、ばしっというよりは軽く存在感の余韻が残るような出方。Passacagliaではクライマックスで若干音が団子になってしまうところはあるものの、静かなところの描写は非常に丁寧。ロック系での音の立ち上がりはどうだ、というほど速くは無いが、もたつくと感じるほど遅いわけでもなく。総じて肩の力の抜けた、聴き手やソフトにとても優しい音で、聴き手に過度の緊張感を強いることなく多少の粗はあまり気にせずゆったりと音楽に浸れる雰囲気。居住空間との親和性の高い音とも言えるかも。moonriverさんの普段の言動からするとどこかにちくっと刺すところが潜んでると予想してたのだけど、残念ながら今回は見付け出すことができなかった。全体的な収まりが非常に良いので、逆にバランスを崩さずにグレードアップするのも難しそうだと思ったり。先に書いたように昔のうちの音に似たところもあって、個人的にはちょっぴり郷愁を感じたりしないでもなかったり。試聴タイムの後はmoonriverさんのネタ(?)CDを聴きながらのんびりまったり。ほのぼのとした半日を過ごさせていただきました。ありがとうございました>moonriverさん。

3月21日
今日もCDが届いた。YESの"Open Your Eyes"

3月20日
CDが届いた。Bill Bruford's Earthworksの"Earthworks"。Amazonにはディスクが1枚となっているが、2枚入っているようだ。

3月19日
来週、またLAの近くへ行くのでLA Philの公演カレンダーを見てみたり。今回は土曜日に向こうを出る予定なので、金曜日の夜なら元気とチケットが残っていれば行けそうだ。指揮はSalonenじゃなくてDudamelという若い指揮者で、ちょっと残念とか思ってたらこの人、まだ20代なのに来年からLA Philの監督になるのだとか。これは聴いてみたくなってきた。

3月18日
UENOさんが3月2日の日記に私のリファレンスとしてDream Theaterの"Panic Attack"が触れられているが、最近聴いてなかったなぁと多分、パワーを換えてから初めて真面目に聴いてみたり。Pass Labs X350の頃は力でごり押しして少々一本調子気味だったんだなぁとか思ってみたり。勿論、アンプだけが変わってるわけじゃないので、アンプがいいとか悪いとかで片付く話ではないのだけど。今の方が音色が多彩で表現の幅が広く且つ自分の好みに寄り添っている。そうなってなければ買い換える意味が無いのだけど。どうでもいい話だが、リファレンスと言ってもしょっちゅう聴いてるものもあれば、この"Panic Attack"のように思いだしたように聴くものもあるし、年に一回くらいしか聴かないものもあったりする(このくらいになるといい加減本当にリファレンスと言っていいのかかなり怪しいが)。同じものを聴いてるとどうしても短期的な変化に気を取られてがちで、長期的な変化はその積み重ねではあってもやっぱり把握しきれなかったりする。そこで、たまに「リファレンスとしての気構えで」聴くソフトの出番となる。短期・長期・超長期のどれになるかは曲調だったり曲の長さだったりで決まってる気がして、大体において聴く前に何となく心構えがいる雰囲気のものほど長期になる傾向があるようだ。例えば、Mahlerの「1000人」など全曲聴くには相当心構えがいるというか、第2部を殆ど聴いた試しが無いのだけど、リファレンスとして使うのには大抵トラック分けされている第1部の最後だけでよいために比較的使いやすく、我が家では「短期」の位置付け。同じMahlerでもSym. No. 6になると部分的に切り出して聴くのが何だか躊躇われてしまう気がして、我が家では「超長期」の位置付けになってたりする。短期的に上下動するのはともかく、超長期的には常に上昇し続けたいものだ。

3月17日
CDが一枚。MatsuevのTchaikovsky: P. Con. No. 1とShostakovich: P. Con. No. 1。この曲目でこのピアニスト、きっと何かひどいことをしてくれるに違いない。そしてオケがTemirkanov / St. Petersburg PO。これで普通の演奏とかきっとあり得ない。

3月16日
ここしばらくシステムには一切手を加えていない。何もせずに音楽が楽しめるのは好ましい傾向だ。特に今、欲しいものもなく、強いて言えば以前も書いたプリアンプのアップグレードが提供されるのかどうかくらい。直接Spectralに問い合わせようと思ったが、サイトのどこにもアドレスが記載されていなかった(汗)。取扱説明書も確認してみたが、電話番号しか無い(滝汗)。…国際電話?そこまで必死に知りたいわけでもないので、大人しく代理店⇒販売店からの情報を待つことに。提供されないことが確定したら「考え直してよ」と電話するか。

3月14日
そういえば、UENOさんが3月2日の日記に書かれているようにリファレンスにメタル系の曲を使われてる方はあんまりいない気がする。結構システムのチェックがしやすいと思うんだけどなぁ。私自身が生粋のロック好きというわけでないので、今のうちの鳴り方がその道の人にどう聴こえるんだろうかと多少気にならないでもない。

3月13日
CDが一枚届いた。柴咲コウの"Single Best"。無論、奥さんのリクエスト。

3月11日
Amazonの「ウィッシュリスト」がいつの間にか「ほしい物リスト」になってる。まあ、意味としては間違いじゃないし、こっちの方がとっつきやすい人もいるのかもしれないけど、何だかなぁ。

3月10日
本が届いた。John Culshawの「レコードはまっすぐに」。先日の「リング」に続いてCulshawだ。そして、また出張の飛行機の中で読む予定。が、出張が延期に。しばらく熟成か。

3月9日
久しぶりにMravinsky / Leningrad POのBrahms: Sym. No. 4を聴いたり(実際に持ってるのはBMGのK2李マスタリング盤)。個人的に位置付けが完全に固定化してしまっているいくつかの演奏の一つなので今更改めてどうこうということも無いのだけど、やっぱり凄いなぁとか思ってしまったり。一回聴くとお腹一杯でまた何年か聴かなくてもいいかもしれない。そもそもこの演奏が具合よく鳴りそうだと思わなければかけることも無いし。70年代とは思えない適当録音っぷりなので、粗を粗としてしか表現しない状態で聴いても楽しいことは何一つないし、それは聴き手にも演奏にも不幸だと思う。ベストな録音しかベストに鳴らせないシステムは趣味として失格なんじゃないだろうか。

3月8日
プリアンプのリモコンを眺めてたら"display"なるボタンが目に留まる。そういえば、表示LEDの明るさを変えられるんだった。どうやら電源を切ると設定がリセットされるらしく、明るい方になっていたので暗くしてみた。音は多分変わらないけど、地球には誤差範囲程度に優しくなったかもしれない。

3月4日
アメリカに行ってる間にCDが一枚届いていた。Volodos Plays Liszt。Hungarian Rhapsody No. 13はやっぱり編曲してるみたいだ。

3月3日
アメリカへの行き帰りの飛行機の中でJohn Culshawの「ニーベルングの指環 リング・リザウンディング」を読んだりしてた。オペラにもWagnerにもあんまり興味が無く、著者自身にはちょっと興味があって、SoltiやWilkinsonやParryには大分興味があったりするのだけど、本全体を通して緊張感があって、さくさく読めた。単なる記録でなく、録音という行為に対する意思とか思想とかが全面に出ていて、ワンポイント録音至上主義な皆さんはこれでも読んで頭を冷やすといいんじゃないかと思ったりしないでもない。もっとも、Culshawも触れているように常にこれだけの情熱をもって仕事している現場ばかりでもないのかもしれないけど。

3月2日
昨日まで一週間ほど海の向こうに行っていた。ポータブルCDプレーヤくらいなら持ってはいるのだけど、ここのところ出先に持っていったことが殆ど無い。最後に使ったのは寮に引っ越した直後にサブのYamahaと繋いだときかも。というわけで、一週間ぶりに自宅の音を聴くと何だかフレッシュな気分。

2月24日
私の不勉強は今に始まったことではないのが、jazzaudiofanさんの記事で緑色のポリカを使ったCDなんてものが存在することを初めて知った。そして、これまた不勉強で全体を緑色にしてしまうことにどんな利点があるのかさっぱり思い付かない。端っこを、というのはCDのポリカ層で全反射するのを端っこで吸収しようという思想ということにすれば何となく理解できなくもないのだけど(乱反射だと端っこで効果があるのが説明しきれないし)、全体だと…?全反射する過程でも吸収したいんだろうか?その前に反射光の強度が落ちて半分CD-Rっぽくなっちゃう気がするけど…。

2月23日
来週、LAの近くに出張で行くのだけどDisney Hallはその週ずっとイベントが入ってない。前回もLA Philの公演が無かったりしてどうにもこのオケとは縁が無い。

2月22日
CDが3枚。岡田博美のChopin: EtudesGenesisの"Foxtrot"Rushの"Signals"。Camerataは相変わらず高いねぇ。

2月21日
今まで使ったことなかったけど、エディオンって漢気溢れる販売店だったんだな。偉いよ。でも、近くにあったっけなぁ?

2月19日
Spectralの代理店であるところのKnicomの価格表(PDF)にDMC-30SSが。高いなぁ、しかし。Ver. Upはあるのか?そもそも変更点は?情報を待とう。

2月18日
何やらHD DVDが滅亡の道まっしぐらだとか。HD DVD機を買っちゃった人にはご愁傷様なことだが、この時期に買ってる人はそれなりに意欲や知識のある人だろうし、今更「消費者軽視」とか詰まらないことを言わない気もする。そのくらい、覚悟の上なんじゃないのかと。HD DVDでしか出ないソースとかあったらしばらくしたら幻の逸品になれそうだ。

2月15日
さて、そんな音になってるらしい我が家の最近のコンセプトは割とシンプル。音数は極力多く、空間はできれば広く、そして疾走感を。一言に音数といっても何でも聴こえればいいってもんでもないだろうけど、各楽器・パートが各々の質感を存分に出してる状態、というくらいの意味で。空間は広いに越したことはないけど、広げたことで失うものが出るくらいならそこまで頑張る必要性は感じない。ゆったり鳴るのも美徳だとは思うけど、性格的にそういうところでは落ち着けないっぽい。最近は音決めは9割方ロックで、気持ち良く聴ける状態がやり過ぎになっていないかクラシックで確かめる、という流れが定着していたりする。クラシックであっても生と録音が一対一の関係にあるなんて幻想でしかないと思ってはいるものの、あんまりひどいのはさすがに違うだろ、というくらいの指標にはなるだろう。ロックに関しては鳴らし方の流儀とか作法とか無視できるとか言う以前に知らなさ過ぎるので、「こんな風にも鳴るのか」とかある程度の枠の中で遊んでいる感じ。セッティングに関しては理屈より経験則が第一。中途半端な理屈をこねまわしたところで怪しさ満点だったりするし。その上で基本的に腰が重くて頭が固いので経験から好結果が得られにくいと考えればセッティングはいじらない。というか、最近はあんまり不満が無いのでいじるモチベーションに繋がらない。そういう意味ではオーディオに対してあんまり向上心が無いのかもしれない。

2月13日
怒涛のオフ会も何とか切り抜けたところで、冷静に振り返ってみてみたり。当日やその後のオフ会記等での感想を総合的且つ全体的に見渡してみると、我が家の音は第3者的には以下のように聴こえている模様だ:

当社比的には以前よりかつんとした音が出るようになったところで、正面に金B柱6連を設置して響きを少し増やしたので結果的に柔らかいところで落ち着いているのかも。横浜の頃も同じような感想をいただいたことが多かったし、そういうのが好きなんだろうな。帯域バランスは当社比的には低音側に振れてた時期から揺り戻している最中なのが良かったんだろうか。まあ、このスピーカで必要以上に低音を頑張って他の良さをスポイルしても始まらないし、背伸びすることもないかというお気楽な音になってる模様。上はダイヤやBeじゃないし、下は22cmだし。かといってスーパーツィータやサブウーファというのも何だか無粋だし。となると、セッティングで頑張るしか。音量は普通の集合住宅な以前にやっぱり耳がこのくらいを丁度よしとしてしまうので、防音室を作ったとしてもあんまり変わらない予感。空間はAvalon + Spectralで出なかったらリニア先生に怒られる(汗)。

2月10日 その4
東京からのバス組が到着という連絡を受け、駅前までilaさんとお迎えに向かうことに。駅前の中華屋で昼食を取った後に東京組がilaサウンドを堪能。その間、シュークリームをいただいたりかなりのんびり過ごさせていただく。夕方から2手に分かれて移動。ilaさんときやのんさんが電車で、私を含めた残りの4人(flaさん、q2さん、akuさん)が私の車で我が家へ向かうことに。車の方が先に着いたので、その後電車のお二人を迎えに行ったりしつつ我が家にも自分も含めて6人ものオーディオ・マニアが集結。総じて「見た目の割に普通の音」という評価をいただけた模様。皆様、お疲れ様でした。

2月10日 その3
ilaサウンドの全体的な印象として、要素要素ではどれも高水準で、装置のポテンシャルとしては初めて聴いたTAD M1も含めて非常に高いと感じた。その上で、M1導入からまだ半年程度ということもあってのことと思うが、まだ確固たる方向性が定まっていない、ウォームアップが完了したばかりの状態という感を受けた。ここからもっとilaさんのカラーが出てくるのではないかと思う。現在、我が家から最も近いオーディオ仲間であり、更に進化したサウンドをまた聴かせていただきたいところ。今回は急な申し出にも関わらず、快くご招待下さり、ありがとうござました>ilaさん。

2月10日 その2
そんなわけでバスチーム到着までのおよそ1時間。ilaサウンドを一人占めさせていただいた。元々はAVを中心にやられていたためか、部屋は黒基調であちこちに吸音材が。防音施工済みで後で他の方が聴かれている間、外で待っていてもよほど音量を上げなければ何を聴いているか分からないくらい。3管プロジェクタで映画を観られるということもあって、機器のLEDには細かく対策が施されていた。Synergistic Researchのケーブルとかとても使えないだろうな(苦笑)。で、そのサウンドだが、やはり結構デッドだなぁというのが第一印象。響きがすぐに収束するので細かい音は非常に聴き取りやすい反面、高域の上の方は割と低いところからロールオフが始まっているように感じ、もう少し潤いが欲しいところかもしれない。プロジェクタとの絡みもあってスピーカ設置にあまり自由度が無いとのことで、実際問題かなり横の壁に近接したセッティングなのだけど、同軸ユニットであることも手伝ってか空間は非常に明瞭。左右と前後のバランスは違和感無く、各楽器と間の空間の配置もすっきりしている。空間のトータル・サイズとしては現状のスピーカ間隔なりで比較的コンパクトなため、好みで言えばスピーカ間隔や部屋の広さを超えるような目の前一杯のステージが形成してほしいところ。低域はスピーカの大きさからは少々意外なほど控え目で、でも支えるところではしっかり下の方まで伸びていて、殊更に主張し過ぎないところは私は結構好き。音の立ち下がりも早い。低音どかどか系は余裕をもって鳴らし分けるが、その分少し達観して見ているようなところがあって演奏との間に若干距離を感じないでもないかも。ソフトとしては最後に聴いたAnderson Bruford Wakeman Howeが一番相性が良かった気がする。

2月10日
そんなわけで、ilaさんのお宅を訪問。avcatのサイトマスターと言えば理解が早い方も多かろう。天気は良かったし、その後の移動も考慮して車で向かうことに。我が家からは車で30分少々。東京からおいでのきやのんさん、flaさん、Akuさんの乗ったバスが渋滞に巻き込まれたので一足お先に聴かせていただくことに。持ち込んだディスクは以下の通り:

機器類はここであれこれ書くより、こちらを見ていただいた方が手っ取り早い。さしあたって、我が家との共通項はトランスポートがVRDS使用のEsotericであること、Vess RealチェアとNyChairをお持ちのこと。相違点はまずVess Realが肘無しであること、NyChairがロッキングタイプであること、そしてD/Aコンバータ以降が色々違う。ChordのDAC64はあちこちで見聴きしたことあるお馴染みの顔だし、Violaのハイエンド・プリアンプであるところのSpiritoは先日、hadesさん宅で顔合わせしたばかり。全く面識が無いのはChordのパワー・アンプとダントツの存在感があるTADのスピーカM1だ。正面写真だと普通に大きいなぁと思うが、実際は奥行きも相当あるので激しくでかくて塊のようだ。感嘆しつついざリスニング・ポジションへ。

2月9日
CDが一組。Anderson Bruford Wakeman Howeの"An Evening of YES Music Plus"。急遽、明日ilaさん宅に伺うことになった。楽しみ♪その後、うちにいらっしゃることにもなった。ガクガクブルブル。

2月6日
タイガン効果か音の彫が深くて階調感豊か。結果的に音に満足しているのでまあいいか。

2月5日
Boulez/Staatskapelle BerlinのMahler 8、オルガンが電子オルガンだったことが判明。判明も何も冊子の最後に書いてあるな(汗)。ここのオルガンらしい。演奏会で使ったのはこれっぽい。まあ、色々凄い録音なので実は合唱が半分Vocaloidでしたって言われても納得してしまいそうだけど。

2月4日
結束タイにはタイガンなる専用の工具があって、これを使うと手締めでは決して実現不可能な強度からやんわりとした締め付けまで自由自在に締められる上に所定の締め付け強度に達したところで余分なタイをぎりぎり根本で切ってくれたりして、なかなかどうして優れものだったりする。電源ケーブルをタップに固定するのに目一杯締め付ける必要は無いのでMAXの半分くらいで締めてみたが、それでも手締めの後でもやっぱり「かちかち」と締まっていく。そして、困ったことに音も変わった気がする。うーん。

2月2日
Boulez/Staatskapelle BerlinのMahler 8を聴いてみた。演奏はとても好きになれそうにない。が、録音は凄い。ながら聴きで「おー、凄い分離感」とか呑気に構えていて、まあ激しくマルチマイクなんだろうなぁとか思っていたり、実際に録音風景でも結構な数のマイクスタンドが立ってるのだけど。が、真面目に聴いてみればその強烈な立体感に悶絶。どうすりゃこんな録り方が出来るのか。鮮度第一というわけにはさすがにいかないが、手腕は天晴としか言いようがない。関係無いが、下の文化会館のかぶった公演(リンク切れてたので変えました。ご指摘多謝>m氏)、Wien側はその日はMutiが指揮だった。まあ、やっぱりコバケンとじゃ…。でも、Mutiならコバケンのが1歳年上だ(だから、そういう問題じゃ)。

2月1日
超絶音響で有名な東京文化会館だが…何やってんだ?ちょっと都響が気の毒だが、相手はWienだし、コバケンと小澤では…仕方ないか。一応、小澤の方が年上だしな(そういう問題?)。関係ないけど、巷ではこんなCDが一部で流行らしい。そういえば、昔、ARTONのCDってあったような。それもDGとかだった気が。しかも、ちっとも流行らなかったような。

1月29日
何だかとにかく絶好調だ。たかがボード、されどボード。Passのときは一体何を聴いていたのだろうか(汗)?が、Passじゃ重すぎてボードの耐荷重オーバーだったのでやっぱりどうにもしようがない。そういう意味でもSpectralに買い換えたのは結果的に正解だった模様。…論理構成が滅茶苦茶だ。

1月28日
CDが一枚。Boulez/Staatskapelle BerlinのMahler 8。BoulezのMahlerを今更買うことになるとは思わなかったが、やたらめったら録音がいいと約一名に強烈にプッシュされたので。そういや、Silvesterも録ったのをまだ観てないな(汗)。

1月27日
横浜にいた頃はやっていたのだけど、引っ越してからほったらかしになっていたのを思い出した。というわけで、電源ケーブルを結束タイでタップにがっつり固定。上手く留めるのに多少コツがあったりするのだけど、言葉では説明しにくいので後日Blogの方に写真でもアップすることで。タイガンが欲しいな(苦笑)。

1月25日
耳はほぼ完調。システムがどうであれ音楽がストレス無く聴けるのは喜ばしいことだ。そして、システムも割と好調なので更に喜ばしい。

1月23日
ようやく耳が回復してきた。どうやら予想していた以上に音が好ましい方向に変化している模様。ボード如きでそんなに変わっていいものかと困ったりしないでもないが、調子がいいのは良いこと。COBの"Are You Dead Yet?"の1曲目はYUさんのところで最初にかけた時が自宅を含めて色々なところで聴いた中で強烈に印象に残っていて、その次に伺った際には音の方向性が変わっていて勝手にがっかりしたりしていたのだけど、ようやく自宅でそれに迫る音が出た気がする。

1月22日
さて、肝心の音は折からの風邪の影響で耳が若干不穏なため「多分」と限定しないといけないのだが、空間は当社比1割増くらい広くなった気がする。前後感も明瞭だと思う。音は少し乾いた感じだけど、響きは綺麗に残る。高域はやや線が細めか。低域は深さとぐりっとしたグリップ感があって2 Wayでこんだけ出たら許してほしい。追加でも交換でもなくて入れ替えなのでSRボードと大理石のどちらがどう効いているのか区別のしようがないところだが、SpectralとCerabaseの持ち味がよりストレートに出ている気がする。なかなか悪くないので元に戻す必要はどうやら無さそうだ。

1月20日 その2
そんなこんなで半ば自分を説得しつつ、いざ作業へ。まずはパワー・アンプからCerabaseを外し、ケーブルを外して本体も一時撤去。ああ、一人で持てるアンプでよかった。続いて、SRのボードの上に置いてあるP-0sの電源部を撤去。D/Aコンバータ用のトランスは外すのが面倒なので、とりあえずSRボードを抜き取ったところに床置き。さて、いよいよ大理石だが…びくともしませんよ?クッションフロアにばっちり貼り付いてる(汗)。上とか横とか力をかける方向を変えても微塵も動かず、かと言って床との隙間にマイナスドライバーを突っ込んで隙間を開けようとすると石がぽろぽろ削れるし(滝汗)。そうやって苦戦すること数十分、人力ではやっぱりどうにも動きそうにないという結論に達し、少々削れるのを覚悟の上でドライバーを突っ込んでぐりぐり…ばこん、という音とともにようやく動いた。一旦動いてしまえば、後は所定の位置へ移動し、トランスやP-0sの電源部をその上に乗せ、大理石のあったところにSRボードを置いてパワー・アンプを乗せてCerabaseを入れ、結線すれば作業完了。SRボードと大理石の寸法が異なる関係で大理石周辺は少々窮屈になってしまったが、まあ我慢だ。

1月20日
いざ動かすとなると気が遠くなるくらい前段ラックの裏はごちゃごちゃなのだが、意を決して作業を敢行することに。思い返せば、X350の前に使っていたAccuphaseのP-450で合板からSR Compositesのボードにしたときの変化と、X350で合板から大理石にしたときの変化だと、SRのときの方が明らかに好印象だったはずで、昔の日記にも多分書いてるはず。条件の違いや相性の問題はあるにしても、入れ替えることで好ましい方向に行く可能性は結構高いはず。

1月19日
チャットでラックの話をしていたらうちには前段機器を乗せているラック3段以外にP-0sの電源部とD/Aコンバータ用のトランスが乗っているボードもSR Compositesだったことを思い出した。そういえば、このボードは元々はパワー・アンプ用に買ったのだけど、アンプがPassのX350が耐荷重オーバーだったので大理石にしたのだった。今のパワー・アンプならSRのボードでも問題無さそう。音もSRの方が好みかも知れない。何だか俄然ボードを入れ替えたくなってきた。しかし、作業が大変だ(汗)。

1月16日
週末から風邪で調子が悪くてとても聴いてる場合じゃなかった。ようやく落ち着いてきたけど、まだ耳の調子はさっぱりだ。

1月9日
上には載せてなかったけど実はSynergistic ResearchのResolution Reference (X2)も密かに売り出し中で、そして密かなまま売れた。要するに友人に貸したら引き取ってくれたというだけの話。

1月6日
Electra Referenceの0.5 mが売れました。他は引き続き購入希望者募集中です。関係ないがSpectralのDMC-30SLがどうやらヴァージョン・アップする模様。電源とヴォリュームが変わるという噂。アップグレードできるんだろうか?できたとして、その費用は?そして期限は?とりあえず追加情報待ち。

1月4日
年末から年始にかけてのオーディオは特にこれといった動きも無く。Tower Slimの角度を調整したらやり過ぎだったので少し戻したり、左右の一次反射点に置いてる拡散板の角度を変えてみたり。Stereosoundを眺めてたらDynaudioのSapphireが綺麗でいい音しそうとか思ったり。Contourがいいとか言ってた某氏が買ったりしないかしらん?

1月2日
そういえば、年末に某店から携帯の留守電にメッセージが入っていた。何でもMITが年明けから値上げするとか。幸か不幸か特にMITのケーブルを買う予定が無いのだけど。新しいMA-Xシリーズとかインピーダンスの切り替えスイッチに加えてArticulation Selectorなるダイヤルまでついてて、もう何がしたいのか分からない上に結構いいシステムが一式買えてしまうお値段で鼻血出そうだ。

1月1日
新年早々映画館へ。1日だと1000円になるので。もうすぐ映画館潰れるし(汗)。"National Treasure: Book of Secrets"を観てきた。前作は新婚旅行のときに飛行機の中で途中から観た気が。なので、主人公って本職なんなんだっけ?とか思いながら観てたり。謎がどうこうという割にざくざく進むので観てる方はあんまり考えなくてもいいので楽ちん。あちこちベタな展開だったりするのは何だかなぁとか思わないでもないが、思ってるうちに終わるのでまあいっか。アメリカ人好きのしそうな空気で満タンだった。


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