2006年のクラシック音楽鑑賞日記


12月30日
Spectralショップにフジ・アコースティックが…。社会人になってすぐ行って、ある意味で衝撃を受けたお店だったなぁ。

12月28日
Fricsay/RIAS SOのTchaikovsky: Sym. No.4を聴いてみた。引き締まってキレよくずいずい進む第1楽章がかなり格好いい。終楽章とかどんだけずいずい進むのかと思えば、こちらは案外遅めのテンポで押さえるところをしっかり押さえた力こぶの入った演奏。とにかく曲全体と通して微塵もバランスが崩れないのが素晴らしい。一緒に入ってる「白鳥の湖」は高貴な浮遊感が絶品で、硬いだけの人では無いのだなぁと思ったり。

12月25日
CDが届いた。Solti/VPO, Annie FischerのBartok: P. Con. No.3とMahler: Sym. No.1。VPOなのが癪ではあるし、64年でMahlerは大丈夫かとか心配にもなるが、しかもモノラル。

12月20日
本とCD、DVDが届いた。本はこの時期恒例のStereo Sound 冬号。CDはRUSHのPower WindowsIron MaidenのA Matter of Life and Death。DVDはChildren of BodomのChaos Ridden Years: Stockholm Knockout Live

12月10日 その2
続いて非クラシック。

12月10日
Avalon友の会怪鳥Dolonさん宅を訪問。感想はご本人と相談の上、また某所に載せていただこうかと思ったりもしているので、さしあたって当日、私がかけさせていただいたディスクの紹介だけ。

12月8日
CDが1枚到着Fricsay/RIAS SOのTchaikovsky: Sym. No.4。52年のモノラル録音なので、病気になってからとはまた違う魅力があるのではないかと期待。

12月3日
CDが一枚。Brand XのUnorthodox Behavior。某氏の某所のレヴューを見て買ってみた。それはさておき、今日は近くのホールで職場の方々主催の家族コンサートがあって、知り合いも何人か出るというので行ってきてみた。素人演奏だけど、生は久し振りか。素人の演奏に感想を書いたりする野暮はしない方向で。

11月29日
続いて観たのが"Tom Yum Goong!"。「マッハ!!!!!!!!」主演のTony Jaaが仏像の次は動物の象を追いかけて今度はオーストラリアへ行ってしまうという筋にまともについていくのは日本人には少々厳しい世界観であるようにも思うが、身体を張りまくりのアクション満載で、かつそれらが魅力的に配置されている点において先日観た「7人の〜」よりは遥かに上等な出来となっている。話をまともに追いかけていくと、どこまで真剣なんだかどんどん分からなくなってしまう上に、ばきぼきと関節を極めまくりの効果音のバリエーションが乏しかったり、隙はそこかしこに見付かるのだけど、それでも好意的に観られるのが、下のMI:3と何だか対照的な気がしなくもない。

11月27日 連休中にTSUTAYAの会員カードの更新をしたこともあって、3本映画を観た。一本目は"Mission Impossible 3"。1とか2はあんまりちゃんと観た記憶が無いのだけど、部分的にくらいは観ているのかも。Tom Cruise様々なのだろうけど、何だか果てしなく大雑把というか適当というか必然性の無い行動が多過ぎる気が。ハイテクなんだかローテクなんだか、インテリなんだか馬鹿なんだか、どうもすっきり観られない。それだったらまだ007みたいに夢見がちな方が収まりがいいんじゃないだろうか。年齢を考えたら確かに凄く頑張ってはいるのだけど。

11月26日
CDが到着。Children of BodomのChaos Ridden Years: Stockholm Knockout LiveArch EnemyのBurning BridgesMELLのRed Fraction

11月18日
"Death Note the Last Name"を観に行ってきた。原作を最初の2巻しか読んだことがない身には前編の終盤くらいから完全に原作との関係とかが一切不明なのだけど、随分粗いなぁという感じが。映画として適当な長さに収めなければならなかったにしても、前編に比べても大雑把な気がする。特有の世界観とかもかなりどっかに行ってしまっていて、崩れたミステリーみたいでちょっと残念。

11月6日
電気屋さんにヒーターを買いに行ったついでに奥さんのリクエストでCDを1枚買って帰ることに。絢香のFirst Message。歌手はよく知らないが、曲は聴いたことがあるようだ。

11月4日
「7人のマッハ!!!!!!!」を観た(「!」は7つらしい)。話としては前作?とは何の繋がりもなく、内容的にも大分趣旨が違うし、続編であるかのような邦題はどうなのか。前作?がとんでもなく身体を張りまくった勢いで押していたのに対し、こちらは中盤くらいまでかなりのたのたした展開で、かなり眠くなる。仏教にもかの国にも殆ど接点も共感も無い日常を送っている身にはかなりぐだぐだに見えてしまう。合間合間には殺人すれすれのアクションもあるのだけど、この映画に限ってはとにかくそれが生きる構成にちっともなっていない。大体において殆どのアクションに必然性が無いし。どうでもいいことだけど、数えたわけじゃないので断言は出来ないけど、銃で撃たれて死んでる村人の数が総人口よりも多いような気がしてならない。終わってみれば感動も驚きも爽快感も残らない、身体を張ったアクションがかなり勿体無い映画に思える。

11月3日
「県庁の星」を借りてきて観た。全体的に緊張感のあるような内容では無いので、呑気に観ることはできる。話の展開ものんびりしているので、ぼぉっと観ていても話の筋を見失うことはまずない。そんなわけでよく言えば安心して観られるが、悪く言えば少々退屈。通り一遍以上の内容が無いわけで、そういう意味では観ても観なくてもいいような気がしてしまわなくもない。最後も何だか締まらないし、常に微妙な気分を維持させられる映画な気がする。

10月30日
録画した"Death Note"前編を観た。ちなみに原作は最初の2巻を甥に借りて読んだだけ。かなりあれこれ削られているはずだけど、観ててそんなに繋がりの悪い感じがしないのは、それだけ原作に無駄が多いということか。原作でもそうだけど、感心するところと出来の悪い推理小説を読んだ後みたいな感じを受けるところがあって、どこか観ていて話に集中し切れないところが無いでもなかったりする。でも、一番違和感があるのは、藤原竜也がどう見てもそんなに頭がいいように見えないところかも。

10月29日
CDとDVDが到着。CDはIron Maiden "Powerslave"、橋本みゆき"Screeming"、Sarah Brightman "Diva"、DVDはDream Theater "Score"。目下のところ仕事が立て込み気味で落ち着いて聴いてる時間が無い…。なお、Sarah Brightmanのみ奥さんのリクエスト。

10月16日
Sarah Chang, Rattle/BPOのShostakovich: Vn. Con. No.1を聴いてみたり。録音のせいもあるのかも知れないが、どうにもこのヴァイオリンの音色が好きになれない。そのせいもあって、というわけでもないのだけど、オケの方がたいそう面白い。基本的に少々ガッツのあり過ぎるヴァイオリニストの演奏でばかり聴いているのもあるし、そういうのは大概録音が古かったりするし、大体オケはあたふたしてたりするし、早い話がオケがまとも以上に機能している演奏は初めて聴くかも知れない。妙な先入観があるのか、EMIだからなのか、RattleのCDはよいであろうと思っても微妙に手が出なかったりするのだけど、聴いてみればやっぱりまとも以上どころじゃない仕上がりになっているわけで。特に木管の出入り際の音響的立体感が素晴らしく、この曲にそこまでの細工を施す余地があったのかと感心するばかり。このオケでなくてこのテンポで演奏された日には全体の印象もかなりぬるぬるになっていたんじゃないだろうか。このテンポであるがために立体感がより豊かに表出されていたのもあるだろうけど。ソロだって好きにはなれないけど、まともではあるし、こういう演奏もありだろう。

10月11日
ちょいと前に"Wallace & Gromit: The Curse of Were-Rabbit"を観た。基本的にこのシリーズは大好きであって、これもまた期待を裏切ることの無いクォリティでお届けされていた。コマ撮りという言ってしまえば極度に原始的な手法でこれだけの動きを表現するのは何だかドミノを連想したりするが、それ故か思い切ったを通り越して無茶苦茶なアクションには、CGアニメ化しているようにすら思える昨今のアクション映画等に無い妙なリアリティがあったりする。滅茶苦茶なのだけど、滅茶苦茶であることが許される世界観がバックボーンとしてあるとでも言えばいいんだろうか。ストーリーは正直なところかなりチープで、ちょっとはひねりがあっても、という気がしないでもないが、そういうところで勝負する映画でも無いかもしれない。技法云々を抜きにしても、まああのキャラクターで表情豊かにどたばたされては文句を言う方が無粋な気もするし、そういう意味では私は2本目の"The Wrong Trousers"が一番好きだったりする。あれを初めて観たときは笑いすぎて横っ腹がよじれるかと思った。そういう面白いところもだけど、安心して観られるのは、勢いだけにも可愛らしいだけにも毒だけにもならない、程よいバランス感覚があるからかも知れない。それが英国的というものなのかも。

10月1日
そんなわけで、検討の対象となったのはプリアンプの下に入れているNAOKさん作のインシュレータ。3点支持にしていて、本体正面から見て右側にトランスが入っていることから荷重を分散させるために、右に2箇所、左に1箇所で支持している。これを逆にしてみたというわけ、というかそれだけというか。そんなことを思い付くきっかけは先日、アクセ店でSound Cookieなる真鍮+アクリルのインシュレータを両面試してみたりしたときに、重心側と軽い側での影響の違いなんかが面白かったところにあったりするのだけど、更には我が家のスピーカであるところのEclipse Classicの標準仕様としてApex Couplerを重心側である前が1点で設置される(というか後ろは1点にしようが無い)こともプリアンプのインシュの配置変更の後押しを何となくしていた気がしないでもない。入れ替え当初は少々所謂ドンシャリ気味な風味で若干の低域のしつこさもあったりしたのだけど、しばらく放っておいたらなかなかいいところに落ち着いて、躍動感のある楽しい音になってきた。P-0sの電源部はどっちに重心があるんだったかなぁ…?

9月26日
折角、サブシステムを4chながら一応サラウンド用にセッティングしてあるのにも関わらず、引っ越してからまともなサラウンドの音源を聴いていないことに気が付いたり。というわけで、多少ましになってきたメイン・システムの足回りを再検討してみたりしている。

9月23日
j1新仕様がまだメイン・システム中に残っているのを発見。分電盤ボックスの下に入れていたのが新仕様だったのだ。PS2の下に敷いた旧仕様と入れ替えを実施。例によって配線その他の都合によりかなり不思議な姿勢での作業となったものの、身体的ダメージを受ける寸前でどうにかミッション完遂。音はやや伸びやかに、躍動的になった反面、PS2の画質は奥行き感や解像感がやや低下。PS2用に旧仕様が欲しい気がしないでもないが、とっくの昔に生産終了である以前に、PS2にそこまでしても、という気がしてしまわなくもない。

9月21日
Dream Theaterの Scoreの2枚目はオケから始まった。…何かの冗談じゃないのかと耳を疑う。これはいなくてもよい、というかいない方がいい。バンドが入ってくるまでこのオケだけで聴くのは殆ど拷問。バンドの後ろでも何かやってるみたいだけど、ライヴ故のノイズと捉えた方が気分良く聴ける。

9月20日
どうにもj1は旧仕様の方が好ましいとする意見があるようなので、電源タップとそれを縛り付けているスピーカ台との間に入れている青四角を遊んでいた旧仕様と入れ替えてみた。j1=高域死去というかなり極端な図式が私の頭の中では出来ていたりしたのだけど、どうやらそれは特に新仕様において顕著であるらしく、旧仕様の方が何やら瑞々しい音がする。というわけで、旧仕様の採用が確定。ただし、入れ替えるにあたって結束タイを買ってきて縛り直すのが億劫になったせいでタップとスピーカ台の間に指をねじ込みながら辛うじて出来る隙間を利用して新旧の青四角を交換したため、指先に若干のダメージを代償として受ける羽目になった。これがちょっと前に流行った等価交換というやつか(違)?

9月19日
出張の成果はCDが4枚。うち3枚はHMVのセールで、残り1枚は妹の旅行土産。セールで買ったのがDream Theaterの ScoreYESのDramaRUSHのPermanent Waves。もらったのはSalzburgのMozart Museumでのみ売っているらしいMozartのものとされるフォルテピアノをSchiffが弾いたもの。ScoreはDVDも買わねば。

9月18日
余ったまま放っておかれていたj1の青丸インシュレータを気まぐれでPS2の下に入れてみた。貧乏性なので余っている物があると落ち着かないのだ。音はともかく、映像が随分違う気が。D端子といえども所詮はアナログだから変化があってもデジタルほどには不可思議でも無いのかもだけれど、輪郭がクリアで奥行き感向上。調子に乗ってAVアンプの下に青四角も入れてみたりしたが、こちらは低域の立体感が向上した反面、j1にありがちな高域がくすむ副作用も出ていたり。PS2に使った青丸が粘着材+保護フィルムの旧仕様であるのに対し、AVアンプには新仕様を使用したので、その辺の違いも印象の違いに出てるのかも知れない。

9月15日
東京へ出張だったので、仕事の後に秋葉原へ向かってみたり。アクセサリー店にはWilson AudioのSystem 8が置いてあったのでちょろりと聴かせていただいたり。一時期超絶的なブームになりかけながらその価格ゆえに微妙に盛り上がり切れない雰囲気が無いでもなかったStealth Audio CablesのIndraを初めてまともに比較試聴したが、これは確かに危険な香りがする。基本性能の高さや他のケーブルや機器の素性を剥き出しにするニュートラルな音調にまず耳が行くが、それだけではないようにも感じる。何だか分からないけど妙な色気というか甘美さというか、音はそんな風でもないのに魔性の雰囲気を感じる。まあ、それに絡め取られたら逃れるのは困難だろう。CDプレーヤを替えたり、インシュレータを替えたりして二人で遊んでたのだけど、思いつきでクロックのAntelope AudioのOCXにCerabaseを入れてみたのが最も激しい変化だったかも知れない。ちょっとCerabaseが欲しくなった。

9月12日
とりあえずスピーカを動かしてみる。0.5°ばかり内振りを強くし、2cmほど壁に近付ける。まあ微調整の範囲だけど、まずはこの辺でちょびちょびいじって素性を確かめながら方策の足掛かりを得ようという試み。それとは別に、拡散柱を外してから一部のソフトでヴォーカル(ものによってはそれ以外も)がやたらと高いところに定位したりする現象が。前の部屋ではなっていたのだけど、引っ越してからは上がらなくなっていたので部屋に固有の現象だったのかとか思っていたが、そういうわけでも無いっぽい。

9月9日
拡散柱を外した当初は違和感があったものだけど、何だか馴染んできてしまった。適当な耳だ。

9月4日 その2
製作者に駄目出しされてしまった拡散柱を撤去。左側は比較的アクセスが容易なのだけど、右側はエアコンのフィルター掃除の際と同様にかなり辛い体勢を余儀なくされる。何とか撤去できたが、隣の部屋に立てかけておいたら奥さんに怒られた(汗)。音はデッドになるかと思いきやそうでもなく、とりあえず奥行きだけは拡張されたようだ。

9月4日
怒涛の四国・関西強行無理くりスケジュール連続訪問記を書いていたりする間にCDがぱらぱら届いていたり。HamelinのMedtner: Forgotten MelodiesDukasSarah Chang, Rattle/BPOのShostakovich: Vn. Con. No.1 & Prokofiev: Vn. Con. No.1Solti/CSOのMahler: Sym. No.8Van Der Graaf GeneratorのH to He, Who Am the Only OneYESのMagnification。HamelinのMedtnerは…しまった、出し直しか。DukasのSonataはライヴでとんでもない演奏をやっていたとかいう噂もあるけど、録音はどんな演奏になっているのか。Sarah Changは期待していいのかどうか知らないけど、Rattleの伴奏でShostakovichのConcertoを聴けるのはちょっと面白そう。Mahler 8は…同じ演奏がこれで通算4枚目。何だか謳い文句だけ見る限りじゃDECCA Legendsのものと同じリマスターっぽいのが気になるが、それを気にするくらいならLegendsを国内盤と輸入盤両方で持ってたりするはずがないわけで。ゆうけいさんに5Nゲット記念で6番の記事を書いていただいているけど、ちょいちょい出る8番と違って6番はずっとほったらかされているのがちょいと寂しい。

8月14日
New金B号は一路東へ。最後の訪問先は、何と我が家だったりする。かなりいい加減なセッティングでとてもお聴かせできた状態ではないのだけど、かと言ってこんな機会でもなければ関東を代表して顔の怖いお二方に聴いていただくのは難しく、なおかつ具体的な改善へ向けたロードマップが作成できているわけでもないので、そうそうは現状を打破できそうにないことから、まあとにかく聴いていただくことに。Jeyさんには高域の感触を気に入っていただけたようで、逆に言えば低域がうーんというわけで、金Bさんにはまさにそこをずばり指摘された。以前の部屋の方がだらだらと下の方まで出ていたのが、今の部屋になってはっきり出る帯域は以前より下がった代わりに、伸びずにすぱっと無くなってしまう。伸ばそうとすれば伸びるのかもしれないけど、今はもう少しこの辺で遊んでみたい気分…なので、なかなか改善しない。で、我が家を監獄状態にしているところの拡散柱の製作者であるところの金Bさんから、「柱が無い時の方がやっぱ奥行きがあった」とのご指摘が。うーん、製作者に言われてしまうとは…。気が向いたら外してみてみるか。何しろ機器の置き方が微塵も整然としていないので、拡散柱へのアプローチがかなり困難な状態なので。我が家を去ったNew金B号は更に東へ。東の果てで濁点が無くなったとか何やら面白い事象に遭遇されたようで、それはいずれ風の噂で聞くことになるのだろう。おいでいただき、ありがとうございました&お疲れ様でした>お二方。

8月13日 その7
巨大システムを前に少々萎縮してしまったのか、若干遠慮しあい譲り合いしたりもしたが、意を決してJeyさんがリスニング・ポジションへ。何か感じるところがあったのか、見る見るヴォリュームを上げるJeyさん。…実は爆音派?続いて私がこっそりと聴かせていただくことに。とりあえずチェンバロから聴かせていただいたのだけど、これが何だか非常に不思議によく響く。そんなにオフで録られてはいないし、オフに聴こえるというわけでもない。半ば狐につままれたような気分のままRequiemをかけさせていただいたが、どうしたわけか合唱よりオケに、それも弦に耳が行ってしまい、弓の動きまで見えそうなニュアンスの豊かさにかなり遺憾ながら心惹かれてしまった。オケがVPOだというのに。指揮がKerteszで救われている側面はあるにしても。これだけの大掛かりなシステムであるため、例えばよくセッティングされた小型スピーカで得られるような音像・音場の表現にはならない。が、楽器間の距離は不思議とよく伝わってくる。音像がここ・あそこって感じではないけれど、音からこっち・向こうが極めて明瞭に判別できる。不思議、不思議と連呼してばかりで失礼極まりないが、見た目も音も全てが私にとって未体験ゾーンでの出来事だった。大掛かりなシステムではあるものの音は大袈裟というわけではなく、必要とあらばいくらでも底力は湧き出てくるし、先のJeyさんのような爆音も涼しい顔でこなすが、基本的な音調は穏やかでとにかくニュアンスが木目細やか。ああいう音はああいうシステムでないと出ないのだとすると、オーディオとは何と難儀な趣味なのか。貴重な体験をありがとうございました>ヨハネスさん。

8月13日 その6
hide。さん宅を早々に去らなくてはならなかったのはまだ訪問先が残っていたということもあるけれど、どらさんが翌日から仕事のため、夜行で帰らなくてはならないその電車の時間が迫っていたから。hide。さんの車に必死で付いていくNew金B号。何とか駅までどらさんを送り届け、2台の車は次の訪問先へ。辿り着いたのはヨハネスさんが自宅とされているビル!エレベータでリスニング・ルームへ向かうというのは初めての体験だったが、エレベータから降りたときに眼前に広がる光景もまたちょっと私の、そして多分大抵の人の瞳には新鮮だった。巨大なウーファ4発をはじめとして壁一面を覆いつくすかのように居並ぶユニットの数々。その裏に大きな虎が隠れていたとしたら気付く頃には全員食べられているに違いない。そんな畏怖を感じさせる佇まいのシステムというのはそうお目にかかれるものではない。やろうと思っても出来る人はそういないだろうし、出来たとしてもここまでやろうとはなかなか思えないものだろう。そんなわけで少々硬直気味な一行だったりしたのだけど、あるいはヨハネスさんはそんな反応にすら既に慣れっこなのか、おもむろにCDをかけはじめた。

8月13日 その5
さて、だーだサウンドの最後の余韻を慈しむ間も無く、一行は次の目的地へと出発。本州に再上陸後もひた走るNew金B号。途中で道を間違える小ネタを挟みながら辿り着いたのはTEAM THIELのhide。さんのお宅。Thielと言えば今のスピーカを買う直前、CS6を半ば本気で試聴して良ければ買う勢いだったりしたことがあったのだけれど、結局CS6とは出会うことなくEclipse Classicに一目惚れして今に至る…という経緯があることを時折書いているように、Thielのスピーカはやはり今でも気になる存在であることに根本的には変わりがないようだ。hide。さんが使われているのはその兄貴分に相当するCS7。Thielのスピーカ、特に上級機種は重くてでかいことを情報として知ってはいたけれど、それでもでかいものはでかい。バッフル効果を嫌ったスリムさが背の高さを一層強調しているのもあるかも知れない。スピーカ間に佇むeARのパワー・アンプのコンパクトさとの対比もあるかも知れない。ともかく、憧れの人のお姉さんを見るような眼でCS7を見上げていたかどうかはさておき、Thielのスピーカを、それも相当に追い込まれたCS7を聴くという体験は私にとってちょっと特別な意味を持っていたと思う。「クラシック聴く人からどうぞ」ということで思いもかけず最初に聴かせていただくことになったのだけど、出てきた音を聴いた瞬間、私は少し意外に感じた。現代的高性能スピーカの代名詞とも言えるThielから解き放たれる音はむしろ肌触りがよく、高解像度という言葉が一般に含む刺々しさは無く、暴力的な快活さとは違う爽快感があった。勿論、基本は高性能・高解像度・高情報量であって、どーんと出すときは出すし、楽器の音は突出はしなくとも埋没もせず、意識を向けた先の音情報へのアクセスが大変容易で、かつ別の方向へ意識を移行する際にはそれまでの情報に足を引っ張られることもなくスムースに移ることが出来る。そういった見事な予定調和的融和の中に時折、見過ごされていたような情報がすっ、すっと入ってきて驚きと喜びを与える、そんな完成された一つの世界を見たような気分で、滞在時間の短さがそれを夢のように思わせたりしないでもなかったり。あの時のThielを聴いてみたい、というか買いたいかも、という想いに今、もうAvalonがあるからという理由で真正面から対峙しなくてすむのは幸運なのかもしれない。夢のような時間をありがとうございました>hide。さん。

8月13日 その4
この日記がその4まで行くのも珍しいが、当日のスケジュールは実はまだ半分も消化されていない。お腹も膨れて少し気持ちよくなった一行は四国を逆走し、前日に送別会だけの参加となってしまっただーださん宅へ。前日にお別れした後も仲間と飲まれていたということで、アルコールの残滓と若干格闘しているご様子だったが、オーディオは真剣一本勝負。「オーディオ・ルームは定員一名」ということで一人ずつお部屋に案内していただき、操作法を伝授していただいた上でオーナーすら部屋を出る。そういえば、muimuiさんのところへ行ったときも同じ方式だった…。まずは金Bさんから部屋に篭られたのだけど、T.A.t.uが漏れ聴こえてきたかと思えば絞めはVivaldiの四季だったりして少々意表を突かれたり。どらさんが聴かれた後、私が聴かせていただくことに。ダブル・ウーファーのZingaliのホーンは間近で見ると確かにちょっと吸い込まれるような魅力を湛えている。で、その音だが、クラシックを聴いても失礼ながら意外と普通に鳴っていた。ホーンだしダブル・ウーファーだしオーナーは豪快だし、という組み合わせから想像される刺激感ばりばりの音とはむしろ縁遠く、むしろタッチは繊細。ロック系の曲では相性は更によく、タメの効き具合が何やら聴いていて大変楽しかった。重箱の隅を突付こうと思えば突付けないところが無いわけではなく、例えば情報量はもっとあってもいいかも知れない。が、ど真ん中に旨そうな料理がどーんと盛り付けてあったら隅を突付いている場合ではないわけで。そもそもだーださんにしてみればCDは「おまけ」であって、本領はアナログ。旨味を更に凝縮した勢いとジューシーさの溢れるだーだサウンド、これがわずか1年で構築された上に本日で最後で、1週間後には部屋ごと無くなっているとは。男の美学の結晶のようなオーディオであった、と過去形で結ばなくてはならないのが残念。きっとハワイでもいい音を出されることでしょう(あっちはデフォルトで117Vだし)。

8月13日 その3
次の目的地は前日に伺うことが叶わなかっただーださん宅。が、時間としてはお腹が空いてくる頃合いであるところへ金Bさんに連絡のあったOTさんと昼食をご一緒することに。地元の方に案内していただくことほど心強いものもなく、それほど待たされず、かつ美味しいラーメンにありつくことが出来た。この後も予定が詰まっている一行としては早く出てきてすぐに食べ終わるという点においても素晴らしいチョイス。それ故に自己紹介程度のお話しか出来なかったのが残念。お店のご紹介、ありがとうございました>OTさん。

8月13日 その2
そんなNAOKさんを虜にしているのが所謂ヴィンテージ・ユニット。平面バッフルのフルレンジと後面解放箱化された2 Way、後ほど後面解放箱化されたフルレンジを聴かせていただいた。元からヴィンテージ嗜好というわけではなく、DynaudioのConfidence 5もお持ちなのだけど、Confidence 5には平面バッフルが寄りかかっているような状態だった(汗)。こういったところに行き着かれたのは、とにかく音のスピードがこれらでないと出ないということらしい。そういえば、以前、同じようなことをNAGRAさんも言われていて、Tannoyのモニターの鳴りっぷりにUltralinearさんと共に悶えている現場に立ち会ったこともあったりしたりした。NAOKさんに聴かせていただいた更に時代を遡ったユニットの音は、それを一層押し進めたようなもので、何のストレスも無い音の立ち上がりが得られる一方、高域・低域側はワイドレンジという言葉から大分遠ざかっているように感じた。「どんなに絞っても音痩せしない」とのことで、そこまで絞ってみたわけではないのだけど、ヴォリュームを回したときの音の変化が私にとっては独特で、適当なポイントを見付けるのに普段より戸惑ったりしたが、左右独立ヴォリュームであったことも効いていたりしたかもしれない。フルレンジをじっくり聴く機会は、特に私ぐらいの世代から下には案外無かったりするのだけど、チェンバロの全ての帯域がこれほどスムースに響くのは頭で理解したつもりなっていても衝撃的だった。ラップトップを使ったPCトランスポートにしても銀や白金のケーブルにしても一見激しく変則的なのだけど、音は常にストレート一本勝負(それも往々にして剛速球)という印象を持っているが、スピーカについてはエース候補を育成中といったご様子だった…Confidence 5が補欠ですか(汗)。ソースによって「それはこっちで」とスピーカを替えながら聴かせていただいたところを敢えて合わないとされるスピーカで鳴らしてみたりすると、これが不思議なくらいご機嫌斜めな音になったりする気難しさがあって、他人事である身としては面白かったりした。時間があれば更に色々と飛び出してきそうではあったのだけど、船の時間が来てしまう。NAOKさん、楽しい時間をありがとうございました。

8月13日
↓の「その2」はよくよく考えてみれば日付としては12日の早朝に出発しているし、ましてや到着したのは12日の夜なので、本来なら12日の日付にすべきだったかも知れないけど、私の感覚としてはそのくらい長い一日に感じたということでそのまま放置。で、本日は6時半出発。普段からオフピーク通勤でしかも今となっては通勤時間10分の身としてはかなり辛い時間ではあったのだけど、運転している金BさんやJeyさんのしんどさはそれどころじゃなかったはず。予定より一本遅い船に乗り込み、一路「造線所」と呼ばれていたりいなかったりするかもしれないNAOKさん宅のある島へ向かう。ネット上ではもう何年もお付き合いさせていただいているのだけど、お会いするのは初めて。案内していただいたのは事務所の一角に構えられたオーディオ・スペース…というよりは実験工房。ラックとその周りに所狭しと並べられたアンプ類は天板のあるものの方が少なかったような…。そちらにすっかり気を取られてしまい、乗っているラックがZoethecusであることにしばらく気付かなかったりもした。NAOK式ケーブルを一度でも見たことがある方ならお馴染みの外観を有したケーブルが乱舞し、また使用されていないものがあちこちにかけられていた。トランスポートはラップトップPC+USB外付けドライヴ+DigiFaceというNAOKさん方式。ラップトップにされた訳なんかを当然訊いてみたくなるわけだけど、どうやらデスクトップも含めて散々試行錯誤された末の現時点での結論である模様。というか、穏やかな語り口から次々と飛び出してくる実験の数々と工房に点在するその物的証拠…例えば天板が開いたままのdCSとか、まだLavryになる前のdB TechnologiesのBlueとか。底知れぬ知識とその根底にある実行力にはただただ目が点になるばかり。

8月11日 その2
ソフトは選んだ。後は旅立つだけ。というわけで、金BさんとJeyさんが1時半頃やって来るという予定になっていたので日付が変わる頃に入浴を済ませ---そう、1時半は1時半でも午前1時半---待っていると、Jeyさんからメールで事故渋滞にはまっているとの連絡が。多少の遅れは覚悟していたので、ごろごろしたりうとうとしたりしていたが、一向に抜けることが出来なかったらしく、我が家に到着されたのは早朝4時。かなりお疲れのご様子のお二方だったが、これがまだ始まりでしかないところが恐ろしいところ。この時点でNew金B号が既に約6時間を殆ど休みなく走行してきていたのはまだ準備運動でしかなかったということか。5時半に米原でどらさんと合流予定だったのだけど、1時間半で辿り着けるはずもなく、時間がずれたこともあってここから連鎖反応的に渋滞に引っかかってしまい、どらさんには3時間も米原で待っていただいた挙句に混雑を避けるべく大垣で合流したのだけど、下道で渋滞をやり過ごそうとしたのが裏目に出てしまったりして結局合流は5時間遅れ。気が付けばNew金B号は半日間休み無く走行してたりするわけだけど、それでも時間的にはまだ半分でしかなかったのだ。1軒目に伺う予定であったお宅はこの時点でもう諦め、愛媛のだーださん宅をひた目指すことに。が、京都、大阪で怒涛の渋滞コンボを喰らい、いつしか到着目標はだーださん宅訪問からだーださんの宴会開始になり、遂には宴会が終わる前に辿り着けるだろうか?という変遷を辿る。New金B号出発から22時間後、遂に我々は目的地に到着。チェックインを済ませ、会場へ向かうと既に出来上がっている面々の中、ひときわオーラを放ちまくりなのがだーだださんだった。そして、そこから長い夜の始まり始まり〜。

8月11日
そんなわけで今夜から四国・関西巡礼へ向かうことになっていたりするのだけど、さしあたって持参していくソフトを決めないと始まらない。例によって6枚収納のケースなのだけど、6枚というのが微妙なところでいつもあと1、2枚持って行きたい気分になるのだけど、仮に8枚収納可能であったとしてもやっぱり更に1、2枚持って行きたくなるような気がしないでもない。まあ、多ければいいというものでもないし、多いと、特に今回のような過密スケジュールでは聴ききれないし、ばらばらに聴いたら印象もばらばらで相互の関係が不明になるし、この辺は諦めが肝要なのかも。というわけで、考えた末に選んだようであんまり考えられてないラインナップは以下の通り。

変わり映えが無い気がしないでもないが、ころころ変わると目的を果たすのが難しかったりしなくもないわけで。

8月10日
週末にやや大掛かりなオフ会を控えていたり。その前にいい加減書き忘れっぱなしにもほどがあるフィルさん宅でのオフ会の感想なぞ。伺ったのは私が引っ越すちょっと前。引っ越しでばたばたしてしまったり某所がばたばたしてしまったりで書きそびれていたのだけど、ご本人によると今の音は伺ったときとまた全く変わってしまっているという話なので、ますます書いても意味があるんだかということもあって更にのびのびになっていた次第。そんなわけで細かいところとかかなり記憶がいい加減なのでざっくりとした印象としては全体的に極めてまっとうなバランスで少し穏やかな温もりがあるのは相変わらず。CDプレーヤがEidos 19になっているのにも関わらず、音のバランスを保ちながら情報量だけ味方につけたような感じで、ZZ Eightの際は情報量を味で補っていたところが見事に補間されている一方、感触としては同一ではないにしてもトータルな印象として同等の風味に仕上がっていた。前回訪問時に少々違和感を覚えた音像の位置は椅子を換えられたことも効いているのか、上下方向については全く問題無く、それでいて左右方向には更に拡張されていてStella Melody時代にも匹敵しそうな広さになっていた。圧巻は女声ヴォーカルでCeltic Womanの一人(名前失念)のディスクを聴かせていただいたときで、包み込まれるような音場に身をゆだねることの気持ちよさはこれまでにちょっと経験が無い。欠点を挙げるとすれば特にロック系の曲でリズムが立たないようなところがあって、ノリがもう一つだったこと。その旨をフィルさんに伝えると、映像篇の後に「じゃあ、ちょっといじってみます」とラックの周りでもぞもぞし始めた。作業終了後、改めて聴かせていただくと不満点はびっくりするほど払拭されていて、私はもとよりフィルさん自身も驚かれていた様子。リズムにキレが出て、元々よかった女声ヴォーカルに至っては一層伸びやかに。久し振りに爆変の現場に立ち会った気分だった。そこから更に進化したという今のフィルさんの音が非常に気になる今日この頃。素晴らしい体験をありがとうございました&遅くなってすいませんです>フィルさん。さあ、週末の準備をしないと!

8月7日
期待を外されるのがDream TheaterとIn Flames、思いの外いいのがYESやJeff Beck。ついでにChildren of BodomやWarmenは中くらい。この傾向が示すところは…?

8月3日
パワー・アンプを後ろの配置にしたのは、その方が聴いているときに少しは暑くないかなぁとか思ったからという理由もあったりするのだけど、エアコンを止めるとやはりじわじわと暑くなってくる。やれやれ。それはともかく、今の状態だとどうもソフトとの相性がこれまでと違うようで、思いの外よくて喜んでると期待を力の限り外されたり。まだ読み切れない。

8月2日
車があるとどうしても週末は出かけてしまったりしてしまう都合上、オーディオに関してはずっと置いたっきりな状態が続いている。ここがこうだからこうしたいとかいう以前に、何がどうなってるのかまだ微妙に把握しきれてないので、どこから手をつけていいのか、というのが実情。幸い、しばらくオーディオから離れていたせいもあってかべらぼうに不満な音が出ているというわけでもない。引っ越しの際にエアコンやらナビやらばかすかカードで買ってしまっているのでCDも買い控え中。つまり、目下のところこの日記のネタが無いので、ネタ作りも兼ねてそこらに転がってるj1青の活用を考えてみる。とりあえず、電源タップをしばりつけているスピーカ台の下に四角のを4枚とQuattroが乗っているスピーカ台に丸のを4枚入れてみた。何か音が丸くなった気が。そして中域の少し下の方にぶにっとした感じが。そんなわけで速攻で撤去。ここに書かなければ何一つこの世に残ることの無い行為だったわけだ。

7月30日
まだのんびりやってるつもりだったのだけど、東の方から西経由でなおかつ拉致されて襲来という噂が。今の状態で聴かせるのは…うーん。まあ、元々締め切りが近付かないと動かないのでそういう状況はきっといいに違いない。

7月24日
スピーカ・スタンドが届いた。QuadraspireQS60。サブシステム用のEntry-Sを設置するために購入。来るまではテレビの上に置かれいたという始末。前の部屋ではEntry-Sを突っ張り式スタンドに置いていて、リアのNS-10MMをベッドの宮に置いていたのだけど、寝室とサブシステムのある部屋が分かれたのに伴い、突っ張り式スタンドがリア用になり、フロント・スピーカの置き場が無くなったという次第。で、ちょこっと迷ったりしつつQuadraspireに。価格的に手ごろで見た目と高さが適当という辺りが選択の決め手か。Quadraspireというと何となく木の棚板という印象が強いが、スピーカ・スタンドは天板・底板・支柱全て金属製。私の勝手なイメージではQuadraspire=ふにゃ・なよっ、なのだけど、結構しっかりした作り。Entry-Sを置いた感じも悪くないが、唯一残念なのは天板のスパイク(というほど尖ってない)の間隔がEntry-Sの幅よりぎりぎり広くてスパイク設置出来ないこと。これよりもう一回り大きいスピーカなら更にさまになった設置が出来るに違いない。スパイク受けを換えたらとか天板との間にインシュレータを換えたらとかつい考えがちだけど、とりあえずは放置。ITU-R勧告の配置に近い角度で各スピーカが設置出来るようになったので、DVDとか観るのがちょいと楽しみ。センターはまたいずれ。

7月23日
どうでもいいことだけど、引っ越し後に配線を浮かしたりしているうちに釣り糸を使い切ってしまった。前回の引っ越しのときに買ったものなのだけど、純粋にケーブル吊り用途のみでの使用で一巻き使い切ってしまったのはどうなのか。釣り糸もまさか魚ではなくケーブルばかり釣る羽目になるとは思わなかったことだろう。若干吊り足りないところもあるので、二巻き目を買わなくては。

7月19日
引っ越し直後にCDが届いていたことを思い出した。WarmenのBeyond Abilities。2枚目のアルバムか。1枚目より曲が練れていて、3枚目ほどヴォーカルばっかりじゃないのがいいかも。

7月17日
スピーカにワックスをかけ、ツィータ・カバーを外した。音は変わった気がするが、それ以前にいまいちこの部屋での音が把握しきれていない。

7月16日
そういえば、Eclipse Classicのツィータにはカバーが付いているのだった。外したらまた違う音になるのかと思ったところでこれ以上セッティングしようという気も消失したり。ワックスかけるついでに外すか。

7月12日
指を破壊されそうになりながら何とかパワー・アンプの下にインシュレータを放り込んだり、各種音響調整材の位置を合わせたり。何とか聴ける音になってきた気がする。というか、当然ながら調整前がかなりがたがたな音だったので相対的に良くなったのは確かだが、絶対的な位置はかなり見失ってしまった雰囲気。今回はラックを二手に分けたりしたため、以前よりも平面方向に広く機器が展開されているので、以前にも増して機器周辺は足の踏み場が無いのもどうしたものか。もっとゆとりのある配置になる予定だったんだけど、おっかしいなぁ。

7月11日
配線周りは一応完了。インシュレータとか入れてて気が付いたが、パワー・アンプのは最初から入れておくべきだった。相当無理な体勢で入れることになるので、ぎっくり腰とかにならないように注意だ。というわけで、ただいまの惨状。室内音響とかは明日だな。

7月10日
引っ越して初めて音が出た。セッティングも何もまるでなされていない状態なのでその状態をどうこう言っても始まらないが、ようやく生活が始まった感がしないでもない。

7月8日
ピックアップ交換に出していたトランスポートと某氏に貸し出していたプリアンプが帰ってきた。引っ越してから片付けにかこつけてさぼっていた作業を急遽再開。22mm sq.、ラグをつけた状態だとボックスの穴に入らない(汗)。切断するのも一苦労。…いつになったら音が出るんだろう(汗)?というわけで、家ではまだ音が出てないが、車でCDをかけたりして久し振りに聴いたりするとやっぱり嬉しかったりもした。

7月4日
そういえばフィルさん宅の訪問記まだ書いてなかった(汗)。引っ越しでどたばたしたせいで記憶が…(滝汗)。

6月30日
ようやくスピーカ・ケーブルを結線。繋がないとボードに乗せることすらできず、片付かないからという理由が主。音が出るまではまだかかりそうだし、まあのんびりと。それはさておき、地域が変わったりCATVだったりするせいでHDDレコーダの番組表取得に若干苦戦。ようやくまともに録画できる状態になった。チャンネル数は増えたが、仕様によりキー局か地方局のどちらかしか取得できないところが悩ましいようで、実際問題として地方局固有の番組が見たいケースは殆ど無さそうなので問答無用でキー局を取得。とりあえず、テレビ環境は以前と同等に。スピーカ・スタンドもまだ来てないので、メインもサブも微妙に完成しない状態がまだ続く。

6月27日
ようやくメイン・システムに着手。といっても、トランスポートとプリアンプが留守にしているので、ラックを組み立てて位置を検討したり、仮牢獄化したり。配置の計画は頭の中である程度固まっているのだけど、どんな音がするかは繋いでみてのお楽しみ。

6月26日
昨日で引っ越し完了。スピーカ・ボードをD/Aコンバータの上に置いて持ち直そうとするバイト君がいたりしたこと以外は無事に終わったっぽい。サブシステムだけ配線ほぼ完了。FM/AMチューナとかいい加減繋がなくてもいい気がしないでもない。今回はテレビがCATVなのでFMが来てなかったら放出しようかとも思ったり。

6月23日
オーディオは全て結線を外して部屋の隅に。改めてAvalonのスピーカ端子配置が恨めしい。SR Compositesのラックも足を全て外して梱包。オーディオが占有していたスペースの大きさを今更実感してみたり。というわけで、明日は引っ越し本番。

6月19日
トランスポートがピックアップ交換のため、引越しに合わせて一時里帰り。ついででプリアンプも某氏宅へ居候。オーディオの電源の落ちたリヴィングは何だか涼しくて寂しい。ようやく配線作業が完了。8sq.は厳しかったが、何とかやり遂げた。ボードが一回り小さいのだったら配線不能だった。

6月17日
フィルさん宅にてサシのOFF会。感想は後ほど。夜はAvalon友の会+αで送別会を開いていただいた。体調不良なのに来ていただいた方もいたりして嬉しいやら申し訳ないやら。

6月11日
ボードへ取り付け。1本、ちょっと端に近いところにねじ込んでしまったせいでボードの側面がちょっともっこりしてしまったが、特に問題無く取り付け完了。次はいよいよ地獄と噂の配線。とりあえず、ボード上でシミュレーションしてみて、一応それぞれは繋げられそうであることを確認。8本になったときにどうなるかはやってみないと何とも。さしあたってきちんと配線図を描いておかないと更なる地獄に陥りそう。

6月9日
足りなかったネジが届いたので無事に全て交換終了。ボードへのレイアウトもほぼ確定。机上では全てがうまく収まる予定なのだけど、CV 8mm^2の中身を見てしまうとちょっと萎え気味に。ボードは無事に穴を開けられた。いっそのこと標準で穴の開いているボードをj1とかが出せば局所的かつ期間限定的にかなり売れるのに、とも思う。

6月7日
本日の作業: CV 8mm^2の被覆剥きを3m分。工具が無いと死んでた。しかし、そこを生き延びても今度は中身の太さで死ぬという運命らしい。

6月5日 Jeyさん宅の音を聴いたから、というだけではないのだろうけど、かねてより「3 Wayに」と言われてサブウーファとか考えないでもなかったのだけど、私の結論としてはサブウーファは無しになった。勿論、下まで無理なく出すという意味において有効な手段であることは例えばDolonさん宅などで実体験として理解しているのだけど、ことうちにおいては本質的な解決にならない気がしてきた。決して下の下まで出るスピーカでは無いけれど、それなりに下まで引っ張っているので、結果としてクロスオーバー付近はツィータとウーファのかなり厳しい領域を使っていて、3 Way化するならその辺が緩和されることが肝要なんじゃないかと思ったり。いやまあ、Jeyさん宅で「いいなぁ、このスコーカ」とか思っただけって説もあるのだけど。

6月4日
椅子を買ってきた。というのも、引っ越し先では部屋数が増えるため、今まで寝室に同居していたテレビを別室に置くことからリヴィングで使用中のソファをテレビ部屋用とするので、リスニング用の椅子が必要となった次第。で、買ったのがEkornesのDiplomat。奥さんはNorthern ComfortのAlpha 30がふわふわで気に入ってたようだけど、私はふわふわだったり大ぶりだったりするのはどうにも落ち着かないので一番小ぶりなDiplomatに。お値段も(シリーズの中では)小ぶりで済むし。

6月3日 その2
Jeyさん宅に伺う前に島田さんのところへ行って、注文してあったj1 ProjectのボードJ1B3040を回収してきた。機器を乗せる用途ではなかったりするのがポイントか。ついでにAvalonの最新スピーカであるところのIsisを聴かせていただいた。プレーヤがCary、プリがB.A.T.、パワーがViolaのSymphonyだったような。低音はアクセサリー店の広さでは無理があるようで、正直なところいいとか悪いとか言える状態ではなかった。が、中域から上についてはスムースで、低音の処理さえ何とかできる部屋であれば凄い世界を見せてくれそうな気がしないでもないが、それを実現可能な部屋を設けるだけで相当大変なこと請け合い。島田さんが言われている通り、DiamondとSentinelの間にあるけど明らかにSentinel寄りの存在だと思った。

6月3日
顔が怖いケーブル魔人であるところのJeyさん宅を初訪問。リヴィング・オーディオ仲間でもあるのだけれど、リヴィングに入ると水槽の中の魚たちがお出迎えしてくれる辺りがうちとはちょっと(?)違う。いや、同じ間取りならうちだって…すいません、許してください(汗)。Esoteric X-01、Mark Levinson No. 30.6、Linn AV5103D、FM Acoustics FM711、JM Lab Alto Utopia Beとプリを除けばかなりのヘヴィ級な構成。もっとも、AV5103DとてAVプリとしては一級品であるのだけど…。人の家に行くと欲しくなるけど冷静に考えると優先順位が下がるものの代表が私の場合はSACDプレーヤだったりするのだけど、今回もSACDをかけていただいたときは「うーん、欲しいかも」とか思ってしまった。Jeyさんセレクトの高音質ソフトを聴かせていただいたり、某氏からの電話に出たりしているうちに金Bさんが合流。ひとしきり聴いてからざくざくコメントされた後に私が持ち込んだソフトをかけていただくことに。LeinsdorfのMahlerから1番の第4楽章、KoganとKondrashin/Moscow POのShostakovich: Vn. Con. No.1の第4楽章、HantaiのBach: Chromatic Fantasy & FugueのFugue、Liquid Tension Experiment 2のAcid RainYESの"The Ladder"からNew Languageといったところをかけさせていただく。途中、私の勘違いでばたばたしてしまったりしたものの(汗)、大変楽しく聴かせていただいた。楽しく聴けたのには勿論理由があって、とりあえずは中域のぱつんと立ち上がりの速いところが気持ちよく、高域は伸びていながら腰が入っていて、空間の奥行きも十分深い。左右もスピーカ位置を基準に考えれば広いのだけど、視野角上の広さがもう少し私の場合は欲しくなってしまうかも。高域の少し上の方がやや刺激感が無くもないけど、それが切れ味を演出するような場面もあったりして判断の難しいところ。低域はご本人が「緩い」と言うほど緩んだ膨張感は無いものの、立ち上がりに対して立ち下がりがやや遅く感じられなくもなく、ぶわっとした低域の噴き出し感にも通じているようでもあった。総じて響き間の親和性が高く、ハーモニーの美しさとチェンバロの弦を爪が弾くのが見えるような空間の見通しのよさと立ち上がりのよさが印象的だった。これでプリという音質向上のマージンが残っているのだから恐ろしい。あのプリやこのプリを入れたらどんな音になるのか…楽しみ楽しみ(煽)♪夕食は近所の冥土喫茶風(?)焼肉屋さんへ。金Bさんが色々と日記のネタの提供を試みてくださったのだが、とりあえず掲載に支障が無さそうなのは、Jeyさんも金Bさんもアメリカへ行ってもやっぱり悪人顔なんじゃないだろうかということくらいだったり(汗)。何はともあれ、お疲れ様でございました>Jeyさん&金Bさん。引っ越し前でオーディオはしばらく停滞してたのだけど、Jeyさんの音を聴いてちょっとやる気が出てきた。

6月1日
CDが届く。Jeff Beckの"Wired"RUSHの"Test for Echo"Queensrycheの"Operation: Mindcrime II"レミオロメンの"Horizon"。最後のだけは奥さんの。どうも「ロ」と「メ」を逆にして読んでしまうのはどうしたものか。それはさておき、本日のメニュー: ナベM3×8mm、M3 SW、タッピングM3×35mm。

5月29日
CDが届いた。Rammsteinの"Rosenrot"。ジャケットが"Reise Reise"にそっくりなところがポイントだが、こちらの方がグレーっぽく、"Reise Reise"の方がやや青緑がかっている。両方ともボーナスDVD付きという点も共通。CDの中身まで一緒だったら単なる買い間違いだが、聴いてみたところそういうことは無いようだった。20日の日記、高さが1.4mになってた…(汗)。ご指摘感謝>某氏。

5月25日
引っ越しに向けてネジとかケーブルとか圧着端子とかの見積もりをじゃかじゃか取ってざんざか注文中。工具もばらばらと既に届いており、ここからが腕の見せ所。って、見せるものを作るわけじゃないんだけど。

5月23日
新しい部屋での機器のレイアウトを検討中。前回の引っ越しの際には「同じ部屋に来たような感じ」と言われるほどそれまでのレイアウトの通りだったので、今度は少しは見た目にも変化をつけようという算段。一番前に来ているパワー・アンプをラックの後ろにして、ラックを二手に分けようと画策中。その前提としてコンセントというかタップの位置がポイントになるので、うまく干渉せずに電源ケーブルを挿す方法とか通勤電車の中で考えているとすぐ会社/家に着く。

5月20日
そんなわけで部屋は決まったわけだけど、結果的には駅や会社に比較的近い3LDKの物件になった。希望する部屋の条件として1階の角部屋の(マンションなら)RCかSRCで3部屋以上を有し、うち1部屋が12畳以上であり、なおかつ部屋の短辺が3.3m以上であること、を挙げたところ、WEB上で検索しても実際に不動産屋さんを回ってみても該当する物件が殆ど無く、辛うじて上記スペックを満たしていた唯一の物件に半自動的に決定。先輩が住んでる建物の斜め後ろだとか、実は他にも近くに知り合いがいるらしいとか、その辺はまあ気にしないことに。リビングの寸法は短辺が3.67m、長辺が4.9m、高さが2.4m。今の部屋と比較すると短辺が約30cm長く、長辺と高さが約10cm短くなる。音質は…さて、どうなることやら。部屋が決まったのはいいとして、今度の部屋はエアコンがついてなかったりするので、買わないとこれからの季節が大変なことになるので、エアコンの実動作音の情報とかいただけると嬉しいです。

5月17日
引越しの準備そのほかでサイトの更新はもとよりオーディオどころでなかったり。準備は着々と進んではいるのだけど、予算が辛くなってきた…(汗)。それはさておき、CDが届いたりもしてた。Mike Oldfieldの"Tubular Bells"Jethro Tullの"As Thick as a Brick"Queensrycheの"Operation: Mindcrime"。どれも人に聴かせてもらったり薦めてもらったり、サイトで薦めてあったりしたもの。

5月3日
Avalon友の会怪鳥ことDolonさん宅を顔が怖いことで一部で有名なJeyさんと共に訪問。DolonさんがWadia 270からPCトランスポートに変更したことは結構な衝撃で、私の周りでも私自身を含めてちょっと動揺したりしたところ。感想は後日、某所に掲載していただく予定。

5月2日
ようやく一週終わったので"Minstrel Song"のサントラを聴いてみたりする。すっかり違う曲になってしまって少し寂しかったSFC版の中ボス戦の音楽は実は四天王戦になっていることが判明したり。…戦ってないから聴けてないわけだ。寝室のスピーカのセッティングを少し変えて切れが出てきたとか思ってたけど、メインのシステムはやはりというか当たり前というかまるで違う。勿論、サントラとゲームのBGMという差もあるのだけど。こういうのに限らず、システムをアップグレードしたときに聴こえてくる今まで聴こえなかった、あるいは気が付かなかった音、これは一体それまでどこに行っていたんだろう。世間一般的水準でそれなり以上のシステムでこの状態なら、SACDなどの上位フォーマットなんて十分にポテンシャルを引き出そうとしたらとんでもなく大変なんだろうなぁとか思ったりしないでもない---再生側も、録音側も。そういえば、SACDのデータ容量はDVDと同等だったような。BDとかHD DVDの規格で全部音声信号とかいう酔狂なことはさすがに流行らないんだろうか。

5月1日
友人に貸してたWireWorld ELP III+が先日のオフ会の際に戻ってきたので、「そういえばテレビの電源が3Pだったような?」と思って、テレビに繋げてみる企画を立ち上げ。何しろ寝室という制約だらけの空間に置かれていてその眼前には天井から床までの突っ張り棒にフロント・スピーカが設置されているという事態だったりするので、テレビの裏面に到達するためにはまずスピーカと突っ張り棒の撤去から行わなければならない。突っ張り棒を取り外そうとしてあちこち突付きまわしたりしてしまいながらも何とか片をつけ、いざテレビの裏面へ。…あれ、直出し?誰ですか、3Pだったなんて言ったのは?じゃあ、代わりにPCの電源に…放熱フィンが邪魔でプラグ入らないですよ?PCのディスプレイに…入らないって。うーん。

4月30日
"Harry Potter and the Goblet of Fire"を観た。何だか激しく退屈だった。CGとか凄いなぁと思うし伏線の張り方も巧みな気がしないでもないけど、感触としてちょっと世界とスケールの違う「ちびまる子ちゃん」みたいな気がしてしまう。このシリーズを最初から観てないせいもあるのかもだけど、果てしなく他人事と感じられてならない。昨日の"Chicken Little"の方が、どきどきわくわくするかという点においてまだ面白かった。

4月29日
"Chicken Little"を観た。話の筋はどうということもなく、アメリカのコミックとかにありがちな展開が基本。キャラの味付けと表情付けがいちいち可愛らしく、ネタも盛り沢山。家族とか学校周りの描写が当然アメリカ風味なので、その辺に違和感が無ければ素直に楽しめるんじゃないかと。

4月26日
プリアンプの入力電圧問題はこうなったら白黒はっきりつけようという勢いになりつつあったり。ついたらまた書くとして、代理店からはPeak to Peakの40Vで特性上問題無しとの報告だった。実効電圧では1kHzで約14V。うーん。Final Fantasy VIII Fithos Lusec Wecos Vinosecを聴いてみたが、何だか無理にオケでやらなくてもというかオケでやらなくてもよさそうな選曲がされているような。元々オケ入りの1曲目とかタイトル曲とかはそれなりに面白くなってたりもするけど、"The Man with the Machine Gun"とかロック版でも出してるくらいだし。

4月24日
CDが3枚到着。YESの"Time and A Word""Going for the One"Final Fantasy VIII Fithos Lusec Wecos Vinosec。FF VIIIはオケ版。気が付いたら揃ってきてる…。VIIIってそんなに好きだったっけ?YESは先日のオフ会で友人が"The Ladder"をかけたりしてたのでちょっと買い足したくなった。…全然時期違うけど。そして今日もQuantum Symphony。そういえば電流がより多く流れるところの方が効果が高かったような記憶を頼りに、これまでトランスポートのコンセントに挿していたのをパワー・アンプのコンセントに。何だかこちらの方が効果が高いみたい。高域のぱきーんとした鳴り方は少しやりすぎかも知れない。結局、今はこれに頼らないと成り立たないうちの音…。関係ないがC. Kleiber/VPOのBeethovenをようやくというか今更聴いた。前にも書いてるが、正確にはまた聴いた、というのが正しい。その理由まで何度も書くのはどうかということで置いておくとして、この演奏を初めて聴いたときは「この曲ってこんなだっけ?」と驚いたと記憶しているが、改めて聴いてやっぱり驚くのはどうしたことか。勢いや躍動感もさることながら、細部のこだわりがその中にみっちり凝縮されていて、あのVPOを相手によくここまでやらせたものだと感心しきり。今更ながら凄い指揮者だと思った次第。

4月23日
思うところがあってQuantum Symphonyを外してみる。こちらの方が低域まで素直なような気がしないでもない。が、有りのときのガッツがやっぱり恋しくなって戻してしまう。挿した直後からキックドラムの音が変わっていく様子にちょっと笑ってしまう。本当はこんなの無しで出さないといけないのだろうけど、まだしばらくは頼らないと駄目っぽい。3Pインレットつきアダプタに交換して余ってる電源ケーブルとか挿してみたい。

4月22日
Solti/CSOのMahler 6を久し振りに聴いてみたり。私にとって絶対的な位置にある演奏で、勿論曲自体も好きなのだけど、もはや曲が好きなのかこの演奏があるから好きなのかの区別すら怪しい。もっと言えば私にとってのこの指揮者の位置付けさえこの演奏の有無で大きく変わってしまっているかも知れない。それなり聴いてきていたつもりでも、改めて聴くと気が付く点が結構あって、木管の強弱の移ろいとか影に隠れている音とか、一応は進歩してるんだろうか。最初から最後まで、この演奏のあらゆる要素が私にとって好ましく、どう鳴ろうがいいと言えばいいのだけど、より好ましく鳴ってくれるのはやはり嬉しい。

4月15日 その2
そういえば、うちの音について、クッパさんがしきりに「美音ですよねぇ〜」と言われていた。以前に比べればしなやかさや繊細さ、柔軟な表現が出来るようになっているとは思うけど、特に美音という意識は無かったので何だか意外だった。金Bさんはヴォーカルがもっとこっちに来てほしかった模様。私がそんなにヴォーカルに出てきてほしくないのがポイントか(苦笑)。muimuiさんには低域の階調感や色彩について指摘を受けた。言われてみれば、最近は中域以上をメインに調整してたかも。このサイズのウーファでどこまで出せるかという話もあるけど、そうそう買い換えるわけにもいかず、買い換えたいものが今、あるわけでもなく、もう少し何とかしてみたいところ。

4月15日
今週もオフ会で3週連続。muimuiさん、金Bさん、クッパさんがいらっしゃった。3Wayスピーカにしろとかパワー・アンプもSpectralにしろとか言われたい放題。言われて動くようなたちでもないけど(爆)。muimuiさんにはKunzel/Cincinnati SOのWellington's Victoryを気に入っていただいた模様。Seed Destinyのエンディングは途中までしか聴いてもらえなかったけど(爆)。後半はクッパさんが持ってきてくれたBenchmark DAC1とのD/Aコンバータ対決。接続するにあたってDAC1の筐体が小さいこともあって端子間がかなり狭く、かなり奮闘する羽目に。デジタル入力はRCA→BNC変換端子を介して接続。出力を測ったところかなり小さく、内部のアッテネータで絞った状態になっているという話だった。で、4人で交代しながら試聴。私の印象としてはかちっとしたところが特徴的で、これをベースに調整すればなかなか面白い音になりそうだけど、絶対的な情報量はやや少なめで、前後感も若干混濁気味。が、価格差を考えれば大健闘だし、金BさんはDAC1の方が好みと言われていたように、その特徴がつぼにはまればこの価格で買えるD/Aコンバータとしては無敵かも知れない。ヴォリュームも装備しているので、パワー・アンプと直結で使用することが出来るし。うちのDA924ほど上げる必要は無いかもだけど、ヴォリュームの使用位置に問題が無ければ出力をもう少し上げて使ってみてもいいのかも?最後はmuimuiさんと二人掛かりでP-0sを移動して底板についてる樹脂製足の撤去。音は激変…というほどには変わっていないような。というか、電源切ったりしてるし、違うD/Aコンバータ聴いたりしてるし、まともに判断出来るとは思えない。悪い方に行ってなければ見た目がさっぱりしていいということで(笑)。夜は秋葉原へ出撃してJeyさんやq2さん、Sさん(←先週来たのとは違うSさん)も合流して飲み会に。相変わらず盛り上がったのだけど、残念ながらその内容は検閲の結果、一つとして掲載することが不可能であることが判明したのが残念至極。何はともあれ、遠路はるばるおいでいただきありがとうございました〜。

4月14日
代理店に問い合わせたらDMC-30SLの最大入力はバランスで40V以上だとか。いくらなんでもでか過ぎるんじゃあ…?特性上問題無いということなのか、プロテクトがかからないということなのか、問い合わせ継続中。

4月10日
電圧調整に勤しんでみたり。とりあえずは一度Maxに戻して聴いて、-8dBにD/Aコンバータの出力を落として試聴。試聴の前にぽーとか言わせながらD/Aコンバータ背面のねじを回してアンプの出力端子にテスターあてがって合わせること、下手すると30分以上かかっているので聴く頃には半分くらい音を忘れていたりするような気がするが、同じ出力値で聴く限りにおいてはどうも若干鮮度落ちしているように感じられたり。まあ、悪いばかりでなくてぱつぱつ感はこちらの方が出るので、これは少しやりすぎかなぁ、ということで今度はプリアンプの天板を空け、中にあるディップ・スイッチで入力アッテネータをONに。マニュアルには-10dBとなっているが、測ったら-7dBくらいだった。…おや?それはさておき、音はぱつぱつ感が出つつ、鮮度落ちは殆ど無いいいとこ取りな雰囲気で、入力アッテネータは採用することに。これでしばらく聴いてみて、またD/Aコンバータ側をいじるとするか。

4月9日 その2
というわけで、NAGRAさんの音を聴かせていただくことに。NAGRAさんの選ぶディスクはジャンルの幅が広く、プリアンプを一つに絞れない欲張りっぷりがその辺にも表われているような気がしたり。持ち込んだCDを何枚か聴かせていただいたけど、長辺セッティングの効果なのか、とにかく音が左右に何のつかえもなく広がる開放感は素晴らしいの一言。奥行き方向も絶対量としては出ていないわけではないのだけど、左右の広さからすると相対的に少し狭めに感じるかも知れない。PL-P使用時は特に声の帯域の生々しさがたまらなく、それでいて夢のような心地よさに身を安心して委ねられる。対するK-1xは音数が多く帯域幅も満遍なく広い感を受け、若干の堅さがあるものの、びしばしと勢いのある若々しい音。どちらがよいかと言われると本当に困ってしまい、もうお好みで、としか言いようが無い。優先度の高い要素が何であるかによってきっと答えは違うだろうし、仮にどちらか一方にしたとしてもそれでその他の要素が完全に疎かになるということも無いだろうから。一つで全ての要求を満たしてくれるかもしれないプリアンプと言えば、やはりあれしか…。

4月9日
二日連続オフ会。今日は訪問する日。訪問先はNAGRAさんのお宅。山手線の円のほぼど真ん中というありえない立地条件に佇む3階建てのNAGRAさん宅の3階に見たことのあるスピーカが。我が家と同じEclipse Classic。が、それ以外は我が家とは全くと言っていいほど共通点が無く、CDは一体型の最高峰LINN CD12、パワー・アンプはNAGRA VPA、そしてプリアンプにはNAGRA PL-PとAyre K-1xの両方がスタンバイされていて、どちらにするか決めかねているとのこと。しかも、実は以前使われていたPL-Lもまだ売れていないとのことで、プリアンプばっかり集めているような感を受けたり。ケーブルはLINNやBeldenの非高級ケーブルだし、スピーカは部屋の長辺側に置かれているし。窓からは春の涼しい空気が流れ込んできて、本棚の後ろの窓からLPジャケット越しに右スピーカに光が当たるなど、どこまでセンスでどこまで偶然なのかお仕事柄なのか、やたらとお洒落で、同じスピーカを使っていながらこうも違うものかと思わずにはいられない。同じスピーカ仲間ということでlmstさんとは何だか親和性を感じないでもないのだけど(苦笑)。

4月8日 その2
…何だかスネアとかえらいぱっつんぱっつん出てません?抜けもいいんでないですか?今までの音は…(汗)。どうであれ、全然違う音になっているんでは?今まででかいことはいいことだ、という単純馬鹿な発想で一切手をつけていなかったのだけど、どうやらそうもいかないみたいだ。D/Aコンバータの出力調整以外にプリアンプ側の入力アッテネータとゲイン調整もあるので、最終出力を同じにするとしても組み合わせは選び放題。どう手をつけたものか。

4月8日
今週もオフ会。今日は我が家にAvalon友の会怪鳥Dolonさん、YUさん、友人S氏をお招き。GladiatorのSoundtrackFinal Fantasy VIII: The ExtremeSolti/VPO Verdi/RequiemPerahia Beethoven: P. Son. No.28Kertesz/VPO Mozart: RequiemLewental Alkan: Le Festin d'Esopeなどをお聴かせしてからそれぞれが持ち込まれたソフトを聴いていただくといういつもの流れ。Dolonさんが所用で先に帰られた後、聴いたり機器を眺めたりしていたYUさんとS氏が「このDACって出力いくだっけ」というので、Maxにしてるから10Vくらいのはずと答えると、「でかすぎるんじゃないの?」とのこと。うーん、前のプリで試したときは大きい方がよかったのだけど…。「絞ってみよう」…おいおい。そんなわけで、何を血迷ったか3人がかりでD/Aコンバータの出力を変更することに。我が家のD/Aコンバータは背面に出力調整用のねじがあって、マイナス・ドライバを突っ込んで回すことになる。で、私がねじを回す係、S氏が出力電圧を読むかかり、YUさんが10秒しかないチェックCDの基準信号の残り時間を見る係という役割分担で出力電圧を下げはじめる。が、それ以前にまず左右で出力がずれていることが露見したり。…前に測ったときは合ってたのに(汗)。このメーカの機械は某局では毎朝、左右の出力合わせをすることになっているとか(滝汗)。とりあえず出力を8dBくらい下げてみることに。

4月7日
CDが2枚。MravinskyのFeb. 11, 1961ライヴMTT/SFSのMahler 4。前者はとりあえず、曲目もよく見ずに購入(汗)。後者はいい演奏であることは間違いないので曲目の好き嫌いを考えずに購入(汗)。

4月1日 その2
そんなわけでうちの次はlmstさん宅へ。今回はWadia 7に加え、昨今流行りのPCトランスポートも併せて聴かせていただくことに。まず、Wadia 7で聴かせていただいた感想として、とにかく中域の腰の強さが特徴的で、オーナーが気にされているように低域は必ずしも下までがっつり伸びているようではないけれど、曲に対する食いつきがいいのでそれが些細なことのように感じられる。左右の展開は綺麗に繋がっているが、欲を言えばもう一寸左右の広がりが欲しいというか、以前はもっと広がっていたような気がしないでもない。奥行き方向に関しては、拡散板を増量したためか、帯域によって前後位置に違和感のあるところが少しあったり。続いてPCトランスポート。Wadia 7のような押しの強さは無いかわりにもっと上の帯域が強いようで、倍音が強く感じられる場面が時折あった。Wadia 7と比べるとこちらはもっと「音」を意識させるようで、こちらがスムースでリズムの運びとか音の勢いをWadia 7が誇張していると捉えるか、PCトランスポートが平板でWadia 7が楽しい音と捉えるかによって評価が分かれる気がするが、果てしなく価格が違うのに比較できてしまう時点で何かがおかしいという話も。PCトランスポートとDAC64はTOSで接続されていたので、試みにWadia 7とDAC64をTOSで繋いでもらったら(←こういう実行力は見習わねば)、あら不思議。AES/EBU接続(だったっけ)のWadia 7とPCトランスポートの丁度中間くらいの音に。ただし、中間は中間であっていいとこ取りでは無く、倍音の強調感は出るけど解像感はPCトランスポートほどではなく、中域の押しはもう一息。結果はともかく、PCトランスポートの音だと思っていた特色の多くが実は接続手段に由来するものであったわけで、そういう意味では今度は同軸ケーブルで繋いでPCトランスポートを聴いてみても面白そうだと思える時点でやっぱり何か間違っている気がする、そんなオフ会だった。お二人&途中から参加されたtoukouさん、お疲れ様でした〜。

4月1日
本日は当サイト閉鎖記念オフ会。…勿論、嘘。オフ会だったのは本当で、どらさんlmstさんがいらっしゃった。lmstさんがバイトで到着が遅れたり、遠路はるばるいらっしゃったどらさんが最寄り駅を通り過ぎてしまったりで、今回はあまりスムースな滑り出しではなかったものの、どうにか音を聴いていただけた。今回は前半が我が家、後半がlmstさん宅のはしごオフ会だったため、私がかけたのはKertesz/VPO Mozart: RequiemFinal Fantasy VIII: The ExtremeChildren of Bodom: Living Dead BeatIn Flames: Minusといったところ。総じて我が家の音は上品という感想だった模様。まぁ、使っている人が上品ですから(←4月1日は関係ない?)。そんなわけで一行はlmstさん宅へ。

3月31日
Spitzのベスト盤その1その2が届いた。奥さんのリクエスト。オーディオは12cm角の檜ブロックをQuantum Symphonyの下に置いたりしたくらいで特に進展無し。振動が〜とかより、何となく地べたに這いつくばってる感じが不憫な気がして。間違えて200V突っ込んでACアダプタ壊したりしたので余計に後ろめたいのかも?

3月26日
CDが届く。The Black Mages II - Skies AboveRomancing Saga Minstrel Song O.S.T.。前者はFinal Fantasyシリーズの戦闘シーンを中心にロック風にアレンジしたものの第2弾。後者は現在プレイ中。1周終わったら聴く予定。

3月19日 その2
当日、私がかけたソフト:
1. 橋本みゆき Faze to Love
2. Kertesz/VPO Mozart: Requiem
3. Final Fantasy VIII: The Extreme
4. Gun X Sword
5. Tilson Thomas/Cleveland O Orff: Carmina Burana
6. Blomstedt/SFS Nielsen: Sym. No.4
7. Solti/CSO Mahler: Sym. No.7
8. Hamelin Medtner: Sonata Romantica
9. Matsuev Bizet=Horowitz: Carmen Variations
10. Solti/CSO Berlioz: Symphonie fantastique
11. Fleisher Liszt: Sonata
…大体、かけた順番になっているはず。2.と10.のエンジニアがWilkinsonだったり7.と10.が同じ録音場所だったりと微妙に相互作用しているというか、単に偏っているだけという話も。

3月19日
Fairbrookさん、Ultralinearさんフィルさんを我が家にお招き。プリ変更後、人に聴いてもらうのはこれが初めて。Linearさんには購入に際して大変お世話になったこともあって是非最初に聴いていただきたかったのだけど、日程の都合がついて何より。フィルさんは前日に聴かせていただいたばかりだったり、Fairbrookさんはお会いするのは初めてだったりと、なかなか緊張感のある面子でお届け。今回のオフ会に際していくつか試しているのでまずはそれを開示。Acoustic Reviveのショートピンを追加購入してDMC-30SLのテープ入力に使用。おかげで6個余ってしまっている(うち2個は借り物だけど)。それはいいとして、メインはQuantum Symphony。以前、誤って200Vを突っ込んでCDプレーヤもろともご昇天されあそばしたのだけど、先日、プリを発送するにあたって付属のショートピンを探していたら出てきた。ふと思いついてACアダプタの出力を測ってみたら見事にゼロで、即ち、死亡しているのはアダプタのみで本体は問題無いんじゃないかという結論に。実際に中身の基板も見てみたが、外観上は(素人見には)問題無さそうだったし。というわけで、秋葉原へ行った際にACアダプタを購入してきたという次第。当初は3Pプラグ付きのアダプタに…とか馬鹿なことを言ったりもしていたけど、そもそも今となっては必ずしも良好な効果が出るとは限らないので、素直に普通のアダプタを使用。使用直後は音数は増えるものの分離が悪くなって微妙な様相だったが、猶予期間ということで1日そのままにしておいたら、翌日は低音がごりっとしてきて意外と好感触。試みにアダプタをコンセントに対して逆に挿してみたところ、俄然力強さアップ。そういえば、Synergistic ResearchのActive Shielding用アダプタであるところのMPCも、コンセントをアースの側が下とすると、アダプタから出ている線が上になるように挿した方が音がよかったっけ。極性が決まったのがオフ会前日。普段は直前はあまりいじらないようにしているのだけど。

3月18日
Dejavuの主にておそらく日本で最も有名な若手オーディオファイルであるところのフィルさん宅をYUさんと共に訪問。Stella MelodyからStella Elegansにスピーカをグレードアップされてたり、実は訪問後にあるものを導入予定だったり、行ってみたら殆どAcoustic Reviveのケーブルになっていたりと目下急展開の最中を覗かせていただくような格好に。決して広くはないフィルさんのお部屋に、ありえないサイズでElegansは聳え立っていた。その間には普通のパワー・アンプ、というか使用中のEncore Powerよりでかいのでは、というElegans付属のコントロール・ユニットが。そういえば、パワー・アンプも試聴位置から見て右手に移動してたりもした。第1部はフィルさんお薦めソフトをあれこれ。結構時間が押してしまったので第2部は持ち込みソフトで、私はHoughのRhapsodie espagnoleIn FlamesのVersus Terminusをさくっと聴かせていただき、第3部映像篇へ。ハイビジョンの映像を観せていただいたり、KoganのSarabandeMTT/SFSのTchaikovsky: Sym. No.4のDVDをかけてもらったりした。感想は後ほどDejavuの掲示板に恐る恐る書かせていただくとして、とりあえず、MTTのDVDがYUさんに大変好評だった。

3月16日 その2
Dynamic Audioアクセサリー店へ買い物ついでにちょろりと試聴。P-03→D-03→VK-51SE→Classe(型番忘れ)→Diamondという布陣。Antelopeのクロックが繋いであったので、お願いしてOFF、トランスポートのみ供給、両方供給で比較試聴させていただいた。OFFに対しての両方供給の効果を100とするならば、トランスポートのみでは30くらいの効果。両方供給というより、同期させたことの効果が高い模様。というわけで、D/Aコンバータにクロック入力の無い我が家において、外部クロックの優先順位は低下。低下する余地があるということは、他に買いたいものがあるということで…困ったもんだ。

3月16日
明後日、プリアンプ買い替え後初のオフ会を開催することになっていたりするのだけど、ここ2週間ばかりオーディオとか殆ど触っていなかったりしてさすがにそれもどうかということで、秋葉原へ出撃して小規模な戦略物資をいくつか調達。小手先でどうにかなるような面子ではないのだけど、まあ気休め程度ということで。小手先の内容はオフ会後に開示予定。

3月12日
The Black Magesが届いた。Final Fantasyの戦闘シーンをロック調にアレンジしたものらしい。アレンジがどうなのかとか演奏がどうなのかとかいう以前に、IとV〜VIIまではやっていないので10曲中2曲しか知らないというのはどうしたことか。

3月6日
MravinskyのFeb. 9, 1961 LiveSzell/CSOのDVDが届いた。DVDはRegion 0だった。ほっ。

3月5日
"Charlie and the Chocolate Factory"を観た。ほのぼのファンタジーに見せ掛けて結構容赦が無く、救いようが無いようでとどめを刺すまでには至らない…そんな行き過ぎの一歩手前を常に歩いてるような印象で、割と分かりやすいキャラクターの列挙でありながらそれを押し付ける風でもなくて、例えばCharlieがGolden Ticketを入手する直前の行為は程度はともかく、犯罪であることは間違い無い。そもそも「いい子はどんなものか」という点が主眼ではないだろうし。それでも結局PGになってるけど。

3月2日
Andsnes, Berglnd/Oslo POのRachmaninov: P. Con. No.3。今にも消えそうな弱音で始まる…と思ったら、いつまで経ってもそんな感じ。…録音レベルが低いだけか。とりあえず、オケはいないことにしたいくらい綱渡り状態というか既に何度か落ちてるというか。Andsnesのピアノは細かい節回しが丁寧で綺麗だけど、激しいところはそれ相応にぱきぱき弾き、それでいて頭の中まで筋肉になったような暴走プレイにはならず、気品が漂っている。…それをところどころでオケがぶち壊してしまわなければ(汗)。しかし、ライヴとは言え、これは1995年の録音かね?曇り時々雨な音。一番綺麗に録れているのが楽器じゃなくて拍手だし。Etude Tableauはオケの邪魔も入らず、明暗のコントラストが鮮やかだけど変にぎらぎらしない辺りが好感触。録音のコントラストは低めだけど。

3月1日
Final Fantasy III 「悠久の風伝説」。懐かし過ぎて涙が出そう。音のしょぼさにも涙が出そうだけど。昔、全員LV99まで上げてオニオン装備一式で大暴れして楽しんだものだ。FCに限定せず、個人的にはもっとも楽しかったゲームの一つ。FF IVでちょっとやる気を無くし、8まで間が飛んでいたりするのもポイント。それはさておき、やっぱり低音が寂し過ぎて悲しいのでTower Slimを少し移動するか。

2月28日
CDが2枚。C. Kleiber/VPOのBeethoven: Sym. Nos.5 & 7Final Fantasy III 「悠久の風伝説」。KleiberはOrfeoのライヴを聴く前に聴き直したかったので。貸したまま戻ってきていなかったのだけど、SACD/CD盤で買い直したと思えば(汗)。FF IIIは昔、カセット・テープで持っていたのだけど、ふと思い出して。さすがにファミコン時代のOriginal Sound Trackは危険な香りがしたし。それはさておき、Tower Slimをコーナーの各壁から4.5cmずつ程度離して置いて適当に回してみたところ、以前のうちの音の特徴であった2 Wayで密閉のくせに押し付けがましい低音が整理されてすっきりした感じに。スピード感はあるので、これはこれでありか。多分、自分の耳のダイナミック・レンジが若干低音側に偏っているので、実は今ぐらいが丁度いいのかも知れない。

2月26日
そんなわけで12°に。ぐるぐる回した中ではここが一番よいようなのでひとまず内振り角度はこれで固定。今度はTower Slimをぐるぐる。

2月24日
随分とお久し振りにスピーカを真正面に向けた状態で聴いた気がするが、エッジが完全に無くなった一切の刺激を排したような音で、気合入れて詰めていけばこれはこれで別な世界が拓けそうな気がしたが、いかんせん音に気迫が感じられず、気合も入らずでこのセッティングは30分間で終了(早)。正面が駄目なら、と今度は一気に15°に変更。…これはやり過ぎ(汗)。今度は刺激ばっかり。9°→8°→0°→15°と来たので、次は12°か。それはさておき、先代プリアンプであるところのPass Labs X2が本日、新しいオーナーの元へと旅立っていった。学生時代から使ってきたコンポーネントの最後の残りだっで(正確にはまだチューナが残ってはいるが、寝室だし)それなりに思い入れもあったのだけど、置いておいても使うところがあるわけでなく、床に放置されて邪魔ものにされるくらいであれば使ってくれるという人に使ってもらった方がいいに違いない。

2月23日
私の凡ミスで某氏に迷惑をかけてしまう。反省のためスピーカをの内振り角度を0°、即ち真正面にして一からやり直すことにした(違)。

2月22日
一通り細かいところが終わったので、久し振りにスピーカの内振り角度を調整してみたりする。順序が逆な気がしないでもないが、まあ気にしない。それはさておき、時折オーディオファイルな方から「クラシックを聴こうと思うのだけど、何から聴けばいい?」というような質問を受けることがある。回答者の資質に大きな疑問符がつくのは置いておいて、ただでさえ絶滅の危機に瀕しているこのジャンル、好んで聴く者としては入ってこようという方を歓迎しないわけもなく、ちょっと前ならこの演奏が〜とかこの曲が〜と具体例を挙げて推薦していたのだけど、最近はやめている。「知っている曲をどんな演奏ででも」とだけ答えている。甚だ不親切ではあるけれど、例えば車を運転するときだってアクセルとブレーキの違いも知らないうちからドリフト教えたりしないでしょう。折角入ってこようと言うのだから、御託を並べて高尚ぶってみるよりも、まずは間口を広げて入りやすくしてあげたい。勿論、不慣れなジャンルのソフトを購入するにあたって外れを引かないように、という質問者側の意図は分からないでもない。が、話をオーディオファイルに絞って言うなら演奏の良し悪しはこの際忘れてもらいたいのだ。「これはこうであってこうでないといけないものなのだ」みたいなところから入ってしまうと、そこで話が終わってしまうから。意欲のある人であれば終わらず更に開拓していけるのだろうけど、そのような人であればそもそもこちらから手ほどきしてもしなくてもさほど違いも無いわけで。とりあえず適当に聴いてもらった上で、その曲の演奏に対して不満なり違和感が出れば、それを解消するようなソフトを検討してみたり、オーディオの調整をしてみたりといった展開が期待できるし、薦める側も一番初めの漠然とした状態より遥かに推薦ソフトを選びやすくなる。そういう意味では最初に薦めるものとしては演奏も録音も中庸で平凡なものがいいのだけど、どうしたことかそういう演奏は大体の場合に避けてしまったり聴いても印象に残っていなかったりして意外と薦めるのが難しかったりもする。しかし、やっぱりヘリコプターで山の頂上にいきなり行ってみてもそれがどれだけ高いのか実感するのは難しいんじゃないのかと思うのだ。

2月21日
Spectral DMC-30SLまとめ:

…とか書いていてリモコンを眺めたらディスプレイ(というかLED)の明るさを変えられることに今更ながら気が付いた。ただし、2段階。しかも、暗い方にしてもそんなに変わらない(汗)。ホームシアターとかでは全く無いけれど、気分的な理由により暗くしてみた。AccuphaseのP450を使っていたときもメータを切ってたしな。友人宅では元気に動いているみたいだけど>メータ。ついでに、入力が実は7系統でTape Inには何も対策していないことにも気が付いた(汗)。画竜点睛欠きまくり。

2月19日
Symphonie-Orchester des Bayerischen Rundfunksの公式略称はSOBRでなくBRSOであるとご指摘を受けた。というわけで、サイト中の記載を変更。ご指摘多謝>某氏。

2月18日
In Flamesの"Used and Abused... in Live We Trust"。CDとDVDが2枚ずつの計4枚が収まっているのだが、ケースが微妙に大きくてうちのCD棚だと入らないという罠が。DVD1枚目はライヴ映像、2枚目はインタヴューとかPV、リハーサルがちょろっと。ライヴでは頭振りまくりの髪の毛振り乱しまくりでいやはや何ともな感じ満点だけど、リハーサルでは普通に弾いてた。頭振らないと弾けないとかいうわけではないらしい。CDの1枚目が割と広い会場で、2枚目がかなり小さめな会場。音を聴いても残響の付き方とかで1枚目は広さを感じるけど、ちょっと遠く聴こえもする。ライヴゆえ細かいところが合ってなかったりするけどその分は勢いでカヴァー。しかし、インタヴューは何だかなぁ。

2月15日
橋本みゆきの"Faze to love"。トランス風味というのか、意味無く音が錯綜しているが、それとは関係無しにどーんと来るところで妙な視覚的効果のような印象を持ったり。音像の動きとかそういうのとは無関係で、何と言葉にしてよいのやら。そして、ヒューズは顎が外れそうなほど絶好調。

2月14日
足回りが一段落したところで、ようやってヒューズの交換。…ノーマルから5N Agはまだ分かるとして、5N Agと6N Agの間に何故にこれだけ違いがあるのか。1週間使った5Nに比して装着直後の6Nではいきなり高音伸び倒しまくりで、ここ1週間ほど足元が〜とばたばたしていたのを鼻で笑うかの如き様相に、素直に喜んでいいものか若干迷ったりしないでもない。何とか自分を落ち着かせても、5Nと6Nの純度の違いだけじゃなくて製造工程の違いによる応力の残り方とか結晶の状態とかの違いが効いていて、例えば違うところで作った5N同士で比べてもやっぱり違うんじゃないだろうかとか考えたり。そして、人はやっぱりヒューズの音を聴いている気がしてならないのだった。

2月13日
Quattro用に買ってきた檜のブロックは12cm×12cm×12cm。Quattroを乗せるには一回り小さい感が無いでもないが、見に行ったHANDSに置いてあったブロックで一番大きいのがこれだったのだ。というわけで、檜には癒し作用があるとか防虫作用があるとか抗菌作用があるとか言われているけれど、檜であることにはあまりというか全く意味は無かったり。で、Quattroの足元変更の効果だけど、音よりもStichと犬のぬいぐるみが以前のように並んで置けるようになったことが奥さんに大変好評。珍しく、家庭に優しいオーディオいじりになったとさ。

2月12日
舌の根も乾かぬうちに、Black Metal撤去。弦がかすかすの音でどうにもこうにも。インシュレータの▽の向きは維持。そろそろ落ち着きたい。Quattro用に檜のブロックも買ってきたし。

2月11日
まだまだ足回り。どうにも貧乏性なもので、あるものはどこかしらかに使いたくなってしまう。というわけで、Black Metalをトランスポートの電源部のインシュレータの下に入れてみる。Black Metalでインシュレータのボール部を受ける格好で設置。今まで△の向きで置いていたので、向きが逆になっている効果も一緒に出てしまうところが味噌。Black Metalの副作用が激しく出るんじゃないかという懸念もありつつ、まあ出たらやめればいいだけの話だし。で、これが案外悪くない。というより、このちょっと締めたというか絞めたというか、そんな感じがどうも好きみたいで、どこかに微妙に入れたくなるようだ。問題は微妙にを通り越した入り方をするケースが多いことなのだけど、今回は比較的具合よく収まっている様子。

2月10日
さて、未だに足元がおぼつかない我が家。Quattroの更なる対策は週末まで待つとして、出来るところから。で、考えを巡らして浮かび上がってきたのがRE-9に使っているBlack Metal。ラックに使用していたときも微妙な効果を発揮していたけど、さすがにRE-9ならそうでもないだろうと思って使ってきたわけで、加えて換えるものも無いし…と思ったら某氏に借りたままになっているj1 Projectのスパイク受け@ダイヤモンド・コート品があることに気が付いた。それならば、と早速交換してみる。よくいえば弾力感が出た、悪く言えばぶよぶよするようになったような、微妙な変化。Black Metalの方が締まってびしっと鳴っていた反面、それがあれこれ削ぎ落とした結果にも思え、判断に困るところ。とりあえず、RE-9はこのままにしておいて外したBlack Metalの再利用を考えるとしてみるか…。

2月9日
引き続き足回り。プリアンプのインシュレータを当初はトランス下、電源コネクタ下、ヴォリューム下に置いていたのだけど、試みに撤去して元に戻してみたが、これだとやっぱりちょっと寂しい音に。それとともに、しゃわしゃわ感はプリアンプのインシュレータが直接の原因というわけでもないようで、インシュレータで他の帯域が元気になることで目立っているようでもあったりした。ともかく、インシュレータは必須であることが確認できたので再びプリアンプの下へ戻すことに。ただ戻してもしょうがないので、気まぐれにインシュレータをプリアンプの右側手前と奥のコーナー、左側の端の中央付近と筐体のぎりぎり端っこに置いてみた。…この方がいいじゃん。高域に芯が出てきて、しゃわしゃわ感やや減退。というわけで、プリアンプ用のインシュレータはこの位置で固定して、次を考えるとしよう。

2月8日
そんなわけで、不安定さの中に安定を求めてみたり。アクティヴ・シールド用電源であるQuattroの下に使っていた「どこでもキャスター」を前のプリアンプで使用していたけれど今のプリアンプには高さが足りなくて放置中だったNAOKさん作のM8インシュレータに交換。ちょっとシンバルに強さが出てきたかも。そういえば、このQuattro、なかなかとんでもない設置状態だったりして、そもそもインシュレータがどうことか以前の問題じゃないのかと今更ながら思い出したりして、とりあえず目下の課題が一つ追加。
それはさておき、ゆうけいさんのBlogに便乗してみる。

2月7日
引き続き6N…と行くのはさすがに少し早すぎるかと思い、インシュレータを試す。M10で高さが24mmということで全く問題なくプリアンプの下に設置完了。向きはボールが下にくる▽の向きで。空間の広さや分解能、勢いは軒並み向上したのはいいのだけど、シンバルとかがしゃわしゃわ言ってるのがどうも気に入らない。某氏に諭されたように、少しは落ち着いて待つべきなのかも知れないけど、良くも悪くもごろごろ変わるので、それを楽しんでいる側面もあるのかも。しばらくふらふらして、着地点を考えるのはその後でもいいんじゃないかと。

2月6日
というわけで、まずは5N Ag版から試すことに。おおよそ毎回、交換するたびに驚いているような気がしないでもないが、しかしまあ、低音の出方とか音の出の強さとかまるで変わってしまうのにはやっぱり驚く。実は我々はヒューズの音を聴いているんじゃないかとさえ思ってしまう。そんな中で聴いたMordkovitchとTozerのMedtner: Vn. Son. Nos.1 & 2は特に2番の第2楽章の切り込んでいくようなところは結構好き。だけれど、3番ほど心奪われず。やや暗めな1番ももう一つヒットせず。

2月5日
支援物資到着(笑)。というわけで、DMC-30SLのヒューズを交換。これまで、VRDS-25x、DA924、X2のヒューズを交換してるが、どれも収められ方が違っていて、DMC-30SLはDA924に近く、ケースを引っ張り出して取り付けるタイプ。ケースを本体に入れるとちょうど端子にはまるようになってる。ちなみにVRDS-25xは天板を開けて端子に直接はめ込み、X2は蓋でねじ込んで留める格好になってた。

2月4日
チタン化は最初、しゃりしゃりしててどうしたものかと思ったが、48時間経過後は下の帯域が追い付いてきたのか、切れ味が向上したという印象が中心。低域の押しも強くなってきてるけど、これはプリアンプのブレークインが進んだせいもあるかも知れない。Warmenの"Accept the Fact"を聴いてみたけど、声入りの曲ばっかりになってた…。1枚目ほどキーボードが前面に出てないし、何だか普通のバンドになってるような。録音は1枚目に比べて格段にいいけど。疾走感のあるところは好きだけど。

2月3日
というわけで、色々の一つ。チタンねじ化計画がAkimitsuさんの協力の下に発動されたりした。当然のことながら作業中はオーディオの(オーディオ以外も)電源を落とすことになるので、判断をするのは明日以降ということで。それはさておき、CDがぽろぽろ届いた。C. KleiberのBeethoven: Sym. No.7のライヴAndsnes, Berglnd/Oslo POのRachmaninovMordkovitchとTozerのMedtner: Vn. Son. Nos.1 & 2、Warmenの"Accept the Fact"、In Flamesの"Come Clarity"。C. KleiberのBeethoven、Deutsche Grammophonの5、7番を持っていたけど、貸したまま戻ってきていなかったりしている。受験生の頃か大学1年くらいの話なのでいい加減時効か。買い直すのも何だか癪でそのまんまになってたりする。そして、気が付けばC. KleiberのライヴがSACD/CDで出る時代になってた。AndsnesはClevelandで聴いてよかったのを思い出して買ってみた。Medtnerは3番をRepin & Berezovskyで持っていて大変に気に入っているというか、一番好きなヴァイオリンの曲かも知れなかったりして、1、2番にも期待。WarmenとIn Flamesは一番最近出たアルバム。

2月1日
何だかんだ言ってみたところでブレークインがまだまだであろうことは間違いなく、音についてあんまりぐだぐだ言っても始まらない。とは言ってみても、切れ味は以前が出刃包丁レベルだとすれば、このDMC-30SLにかかると一気に斬鉄剣レベル@当社比になって、あらゆる音像が「そこに居る」という強烈な存在感の下に定位するあまり、音がこっちに向かってくることすらしないという事態に喜んでいいのか困っていいのか落ち着いて判断も出来やしない。更なる可能性を開拓すべく、To Doリストの中から選んできたのがインシュレータの検討。これまで使用してきたNAOKさん作のM8インシュレータはLinearさんにお借りしたDMC-20S1でも効果抜群だったから、その後継機であるところの我が家のDMC-30SLにおいても好結果が期待される。というわけで、早速作業に…入ったのだが、何としたことか、DMC-30SLの足が高くてインシュレータを底板と棚板の間に入れられないという衝撃の事実が発覚。勝手なインシュレータを入れられないようにというKeithの陰謀か(by YUさん)?というわけで、足回りについては一時撤退し、応援要請をすることになった。

1月31日
そんなわけで、現状での音を確認してみたり。分解能最優先であらゆるものがスライスされてる状態で、混濁状態が普通のIn Flamesとかでさえ低音がすいすい捌かれる様子にちょっとした衝撃を受けてみたり。ヘヴィにどごんと来るところを真空斬りみたいな。これでいいんだろうかと思わないでもないが。とりあえず、現状

1月30日
無事にシャーシ電位も落ち着いたので、いよいよ腰を据えて試聴…の前にやることがあった。アナログ処理の部分の構成が変わったら必ずやるのが、各ヴォリューム位置での出力電圧のチェック。というわけで、基準信号を入れてパワー・アンプの出力電圧を測定→ヴォリューム位置変更→基準信号→測定、の繰り返し。ぴー、かち、ぴー、かち、ぴー、かち、ぴー…こんな感じ。結論としては、X2のときと殆ど違わなくてちょっと驚いたり。統一基準みたいのがあるんだろうか?POPSだと無音からワンクリックで普段聴く音量になってしまうところまで一緒(汗)。

1月29日
プリアンプが来たのはいいとして、色々やることがあったりする。そのうちは既に某氏に依頼済み。頼んでばかりというわけでもなく、自分でも動いている。その一つがアース線で、以前はX2のシャーシとRE-9を繋いでいたのだけど、DMC-30SLはシャーシに繋ぐなと取説に書いてあったりして、それ以前にビスの形状からしてシャーシに直接繋ぐのは何だかすっきりしないとも思ったり。いっそのこと接続しないということも考えたりしないでもなかったが、シャーシ電位を測ったら20V超えてたし。で、やっぱりどっかにアース線を繋ごうということになったのだけど、そういえばP-0sって本体と電源部のアースを繋げるように端子が付いていたっけ、ということで本体の端子とRE-9を接続…と思ったら今まで使っていたアース線じゃ長さが足りないのことよ。というわけで、急遽線材とプラグ、Yラグを探して新しく作ることに。久し振りに半田付けとかして、散々芋半田を生産した挙句にようやく完成。P-0sとRE-9を接続したところ、シャーシ電位がぐぐっと数Vまで低下。DMC-30SLの取説には出来れば全ての機器を同じコンセントから取ってアース・ループを防ぐようにとも書かれていたけど、タップががんじがらめになってたり、縛るのに使っている結束タイを切らしてしまっていたりで、各機器のコンセントからアースを取る作戦はまた今度(多分相当先)。

1月28日 その2
これはSpectralとは一切関係ありません(笑)。

1月28日
というわけで、改めて新プリアンプを紹介。SpectralのDMC-30SLなり。着いたばかりだし、音質を云々するにはまだ早いと思うけれど、とりあえず、状況説明だけ。このプリは入力がRCA 5系統、XLR 1系統、出力がRCA 2系統(1つはテープ・アウト)、XLR 1系統となっていて、Acoustic ReviveのRCAショートピンがこれまで使用していたX2(RCA入力が4系統だがうち1系統はXLRと共用)より2ペア多く必要だったりするのだけど、元々4ペアで売っていて1ペア余っていたのに加え、lmstさんにまずお試しで借りてた1ペアがあって、とりあえず(人様のものも混じっているとは言え)入力端子は全てカバー完了。RCA出力端子用にしているCardasのピン・キャップは元々2ペアあって、X2だとXLRと共用されてる入力1と出力2系統があって1ペア足りなかったりしたのだけど、DMC-30SLなら2ペアで丁度。まるで予期していたかのようにショートピンとピン・キャップが綺麗に片付いてしまった。

1月26日
一言だけ。プリ、来たー!!

1月24日
いつの間にかWATTGATEからSilverモデルが出てる…気になる。Synergistic ResearchからはB&W用スペックとか出てるし。Spec Avalonとか…出ても需要少ないだろうなぁ。

1月21日
某氏への依頼のため、久し振りにオーディオの電源を全て落とした。ついでに何となくD/Aコンバータ用の子ブレーカの配線を逆にしてみた。他の機器用の子ブレーカは同じホット線から取っているのだけど、D/Aコンバータ用は200Vで出してトランスで落としているため、両方のホット線が繋がっている。で、今回はコンセントの+側に来ている線を他の機器と合わせた、ただそれだけの話。200Vだし間にトランス入ってるしで効果があるかどうか自分でも甚だ疑問だけど、まあ何となく気分的にこの方がすっきりするかな、と。音は…うーん、最近真面目に聴いてないしなぁ(汗)。関係ないけど、MravinskyのShostakovich 8、BBC盤を聴き直してみた。比べてもしょうがないけど、こちらの方が断然高音質(しかもステレオ)。第1楽章の冷え切った感じや第3楽章の突き放しっぷりに痺れる。61年のは少々雑然としてたり大仰だったりするかも。この第1〜3楽章は個人的にMravinskyの特徴の一部を最も強烈に示している演奏だと思ったりしてる。

1月19日
プリアンプが来てくれればきっともっと幸せなのだけど。それはさておき、注文してたブツが届いた。届いたものの、加工しないといけないし(しなくても機能は果たすけど)、これだけでは使えない。徐々に揃えていくとしよう。

1月17日 その2
Mravinsky Complete Live Feb.12, 1961を聴いてみた。残念ながらというかやっぱりというか、モノラル。とはいえ、この時期のロシアとしてはよく録れている方か。Shostakovichの8番は第1楽章でややオケが不安定だったりするけれど、割と振幅大きめで陰鬱な雰囲気濃厚だったり、記憶にあるBBCでのライヴとやや雰囲気が違う。第2、3楽章はBBCの方がドスが効いてたような。終楽章は割とさくさく。しかし、3〜5楽章まで一つのトラックってのはどうしたことか。"Ruslan & Ludmila"は有名なMelodiyaのものより気持ち遅いか。主旋律の裏での動きとかはこちらの方がよく分かったりして、モノラル=立体感が無いわけではない。録音のせいもあるのだろうけど、Melodiya盤の方が前に出る音が強いのでそっちに耳が持って行かれる気がする。しかし、このシリーズ、出ている4つのうち3つに"Ruslan"が入っているってどういうこと?

1月17日
さて、肝心の音だけれど、これがもう飛び抜けて良かった。B.A.T.を含めた他のプリアンプが絶対的に性能面で劣るというような意味ではなく、自分の感覚にフィットするということで。LinearさんにDMC-20S1をお借りした際には、いいとは思ったもののそれが自分の中の一線を越えて、「これしかない」とまではいかなかったし、いったところで人様のものなのでどうなるものでもなかったのだけど。ともかく、B.A.T.で「このままでは駄目だ」と火がついた購入意欲はDMC-30SLを聴くまでは勢いこそ変わらないものの行き先を見失ってしまっていた。DMC-30SLを聴いて真っ先に思い出したのが、今のスピーカを初めて聴いたときのこと。バスレフのスピーカを使っていたのもあってか、とにかく音の立ち上がりのよさに衝撃を受け、そのまま勢いで買ってしまった。勿論、試聴時と自宅では部屋は勿論のこと機器の構成も全く違うのでその通りの音で鳴るわけではないし、そのときの音のコピーを目指したわけでもなかったし、DMC-30SLを繋いだときの音もまた違う音だったのは言うまでも無い。共通項があるとすれば、「ああ、このスピーカはこんな音で鳴るのだ」という驚きとか発見みたいなものか。あるいは、「このスピーカであればこんな風に鳴らせるんじゃないだろうか」という期待感が確信に近付いたような感覚かも知れない。その一本筋が通ったような、高域から低域まで何のためらいも無く繰り出される音に、そんな過去の記憶が走馬灯のように蘇るというか、過去に蹴り飛ばされてしまったかのようなショックで半ば陶然となりながら発注してしまっていた。自分が生涯のうちでどれだけのオーディオ機器と接することが出来るかは分からないけれど、これまでに数度、「これしかない」と思える機器に、偶然あるいは人の好意から出会うことが出来て、それらに囲まれていられるのはきっと幸せなのだろう。

1月16日
というわけで、本日も通常音量がROCKではMuteからワンクリックの小音量でお届け。プリアンプの続き。遂に腹を括ってしまったので、さっさと某氏に紹介してもらって某店に自宅試聴を依頼。少々無理を言ったりしながらも我が家にやってきたデモ機。Linearさんも言われていることだけど、現行のSpectralの写真映りの悪さに驚愕。実物のきりっと締まった顔付きに惚れ惚れ。DMC-15と違ってヴォリュームとかノブではなくてスイッチで、その押した感触があからさまにバネなのはご愛嬌。実際に使用する際はリモコンで操作するわけだし。で、音を出してみるわけだけど、うちの環境下においてはやっぱりMuteからワンクリックがROCKやPOPSの標準音量となりそう(汗)。天板開けてゲインを-10dBに出来るらしいけど、ただアッテネータを挟むだけという話なので、それならヴォリュームで頑張ってぎりぎりまで高い電圧で引っ張った方が多分いいに違いない。ヴォリューム・メータを微塵も使い切らないというのは少々寂しいけれど。

1月13日
Dream Theaterのライヴへ行ってきた。予約するのが少々遅めだったせいで2階の右側中段といった席。1曲目がThe Glass Prisonでその後もPanic Attackが入ってたり、最後はPull Me Under@途中超高速だったり、後半がDeep Purpleのカヴァー延々(Live in Japanの再現らしい)だった以外は曲目的にはかなり満足。が、演奏以前に音がでかくて閉口。音割れるは壁や天井びりつくはで恐るべきS/Nでお届けされてた。ロックのライヴは初めてだけど、こういうもんなのか?そんなわけで好きな曲であれば何とか聴こうと努力もするけれど、元ネタをよく知らないカヴァーとかはちょっと辛かったり。何より肉体的にしんどくて、終わってから1時間くらい耳が遠くなってた。小音量派には厳しい(泣)。

1月11日
プリアンプ待ってるだけなのに飽きてきて色々画策中。Stereosoundも今更ながら届いたし。どうしても普段の買い物ルートに本屋が入ってこないせいで、ついつい買いそびれてたけど、最近は便利だねぇ。画策用のブツも通販の経路を一つ見付けたし。問題はあんまり大っぴらに書いていい内容でもないので、これ以上日記のネタにならないことか。

1月10日
そんなわけで、DMC-30SLを真剣に考えるに至ったのだけれど、そもそもこの時点でプリアンプの購入なんて考えていたわけではないので当然予算も無いことから真っ先に個人輸入が頭に浮かんだりした。で、いくつか経路を当たってみたのだけど、現地のSpectral Shopは直に出してくれず、代行を頼んだとしても現地での消費税と送料、関税、国内での消費税と税金のトリプル・アタックで、それでも定価より多少は安くなるとは言え、メンテナンスの際の手間を天秤にかけたら安値感はあまり無いように思えた。しかも、肝心のDMC-30SL自体は聴いてすらいないのだから、いくら何でも大博打過ぎ。某氏と、「自分でアメリカへ行って現地で買って抱えて持って帰るのが一番いいかもね」などと冗談を言ったりしつつも、プリアンプの購入意欲だけは一向に衰える気配が無い。こうなったら腹を括って正規ルートで買うしかないわけで、それならデモ機を試聴してから買うこともできるし、と開き直ってみたり。

1月9日
ThielがCS3.6の後継機、CS3.7を出すみたいだけど、CS6とかCS7.2とかはそのまんまなのか?CS6の後継機とかが4年前に出てたら、今、うちで鳴ってるスピーカはそっちだったかも知れない。そういえば、プリアンプの話とか休み呆けですっかり忘れてた。

1月6日
CDが届いた。MTT/SFSのMahler 7Jordan Rudessの"Listen"橋本みゆきの"Faze to love"。MTTのMahler 7はRCAでLSOと入れたものもあるが、それと演奏・録音の両面でどんな差が出るのか。"Listen"は持っている中では一番古い彼のアルバムになるので、録音面ではちょっと期待できなさそう。橋本みゆきは夜中やってたアニメの主題歌。テレビで聴くと出だしとか面白そうだったんだけど、さてはて。

1月5日
プリアンプ到着まではオーディオは半分休業状態。やろうと思ってること、やれることはそれなりにあるはずなのだけど、プリアンプが入ってからでもいいか、と正月呆けに流され中。そういえば、去年のまとめとか今年の抱負とか書いてなかったけど、それもまあ、プリアンプが来てからということで…。そういえば、イギリスからアコリバについて質問のメールが来てたな。これもプリアンプが来てから…(をい)。

1月2日
大分前に録画した「いかレスラー」を観た。レンタル屋で何度となく借りてみようと思いつつも、レンタルですらお金を出すことに躊躇されるタイトルと想起される内容だったのだけど、こういうときレコーダがあると助かる。出てくるのがイカとかタコとかでなく、純粋に人間がやってたら本当に救いようのない陳腐の極みなストーリーを強引に海鮮風味で塗り潰したその勢いで映画を作ってしまえることに衝撃を受け、どれほど殺伐とした事件が起ころうと、日本はやっぱり平和な国なのだと思わされる。間違ってもお金払って観る代物ではない。ただ、試合の内容を妙に高度っぽく解説する辺りとか何だか年末の格闘技特番に通じるものがあるとも思ったり。


常日頃へ