で、削除しちゃったってさ。あ〜あ。簡単に引っ掛かりすぎだよ〜。NortonやMcAffeeでチェックできないようなウィルスをなんでどこの馬の骨とも分からないようなのが知ってるんだよ?仮にチェックできないとしても、そんな情報、その道のプロである対策ソフトメーカーの方が先に掴んでいるに決まってるじゃん。というか、メーカーのページを見るなり、ファイル名で検索かけるなりすればある程度のことは分かるはず。ガードが甘すぎるな。ノートン、マカフィー、両方のウイルスチェックシステムで チェックできない種類のウイルスが私のコンピューターに 侵入しました。つきましては、私のアドレスブックに登録されて いるあなたにも自動的に、ウイルスに汚染されたファイルが 届いているかもしれませんので、直ちにチェックして下さい。 このウイルスは、侵入後、14日で、システムの破壊を始めます。 手順は、以下の通りです。 排除の方法 1 スタート ー 検索 2 ファイル・フォルダーに、ファイル名 jdbgmgr.exe を打ちこむ 3 Cドライブを検索する 4 jdbgmgr.exe というファイルが見つかったら、決して開かず、 削除すること。このファイルには、熊のぬいぐるみのアイコンが付いている 5 ごみ箱を空にする 6 もしも、ファイルが見つかった場合は、アドレスブックに登録しているアド レス全部に、 これと同じ警告を送る
3月7日…全く予定通りに行ってなかったりする辺りが笑えますな。
皆さんがこれを読む頃には私は海の上…とは限らなくって、実は今日の朝から研究室対抗卓球大会があって、出ることになっているらしいです。うっかり勝ち上がってしまったりすると、一日で全てを消化するトーナメントなので、飛行機を乗り過ごしかねません。…そこまで卓球に全てを捧げるほど卓球にのめり込んでいないので大丈夫だと思うけど。でも、卓球は実はテニスよりも前に始めてたり、昔は家に卓球台があって毎日一人で壁打ちしてたとか、まんざら卓球と無関係の人生でもなかったりするのだけど。とりあえず、一勝くらいはしておきたいところ。
3月8日
皆さんがこれを読む頃はきっと海の上か大陸の上です。…他に何がある?今回、最初の目的地がChicagoだったりするのに、飛行機が取れなくて結局Canada経由でChicagoへ向かったりするので、えらい長旅になりそうです。目下の問題は、裸眼では目の前の人間の表情すら分からず、眼鏡でも遠くのものは全く見えない私がコンタクトをいつ装着するのか、ということで、飛行機を乗り換えるVancouverあたりでコンタクトに切り替えるのがいいのだろうか?…というより、眼鏡のままで間違った搭乗口へ行ったりしたら一大事ですぜ。中学までは視力が1.5あったのになぁ。
3月9日
予定通りにことが進んでいればMedinah Templeを見学した後、第2の目的地へ向かって、到着していないといけないはずです。Medinah Templeという名称にピンとこない人はDECCAのCDを買いにCD屋さんまでダッシュ。Medinah Templeまで行くのにMetraという電車に乗ってLombardまで行って、そこでタクシーでTempleまで、という道のりになりそうなのだけど、問題はLombardというところでタクシーを呼ぶのに手間取らないかということ。さらに、Medinah Templeから駅までまたタクシーを呼ぶのもめんどくさい。…そこまでして行った挙句、中は見られないとかいう落ちは勘弁して欲しい。
3月10日
スケジュール的には最もゆっくりできるはず。っていうか、人と会うだけの予定しかない。基本的に観光に興味が無いので、知り合いがいるところを回って終わりの旅行なのだ。それはさておき、今月の「レコ芸」にFaulknerのインタヴューが載っているそうで、これはチェックしておきたいところ。できることなら出発前に入手しておきたいけど、その他大勢みたいな記事はいらないなぁ。インタヴューだけ切り離して、後はポイ?それもどうなのか。
3月11日
ばたばたと移動する日。またChicagoで一泊。本当に泊まるだけ。翌日の朝には昔住んでいたところへ飛んでいってしまうし。先日の朝日新聞にロシアのオケ事情が載っていた。よく「ウィーン○○」とか「ベルリン○○」といった所謂出稼ぎ寄せ集めオケがあるが、それが今はロシアが多いのだとか。「安いから」っていうのが売りらしい。ロシアのオケって昔から表記がごちゃごちゃして分かりにくかったから、さらにやりやすいのもあるみたい。本来のロシアの名門の事務局長は「聴けば分かる」と言ったそうだが、大方の人は金管がごーごー言って、低弦がぶにぶにしてればそれで満足しちゃうんじゃないの?ロシアのオケの分かりやすいキャラクターに売りやすさの一因があるのもまた事実。ロシアのオケの演奏を評した言葉をピックアップすると、よく「爆裂」とか「炸裂」とか「爆音」とか冷静に考えるとどれも本来音楽に対して使うものではない形容のされかたが氾濫していて、きつい言い方をすればそういう「音」があれば別に良くて、「音楽」なんて聴きにロシアのオケの演奏会に行っている人は案外少数派だったりしやしないのだろうか?ロシア三大オケとその特徴は?…明快に答えられない人はきっと聴いても分からないと思う。へ、私?勿論、よく分からないですよ、そんな野蛮なオケ。
3月12日
昔を振り返る日。6年という歳月の長さ、重みが感じられる…はずですが、さて。夕方には再びChicagoに舞い戻って翌日の早朝にアメリカを離れる予定。7年も住んでいたところなのでそれなりに思い入れも思い出も人並み程度にあるのだけど、でも、そこには私の過去があってもその先はきっと別なところに繋がっているはず。…少なくともそう信じて日本へ帰ってきたのだから。それはさておき、旅行に際してカメラを買おうかと思ってしばらく電気店の中をうろうろしてみたりしたのだけど、結局買わないで終わった。撮られるのは大嫌いだけど、撮るのは嫌いじゃない。でも、それだけ。「嫌いじゃない」程度のことのためにわざわざカメラを新調するのも馬鹿馬鹿しいじゃない。そもそも、写真を撮るという行為自体に全く興味が無い。実験で記録するならいざ知らず、旅行で行った先とか、わざわざいつでも見える形で残すことにさして意味があるとは思えない。よく旅行先の写真を見せびらかすのが好きでしょうがない人がいるけど、私にはさっぱり分からない。旅行って本来ならPersonalなもので、別に自分がそこへ行って、何かを得られればそれでいいだけの話じゃないの?何だか自慢の種を見つけに行っているみたいでちょっと嫌だなぁと思う。記憶というのは薄れ行くものかもしれないけど、それは同時に自分にとって必要な情報が選択的に残されているととることもできるわけで、それを無理矢理全部残そうというのも何だか変。まあ、何と言っても殆ど観光ゼロで旅行しようとしている人間にはよく分からないのも無理は無いのかもしれないけど。
3月13日
アメリカを出発する日。7年間居たアメリカに戻ってくるのに6年を要したわけで、さて、次はいつになるのかな?案外そんなに間が空かないような気もするし、もう二度と足を踏み入れることがないかもしれない。まあ、会いに行きたい人がいれば行くのではないかな?とりあえず、今度はClevelandにも行ってみたいところ。日程の都合で今回は無しになってしまったからなぁ。人は旅行で成長するのだろうか?私は否定的に見ている。少なくとも旅行そのものによってではなく、その中で何をするかが問題。一応、過去を現在と照らし合わせながら見ることができている予定になっているのだけど、さて、そこからは一体何が得られるのだろうか?…我ながら大げさだな。
3月14日
日本に帰国しているはずの日。今回の旅行は知り合いのいるところを回るという性質上、どうしても現地での出迎え、宿その他を頼りっぱなしになってしまう。まだどこへ飛ばされるか全くもって未定だけれど、うちの近くへ来ることがあればいくらでもお世話いたしますぜ。とりあえず、次の日にHamelinの演奏会があるっていうのは一体どうしたものか。時差ぼけが怖い。
3月15日
更新を再開しているはずだけれど、念のため。旅行の後半は音楽と疎遠にならざるを得ない可能性濃厚なので、帰国してから激しくリバウンドがきそう。とりあえず、三日連続Hamelin演奏会でかなり満たされるはず。…問題はSzymanowskiだな。
3月7日旅行と言うか、殆ど友人を訪ねに行っただけだけど、皆さん、私が退屈しないようにあれこれ考えてくれたりしてかえって戸惑ってしまったり。私にしてみれば普段会えない人にあって、話ができるだけで十分楽しいのだけどなぁ。まあ、逆に誰かが私を訪ねてくるようなことがあれば、やっぱり退屈させないようにあれこれ私でも考え…ないで、相手に「やりたいことは自分で決めてくれ」とか言いそうだ。それもどうなのか。とりあえず、アメリカは気をつけて行動している分には安全そうでしたよ。
出発の日。だけど、とりあえずは研究室対抗卓球大会。…卓球は4年ぶり?靴がなくてごたごたしてから行ったら、2回戦が始まるところで、急遽参戦。…練習させてくれよ。大して練習せずにやったらまったく調子が出ずに負け負け。試合の後、しばらく練習してようやく調子が出てきたけど、ちょっと遅すぎ。一応、卓球の方がテニスより先に始めているから、キャリアが長いんだけどなぁ…。
研究室で適当に過ごした後、空港へ。夜7時発のはずが、8時過ぎになったというので、それではお腹が空くと空港のレストランで親子丼を食す。で、飛行機に乗ると当然のように機内食が出るわけで、それを笑顔の素敵なはらたいらさんに全部の勢いで食べる。デザートまで食べる。食べたら寝る寝る。
それはさておき、隣がカップルで、私の隣には男が座ったのだけど、それがちょっとおデブさんで、こっちの領空を容赦なく侵犯してくるので参った。デブに人権なんて必要ないとか私は思ったりしてません。でも、法で痩せることを義務付けるべき位には思ったなぁ。たかだか7時間程度の飛行なのに、機内食は2回も出る。…出ないのも困るのだろうけど。個人的にはぐうぐう寝ていたい気もしたけど、それでも食べる食べる。そんなこんなで、Vancouverに到着。
さて、VancouverからChicagoへ向かうのだ…が、Unitedのブースには人がいない。むぅ。電話して「来てくれい」と言ったのに、15分が経っても来やがらない。ああ、アメリカっぽい(カナダだけど)。あんまり呑気にしていて乗り継ぎ便を乗り過ごしたりしたら洒落にならないので、「来やがれ、この野郎」とか言ったりしたりはせず、「15分も待っているのだけど、来て頂けないかしらん?」と柔らかに、でも「待ってるんだぞ、このぅ」な様子をしっかりと伝えてみたりしたら、ようやく係員が到着。一瞬でCheck-in終了。…さくっと来てさくっと終わらせればいいじゃんか。とにもかくにもアメリカへの入国手続きを済ませ、Chicago行きの飛行機に。今度は機内食がしょぼいサンドイッチと味気のないマカロニ・サラダ、ぼそぼそのチョコ・チップ・クッキーという内容でげんなり。出ないよりはましか。
O'Hareで何か食べようかと思ったけど、ぐったりしててレストランを探す気力もなく、面倒なのでタクシーでそのままホテルへ行ってしまう。ホテルのフロントで「ああ、君が変な予約を入れた日本人か」と言われたり。…ほっといてくれ。「キング・サイズだぞ」とか言われて、「いや、普通のサイズでいいんだけど…」とどうも話が噛み合わない。部屋へ行って納得。私はキング・サイズのベッドで一人で寝るのだな?出だしから何だか狂ってるような気がするのは気のせいですか?とりあえず、明日会う予定の友人に電話を入れて、でも出なくて(をい)。とりあえず寝てしまう。明日のことは明日考えるということで。…そんなんでいいのか?
3月8日
日付はそのとき自分がいたところの日付で書いているはずだけど、ひょっとしたら途中で間違えるかも。あまり気にしないように。さて、起きて、電話を入れて、バスの時間を決めて、朝ご飯。…トーストしかないみたいですよ?それに紅茶とオレンジ・ジュース。お金を払えば他にも食べられるのだろうけど、とりあえずは動ければOKだし、面倒なのでそれで朝ご飯は終わり。Chicagoの街を徘徊することに。…でかい荷物抱えて(まるでお登りさんじゃないか)。
とりあえず、Symphony Hallを目指してみた。ほどなくして発見。…簡単に見つかりすぎて面白くないな。HallのとなりにSymphony Storeがあったけど、開いていないみたいだったので、どうしようか迷う。で、ガイドブックを眺めていたら"Tower Records"の文字が…行ってしまうよね、やっぱり。HamelinのGodowskyがばしばし売り出されていたりして「よしよし」と思ったり、CamerataのCDが日本国内盤仕様の包装で置いてあったりして感慨深かったりしながらも、買ったのは日本でも探せば手に入るかもしれないElanのLewenthal2枚組。…アメリカといえばLewenthalとかいうよく分からない理由により。細かいことは気にしないように。時間も時間だったので、再びSymphony Storeへ。今度は開いていたので、中でまず自主制作盤をチェック。欲しいと思うのが箱物だったりして買うのを断念。お土産にとCSOの帽子を買って終了。しかも、案外高かったり。むぅ。
Burger Kingでお昼ご飯を買って(黒人の女性店員がべらぼうに早口で聞き取るのに苦労してちょっとショック)、バス停へ徒歩で向かう。これが間違いの始まり。約1 mileは歩くと案外遠くて、ちょっと時間がかかった。で、11時過ぎにGreyhoundのバス停に着いて、さあチケットを買おうと思ったら…ごみのように並んでいやがりますよ。並んでいるうちに乗車の案内が始まったりして、余裕で目的のバスに乗りそこねる。…駄目じゃん。慌てて電話しなければ、と思い、「釣りを小銭でくれ」と言ったら「私だって小銭が必要なのよ」とチケット係のおばちゃんに突き返された…強いぜ。でも、すぐに「向こうにゲーム・センターがあるでしょ?あそこで両替できるはずだよ」と教えてくれた。慌てて両替。3ドル分のQuarterを握り締めて公衆電話へ一目散。昔のアメリカの公衆電話は長距離電話をかけるのに苦労したものだったけど、最近は進化してるみたいで、先に番号を入れると3分間の通話に必要な金額を指定してくる。で、$2.75を突っ込んで電話…余裕で留守電ですよ、おい。しょうがないので、バスに乗り遅れた旨を吹き込んで、迎えに来る前に留守電を聞いてくれることをいないかもしれない神様にお祈り。
ここでようやっと買っておいたBurger Kingのハンバーガーとポテトを食べる。…冷めると不味いな。本を読んだりしながら時間を潰していて、ようやくバスに乗る。…到着した先で迎えが来なかったらどうしよう?とか2時間半も待たせていたらどうしよう?とか果てしなく不安で胸が一杯の出発。それ以前に、バス停を乗り過ごしたりしたら大変なので、3時間もあるというのにちっとも眠れない。とにかくバスは目的地について、下車。迎えは来ているのだろうか?と、どきどきしながら建物の中に入ると、ちゃんと来ていて一安心。留守電を聞いてから来てくれたそうで、2時間半待ったりすることもなかったらしい。やれやれ。
バスで寮の近くまで行って、途中を簡単に案内してもらいながら友人の寮に侵入。日本からのお土産を渡したりしていたら、パソコンのスピーカーに見覚えのあるロゴが…Altec Lansing。往年のAltecのファンが見たら泣くな。今やパソコン用スピーカーのメーカーになっているのだったねぇ。お土産のCD-Rをかけたら妙に低音が出ているじゃないかとか思っていたら机の下にサブウーファーが転がっていた。自分の耳は多少信頼できるみたいですよ。とりあえず、食事に行くことに。
演奏会に行こうかという話もあったけど、どうせ日本に帰ったら三日連続でHamelinだし、聴かないと夜も眠れないようなものをやっているわけでもないので、演奏会は行かないことに。…本気で観光する気がないみたいですよ。中華屋さんでTake Out。炒飯を買ったのだけど、寮に戻って開けてびっくり。とんでもない量が入っていてひきまくり。そういえば、店でもラーメンどんぶりみたいなのにご飯が入っているのを食べている人がいたりしたっけ。二人で一つを注文しても十分なくらい。結局、半分も食べきれずに終了。さすがアメリカ。で、ホテルに向かうことに。
バス停に行く途中で「ここはKrannert Centerっていって、大金持ちが丸ごと寄付したらしいよ」という話に過激に反応してしまう。「Krannert Centerってどこにでもあるものじゃないよね?」と念を押す。Krannert CenterってあのKrannert Center?Solti/CSOのBeethoven序曲(古い方)やMahlerの7番のレコーディングをしたあのKrannert Center?こんなところ(←失礼)にあったの?激しく驚く。縁とは奇妙なもの。求める人のところにはきっといつかやって来るのだな。とにかく、Medinah Temple行きを諦めてちょっと物足りない気分だったのが一気に払拭。とりあえず、明日行ってみて、できたら中も見てこようということに。さしあたって、ホテルへ行ったらやっぱり部屋のベッドがキング・サイズだったりして、何か予約の段階(予約は友人に任せっぱなし)で間違いがなかったのだろうかとか本気で心配になってみたり。夜まで喋ったりして、友人はバスで帰って、特にやることもないのでとっとと寝てしまう。…観光もしていないくせに盛り沢山だ。
3月9日
11時に迎えに来てもらう約束なのに、7時に目が覚めてしまう。のんびり着替えたり顔を洗ったりしてから「朝食をどうしようか」ということで、とりあえずロビーまで行ってみると、レストランがあって朝食が食べられるようなので、そこへ向かう。「Buffetでいい?」と言うので、いちいち頼むのも面倒だったので「それでいい」と言って、席まで案内されて、ぽけーっとしていると「Buffetじゃないのか?取りに行っていいんだよ」と言われてしまう。適当に皿に盛って、ぱくぱく食べてさくっと支払いに行ったらやけに高くて驚いたり。まあ、ホテルのレストランだしねぇ。
この時点でまだ9時。…2時間も私はホテルで何をしたらいいのだ?「ゲーム・センターくらいないかな?」と調べたら、ロビーのそばにあることが判明したので、行ってみることに。…ろくなのがありやしねぇ。しかも、お金を入れてもお金が返ってきてしまったりで、結局まともに動くのはピンボールだけであることが判明。「あんまり好きじゃないんだけどなぁ」とか思いながら渋々ピンボールをやってみるも、どうも私はピンボールが苦手で、あっという間に終わってしまう。…つまらないぞ、これ。ということで、再びホテルの部屋に戻って、ラジオをつけてみたり。ぐるぐる回しているうちにクラシックを流しているチャンネルを見付けて、うろうろごろごろしながら聴いていたけど、やっぱり退屈なのでSchonbergの"The Great Pianists"(持ってきているのもどうなんだか)を読み出したり。アメリカの部屋って読書向きではないよな、とか思いながら(全体的に部屋が暗いので)。何章か読み進んでいくうちに電話がかかってきて、「迎えに行くのでよろしく」ということなので、到着するまでSmetanaの「売られた花嫁」(だっけ?)を聴きながら「しょうもない曲やな」とか言ってみたり。
友人は「朝から何も食べていない」とか言っているし、私は私で朝食は食べたものの食べてからしばらく間が開いている上にそもそも朝からがつがつ食べたわけではないので、お昼ご飯を食べに行くことに。外は記録的な暴風に見舞われていて、冗談ではなく吹き飛ばされるかと思った。どうにかこうにかバスに乗り込み、お昼ご飯をフランス風サンドイッチ屋さん(でいいのだっけ?)で食べる。食べ始めたところでごっそり客が入ってきて、一歩間違えたら座れないところだった。それはさておき。
荷物を一旦置いてからKrannert Centerに潜入。大ホールでは高校のオーケストラの発表会みたいなのをやっているようで、ただで中に入れた上、嘘でも音まで聴けてラッキー。高校生たちの演奏は鼻血を出して卒倒しそうなくらい下手くそすぎて友人と思わず顔を見合わせてしまったり。とりあえず、チューニングで全員違う音が出ているってどういうことよ?色んな高校がそれぞれの持ち時間で発表して、その後、裏で大学の先生たちのClinicを受けるというような趣旨らしいが、あれはどう教えるのかね?私なら匙を5箱分くらいまとめて放り出してしまう。
それはともかく、Krannert Center。いや、素晴らしいね、このホールは。「大金持ちがぽんと寄付した」というだけあって、全くせせこましいところがない。天井はどーんと高く、左右の壁はステージ側からこちらへ向かって、だんだんと広くなる、本当に何の変哲もない、正攻法で、ただそれだけで作ったようなホール。小細工ゼロ。それゆえか、本当に素直な音がしていた。残響時間は控えめだけどデッドにはならず、重苦しさも無い。何より私が驚愕したのは、ホールなのにはっきりと音が「定位する」ということ!誰だ、実際のコンサートでは定位なんてしないなんて言っているのは?ちゃんと作ればホールだって定位するんじゃない。一時期、DECCAが録音にわざわざこんな片田舎(←失礼?)まで来ていたのもうなずける。これは凄い。想像でしかないが、多分、録音もやりやすいと思う(だからこそ、Chicagoから200kmも離れたところまでわざわざやって来たのだろうし)。このホールに比べたら日本のどのホールも、言っちゃ悪いが落第。凄いぜ、アメリカ。恐れ入った。殆ど妥協なしで作ればこうなるということか。参った。お土産コーナーで、ここに来た証拠にKrannert Centerの名前の入ったものが欲しいと思って見てみたが、結局、Bookmark(日本でいう「しおり」とも違う気がする。Netscape版「お気に入り」ではない)を買った。
その後、図書館でネットに繋いでみたり、友人の練習に付き合ってみたりしてから、寮の食堂で夕食を取ることに。Cafeteriaで「まずい」と友人は連呼していたけど、アメリカの食事としてはこんなものではないのかな?…毎日は食べたくない気もするが。
食べながら話していくうちに、衝撃の事実が発覚。何でも、友人はあまり賞味期限を気にしないらしく、その関係の話を山のように聞かされる…思い出すのもおぞましい。っていうか、前日に部屋で食べたインスタント味噌汁は大丈夫だったのだろうな?だらだら喋りながら食べていたら、「もう閉まる時間だよ」と言われて追い出されてしまう。むぅ。「あれじゃお腹一杯にならなかっただろうから、部屋でご飯でも炊こう」とか言われて、「死ぬ、死ぬ、殺される」とか割と本気で身の危険を感じてしまっているのはどうなのか。とりあえず、賞味期限が3ヶ月も過ぎた豆腐とか、1ヶ月過ぎた牛乳とか、半年過ぎたインスタントラーメンとかが惜しげも無く出て来るこの部屋はきっと何かが間違っている。「大丈夫、お腹を壊したりしたこと無いから」って、それはきっと一般論として通じる話とは限らないのではないのか?アメリカへ来て、銃よりも飛行機ハイジャックよりも食事に恐怖を感じることになるとは思いもよらなかった。「インスタントじゃない味噌汁を作る」と言って作り出したのだけど、その味噌は大丈夫なのかとか、頼むからその豆腐は入れないで欲しいとか、ワカメは平気なのかとか気が気じゃなかった。勘弁して欲しい。味噌汁も「作ったら一週間くらい飲む」とか平気な顔をして言わないでくれ。もはやこの部屋では常識という常識がちゃぶ台ごとひっくり返ってるとしか思えない。「遅いバスだと帰りに誰も乗っていなくて怖い」と言うので、早めにホテルに引き上げることに。一日やそこらではどこでバスを止めていいのか判然としないので、やっぱり送ってもらわないとならぬのだな。で、部屋で喋ったりしていたらバスが無くなったりして、結局朝まで喋ったりしているのはどうなのか。
3月10日
というわけで、朝。とりあえず、お腹が減ったなということで、チェック・アウトしてから再び友人の部屋へ。…無駄に移動しているのは気のせいですか?前日に炊いたご飯を温めて食べたりしながら(やっぱり「これは食べても大丈夫なのだろうか?」とどきどきしながら)適当に済ませて、「昼寝〜」とか言って帰りのバスまで寝てしまうのはどうなのか。本気で観光する気がないみたいだ。2時間くらい寝て、起きて、喋ったりしているうちにバスの時間が来て、バス停に向かう途中で夕食(?)にサンドイッチを買って、バス停でGreyhoundのターミナルへ向かうバスを待っていたら、これが遅れていてGreyhoundのバスに間に合うのかどうか微妙な時間に。をいをい。
ぎりぎり間に合って、慌ててチケットを買ったが、そこはアメリカ。案外のんびりしたもので、運転手さんはまだ建物内でうろうろしたりしている余裕っぷり。やれやれ。バスに乗り込んで、Chicagoへ戻る。当然、バスの中では爆睡街道一直線。これでChicagoが終点じゃなかったら危ないところだ。バスの中で運転手さんが"Make sure you grab your baggages. If you don't, some body else will."とか言っているのが何だか面白かったり。こういうのをさりげなく混ぜ込める風土、私は好きですよ。CNNで"Snail mail"とか言っているのとか。「表現する」という行為において、その技の多彩さで日本語は、少なくとも一般レベルにおいては、全く勝負になっていないような気がする。
それはさておき、ホテルについたらフロントの人が先日と同じで、"I was thinking about you."とか言われた。「今日泊まって、明日出て、また明後日帰ってくるのだろう?変な奴だ」とか言われてみたり。…こっちにも都合や予定があるのですよ。というわけで次の日の朝が早いのでぐたっと寝てしまう。
3月11日
というわけで、朝は5時から起きて空港へ向かう。道が少し混んでいたりしたが、空港にはそれでもそこそこ余裕を持ってつけたので、チェック・インを済ませてもまだまだ時間に余裕ありまくったりして、Starbucksで朝食を食べることに。Latteとブルーベリーマフィンを買って、座って食べていたら、受け取りカウンターでおばさんが盛大にコーヒーをひっくり返して大変。しかし、そこはアメリカ。さっと店員がおばさんのコートやカバンにかかったコーヒーを拭き、代わりのコーヒーを作って渡し、おばさんが去った後も嫌な顔一つ見せずにモップで床を拭く。彼らにしてみればそうするのが当たり前なのだろうな。日本なら必ずどこかで「何だよぉ」っていう店員の顔が見られるところだろう。
まあ、その辺の話はさておき。朝食を食べ終わってなお暇暇だったりしたので、メモ帳で手紙を書いたりしていたらようやく搭乗。…この飛行機、古くない?AirbusのA319というのだった。何か、エンジンの周りとか鉄板がパッチワークになってるし、しかも一部ねじが無くなっているし…落ちるんじゃないのか?
どうにかこうにかNorth Carolina州はGreensboroの空港に到着し、迎えに来てくれた友人の親と合流。空港から友人の家へ向かうまでの道のりが6年前と殆ど変わっていなくて、何だか気持ち悪かった。6年前の記憶なんてそれこそ記憶の地平線の遥かに向こう、もはや忘却の一歩手前でふわふわしているような記憶のはずなのに、それが信じ難い鮮やかさでよみがえって眼前の情報との整合を取るのだから大変。いや、勿論、少しずつは変わっているのだけれども、全体から見たら誤差の範囲でしかなく、ここは時が止まっているとすら思えた。友人の家で荷物を置いて、友人とも合流して昼食を食べに行くことに。
Dukeが4年連続でACCトーナメント優勝していたりして驚いたり。NCAAの情報とか日本じゃネットでいちいちチェックしていないと入ってこないからなぁ。で、Pizza Hutへ。…建物の外も中も基本的に何も変わっていなくて笑ってしまいそうだった。Pizzaも変わっていないかも?適当にぱくぱく食べてから、再び家に戻る。友人がヴォランティアで子供の世話をしに行くというので、友人のお父さんに周辺を見せてもらうことに。
高校、自分が通った小学校@廃校、友人の通った小学校@竜巻で消滅、昔住んでいたところ、父親が当時勤めていた会社、中学、ダウンタウン(って言うほど大したものじゃない)などを回ってもらう。高校は少し設備が増えたみたい。コンピュータの授業の先生が交通事故で亡くなったと聞いたり…授業はそれっきりだったけど、クラブの顧問だったりで何かと気を遣ってもらったっけなぁ、とか柄にも無くしんみりしてみたり。昔住んでいた家にはどうやら人が住んでいるようだった。見た目は立派だけど、中はおんぼろで、夏は暑くて冬は寒いとか、プールがあるけど管理が大変とか、ろくでもない家だったっけ。
家に戻ってしばらくしたら友人が帰ってきたので、夕食まで散歩に出かけることに。当初、「テニス・コートを予約してある」とか言われたが、ラケットも靴も服装も何一つ用意していないと伝えると、「じゃあ散歩しよう」ということになったのだ。家の近くがカントリー・クラブなので、その辺りを回ることに。昔の話なんかをしてくれるんだが、よく覚えているなぁ。私が記憶の奥底から引っ張り出そうと苦悶してるのを尻目に次々と「そういえばあの時〜」、「この話、覚えてる?」と私の記憶力を試すかのごとく話題をふっかけられる…自分の記憶力に自信を無くしそうだ。こういう時の止まったようなところで生きていると人は過去に生きるようになるのだろうか、とか思ったりもした…今の自分にはできない生き方だな。
とにかく、昔の記憶をあらん限りの労力で耕したりしているうちに家に戻って、夕食。鶏肉を焼いたものを始めとした盛り沢山の料理でもてなされてしまう。でも、この辺りから体調が思わしくなかったり…風邪か?
食事の後、友人が日本に留学していたときのホスト・ファミリーに日本語で手紙を書くと言うので、付き合ってみる。…日本語って難しいんだねぇ(笑)。友人がぼやいていたけど、英語の辞書ならEat、Eaten、Ateのように変化形まで載っているのに、日本語の辞書にはないもんねぇ。不親切だわ。その後、少しテレビを見たりしてから寝てしまう…起きたら風邪が治っていないかな?
3月12日
友人は現在、大学の単位不足分をCommunity Collegeの授業で補っている最中なのだが(日本人には何のことやらわからんだろうな)、その教育の授業で先生が私を連れて来いと言っていたというので、ついていくことに…どうせやることないしな。日本とアメリカの教育の違いについてあれやこれやと喋る羽目に。アメリカに来てそんなことをすることになるとは思わなかったよ。ついでに歴史の授業も受けてみたりしたけど、内容はともかく、ところどころに先生が妙なジョークを挟んで笑えた。「囚人の使う電話は?」…「"Cell Phone"だ」とか、「Anglo-Saxon、またはAnglesとか言ったりするな。きっと幾何学に優れた人々だったに違いない」とか…。
昼過ぎに授業が終わって、昼食を食べに行くことに。Village Tavernという、昔、時々行ったレストランでこれぞアメリカなハンバーガーを食べてみたり。食後、本屋とCD屋がセットになった割と大きな店ができたからと言われて、そこへ連れて行ってもらうことに。全世界的に私はどこへ行ってもCD屋に行くことになっているみたいですよ。
「おお、何とこんなものが!」ってのは特に無かったけど、ELECTRAのShostakovich自作自演はあまり見かけないかな?とか思って買ってみたり、Solti/CSOのTchaikovsky2枚組はきっと日本でも楽勝で手に入るけど、今時LONDONレーベルなのも面白い(Double Deckerって書いてあった)かなと思って買ってみたり、DGから出ている"Mad About Piano"という寄せ集めディスクは内容はともかく、ジャケットとタイトルが面白いよねとか思って買ってみたり。
本は、Schonbergの"The Life of Great Composers"(だったっけ?)に心惹かれたりしたが、問答無用にでかすぎて重過ぎるので却下。何か買って帰りたいなぁと思ってしばらく棚を眺めていたら、Lebrechtの"The Maestro Myth"という本が目に付く。これって日本で「巨匠たちの神話」とかいう名前で邦訳が出ている本ではなかったっけ?加筆された最新版で、RattelやWelser-Moestのことが載っていたので、ちょっと重いけど購入。研修の間にでもじっくり読もうかな。飛行機の時間までまだ余裕があったので、ドーナツ屋さんでコーヒーを飲みながら喋ったり。で、空港へ。
随分と車の中が熱いな、と思っていたら、どうやら私が風邪で調子悪そうにしているので気を遣ってくれていたらしい…申し訳ないねぇ。「薬局に寄っていこうか?」とか言われるし。9月11日のテロの関係で空港に車が駐車できなかったりするので、空港に車をつけてもらって、そこでお別れ。良くも悪くも、9月11日の影響は大きいようで、空港にはM16ライフルを担いだ軍人とかいるし。
例によって時間に余裕があったので、空港のゲーム・センターで「鉄拳2」を久しぶりにやったらぽろぽろ負けてしまったり。むぅ。腕が落ちた。ちょっぴり雨が降っている中、飛行機は離陸。ちょうど翼の辺りの席だったのだけど、霧のような雨粒が翼の上を流れていくのが見えて、風洞実験みたいだとか思ったり。
Chicagoについたのが6時半頃で、夕食を空港内で食べようと思ったら、自分の着いたターミナル内にレストランが無いことが判明し、いちいち他のターミナルまで行くのも馬鹿馬鹿しいし、ホテルのレストランがまだ開いているだろうと思って、直接ホテルへ向かう。
フロントにはやっぱり同じ人がいて、「また来たな」と言われたり。レストランが8時までだと言うので、45分もあればまあ何か食べられるな、とほっとしていると、「そこの二人組も日本人だってさ」と言われて振り返ると、観光客っぽい日本人の女の子が二人いて「はろー」とか言われた。「日本人なんじゃないのかよ」とか思いながら「こんにちは」とだけ挨拶して、とっとと部屋へ荷物を置きに行ってしまう。目下の関心事は適当なお知り合いを増やすことではなくて、レストランで食事を取ることなので。
再び下に降りて、レストランでホットドッグを2つとポテトを頼む。「何乗せる?」と言われて、う〜ん、何が乗るのだろう?とか考えていたら「全部でいいな?」と言われてしまい、「あ、じゃあ、それで」と言ってしまったのが運のつき。マスタードに玉ねぎみじん切り、さらにピクルスのみじん切りがどっさり…間違った。ケチャップだけでいいって言うべきだった。渋々食べていると、店の一角で店員たちと行商の黒人がもめていた。「あと$5」、「いや、それ以上は払わない」とか。これが映画なら交渉が決裂して、銃撃戦になるところだが、そうなったら「このテーブルをひっくり返して、隠れて、隙を見つけてあっちへ…」とか考えてみたりしたけど、そんなことにはならず、行商のおっちゃんは帰っていった。やれやれ。翌日は一段と朝が早いので、とっとと寝ることに。
3月13日
日本へ帰る日。タクシーで空港へ向かい、余裕で出発の2時間前に到着。ところが、Air Canadaのカウンターには誰もいない…。旅の序盤にもこんなのあったな。余裕で2、30分待たされたところで係員登場。やれやれ。チェック・インを済ませて、暇暇になったので本を読んだりしてみたり。飛行機に乗って、まずはVancouverへ。元々接続に余裕のあるスケヂュールだったりした上、飛行機が少し早く着いたので暇暇。空港のStarbucksでコーヒーを買って、コーヒーを飲みながら本を読もうということに。
ところが、ここは嘘でもカナダ。米ドルは使えるのか?…と思っていたら、"We accept US$"と書いてあったので一安心。しかしながら、細かいお金が無くて、$20札で支払ったら「米ドルの釣りは出せないけどいいか?」と訊かれた。むぅ。「アメリカから帰るところだし、別にいいですよ」と言って、カナダドルで釣りをもらったら$23になって帰ってきて、「おや、お金が増えた(←んなわけない)」な不思議な気分。
待合所で本を読んでいたら係員同士で「こないだ携帯を買ったんだよ〜」とか話していて、着信音をぷるぷる鳴らし始める始末。…こういうはた迷惑なお馬鹿は日本特有のものではないらしい。その後もことあるごとにぷるぷる言わせているので、本気で文句を言ってやろうかと思ったけど、その係員はどこかへ行ってしまった。
で、待合所には入り口が二つあって、一つは開放してあるけど、もう一つは閉めてあって、そっちから入ろうとするとどういうわけか警報が鳴ったりするのだけど、ことあるごとにその閉まっている方から入ろうとする輩がいて、うるさいうるさい。「こっちから入るな」って書いてあるのが見えてないのか?「飛行機を乗り過ごして、この便に振り返ってもらったのだけど、マイレージはどうなる?」とか訊いているおっさんとかいるし…乗り遅れてマイレージも何もって気がするのは私だけか?いい根性してるよな。
当然、Vancouverからとは言え、Air Canadaとは言え、日本へ向かう飛行機なので、待合所では徐々に日本人が増えてくるのだけど、今回の旅行で最も程度の低い人々の集まりに思えたのは気のせいか?べらべらうるさい。ガキを走らせるな。「入るな」って書いてあるところから出入りして警報を鳴らすな。まだ自分の搭乗の順番じゃないのに並ぶな。飛行機の中は中で、隣に座ってたのが留学にでも来てたのか一応英語ができるけどちょっと聞けばぼろが出そうな、そもそも普通そんなカナダの国旗のプリントのシャツというお登りさんな出で立ちで「俺はカナダにいたんだぜ」を主張するかよ、な、ちょっと痛い感じの兄ちゃんで、こいつが激しく貧乏ゆすりをしやがるのでかなり辟易した。映画見ながら声に出して笑ったりしてるし。…馬鹿は嫌い。
所詮はAir Canadaなので、客室乗務員は基本的には英語の方が得意な人だったりして、私が"The Great Pianists"を読んでいるのをみて、英語で話し掛けられてしまったりしたせいで、気の毒だったのが反対側の隣に座っていたおじさん。ばりばりの日本語英語で乗務員に逆に日本語で応えられてしまっていた。…いや、笑ってはいけないのだと思いますよ、はい。とりあえず、いつでもどこでも誰とでも眠れてしまう私は食事と食事の間にひたすらぐっすりと寝てしまう。相変わらず風邪がひどいけど。
3月14日
世間は白い日だったらしいが、とりあえず無事に成田到着。さくっと電車に乗って帰る。途中、アメリカのホテルで買った、PETボトル入りのミネラル・ウォーターを飲もうとしたら、飛行機の中で開けた後、着陸して気圧が変化したせいですさまじく変形していてちょっとびっくりしてみたり。なるほど、耳がおかしくもなるわけだな。というわけで、ほぼ一週間の旅行はこれにて無事(かどうかは不明だが)終了。結局、クレジット・カードなしで、現金とTraverler's Checkのみで用が足りてしまった…クレジット・カードでないと困るような場面がそもそも無かったし。まあ、こんなものか。
1/23の10:30〜12:00の間にこの5号館の駐輪場で私の自転車のハンドルにつけていた心拍計が盗難にあいました。その時、あなたの自転車の隣に私は自転車をとめ、12時に心拍計がないことに気が付いた時にはあなたの自転車もなくなっていました。確たる証拠もないのにこのようなことを書くのは大変失礼であることとは存じています。しかし状況的に気にはなってしまいます。もし私の心拍計に関してご存じであれば、○○@△△.□□.jpもしくは090-☆☆☆☆-▽▽▽▽までご連絡下さい。もしまったく思いあたることがないのであれば、失礼をお許し下さい。万が一、あなたがおもちであったとしても決してとがめるつもりはありません。連絡をお待ちしております。…何すか、これは?つまり、この私に盗人疑惑がかかっているということでございますか?…ほう。じゃあ、文面を丹念に追っていってみますか。
○○学科 3年
△△ □□