| 7:40起床。昨夜は強い風と雨でテントが揺れて、頻繁に目を覚まし、明け方(6:00頃)にも目を覚ましたのだが、
「雨が降っているから寝ていよう」と寝ていたところ、この時間になってしまった。 テントの外は明るく、空を見ると開陽台付近だけ青空が出ていた。(44k) |
| 朝食は、結局昨晩食べなかったホタテの貝柱入りカップラーメンとコーヒー。 ちなみに私はインスタントコーヒーが嫌いなので、前にCMでやっていたドリップオンのヤツを使用。(79k) |
| これがホタテ入りカップラーメンの完成図。カップラーメンに1,000円近くかかってます。(41k) |
| 開陽台の展望台から。地平線が見えてます。(32k) |
| 同上。ただ、雲のため地平線と空との境がぼやけているのが残念。(44k) |
| テントは張りっぱなしにする為、出発準備は朝食入れても1時間くらいで済んだのだが、ZZ-Rの持ち主を捜すために、 張り込み。9:30になっても持ち主がキャンプ場から下りてこないので、 しびれを切らして出発しようとしていたその時!!目的のZZ-Rのロックをはずしている人がいるではないか!! 急いでバイクで走り寄り、自分のバイクのステッカーを指さす。持ち主は、ハンドルネーム「とくさん」 であることが判明した。同倶楽部の根尾ツーリングオフで一度ご一緒したことがあったらしい。 ということで証拠写真GET!!(68k) |
| 改めて出発。開陽台付近はこんな道ばっかりです。(51k) |
| そして、牛が間近に見える牧場があったので写真を撮ろうとすると、何故か牛たちが猛ダッシュで逃げ出してしまった。
牛に逃げられまいと、メットもとらずにカメラを構えたのが逆に怖かったのかな? しかし、牛たちがのんびり草を食べる姿は、 北海道でも珍しくないけど、こんなところで牛の走る姿が見られるとは・・・。(59k) |
| 11:00頃、野付半島に到着。海に細長く突き出た半島で(砂嘴というらしい)、ほら、道の両側とも海なんです。(33k) |
| 同上。(36k) |
| そして海の向こうには国後島が・・・・って、雲に隠れちゃっているけど。(34k) |
| とりあえず来たという証拠写真。なんかこのデジカメ人に撮影を頼むと、全体的に小さく撮れちゃうんだよな。 ファインダーでのぞいた風景と実際に撮れる風景の大きさが違うのかな。(44k) |
| それにしてもいい天気になってきましたねー(45k) |
| よくわからないけど、沼地状になって木が立ち枯れているところ。わざわざパーキングがあるくらいだから珍しいのかな。(37k) その後、北へ向かい知床へ。 途中R335の道沿いに「カニ食べ放題2,000円」という看板を見つける。 「昨日の夜800円の食べ放題の話を聞いていなければ、おそらくここに入っていただろうな」と思いながら通り過ぎる。 |
| 12:30知床峠へ。私はもともと峠の走行は上手ではなく、さらにこの夏にZZ-R1100に買い換えたばかりで峠での車重やブレーキの感覚に慣れておらず、
「こりゃ峠を走り込んで練習しなければ」と思っていた。
しかし、まさか北海道の知床峠で峠走行の練習ができるとは、なんて贅沢な話でしょ。
しかもバイクはベースキャンプ制のおかげで日帰りツーリング並に荷物が軽いし。
ということでとりあえずそのまま知床峠を登ってみる。 途中から霧が出てきて練習どころではなくなったが、峠の頂上に行くと晴れていた。 ただ、残念なことに羅臼岳はすっぽり雲に隠れていたが(本当はこの写真の方向にきれいな羅臼岳が見えるはず)。(46k) |
| ということでここでも記念写真。荷物を軽くしても何故かホクレンの旗は付けていた。(51k) そして、知床峠を抜けて、無料混浴露天風呂のある岩尾別温泉へ。温泉までの道がまた秘境感があふれていて良かったのだが、 げっ、ここでも女の子の水着軍団が!!「いい加減にしろよ。おまえら家の風呂でも水着付けて入っているのか!?」 と、言いたいところだが、まあいい。知床には「熊の湯」という有名な無料男女別露天風呂もあるし、あそこなら ちゃんとみんな裸で入っているからそこに行こう。と、岩尾別温泉をパスして、再び知床峠を引き返す。 うーん、ローリング族(^_^;) ということですぐに熊の湯へ。さすがにここは男女別だけ合って水着着用の不届き者はいなかった。あたりまえか。 しかしここのお風呂、非常に熱いっす(^_^;) |
| ちゃんと予定通り、松本水産に15:00頃着くように、話のあった場所に行ってみる。
松田水産というのはすぐに見つかったが、その道を2往復位しても松本水産というのはなかった。
でも松田水産の看板をよく見て昨日教わった情報を照合してみる。 ・場所はひかりゴケの向こう側、うん合っている。 ・看板が海側で店は道に対して山側。あるある。 ・看板には焼き魚とか矢印が。 ・そして矢印のほうへ入ってみると配送工場が並び、その中に食べるところがある。 と、情報がほぼ一致したため、おそらくここのことだろうと勝手に判断。 教えてくれた人も「確か松本水産という名前」という感じで言っていたし。 で、食堂らしきところを見ると・・・誰もいないんですけど。 それどころか工場のほうも機械が動くことが聞こえるだけで人の気配すらないし・・(T_T) ということで、ここはあきらめる。ただ、時刻も15:00をまわり、カニのために昼食も抜いていただけに大ショック! 頭の中は食べ放題のカニでいっぱいだっただけに他のものを食べる気も起きないし・・・。 カニの食べ放題・・・・そうか、確か知床に来る途中の道で「カニ食べ放題2,000円」の店があったじゃないか!! と、その店を目指し南下。(40k) |
| ここがその食べ放題2,000円の店「舟」。舟木水産というところの直営らしい。喜び勇んで入ろうとすると、食堂のところには準備中の札が!!
店のおばちゃんに、「食べ放題はやっていないんですか!?」と血相を変えて?聞くと、「ごめんね。食べ放題のカニ切らしちゃった」との返事。
「・・・そうですか」と肩を落としまくって帰ろうとした私の後ろ姿があまりにも惨めそうだったのかは不明だが、
後ろから「ちょっと待って、あと500円追加でタラバガニ食べていかない?」との声。
ちらっと見るとそのカニは、持ち帰りまたは地方発送用の店頭に「5,000円」の札が付いて並んでいた、
大きなタラバガニ! なんて素敵なおばちゃんなんだ!!則「お・お願いします」と返事をしたのは言うまでもない。(56k) |
| これがそのタラバガニ。手前は1つだけ残っていた食べ放題用の毛ガニ(サービスでで付けてくれた)。 カニの向こうにある湯飲みは普通の食堂にある普通の湯飲みであり、これでカニの大きさを判断して下さい。 本当はタバコの箱でも並べておけば大きさがわかりやすかったかな。(46k) |
| うおー、カニなんですか二なんですか二なんです!!うめーぜ!!(39k) ただあまりの大きさで、毛ガニのほうは残してしまった・・・。おばちゃんは、「だったら持って帰りなさい」 といって袋に詰めてくれたけど、今夜はビッグトンカツだしなー、とちょっと困惑しながらうけとる。 その前にこんな時間に(16:00すぎ)食いきれないほどのカニを食べて、今夜はそんな巨大トンカツにチャレンジできるのか!?と不安になる。 |
| 時間も時間だし、そろそろ開陽台に戻らねばならないのだが、どうしようかな。このまま南下したほうが、
比較的すぐに戻れるのだが、もうすぐ夕日の時刻。夕日マニア?の私としては、ここは海に沈む夕日を見なければ、
それにもう一度知床峠走りたいし、ということで再度峠を抜けてウトロ側へ。 ただ、またもや羅臼岳が雲で見えなかったため、何とか見ようと、岩尾別温泉の少し先の知床五湖のほうへとりあえず寄り道してみる。 すると、おおっ、野生のエゾシカが群をなして草を食べているではないか!!(74k) |
| 知床五湖のパーキングにある展望台。五湖自体は時間の関係上見なかったが、とりあえず羅臼岳はやっと見ることができた。(34k) |
| そして知床五湖の帰りに、羅臼岳をバックにしたエゾシカの群を発見。まさにこのまま絵はがきにしてもおかしくない風景ですね。(31k) |
| 同上。これをこのまま来年の年賀状にしちゃおうかな。(37k) |
| そして、思惑通りウトロのあたりで海に沈む夕日を見ることに成功する。少し離れたところにも、 3人組のライダー達が夕日をバックに記念写真を撮っていた。(26k) |
| ん・・・?・・3人組!?もしや・・と思い近づいてみると、向こうも既にこっちに気づきこっちに向かってきている。
おお、クッチャロ湖のキャンプ場でステージを共有した、あの関西の3人組ではないか!!ということで、
一緒に夕日をバックに記念撮影。フルサイズの画像が欲しければメールくれれば添付して送りますよー!!
そして、カニやさんでおみやげにもらったカニを彼らにあげたらよろこんでもらえた(たぶん)。こっちも食べきれなかったし、良かった良かった。(41k) |
| ウトロと斜里の間にあるオシンコシンの滝。滝がそのまま海に流れ込んでいます。(67k) って、やべーよもう薄暗くなってきてんじゃん。斜里に着いたときは既に真っ暗だった。 いやーんどうしよう。普段だったらこのまま最寄りのキャンプ場へ直行するのだが、今回は開陽台のベースキャンプに戻らなければならないし・・・。 ベースキャンプ制の盲点が浮き彫りになる。しかもここから開陽台に行くには、根北峠のあるR244を ぬけなければならないし。夜で峠でしかも50km程あるんですけど。まあ、悩んでいても仕方がないので、 とりあえずR244に入る。 怖いので車がいたらそれについていこうと思ったが、車は全くいない。 そして峠だけにどんどん家の灯りもなくなっていく。しかも対向車すら10分に1回位しか来ないし・・。 ヘッドライト以外完全に真っ暗な峠を一人で走っていると、 急にキャンプ場で聞いた怖い話とか、昔読んだ網走の囚人達の話が頭に浮かぶ。 何でも北海道の開拓のため、網走の囚人達が強制労働で道東の道を造ったのだが、 熊や寒さで多くの人が犠牲になり、そのまま道路に埋まっているらしい。 峠の途中で当時の姿をした浮かばれない囚人達の霊が道を掘っていたらどうしよう。 ライダーにはねられたキタキツネの霊が、首のない姿で後ろから追ってきたらどうしよう。 ん?キツネ。そうだヤバイ。今まで怖くて早く峠をぬけようとスピードを上げていたが、 ここは北海道の中でも野生生物の多い知床。キツネや鹿や熊が飛び出すという現実的な怖さのほうが強いのだ。 ということで、早く峠をぬけたい気持ちを抑えつつ真っ暗な峠をひたすら動物に注意しながら走った。 30分ほどで峠をぬけ、やっと牧場地帯へ。真っ暗なことには代わりがないが、ここは人が造り今も生活する牧場。 人口密度は限りなく低いがそれでも時々灯りのついた家がある。気持ちにゆとりができてのんびりと開陽台を目指す。 |
| 一度開陽台に戻ろうと思ったが、たぶんテントに戻るとバイクに乗るのが億劫になるだろうし、ということで、 開陽台のそばまで来たら進路を変え、トンカツ屋「深川」のある中標津へ。中標津のマルエー温泉のそばということだがすぐにわかった。 (44k) |
| ちなみにこの時点で既に20:00を過ぎております(^_^;)(43k) |
| で、注文して出てきたトンカツがこれ(^^;)。
向こう側にあるコップは普通の居酒屋さんとかでビールを飲むコップとおなじものです。
ざっとはかると、横幅約25cm・縦幅約20cm・厚さは熱いところで3cmといったところか!? 昔どこかで聞いたんだか、テレビで見たのだか不明だが、人間の脳は胃にものが入ってから、 15分後に「おなかいっぱい信号」を胃から受け取るらしい。確かに私に当てはめても(結構早食い大食い系) 当たっているかもしれない。だとすれば、こいつを制覇するにはスピードが勝負だ!!(36k) |
| で、これがその勝負の結果・・・。敗因は遅い時間に食べたカニかな(ちょっと言い訳)。
この一切れが食べられないほどもう限界なんですけど・・・。(38k) その後、近くのマルエー温泉に入った後、21:30頃開陽台に戻る。 昨日の人たちを含む大きな輪に入れてもらい、2時間ばかり話して就寝。 |