Stanza del figlio(息子の部屋)
2001年/イタリア/カラー/ビスタビジョン/99分
製作:アンジェロ・バルバガッロ、ナンニ・モレッティ
共同制作:Sacher film−Bac films,Le Studio Canal+
配給:ワーナー・ブラザース映画
2001年カンヌ国際映画祭パルムドール賞受賞作品
[Story]
精神分析医ジョバンニはイタリアの港町で妻と高校生の娘と息子と平穏に暮らしていた。
仕事も家族との暮らしもうまくいっていた。
ある休日家族で過ごそうとジョバンニは提案するが、患者からの連絡で仕事になる。
同じ日、息子は友人と海に潜りに行き、事故で帰らぬ人となる。
突然の出来事に家族は嘆き悲しむ。
ジョバンニは振り返るばかりで、家族の間もぎくしゃくしてうまくいかなくなる。
仕事さえもできなくなっていた。
そんなある日、息子宛の手紙が届く。女の子からだ。
家族の知らなかったガールフレンドの存在が明らかになる。
少女は幾日かたって家族の前に現れる。息子の写真を持って。
写真は息子が自分の部屋で撮ったものだった。
息子の隠された1面を目の当たりにする家族。
少女はボーイフレンドと旅行中だといい、ジョバンニは彼らを車で送る。
すぐ近くまでのつもりが、国境まで送ってしまう。
少女を見送りながら、ジョバンニたち家族の表情はほどけていく。
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