客:美しい妻と可愛い娘だったんです・・・
それなのに・・・娘はまだ14だったのに・・・(TへT)

苺:その娘さんがなんでお客さんを
殺さなくちゃならないのかしら?

客:わかりません・・・
けれど、おかしな事が頻繁に起きるようになって、
義弟・・・穣君が紹介してくれた徳の高い霊能者の方に
相談したところ、娘が取り憑いているとか・・・
苺:弟さんは、そ〜ゆ〜のに詳しいの?
客:いえ・・・そう言えば何で
霊能者に知り合いがいたのかな・・・?
苺:その霊能者は他に何か言ってました?
客:あの事故で私だけ助かったのが
娘には許せないのだろうとも言われました・・・

苺:どういう事故だったんです?
客:家族旅行の途中、山道で
突然ブレーキが効かなくなって・・・

苺:・・・弟さんは一緒ではなかった?
客:彼がね、ゆっくりして来いと
プレゼントしてくれた旅行だったんですよ。

苺:そうなんですか・・・
(はん、読めてきたよ・・・後は直に娘に聞くか・・・)
ね?ちょっといい?
ふわ・・・
客:あ、あの・・・ナニを???(^^;
苺:同調するわ・・・静かにして・・・ん・・・んちゅちゅ♪
客:んく・・・
苺:は〜い☆話を聞きに来たよ(^^
少女:・・・どうして・・・?
苺:これでも一応シスターもやっていてね(^^;
迷える子羊の憂いを晴らしに来たのさ♪

少女:・・・澪(れい)。
苺:ん?
澪:・・・私の名前。
苺:あら・・・イイコだねぇ♪ 私は・・・
澪:ちとせさん・・・
苺:それは店での源氏名だよ。
姉小路 苺が私の名前(^^

澪:その方が・・・店の名前・・・みたい・・・
苺:イ、イイコじゃないの・・・別の意味で(ーー;
さて・・・どうして親父さんにくっ憑いてるのか、
本当の事を教えてくれる?

澪:・・・パパは・・・命を・・・狙われてるの・・・
苺:穏やかじゃないねぇ・・・
誰だい、親父さんを狙ってるのは?
少女:・・・穣叔父さん・・・
事故の時、ブレーキに細工したのも・・・

苺:・・・やっぱりか(ーー
澪:・・・叔父さんは・・・駅でパパを突き飛ばしたり・・・
建物の上から物を落としたりして・・・
事故に見えるようにパパを狙ってるの・・・

でも・・・私には・・・力を逸らす事しか出来ないから・・・
苺:親父さんが危機一髪なのは、澪が守ってるからだね?
それだけ出来りゃ大したもんだよ(^^
・・・ところでお母さんは一緒じゃないのかい?

澪:・・・ママは・・・私に力を託して・・・消えちゃった・・・
苺:それって・・・!
澪:・・・うん・・・ママは・・・パパを守れって・・・
苺:(自分の魂を全てこのコに与えたのか・・・
そんな事をしたら二度と転生出来なくなるのに・・・)

澪:・・・でも・・・私の力も・・・もう・・・ぐすぐす・・・(;_;)
苺:そのままじゃアンタまで消えちまうよ?
澪:私はどうなってもいいの・・でも・・・パパだけは・・・
きゅっ
苺:・・・この街に来る前にアンタみたいなコに遭ってサ。
その時は助けられなかったけど・・・
二度とあんな思いはしたくないねぇ(#^^#)

澪:・・・苺さん?・・・
苺:その為に覚えた「姉小路流」さね(^^
任せな!澪の心残りは断ち切ってやるよ!

澪:・・・ありがと・・・(;_;)
苺:だから安心して成仏しな(^^
そうすりゃ、またいつか生まれ変われる日が来るさ♪

澪:・・・うん・・・でも・・・(#ーー#)
苺:まだ何かあるのかい?
澪:・・・アレ・・・いいの?
苺:アレ?・・・ひゃあぁぁぁ!?

客:良いんですね良いんですね?
なんて積極的な女性なんだ・・・ハアハア(´Д`;

澪:パパ・・・やもめ暮らしが長いから・・・(#^^#)
苺:言ってる場合か!!(^^メ
と、とにかく安心しな!じゃあね!!
澪:うん・・・苺さんもパパと・・パパをよろしく〜・・・(^^
苺:待って待って待ってぇぇ!!!(><)
客:綺麗ですよ・・・とても・・・(#^^#)
苺:う・・うん・・・?
うわ!?パンツまで脱がされてるしぃ〜!!(^^;
ちょっと待ってぇ〜!違うのぉぉぉ!!!(><)

客:優しくしますよ・・・ハアハア(´Д`;;;
苺:「ハアハア」はヤメレ〜!(^^;
澪ちゃんが見てるからぁ!!
客:・・・え!? なんで娘の名前を・・・?
苺:私にも霊感があって、本人に直接聞いたんです!
客:貴女は・・・一体・・・?
苺:詳しく話しますから・・・この体制、止めません?(^^;

穣:話されたら困るなぁ・・・
客:穣君!?
苺:ちっ!(ささっ!)
穣:せっかく遠回しに事を運んできたのに
野暮な女だな、オマエ(ーーメ

苺:ふん!全部聞いたよ。
自分の姉貴まで巻き添えにしたんだってねぇ(ーーメ

穣:けっ!俺を捨ててこんなジジイと一緒になった女なんて、どうなっても構わないね!(ーーメ
苺:ド外道が!(ーーメ
客:キミ達、何を言ってるんだ!?

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