第三話/苺白書は、もう二度と!? 

苺:あのさ・・・泣くほどの事じゃないんだよ(^^;
初子:だって・・・苺さん、無理してお仕事なさって・・・
苺:だ〜か〜ら〜、無理じゃないってば!(^^;
初子:ぐすっ・・・お願いですから、
男の人に触られるような事は・・・(;_;)

苺:違うって!そ〜ゆ〜のは止めたよ、もう・・・(^^;
今の店は酒の相手するだけなんだよ?
初子:だって・・・前に母さまのお手伝いをした時には、
わたし達、みんな襲われちゃいましたよぅ(;_;)

苺:何の仕事だい!?それは!(^^メ
初子:ひっくひっく・・・(;_;)
苺:ま、いいや・・・(^^;
ほら、彩狐も厄介になってんだからさ、
食費ぐらいは入れさせなって事さね(^^

初子:そんな事、お気になさらなくても・・・
苺:それにさ・・・すずめもユキも仕事してるだろ?
私だけ遊んでるのも気が引けるじゃないか(^^;

初子:だからって夜のお仕事は・・・(;_;)
苺:好きでやってんだから気にするんじゃないよ。
初子:うにゅ〜・・・(;_;)
なでなで・・・
苺:心配してくれてありがとね♪
彩狐やアンタが嫌がる仕事はしないから安心しとくれ(^^

初子:・・・(こくん)
苺:よしよし♪ んじゃ、行ってくるよ(^^
帰りは明け方だからさ、待ってんじゃないよ?

初子:はい・・・いってらっしゃいませ・・・ぐす・・・(;_;)
苺:くすくす♪
あれで本当に妖怪なのかねぇ、初子は・・・(#^^#)
魅華:ちとせ・・・いい?
苺:はい?
魅華:5番卓の客、ヘルプに入って!(ーーメ
苺:あれ?魅華さんが着いていたんでしょ?
魅華:辛気臭くてイヤなのよ、暗い顔してさ!
この私を何だと思ってるのかしら!!(ーーメ

苺:そ〜ゆ〜のを盛り上げるのが
私等の仕事なんじゃ・・・?

魅華:いいから行きなさいよ!
苺:へいへい・・・これじゃ私が客でも引くけどね(^^;
魅華:何か言った!?
苺:い〜え〜べ〜つ〜に〜♪
苺:(さて・・・と)こんばんわ〜♪ちとせでぇ〜す(^^
客:あ?ああ・・・どうも・・・
苺:よろしく〜♪横、いいですか?
客:ああ・・・
苺:失礼します〜♪
あら・・・ボトル入れたんですねぇ(^^

客:ああ、さっきの女性が頼んでいたようだが・・・
苺:(げっ!魅華のヤツ、断り無しにキープボトルかよ!
相変わらずエグイ真似してるじゃん)(ーーメ

え〜と・・・お作りしますけど、水割りで良いですか?
客:ああ・・・
苺:私も何か飲みたいな♪
客:ああ・・好きな物を頼むといい・・・
苺:きゃん♪ありがと〜(#^^#)
客:・・・・・
苺:(確かにとっつき難いね・・・)
何か悩み事でもあるんですか?

客:解りますか?
苺:(そりゃ〜ね)
悩みってね、誰かに話すと楽になるって聞きましたよ?
私でよければ話して下さいよぉ(^^

客:・・・幽霊とかって信じますか?
苺:え?ええ・・・少しくらいは(^^;
客:私には妻と娘がいたのですが・・・
半年程前に自動車事故で二人とも亡くしまして・・・
運転していた私がかすり傷だったんですがね・・・

苺:まあ・・・(うあ゛・・・へビィな話だね・・・)
客:しばらくしてね、不思議な事が起きるようになって・・・
苺:不思議?
客:ええ・・・誰も居ないのに
駅の階段で後ろから押されたり、通り掛ったマンションから
立て続けに鉢植えが落ちて来たり・・・
昨日なんかは無人のトラックに轢かれそうになって・・・

苺:よ、良く生きてますね・・・(^^;
客:それでね、霊能者の方に聞いたら
娘の霊が取り憑いているとか言われまして・・・

苺:そんな・・・なんで娘さんがそんな事を?
客:私だけ助かったのが気に喰わないのでしょう・・・
苺:・・・(んな与太話で気を引こうってか・・・
この苺さんをお舐めじゃないよ!(ーー)
客:そんな事ばかりで、誰かに傍に居てもらわないと
怖くてね・・・情けないでしょう?

苺:そんな事無いですよ〜(^^
(・・・で、「今夜は一緒に居てくれ」ね(^^;
25点ってとこだね・・・)

客:貴女は良い人のようだ・・・今夜は一緒に・・・
苺:(ほら来た!ハッタリもいい加減に・・・)
・・・って、
ホントに居るぢゃんよ!!
客:え?
少女:・・・・・・・・
苺:あ、いえ・・・なんでも・・・(^^;;;
(何か言ってる・・・波長がずれてて聞こえない・・・)

男:義兄さん!!
苺:うわ!びっくりした〜!(^^;
客:あ・・・ああ、穣君か・・・
穣:毎晩毎晩何をしてるんだよ!
いくら高額の保険金が入ったからって・・・
姉さんはそんな事の為に死んだんじゃないよ!(ーーメ

客:そ、そんなつもりじゃ・・・(;_;)
穣:こんな店、さっさと出よう!
苺:こんな店で悪ぅございますぅ〜・・・(ぼそっ)
穣:(きっ!)何か言ったか!?
苺:い〜え〜べ〜つ〜に〜♪(^^
穣:義兄さん、帰るよ!!
客:ああ・・・騒がせてすまなかったね、じゃあこれで・・・
苺:ありがとうございました〜☆

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