沙津姫:困ったな〜・・・(;_;)
??:(なでなで)
沙津姫:んきゃう!?
??:安産型ぢゃな♪(なでなでさすさす・・・)
沙津姫:こ・・・この・・・(ーーメ
沙津姫:(ばっ!)無礼者が!!
・・・あれ?誰も居ない・・・

??:ここぢゃ、ここ。
沙津姫:ん?・・・あ・・・ちっこい・・・(^^;
??:御主の方が無礼ぢゃな(ーーメ
・・・何かワシに用かの?

沙津姫:え?貴女が此処の?
??:ん。
沙津姫:し、失礼しました!
私、犬神の里より修行でこの地に参りました、
犬神 沙津姫と申します。

??:ふむ。ワシはナコルル。
近しい者は「こなこ」と呼ぶがの。
沙津姫:実はですね、この地にかなり強力な妖魔が入り込んだ形跡がありまして・・・そやつを捕縛、封殺する許可を頂きたく御挨拶に伺ったのですが・・・
こなこ:御主も義理堅いの。勝手にやれば良いのに・・・
沙津姫:そうは参りません!古来より他所の土地では封魔の儀式をしてはならぬのが掟です。やむを得ぬ場合は、その土地の神様に許しを頂くのが慣例ですから。
こなこ:ん〜・・・そういう事ならワシでは無いな・・・
沙津姫:と言いますと?
こなこ:今はこの地の守りを他の者に譲っておるのぢゃ。
沙津姫:そんな・・・
こなこ:よし!今からそいつの所に行くとしよう!
沙津姫:その方は街に居るんですか?
こなこ:変わり者でな・・・元々は他所の土地神だったのぢゃが、数年前にこの地に来ての・・・ワシより強いから守りを譲った♪
沙津姫:そんな簡単に・・・良いんですか?(^^;
こなこ:他にも色々と理由はあるんぢゃがな・・・
ところでコレ、暖かいのう♪良いのか?

沙津姫:え?あ、構いませんよ。
ナコルル様が寒そうだったので・・・(^^
こなこ:・・・「こなこ」で良い♪
沙津姫:はい♪では・・・こなこ様♪♪
こなこ:ん・・・

初子:嫌な感じ・・・何とかしなくちゃ・・・(ぶつぶつ・・・)
芥:各配置はどうなっておる?
香蘭:作戦通りや!
万理:私も持ち場に着きます!(ぱたぱた・・・)
芥:くっくっく・・・愚か者めが!
ワシの街で通り魔なんぞした事を後悔させてやるわ!

主水:何も芥様が出陣なさらずとも・・・
芥:馬鹿者!おぬし等町方が頼りないからワシが出とるのではないか!!(ーーメ
主水:面目次第も御座いません・・・
香蘭:まあまあ、主水はんの所為でもあらへんし・・・
でもな、こないな事件も今日で終いや!
クリスはん!美影はん!状況はどないや?
クリス:配置に着いたところだ
香蘭:(ザッ)クリスはんは病み上がりなんやから、無理せんとき!
クリス:体調は問題無い。
実戦感覚に不安があるが・・・まあ、千年城の連中と戦る訳でも無いしな・・・

香蘭:(ザッ)今日の相手もバケモンらしいで・・・
クリスはん、どう思う?

クリス:千年城のバケモノ女では無いな・・・
奴が通り魔なんかする筈も無い。

香蘭:(ザッ)随分買ってるんやね?
クリス:アイツは・・・そういうタイプでは無いからな。
香蘭:(ザッ)ふぅん・・・ほな、よろしゅうな!
クリス:了解した。
香蘭:(ザッ)美影はん、美里はん、どないで?
美影:日没になり次第、囮が動く。手筈通りだ。
香蘭:(ザッ)美里はん、くれぐれも気ぃ付けてな。
美里:了解〜♪
美影:本当に大丈夫か?
美里:この通り供えは万全♪(ちらり)
美影:はしたない!見せんでも良い!!(^^;
美里:先輩・・・心配してくれるんですか?
美影:あたりまえではないか・・・
御主に何かあったら査定に響く!
美里:が〜ん・・・そんだけ?(;_;)
美影:ふっ・・・無理はするなよ(ぼそっ)
美里:何か言いましたぁ?
美影:いや・・・別に(^^;
香蘭:準備OKやね。
後は日が暮れるのを待つだけや。

こなこ:ちとモノを尋ねるがの・・・
芥:ん?なんじゃい、この娘は?
香蘭:お嬢ちゃん、ここは危ないから入っちゃダメやで〜。
それとも迷子かいな?

こなこ:迷子では無いわ!
ただ・・・行き先を忘れてしもうただけぢゃ!(ーーメ

芥:それを迷子と言うんじゃい(^^;
で、何処に行く?

こなこ:「料亭 茜蜘蛛」ぢゃ♪

次ページ戻る