梶原：遅くなっちまって・・・どうもすみません。
初音：気にしてませんわ・・・どうぞ、こちらへ。
紫乃ちゃん、ありがとう♪今日は休んでもいいわ。
紫乃：はい・・・失礼します（ぺこ）
梶原：（随分若い女将だね・・・）
初音：？・・・何か？
梶原：いや別に・・・失礼します。
梶原：よろしければ・・・ですがね。
初音：助かりますわ。なにぶんにも板さんがいなくて・・・
梶原：は？今まではどうしていたんですか？
初音：臨時の料理人を呼んでましたの。
梶原：はあ・・・
初音：ですからね、梶原様が御出で下さると聞いたときは
とても嬉しかったですわ。
梶原：それじゃ採用ですかい？
初音：そうですわねぇ・・・その前に・・・（にじり・・・）
梶原：な、なんスか！？
初音：くす♪わかってらっしゃる癖に・・・
梶原：ちょ、ちょっと待って下さいよ！
初音：嫌いじゃないんでしょう？・・・
据え膳は召し上がるのが礼儀ですわ♪
梶原：そりゃそ〜スけど・・・じゃなくて！（＾＾；
初音：ねぇ・・・女に恥を掻かせるの？
梶原：いやその・・・
ぼ、僕達もっと良く知り合った方がイイと思んですけど！！
初音：可愛い事おっしゃるのね・・・♪
梶原：うわた！？（ごろん）
初音：ねぇ・・・抱いて・・・♪（はらり・・・）
梶原：み、見えてますって！！（＾＾；
初音：うふん♪触って下さらない？（じ〜・・・）
梶原：うぉ！？（ち、力が抜けやがる・・・）
初音：くすくすくす♪最高の快楽をあげるわ・・・
梶原：くぅ！（な、なんかヤベぇぞ！このままじゃ・・・）
初音：観念なさい・・・ね♪
梶原：うがぁ！！（がばっ！）
初音：きゃっ！？
そ、そ〜ゆ〜相手なら他を当たってくれよ！
恥じ掻かせちまって悪ぃけどよ・・・じゃ！
初音：ちょっと待った！
梶原：な、なんですかい？
初音：アンタ合格！（びしっ！）
梶原：へ？
初音：採用試験は合格よ♪
梶原：採用・・・試験？・・・合格？？
初音：そ♪しかも最高の成績でね。
初音：くすす♪ごめんなさいね。（きゅっ）
ここはね、私と紫乃と、臨時の料理人も女の子だけなの。
アルバイトの男の子は居るけれど夕方だけだから・・・
殿方を住み込みで雇うには、それなりの方でないとね・・・
梶原：なるほど・・・
俺が迫られるなんておかしいと思ったよ・・・
初音：あら・・・どうして？
梶原：この顔見て解って下さいヨ（＾＾；
初音：ん？別におかしくは無いけれど・・・
梶原：からかわんで下さい（ーー
初音：からかってなんか無いわよ。
試験抜きで迫りたいぐらいね♪
梶原：え、遠慮しときます・・・（；＿；）
この店の女将、比良坂 初音です。
梶原様、この店の為に御力をお貸し頂けますか？
梶原：あの・・・顔を上げてくれませんか？
どうにもやり辛くてよ・・・（＾＾；
初音：いえ、きちんとした殿方は少ないものですから・・・
是非とも御力を・・・
梶原：そ、そうスか・・・こちらこそお願いします（ぺこ）
初音：ありがとうございます。（深々）
梶原：・・・ところで試験に落ちるとどうなるんですかね？
初音：・・・聞きたいの？（にたり）
梶原：・・・聞かねえ方がイイみたいだな・・・（＾＾；
（俺、もしかしてエライ所に採用されたんじゃ・・・）
沙津姫：え〜っと・・・この辺りの筈なんだけどな・・・
おかしいな〜・・・
この土地の土地神様〜・・・
犬神の者が御目通り願いたく〜・・・
う〜ん・・・やっぱり場所が違うのかしら？