改造作業

工作作業に入ります。
刃物とか使うので、くれぐれも怪我の無い様気をつけて下さい。

腕の切断位置を極めます。
作例の場合、胸の中央から15mmの所にしました。
人によって好みが変ると思いますので、
切断個所はおおよその目安です。
背中側は背骨の中心から、18mmの場所です。
脇の下は、上腕の内側から5mmの位置です。

切断する位置が決まったら、切断位置にラインを引きます。
作例では赤いボールペンを使用してますが、
消し難いので鉛筆の方がよいでしょう。
切断に入ります。

デザインナイフで少しづつ切れ込みを入れていきます。
いきなり深く切ってしまうと失敗した時に修正が効きません。
くれぐれも慎重に・・・
それからナイフの刃は、常に新しいモノと交換しながら作業すると良いでしょう。

切断していくと、ワイヤーが出てきます。
腕の中のワイヤーをニッパーで切断します。
ワイヤーの先は長めに残します。
両腕をおとしたら、背中の切開作業に入ります。
切開位置は、ワイヤーの通っている場所を中心として
7mmぐらいの幅で行いました。
この画像では、中央部分しか切除していませんが、
腕の付け根まで開きます。(次コマ参照)
切り取った皮膜は無くさないようにして下さい。

そうすると、中に樹脂製のパーツが見えてきます。
このパーツでワイヤーを固定しています。
樹脂製のパーツを、削り落とします。
この作業はルーターを使うと非常に楽です。

腕のワイヤーは、この作業中に引っこ抜きます。
(その為にワイヤーを長めに残したのです。)

首から胴体へのワイヤーが出てきました。
作例では先端をのこして切除しましたが、首の動きは制限されます。
首を元通りに可動させたい場合は、ワイヤーを回り込んで掘り進んで下さい。
深さは6mmのパイプが腕の取り付け位置に来る程度。7mm〜8mmぐらい。
30mm幅に切った真鍮パイプです。

パイプの中心に切り込みを入れます。
これは首のワイヤーを通す為のモノです。
現物合わせで工作したので細かい数値は出ていません。
残して置いたワイヤーを利用して固定します。
パイプが良いと思われる位置に来るまで調整して下さい。
ここで焦ると失敗します。

位置がしっかり決まったら、接着します。
パイプを埋めたら、その上に先程切除した皮膜を貼り付けます。
プラスチック用アロンアルファだと強力に接着できます。
とりあえず、腕を付けてみました。
ちょっと肩幅が広いようなので、バランスをとりましょう。
上腕パーツの肩の部分、球状のところを削りました。
左がノーマル、右が改造済みです。
ふた周り以上、小さくしました。
再度、チェックしました。
バランス的にはこんなモンでしょう。
切断面が汚いですネ。
パイプも丸見えです・・・(;_;)

なんとかしましょう。
エポキシパテで埋めました。
ただし、本体がゴムのように柔らかいので
エポパテが乾燥後に割れるかもしれません。

なにか他にいい素材を知っている方がおりましたら、御一報下さいネ。

とりあえず、エポパテで作業を続けます。
エポパテの乾燥後、ペーパー掛けをします。
1000番まで掛けました。
最後に塗装して完成。

塗装色ですがタミヤのアクリル塗料の「フラットフレッシュ」に
ホワイトと赤を10:4:0.5ぐらいの割合で混ぜたモノで塗りました。

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