世界遺産・イスタンブール歴史地区...城壁に囲まれた欧州とアジアの掛け橋

関空から飛び立つこと24時間、とうとうイスタンブ〜ルに着いた。
♪飛んでイスタンブ〜ル♪などと悠長に歌っていたのは最初のうちだけで
なんせシンガポール乗り継ぎ、ドバイ経由.。はぁ〜、疲れたぁ〜。

しかしそんな疲れなどすぐに吹っ飛ぶほどのイスタンブールのすばらしさだった。

ブルーモスク...イスタンブールの象徴。
地下宮殿...メビウスの像が妖しい...。
トプカプ宮殿...オスマントルコの居城。
アヤソフィア博物館...ビザンチ建築の最高傑作。
[ ブルーモスク ]

拝観するにはタンクトップや
短パンは禁止。
青い布を貸してくれるので
それをまとって見学する。

内部は高さ43メートルの丸天井の大ドーム。

イスタンブール旧市街の観光の中心地にあるイスラム教の寺院。
その均整のとれた壮大な姿はイスタンブールの象徴でもある。

じわじわとイスタンブールに来ていることを実感してきた。

この絨毯に座りお祈りをする。
畳一畳分くらいが一人分。
これで整然と並ぶことができる
[ 地下宮殿 ]
地下宮殿と呼ばれているが、実は地下の貯水池。
4世紀から6世紀に造られたもの。
縦140メートル、横70メートル、高さ8メートル。
内部はコリント様式の柱で支えられている。

外は夏の暑い日差しだったので、中にはいると
ひんやり気持ちがいい〜。
ライトアップされた姿は幽玄でもある。
「涙の柱」
昔、若き女性が、好きな人と結婚できなくて、泣きながらこの柱に願い事をしていたら
このように涙の模様が浮かんできたとのこと。

もちろん、ツアーのメンバーは老いも若きも、早速、この柱に触って願い事をした...。

その後、ガイドさん、いわく「伝説の女性は願いもかなわず、死んでしまったとのことです。」
一同 「げ〜〜〜〜っ。」

宮殿の奥まったところに、鎮座している「メドゥーサの首」
見た人を石に変えてしまう伝説の通り、その存在は妖しさいっぱいだ。

これ、画像をさかさましたんじゃなくて、ほんとにさかさまに置いてあるんですよ。

[ トプカプ宮殿 ]

トプカプ宮殿はオスマントルコの居城だった。
ボスポラス海峡を望む高い丘に建てられている

夏の強い日差しの中、木陰で、芝生に横になって休む人がいた。
日本のように蒸し暑くないので、木陰は涼しく気持ちがよい。

私もしばし、木陰に腰をおろして、オスマントルコの栄華に思いをはせた。

な〜〜んて、団体のツアーではこんな時間はなかなか取れません。
希望者のみの宝物館見学をパスして、なんとかこのゆとりを手にいれたのです。
トプカプ宮殿の中にあるボスポラス海峡を
のぞむレストランで昼食。
さすが、パック旅行はこのあたりが気が利いている。
ながめのよい景色を楽しみながら、
「ケバブ」「アイラン」「エルマチャイ」など楽しんだ。
[ アヤソフィア博物館 ]

ビザンツ建築の最高傑作といわれる建物。6世紀にこの大聖堂が完成。
ギリシャ正教の大本山として崇められていた。

15世紀、オスマントルコの時代にイスラム教の寺院に変えられた。
今はその歴史を物語る博物館になっている。

キリスト教とイスラム教の混在した姿に歴史の深さがしのばれる。

スカーフをしたトルコの女性が....。トルコは99パーセントがイスラム教徒だそうだ。

とはいえ、ガイドさんの話では、さほど熱心ではないイスラム教徒も多いとのこと。
礼拝もしないし、ブタも食べる...とか。なんだか、日本の仏教徒に似ているような。