富山だよりVol-5

2000年、皆様どのような新年を迎えられたのでしょうか。

今年もできるだけ富山だよりを続けていきたいと思っています。

よろしくお願いします。


さぁて、何人の人が富山弁を理解する事ができたのでしょうか。

Vol-4で書いた富山弁の正解をお知らせします。

 

となわとうもろこし

(例)となわ食べられ

とうもろこしを食べなさいってことです。

じんだはんおまわりさん

()悪さしてっと、じんだはんくっぞっ

悪い事をしてるとおまわりさんが来るよ

(このじんだはんという言葉で私はしばらくうけていました。なんでじんだはんやねん。)

ちごちゅがちがうって言ってるでしょ

(例)なんべん言ったらわかんがいね、しゃ、ちごちゅが

何回言ったらわかるの、それは、違うっていってるでしょ

だらぶつ=漢字で書くと荼羅仏となるが意味はばか者ということらしい

  ちなみに「だら」=馬鹿 

(例)あのっさん、だらぶつちゃ、思わんけ?

あの人、馬鹿だと思わない?

ねぐさなる食べ物が腐ってしまう様子

(例)こんな暑いとこにおいてちゃ、ねぐさなんがいぜ

こんなに暑いところにおいていたら、腐ってしまうよ

はんがいおしゃもじ

(例)ご飯食べんまいけ、はんがいどこにあんが?

ご飯食べようか、おしゃもじはどこにある?

かめたかぶれた、赤くただれた

(例)ここどうしたが?かめたが

ここどうしたの?かぶれたの

ひらすま昼休み、昼寝

例)ひらすませられ、なん、つかえんちゃ

お昼寝するといいよ、問題ないよ。

ありがたぁなる眠たくなる

(例)お腹もいっぱいになったし、ありがたぁなってきた。

お腹もいっぱいになったし、眠たくなってきた

おくしいきれい、美しい

(例)おくしいひとねか。

きれいな人だね

げくる足をくじく

(例)足、どうしたが?げくっしもうたが。

足、どうしたの?くじいたの

きときと新鮮

(例)この魚、きときとながよー。

この魚、新鮮なのよ

げっとくそビリの事、かけっこなどの最後のこと

(例)げっとくそやったがけ?次がんばられ

最後だったの?次はがんばってね

しょもない味が薄い

  最初きいたときは「しょうもない」と聞き違いムッとしたものです。

(例)この料理、しょもなない?

この料理、味が薄くない?

ばやくばいた散らかってる様子

・またいせられ=かたづけなさい

(例)ばやくばいたなってるにか、またいせられよ。

ちらかってるじゃない、片付けなさいよ。

まっつんお祭り

(例)まっつん行ってこられ

お祭りに行っておいでよ。

以上が正解でした。

ちなみに私は全然わかりませんでした。

富山をはじめて訪れる人は皆「外国語?」といったりします。

大阪弁も独特の言葉があって、標準語とはかけ離れていますが大阪弁は関西出身のお笑いタレントが

全国ネットで広げてくれているのでわかる人が多くなっているようです。


ギャグの通じない富山

先日初めて富山県のOB会のイベントに参加してみました。

そこで某OGといろんな話しをしていたのですが富山では関西のお笑いネタは通用しないそうです。

吉本ネタはぜんぜんわからないそうです。

なぜならば、民放が少なく、お笑い物のTV番組が昔は見れなかったそうなのです。

今は昔に比べると民放の数は多くなったそうなのですがそれでも大阪に比べると少ないです。

私はTVをあまり見ない人なのであんまり気にならないのですがたまに見ていると

CMがあまりにもしょうもないのでがっくりします。

あぁ、大阪のおもろいCMが見たい。

551蓬莱やどこのCMだったか忘れてしまいましたが「1日一回お好み食べよう」という大阪が独立したCMが見たい。

さむいギャグじゃなく、本物のギャグがみたい。

ちなみに北陸版のTVジョンを買うとチャンネルがたくさんあるのでなんだ、たくさんあるじゃないかと

一瞬思うのですが、よく見ると放送局が違うだけで番組構成はほとんど一緒だったりします。

我が家では結局民放は3局しかはいりません。

朝日系の番組がみれないのはツライ


ここは途上国なのか!?懐かしいぞ明日ネタ

アラブの特徴としてIBMというものがありますがI=インシャアッラー(神の思し召しのままに)

B=ブクラ(明日、今日ではない未来)M=マーレシュ(気にするな、気楽に行こう)ここではBとMが存在するみたいです。

例えば「いつかに行くぞ」と言われて5日に待っていたら来ないのでどうしたのかとたずねたら5日ではなく

何時かだったり、それは「明日だの」といいながら本当の明日ではなく今日以外の未来をさしていることがあるそうです。

大阪は商人の町なので基本的に時間にうるさい土地柄ですが、ここでは時間はのんびり、ゆったり、流れるそうです。

そんなことゆうとったら、命つきてまうわ」と言う事が多くなった今日この頃です。

(*すべての人がそうだというわけではありません)


初雪

12月17日に初雪が降りました。

1日半降り続き、なんと30センチくらい積もりました。

スキー場以外でこんなに雪を見たのは初めてです。

もし、大阪でこんなに急に雪が降って積もったらその日は通常どおりには進まないでしょう。

一気に30センチも積もってしまったら当然電車は止まってしまうし、

道路はあちこちで事故があり会社を休んでしまう人も多々いるでしょう。

しかし、さすが雪国。

雪が降り始めるやいなやスノータイヤに変えて、まるで何事もなかったように皆落ち着いていました。

私は畑で使っていた長靴しかなかったので防寒長靴を急いで買いにいきました。


ママさんダンプ

雪が降るとママさんダンプなるものが活躍します。

ママさんダンプとは雪かきの道具で、ママの力でもたくさん楽々雪がかけるというグッズです。

ママさんダンプと聞いて「どんなんかなぁー、ミニトラクターみたいなもんかなぁ」と思っていたのですが

実は工事現場で使われている三輪車の車をとって底を丸くしたような形でした。

ママさんダンプというのは正式名称のようです。


雪は北陸の必需品

雪が降るというのは初め嫌だと思っていたのですが雪が降っても寒さはあまり変わらないので

雪が降らないかなぁと雪を心待ちにしています。

雪が降ると当たり一面が明るくなって月が出ていると月明かりはこんなに明るいものだったのかと

なんともいえないいい気分になれます。

北陸の冬はお日様がほとんど射さなくてどんより暗い感じがして嫌なのですが雪が積もっていると、

たとえ曇りでも明るい感じがします。

ただ、雪の反射がきついので晴れている時は日焼け止めクリームとサングラスは手放せないのと

車の運転に気を使うのがネックです。

それでは、次回の富山だよりをお楽しみに。

 

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