１ケ月のごぶさたです。ソ連カゼになんか，まけてないでしょうね？ そんなひまはＡＢＢＡファンにはないんです。そうです。いよいよ“ＡＢＢＡ ＴＨＥ ＡＬＢＵＭ”が，皆さんの手元に届く日がやってきました。あなたはもう聴きましたか？ きっと，イーグルからアイム・ア・マリオネットまで息もつかずに聴いたことでしょう。私たちのＡＢＢＡはまた一段とスケールを増し，このアルバムを世界中のファンにプレゼントしてくれたのです。
現在「テイク・ア・チャンス」は，イギリスを始めとするヨーロッパ全域と，オーストラリア，ニュージーランド，そして，この日本でもビッグヒットを記録しています。イギリスでも１月２７日に発売されたのですが，イギリスのあるＤ．Ｊの話によると，「ＡＢＢＡのニューシングル“ＴＡＫＥ Ａ ＣＨＡＮＣＥ ＯＮ ＭＥ”は，発売前から人気集中で，１位になるのは時間の問題だろう。」と言っていますし，ロンドンのティーンエイジャーに「あなたの好きなアーティストは？」と質問したところ，大半の子は「そりゃ何たってＡＢＢＡよ！！」という答えをしたそうです。ＮＥＷ ＷＡＶＥに占領されたと思っていたロンドン子たちも，まだまだＡＢＢＡの魅力にはパンクもパンクするらしく，人気の的はＡＢＢＡなんですねェー。（２／１８付，メロディー・メーカー誌Ｎｏ．１獲得）
話は，大西洋をとびこえアメリカに変わりますが，こらちはちょいおくれていて，現在「きらめきの序曲」がビッグヒットしてます。２／１１付のＢ．Ｂ誌では２８位上昇中です。（２／１８付２３位赤丸上昇中） アルバムもリリースされたので，それぞれ上位にランクされることでしょう。どうやら今年は彼らも，本格的にアメリカに上陸し，コンサートを行うらしいのでヨーロッパ同様のビッグネームになるでしょう。
もちろん日本でもガンバッていまして，ＴＢＳラジオを始め各地で「きらめきの序曲」が１位にランクされ同時に「テイク・ア・チャンス」が上昇中とダブルパンチでハリキっていますし，ニューアルバムにも予約が集中しているそうです。それに今年に入って，タンシング・クィーンがビッグヒットしていたときと同じ位に入会する人が殺到し，スタッフはうれしい悲鳴をあげながら，ねじりはちまきで整理しています。こういうことからみても，本当にＡＢＢＡの人気が，日本でも定着したんだなーなんて思っています。でもここで気を抜かず，ヨーロッパやオーストラリアの人気位になり追いこすまでガンバルゾー。
試験が近づいていますね。でも「テイク・ア・チャンス」を口ずさめば，一発でＯＫ。チャンスがあなたにやってくることまちがいなし！
さあ，今回は映画の特集です。ホットな記事をあつめました。寒さとんでけー。
前号でお知らせした通り，Ｄ．メイトの船山さんが１月末にフランスで行われた国際音楽見本市“ミデム”にいらっしゃって“ＡＢＢＡ ｔｈｅ Ｍｏｖｉｅ”を見て，その上なんと，生の（？）メンバーに会ってきたのです。そこでＦ．Ｃでは，今日はフランス明日は赤坂と世界をとび回って大変お忙しい船山さんに土下座してお願いして，会報に，映画の内容や，メンバーの印象，問題のビヨルンさんの素顔はどうかなどを書いてもらいました。楽しんで下さい。（何を楽しむんだろう…）
みな様こんにちは。私は 船山注１ です。未熟者ではありますがＡＢＢＡ主演映画「ＡＢＢＡ ＴＨＥ ＭＯＶＩＥ」を皆様より一足おさきに見させていただきました。それに皆様の許しを得ずメンバーに会い握手なんかもしちゃいました。石を投げられてもいいんです。私の「ＡＢＢＡ会見記」を独断と偏見に満ちた文章でお届けします。では，では……
時は１９７８年１月２３日。所はパリから飛行機で１時間カンヌ，避暑地で有名なニースの海岸を前に建つグランド・ホテルのロビーでＰＭ３°ＡＢＢＡに会う事になっていました。私たち（ディスコメイトレコード関係者）は美しい白い砂浜に波が打ちよせ，どこまでも続く青い空をながめながら，お昼ごろ海岸通りの道を歩いていました。
すると，本当に偶然なのですが横シマのＴシャツのビョルンを始めベニー，フリーダが歩いて来るではありませんか。うわうそみたい！ いや現実だ！ すぐさまミーハーになりきる私としましては，かけよりしどろもどろの英語で自己紹介をしたのです。まずフリーダ，そしてベニー。ベニーは自分の方から先に名のってくれました。フリーダはニコッと握手をして，まわりの人々がＡＢＢＡと気がついてカメラを向けたのに気づいてベニーのそばにかけ寄り手をつないで足早に歩いていってしまいました。一瞬のでき事だったので私はあ然として後姿を見送ってしまいました。
さて，心を落ちつけて……と私は我に返ろうと努力しました。昼食ものどを通らないくらい感激したんですから。それから３時間たちいよいよ約束のインタビューの時間が来ました。がＡＢＢＡは各国のインタビューがつまっていて私たちの前のカナダの記者につかまってやや時間がおしていました。（この写真はそのカナダの記者のインタビューをじゃまして撮った写真です。） ３時１５分ごろ，フリーダ，ベニー，ビョルンが「遅れてすみません」というかんじで私たちの前に現れました。皆一瞬キンチョー私は一人一人じっと観察。ソファーにフリーダをはさんでビョルンとベニー。ムヒヒ… どちらもなかなかやさしそう。フリーダはふじ色のオフ・タートルのセーターに同色のベストを着て静かにほほえんでいました。さて，インタビューが始まりました。ＡＢＢＡ ＴＨＥ ＭＯＶＩＥの話，そしてＡＢＢＡ ＴＨＥ ＡＬＢＵＭの話，このアルバムがスウェーデンでは（人口８００万人）８０万枚も売れているとビョルンは語っていました。日本でも多くの人に聴いてほしいとも言ってました。ＡＢＢＡは一体世界中でどのくらいレコードが売れているのかという質問に３人顔を見合わせフーと天を仰ぐジェスチャー。どのくらいか本人たちも見当がつかないらしい。ようやくビョルンがアルバムだけで２，５００万枚？ ３，０００万枚ぐらいかな？ シングルを入れると……わからないなーと答えてくれました。（私どものデーターによりますと５，０００万枚〜６，０００万枚ぐらいらしいのですが…） 話は来日の事へと進むうちに３人の性格もだんだん察せるようになりました。フリーダはいたってひかえめですがやや神経質の様です。話す時は静かな口調で小さな声で話します。余りジェスチャーもみせず話の終わりにニコッとする表情がかしこそうなかんじです。ベニーはわりとのんびりやさんみたいです。だれにもやさしい口調で話し，本当にあたたかい人柄が感じられます。 私たちのインタビュー中にスウェーデンの雑誌の女性ライターがわりこんできて，グチャグチャ横から話しかけた時もベニーは，笑顔で答えてあげていました。茶系にまとめた服装が落着いたセンスを感じさせました。ビョルンはと言うと，気さくでいい人，写真で見るよりはるかに美男子！！ グループの中では一番良く話し，目がクリクリして笑い顔が実にカワイイ。全然気どらず一生懸命話を聞いて答えてくれる。白い綿のズボンと明るいブルーの上着，そしてブルーのしまの入ったシャツを着てシンプルに決めていました。
アバの日本での人気がこのところ急上昇，ぜひとも来日してほしいとの声にメンバーはこう語っていました。「私たちは一度日本へ行った事があるので日本の人々が大変良い人たちであるのは知っています。ファンの方々にもコンサートでお目にかかりたいとも思っています。しかし，ＡＢＢＡのコンサートは実現までに莫大な時間費用がかかり，私たちはレコーディング，映画のプレミアと５月ごろまで仕事がつまってなかなかコンサート・ツアーをするのは難しいのです。でも映画が日本でも６月〜８月ごろ上映されるのでその際，日本へ行くかもしれない。コンサートを見られないファンの為にこの「ＡＢＢＡ ＴＨＥ ＭＯＶＩＥ」を作ったのでぜひともまずは映画で僕たちのライブを楽しんでほしい」と。とにかく世界中で売れているＡＢＢＡだけに猛烈に忙しいようだ。私たちのインタビューの後はイギリスが待っていた。
その１：第１回Ａ．Ｆ．Ｃ人気投票のお知らせ
「ジ・アルバム」の２／２５発売を記念してアンケートにみなさん参加していただきたいと思います。投票してもらうのは
以上をハガキで住所，氏名，会員番号を忘れずに，ついでに，御意見御希望も書き添えて，ＡＢＢＡ．Ｆ．Ｃ．「人気投票」係へ。尚，友だちや家族にファンがいたらその人にも協力してもらって下さい。協力して下さった方の中から抽選で，向こうのＡＢＢＡニュース写真，ステッカーなどをさし上げます。しめ切りは３月２０日の消印まで。結果の発表はＶｏｌ．６で。みなさんの協力をお待ちしています。
その２：こちらのミスで会員証がまだ届いていない方，まことに申し訳ありませんが，ハガキでＡＢＢＡ．Ｆ．Ｃ．「会員証」係まで連絡して下さい。大至急送ります。スミマセーン。
その３：質問その他はお手紙でどうぞ
電話だとＤ．メイトのみなさんの仕事のジャマになりＦ．Ｃが村八分にされてしまいます。会報が来ないなどは「トラブル」係，質問などは「問い合わせ」係へ，住所変こうの方は赤で「住所係」とハッキリ書いて下さい。
（あて先は省略します）
樹音サン
Ｈｅｌｌｏ！ Ｆａｎのみんな！ 今回の（Ｖｏｌ３）ＤＥＮＧＯＮＢＡＮ読んで私も思った。ウン。ピンクレディーのこと…。でさ，うちの弟Ｐ．Ｌ（ピンク・レディ）の大Ｆａｎなんよ。だから「Ｐ．Ｌの衣装ＡＢＢＡのまねだぁー」と言ったら「Ｐ．Ｌが悪いんじゃない。デザイナーがまねしたんだー」といいよった！ くそ！ で，また私が「Ｂｕｔ Ｐ．Ｌもまねしたー」といってやった！ その日以来私と弟は対立しているのだ！ 私はＡＢＢＡのためにそして全国のＡＢＢＡ Ｆａｎのためにもこのけんかには勝利をおさめてやるぞー！
片瀬海岸の恐怖のなんちゃんてねえさんこと桃色婦人
Ｐ．Ｌ．（ピンク・レディ）にけちをつけないで下さいませ。Ｐ．Ｌにけちをつける前に日本で今人気Ｎｏ．１のあのＰ．Ｌ．でさえもＡＢＢＡのマネをしているのだと思えば腹も立たないというものです。ＦＡＮＣＬＵＢのみなさん。そう思ってＡＢＢＡをたたえよー！ ＡＢＢＡバンザイ！ ついでにピンクレディーがんばれ！なんちゃって。
以上の二通です。ペンギンとしてはなんちゃってねえさんに賛成ですね。あんまりこんなことやってっと，Ｐ．ＬのＦ．Ｃに石ぶつけられるから，この問題はこれでＴＨＥ ＥＮＤです。
作品は省略します
なお，このＡＢＢＡフェアはこのあと各地を回る予定です。詳しい日程は決まり次第報告します。
なお，５日（日）は八木誠氏のＤＪもありますよ。ＰＭ１°〜２° ＰＭ３°〜４°
注１： 会報には名前でなく似顔絵が描かれています。記事のリードで紹介されている投稿者名にChifumiが置き換えました。
注２： 会報には名字が記載されています。次の理由で，Chifumiがファーストネームに置き換えました。
前の号（Ｖｏｌ．３）では，会報にはフルネームが記載されているのですが，会報復刻方針（会報メニューに記載してあります）に沿ってファーストネームだけを記載しました。この号（Ｖｏｌ．４）でも同一の方をさしているのだとわかるように，前の号の復刻記事と同じ名前（ファーストネーム）の記載としました。
published: 1978-02
by The Japan Official ABBA Fan Club
this page created: 2021-11-07
by
MURAKAMI Chifumi