免停速報1

 7月22日に検察庁へ行ってきた。以前公開した戦艦に魚雷命中?の取り調べだ。
 私も暇だったので、少々ごねてやるつもりで出向いた。ごねる内容は、取り締まりの違法性と48Km/hオーバーの信ぴょう性についてだ。これらについては戦艦に魚雷命中?で、さわりを記してあるので参照されたい。以下、私(以下艦長)と検察官とのやりとりを簡潔に列挙しよう

検察官:
「違反内容の確認をします。5月24日滋賀県○○の名神下り線○○kmポスト付近で、大型自動二輪、ナンバー=八王子 す○○○○で、80km/h制限のところ128km/hで走行。48km/hの速度超過で間違いないですか。」

艦長 :
「速度超過の事実は認めます。キップにサインした後に言うのもなんなんですが、48km/hオーバーというのは納得できません。」

検察官:
「どういう風に納得できないのですか?」

艦長 :
「当時160Km/h以上で走行しており、正確には80km/h以上の速度超過が有ったはず。48km/hオーバーという数字は疑うに値します。しかし、捕まったときは面倒だったし、動揺して48km/hオーバーで助かったという錯覚に落ち、キップにサインしました。」

検察官:
度肝を抜かれた表情で「こんなにスピードを出していなかったと言った人は何人もいたが、もっとスピードを出していたのに納得できないという人は初めてですね・・・。どうして160km/hも出していたのですか?」

艦長 :
「急いでいたから。それと、この取締方法にも納得できませんね。そこに、50m後方を300m追尾して計測と書いてありますよね(と調書を指さす)。その300mに渡って追尾計測中は赤灯を回さなければならないと言うのはご存じですか? 実際には停止命令が出されたときに初めて赤灯が回転しました。」

検察官:
「そんなスピードで走る場合は、取締中以外でも赤灯を回す必要がありますね。なぜパトカーに追尾されているとわかっていて減速しなかったのですか?」

艦長 :
「赤灯が回らなかったのでパトカーとはわからず無視しました。計算上160km/hで300m走ると6秒強ですよ、6秒も赤灯が回っていたらだれでも気付きますよ。それに、48km/hオーバーというのは余りにも出来過ぎですよ。最高速度違反になるぎりぎりでメーターを止めたんですよ。」

検察官:
「警察も80km/hオーバーのところ48km/hで止めてくれたんじゃないですか?そうは解釈できませんかね・・・?」

艦長 :
「そういう解釈もできますが、そうなると警察が速度を調節して、でっち上げて検挙したとも言えますね。そんないい加減な取り締まりは納得できません。もっとスピードを出していたはずなのに、この程度で助かったと思わせて、キップへのサインを促しているだけじゃないですか?(艦長もまんまとこの手に引っかかった)」

検察官:
「裁判になった場合、争点は48km/hオーバーかそれ以上かと言うことになると思いますが、48km/h分の罪は認めていらっしゃるので(冒頭で違反の事実は認めている)、不起訴になる可能性は低いですよ。取締方法についてですが、以前似たような判例があったんですけど・・・(と何やら探して調べ始める)。警察に赤灯を回していなかったと問い正しても、そんなことは無いと言ってくるでしょう。その時の判例では、著しく違法な検挙でない限り認められるというものでした。ですから、赤灯を回していなかったという位では違法とは言えないかもしれませんね。80km/hオーバーというのは私も経験したこと無いのですが、かなり重い罪になると思いますよ。」

艦長 :
「・・・(ちょっと立場が悪くなってきた(^^;;)」

検察官:
「まあ、48km/hで許してくれたと思っていただけませんか?」

艦長 :
もともと裁判沙汰にするような気はなかったし、検察官がいい人だったのであんまりいじめると可哀想なので、快く?了承する。

検察官:
「裁判には略式と正式と有りますが、どうされます?・・・」

と、以降は略式裁判への事務手続きをして終わり。まあ以上の様なやりとりをしてきたのだ。罰金は、また1週間ほどして裁判所から連絡があるそうなので楽しみに待っていただきたい。

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