我が艦隊の戦艦に魚雷命中?

 去る1998年5月24日大雨の中、戦艦ZZRを東京から移送中に敵魚雷が命中!48km/hオーバーで拿捕されてしまった。
 東京から広島に向けて東名、名神と大雨の中ながら順調に航行していた。滋賀県海域に突入したあたりで、一時的に雨が上がり路面も乾いてきた。これまで、轍に深々とたまった水にタイヤを取られ、120km/hを越えてスロットルを戻すとリアがロックしたり、前車の巻き上げる水しぶきで視界が確保できなかったところに、走りやすいステージが用意された。当然、本艦は巡航速度を上げた。大しけの海上では、がんばっても120km/hペースだったが、平均作戦巡航速度である160km/hで巡航を開始した。
 すると、しばらくして追走してくる雷跡を確認した。ミラーの中に小さく移るその雷跡は白い79年型のコルベットと思われた。艦長はミラーの中でかろうじてその存在を確認しながら、えらくぶっ飛ばすコルベットだなーと思い、雷跡を確認するために少しペースを落とした。ミラーの中のその雷跡をじーっと見ていると、赤燈が回りだした。なんと敵白色艦隊(パトカー)だったのだ。このままブッちぎるかどうか艦長は判断に迷った。晴れていればいざしらず、このまま逃走してまた雨が降り出せば転倒して撃沈するか、ペースを上げられずにそのまま逮捕・・・ということが考えられたので、指示に従いバス停に止まってしまった。
 電探を装備していたので、前方のレーダーばかり気にしていたのだ。しかも情けないことに、敵艦が潜水艦(覆面パトカー)ならいざ知らず、普通のパトカーに拿捕されてしまったのだ。敵艦の正体は白い三菱GTOだった。ブッっちぎれば良かった・・・落ち着いて考えれば、すり抜けしていけば、四つ輪がついてこれるはず無かったのに・・・
 普通、パトカーは白黒のツートンだが、そのGTOは正面から見る限り真っ白だった為発見が遅れてしまったのだ。しかも、追走を始めてから赤燈が回るまでの時間が短すぎる。本来、追跡検挙は50m後方を300mにわたって追尾し、その間の速度を測定することになっている。また、測定中は赤橙を回転することになっている。高速道路で車間50mというとかなり接近しているはずだ。しかし赤燈が回ったのは、ミラーで確認できるか出来ないかの距離だった。また、160km/hで300m追走すると約6.75秒かかる。しかし、発見してから赤燈が回るまで5秒とかかっていなかった。
 もうサインしてしまったので、いまさらブーブー言ってもしょうがないが、落ち着いて考えれば、明らかに違法検挙であったのだ。48km/hオーバーというのもおかしい。余りにも出来過ぎだ。GTOが追尾してきた速度は確実に180Km/hを越えていた。その状態で計測されたら100km/hおーばーのはずだ。奴らは人情のつもりで免停どまりの48km/hでメーターを止めやがったのだ。奴らの点数稼ぎにまんまと乗ってしまったわけである。おまけに、そのポリ公は勤務中にもかかわらずモクまでふかしやがった。
 捕まったときは、免許の住所変更をまだしておらず、免許の住所を管轄する検察から連絡が来るという。これは大変だ。出頭のために、また東京くんだりまで行かないといけないのか? と思ったが、後日東京の検察から葉書が来たので「行けない」と連絡したら、「広島に書類送検(?)するから、そちらの検察から連絡が来る」ということだった。
 同じようなスピードで捕まった友人によると、罰金は7万円アップだという。重大な損傷を受けてしまった。法外な自動車税に続いて、また腐りきったこの国に大金を恵んでやることになりそうだ。
 クソー! 今度追っかけてきて見ろ、絶対逃げ切ってやる! 白色艦隊に告ぐ!我が艦隊を甘く見ない方がおりこうなのだ。
 歩行者天国があるのなら、自動車・バイク天国もアリだと思う(クローズドサーキット除く)。速度無制限、何でもアリの夢のバトルロイヤルステージ・・・その名も「自動車楽園法」。かえって抑圧される事がないので事故は減ると思うが・・・如何だろう。どこかの政党が公約にしたら、今度の選挙で貴重な1票を入れてやろう。
 罰金が確定したらまた報告しよう。

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