ヘッドライト

 ヘッドライトはご覧の通り、リトラクタブルライトだ。開閉は電気モーターではなく、エンジンのバキュームによりアクチュエーターを動作させて行っている。よって、アクチュエーターのシールが劣化するとエア漏れを起こし、ライトが上がらなくなる。(トラブルと対策のヘッドライトが上がらない参照)
 ライトの周りは、プラスチック製のベゼルで覆われている。このベゼルだけを黒に塗る人や、ボディーと同色で仕上げる人など様々だ。ライト自体は、4燈式のシールドビームを用いている。普通のタングステンライトでは暗いので、国産のハロゲンライトに交換すると良い。シールドビームでも、ハロゲンライトは存在するのだ。また、サイズは決まっているので、バルブ交換式のように適合車種を探す必要もない。国産用の物を使わないと、レンズカットが異なるため車検でハネられてしまうので気を付けよう。
 ライトスイッチは、2段階のプルスイッチで、1段目でポジション、メーターなどの照明がONになり、全部引っぱり出すとヘッドライトが点灯すると同時にポップアップする。また、このスイッチにはメーター・車内照明の明るさを調節するボリュームも内蔵されており、ライトスイッチノブを回して照度調節できる。

ライトスイッチ

 ライトスイッチのバキューム系に異常が生じたときなどの為に、エマージェンシー用のポップアップバキュームリレーが用意されている。スイッチは、ステアリングコラムの左下、膝小僧辺りにプルスイッチがある。本来、エンジンを切った状態でもこのレバーを引くとライトが上がるはずなのだが、バキュームタンクの密閉性が低下しており、1分も放っておくと完全に上がらなくなる。

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