ブレーキ

ブレーキ

 ブレーキはスポーツカーらしく、4輪とも対向4ポットのベンチレーテッドディスクが採用されている。しかし、その設計は古く、'65年から一切の変更は施されていない。故に、コルベットの弱点として取り上げられることが多い。よくあるトラブルは、現象としては最悪な「ブレーキが効かなくなる」ということだ。コルベットのキャリパーピストンは、シリンダーの中で首を振る構造をしている。よって、ローターに叩かれたりすることでエアを咬むことが多いようだ。
 また、ブレーキトラブルを訴えない車もあるが、ブレーキパッドを交換したとたん、不調を訴える場合も少なくない。これは、キャリパー本体が鉄で出来ており、シリンダー内が錆で虫食いになったところに新しいパッドによってピストンが虫食い部分まで押し戻され、オイル漏れやエア咬みを引き起こすものだ。トラブルと対策の恐怖のステンレススリーブキャリパー参照。
 また、マスターシリンダーも鉄で出来ている。信じられないが、事実だ。ラインも鉄で出来ているので、すぐにフルードは錆色に変色してしまう。ステンレスラインも売っているので、ひどい場合は交換すると良いだろう。

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