Dr.Michel D. Rogers(EUバイオテクノロジーとリスク分析 専門官 )(2002年1月)
−USとEUの「予防」と「予防原則」のアプローチの違いー
USとEUはGMOからBSE、気候変動まで多くの健康・環境のリスクの規制が一致しなかった。
EUは不確実なリスクを予測して規制する。しかし、USは公式には予防原則を採用していない。
USの最高裁判所が「規制する前に、顕著な(significant )リスクの証明(demonstration)が無くてはならない」と判決を示している。
この判決が、1983年のNASのガイドブックに影響を及ぼし、過去20年の米国のリスク規制の基礎として科学的リスクアセスメントの採用に拍車をかけた。
一方欧州の規制は現実的により定性的なままであった。