EUの予防原則に関する考え方予防原則に関するEC委員会ガイドライン(2000年2月)より引用
予防原則は、リスクアセスメント・リスクマネイジメント・リスクコミュニケーションの枠組みの中で。
予防原則に基づくアプローチは、可能な限り完全な科学的リスク評価から始めるべき。
許容できないリスク、科学的不確実性、公衆の不安に直面したとき、これに対する答には、アクションをとらないことも含まれる。アクションをとる場合も、法的拘束力のある措置から研究プロジェクトや勧告といったものまで広範な内容があり得る。
アクションが必要と判断する場合には、予防原則に基づき、
- 保護のレベルに応じた対応
- 類似の状況には同じように対処
- 過去の対応との整合性
- コストとベネフィットの検証
- 定期的な見直し(新たな科学的知見に応じた修正)…見直しを前提として暫定的措置を講ずる?
- 科学的根拠を生み出す責任の所在の明確化