竹島は韓国が実効支配している(政府答弁)


 ある土地を実効支配続けると、その国の領土とされることが多い。北方領土や竹島は、ロシア・韓国に実効支配が続いているので、日本の領土であるとの一方的主張は、困難だろう。このため、現実には、実効支配されているても、日本政府は「実効支配」と言いたがらない傾向がある。

 平成以降、国会で大臣が、竹島は韓国が実効支配していると、説明した例を掲載する。


竹島は韓国が実効支配しているとの政府答弁


久間章生防衛庁長官 平成10年05月08日 衆議員安全保障委員会
 先ほどの私の答弁をまず訂正させていただきます。二十七年と言ったのは、保安隊になったのが二十七年でございまして、自衛隊は二十九年でございます。なお、今の竹島につきましても、戦後、我が国が敗戦になりまして、自衛隊ができましたときからも、その時点でもう既に実効支配されておったという実態を承知しております。


川口順子外務大臣 平成16年03月12日 衆議員外務委員会
 韓国が実効支配をする中で、我が国が実効的な方法をとれなかった、実効性のある方法をとれなかったということで今日に至っているということは大変に遺憾だと思っています。

石破茂農林水産大臣 平成21年05月11日 参議員決算委員会 
 領土交渉は領土交渉としてきちんとしていきながら、我が国の固有の領土である竹島、そしてそこが実効支配されているという現実、これをどうするかというのはまた外務委員会等々で議論をしなければいけないところでございますが、そこにおいてどうやって漁業者の正当な利益を確保するかというときに、本来漁業者が得るべき利益というものをどう考えるかということはよく念頭に置かねばならないということを申し上げたものでございます。



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