レビュー第1回目
スペースインベーダーパート2
(CopyRight:TAITO)

ああ懐かしの物語…

 1978年にインベーダー大流行の後、続編として
 翌年1979年、世に送り出されたのが、
 このスペースインベーダーパート2。
 ゲームの作りは前作とほぼ同じですが、敵が分裂
 するフィーチャーが加わったり等、前作よりも
 難易度が高くなっており、前作を極めた館主の
 心を再燃させた秀作でした。
 今遊んでもなかなかイケて、当時高校生だった
 記憶がまざまざと蘇って来る心のゲームです。

     CopyRight:TAITO



 -館主談-

寝ても醒めてもインベーダーに明け暮れていた当時、行き着けのゲーセンに突如
現われた新作のパート2。

「インベーダーにナゴヤ打ちは邪道!攻撃しない敵を撃って楽しい?
はははははははは」

などと生意気盛んだった館主。
2時間と10分を掛けて10万点達成した事を密かにステータスにしていた
館主に新たな敵の襲来!漢なら受けて立つしかあるまい。

だが実際にプレーしてみると、
…これが結構難しかったこと…

… …

なんだ、前と変わらないじゃないか。…おや、トーチカに書かれている
数字の「1」はなんだ!?…。
(ほど無くして面数を表わしているものと判明。)

ふん、1面なぞ赤子の手をひねるようなものだ…
おや、なんか妙にでかいUFOが点滅して来る!
新手の敵母船発見!
PHI−!(弾の発射音。文字にて表現不能。)

…あれ、今、当たったはずなのに?なぜか手応えが無い…??
(消えている間は当たり判定が無いことを程なくして理解。当たった時の
500点がまた嬉しかったこと…)

…やや、前作のUFOも飛んできたぞ。健在だったか…
なんかとても嬉しいような… …(^^)
って、うわわ、何か落としていくっ!
(かなりの驚き)

イカが横倒しになってトーチカになってしまった…。
全くお生意気にもコケ脅しをするなんてこの俺様には笑止千万!
またおいで、はははははははははははは!!!!!!

おおお、カニが、カニが撃つと分裂するう!卑怯なりい!! …

次のUFO襲来では次々と生きたイカを落とされ、あっと言う間に侵略され
涙を飲む事態になることをその時点では知る由も無い館主であった…。

… … …

そんな思い出が蘇ります。ああ、当時は若かったです…
もう20年以上経つのですね。(既に枯淡の境地)

その後同級生から
「レインボーが成功すると、きれいな花火があがる。」
「55発でクリアすると残機が増える」
(↑残機増えは1発の無駄弾も許されない高等テクニックが必要)

などの裏技情報も聞き、それを確かめるのがなんとも楽しかったのを
覚えています。(^_^)



 -基板のウンチク-(素人な館主談)
この基板を見てみると、部品の付き方から、前作インベーダーの基板をそのまま
流用しているようです。違うのは「ROMの中味だけ」じゃないかと勝手に推測
してます。
(ROMを載せ変えて確かめたいのですが、万一でも壊れるのが恐くて
できないでいます。)

それから以前聞いた話では、何でもこの基板は電源を入れた際ROMデータを
全てRAMに転送してから後にRAMで動作する仕様らしく、RAMが1つでも
壊れるとウンともスンとも言わなくなる、恐ろしい仕様の基板と聞きました。
RAMも現在では製造中止のもので入手が困難な状況になっている事から、
猛者は部品取りの為にジャンク基板を何枚も抱えているようですね。



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