| −こいばな第7話−
 
 「プレミアム」に騙されて
 
さて、いつもいつも他人をネタにこのコーナーをUPしていましたが、たまには館主
 自身のこいばなも出してみたいとおもいます。
 さぞかし良いゲームかと思って購入してみたら、大きく目論見が外れた経験、
 皆様もお持ちかと思います。
 バ○○○○○のヘボゲーしかり、イ○○○アに至っては…
 いやいや、言いますまい。
 ただ、ここで今回UPするのは、少々目論見の外れ方が違ったお話です…。
 
 ・某月某日
 コンシュマーゲームも大好きな館主、いつも行き着けのファミコンショップ、
 シー○ル古川店を訪れた。
 1回の来店でゆうに30分はじっくりと堀だし物を探し回る館主、ふとショーケース
 を覗き込むと、そこに陳列されているスーファミのソフト
 
 「アンジェリーク プレミアムBOX」
 
 が目に入った。
 なんせ、ゲームグッズは言わずもがな、「限定版」やら「プレミアム」やら名前が
 付いているものには目が無い館主。
 ゲームの内容は全く知らないが、なんだかかわいいギャルの絵が外箱に描かれて
 いるではないか。価格は8,000円程でちょい高め。
 「ウル○ラマン」の基板なら8牧は買える…
 暫く考えた末、購入を決定。お世話になっていたIさん(退社され、最近会う機会
 がなかなか取れず寂しい限りです。)に声を掛けた。
 
 「すんませーん、この、アンジェリーク
 プレミアムBOX下さい!」
 (一際響くでかい声)
 
 Iさん、何やら少し変。妙におかしそう。
 
 「いやあ、プレミアムとか書いてあると、弱くてね…」
 と講釈を垂れる館主。「知らない」とは恐ろしいもの。
 
 早速持ち返ったがこの手のものは即開封してしまうのが惜しい。
 なんせプレミアム。
 暫くは本棚の肥やしにしたところで意を決してプレーして見ることに。
 …
 
 さてさて電源を入れてみると、何やら「りぼん」あたりにでも出てきそうなお部屋。
 相棒が男の子… ライバルが女の子で…
 
 「ははーん、この女の娘を屈服させるのがこのゲームの
 目的だな!いいじゃんいいじゃん、でへへへ…」(大誤解)
 
 程なくゲームを進めると、…なんだか様子が変。
 なにやら美男子な神様とか言う方々しか登場しない…。
 
 早速ゲーム雑誌のバックナンバーを引っ張り出しゲームのプレビューを読んで
 みると…
 
 「ただ通うだけでどんどん美男子の神様に好かれまくる女の娘
 と言う努力の嫌いな人種にとって実に都合の良い恋愛ゲーム」
 
 とある。… … … … … … … … … … … … … … … … …
 … … … … … … … … … … … … … … … … …
 … … … … … … … … … … … … … … … … …
 … … … … …
 はうああっっ!!!!!!
 …女の娘用のゲームだった… それはないっしょ!光栄さん!!
 
 この時程後先を考えない自分の愚かさを憎んだ時はありません。
 
 ひょっとして館主の人格を誤解されているやもしれんと、
 後日ファミコンショップに出かけた際、Iさんに声を掛けてみた。
 
 「いやあ、あれって女の娘向けのソフトなんですねえ、私、知らなくて…」
 
 …するとIさんはニコニコしながら、信じられないことを言い出した…
 
 「いやあ、うちのお店でこれを買われた男性のお客様は、
 あっくんサンだけ
 です。」(^^)(^^)(^^)
 
 あああ、頼むIさん、そんな目で俺を見ないでくれ!違うんだああああ!!!
 
 …いやこれ以上言えば言う程ドツボにはまると言うもの。
 早々に買い物を済ませて退散するしかない館主であった。
 
 みなさーん、「限定版」やら「プレミアパック」やらに
 騙されてはいけませんからねえええ!!!(T_T)
 (言う資格無いかも)
 
 
 
   
        これが情けない「アンジェリークプレミアムBOX」です…恥ずかしくてもう売りにも行けませぬ。(T_T)
 
 
 
 
          -館主談-
 世の中知らないままの方が良かった時もございますが、もし疑問を抱かずに
 ゲームを続け、うっかり感化でもされていたらと思うと気が気で無い今日この頃な
 館主でございます。
 もしかすると今頃は新宿歌舞伎町あたりをランニングシャツ姿で徘徊し朋友を
 探し続けていたのかも知れませぬ。
 
 
 
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