| −こいばな第23話−
 メッ○ール巡礼
 
 このコンテンツはいかなる宗教団体とも関係はありません。
 
   
聳え立つメッ○ールの金字塔 
さてさて、また本道から外れたコンテンツで申し訳ありません。上は、基板を背景にする事により無理矢理基板ネタに結び付けようと試みて結局
 失敗に終わった画像です。
 これよりお話する内容にはどこにも「基板の話」は出てきません…
 
 昨日相互リンクのNightStrikerさんが館に遊びにいらっしゃいまして、
 館主大切なお客様としてNightStrikerさんを精一杯もてなさせて頂いた、
 稀に見る美談なぞUPしてみようかと思います。
 
 
 
−2000年10月 7日−
 
 HPの掲示板引っ越しに手を染めた館主、夕方になりcgiの仕様で不明なところが
 あり、暫く顔を出していないNightStriker氏(以下はout氏と呼びます。)
 に確認してみたくなった。
 引っ越し先の新しい掲示板、実は新しくも何とも無く、既に1年程前にUPして
 いたものをつい使いそびれていただけのもの。(… …)
 cgiを組んでくれたのはout氏。
 
 人間が出来ており親切で温厚で人徳者な彼であれば自分の都合など顧みず
 困った私の為に隣町から15キロの道のりを高級フランス車プジョー405Mi16
 で3分以内で飛んで来てくれるはずだ。
 まあ多少無理難題を言っても誉め殺しでおだてておけば、今後共交友関係に傷が
 付く事はあるまい。
 
 早速out氏の名刺を探しながら電話機の前に歩み寄ったその時、 …
 突然館の電話が鳴り出した。
 
 受話器を取るといつも聞き覚えのある酔っぱらいの声。
 
 「…outです、今三陸(館から徒歩3分の飲み屋)にいるんですけど、
 これから行っていいですか?」
 
 なんと言う事だ。呼ばなくてもこれから館に来ると言うout氏。
 偶然の飲み会。
 全く不思議な漢二人の運命の赤い糸。…こう言う事を諺で何と言うのであろう。
 (皆様申し訳ありません、前回のこいばながまだ抜け切れていないようです。)
 
 ふと「飛んで火に入る」と言う言葉を思い出したが、理由は良く判らないが多分
 これは間違い無いであろうと予感した館主。
 … … … … … … … …
 
 さて、それから2時間経って、… out氏はやって来た…。
 さすが友達がいのある良い奴だ。
 大方100mの距離を千鳥足で5Km程歩いたのであろう。
 
 へべれけout氏には早速困り事の相談に乗って貰い、程無く問題はほぼ解決。
 
 out氏からcgiについて色々とアドバイスを貰った事に対し、大した恩返しが
 できなかった事を悔やむとても義理堅い館主ではあるが、out氏も連日の疲れ
 かどうかは知らないが赤い顔で半死に状態になってきたので、その日は布団を
 敷いて寝る事にした。
 
 −2000年10月 8日−
 
 翌日。
 目が覚めて体を起こすとout氏もむっくり起き出してきた。
 たわいもないこいばなの際にふと思い出したのは、out氏が
 あの滅コールの自動販売機のあり場所を知っている
 と言う事。
 以前メッ○ール半ダースを武器に突如館を夜襲した前歴もある。
 (out氏はいかなる宗教団体とも関係はありません。)
 
 館主はふと思い立った。
 そうだ、out氏に受けた昨日の御礼を
 是非滅コールで返してさしあげねばと。
 
 長い間相互リンクのぎゃっかさんと約束したままのメッ○ールの追加発送も
 これで果たす事ができるのであるから一石二鳥とは正にこのこと。(^O^)
 
 早速out氏に依頼し、販売機のある所まで連れていってもらう事になった。
 
 … … … … … … … …
 
 程なく身支度を整え、プジョー405Mi16に乗り込み古川を出発した漢二人。
 目的地は塩竈市。
 405の排気音が重厚で心地良い。まるでマフラーを抜いて直管にしたような
 爆音のような響き。
 そう言えば昨年マフラーが落ちて、out氏が自分で修理した際ジョイント部に
 ピコーの缶
 を使ったと以前に聞いた。
 缶を再生利用するなんてフランス車は日本車と違ってなんと地球に優しい作り
 なんだと感心した館主ではあったが、ピコ−の管いや缶は直ぐダメになったそう
 であるから、その辺は日本車の方が信頼性が良いのかも知れない。
 いや、なる程良い音がするはずである。
 (もう少ししたら直すそうです。)
 
 … … … … … … … …
 
 約1時間後、塩竈に付いたプジョー405。
 結構塩竈港に近い表通り。
 (下の写真を見て覚えておけば、ここに買いに行きたいと言う方のお役に立つ事
 があるかも知れません。…いればですが。)
 
   
out氏が指さした方向には… …あった…話に聞いていた自動販売機。
 何と民家の門の側に設置されていた。
 普通とは違う販売機。そこはかとなく怪しいオーラが発散されている存在感。
 
   
早る心を抑えながら近付いてみると、なる程メッ○ールの缶が見える。気分はすっかりメッカに辿り着けた巡礼者な気分の館主。
 いや、全く来た甲斐があろうと言うもの。
 
 これで館に戻ってからout氏に館特製の
 メッ○ールフロート
 をお見舞いいや御馳走する、満足の行くお礼返しができる。
 
     
画像右上は貴重です。メッ○ール缶が2種類揃ってます。 銀色のものが旧仕様、白色のものが最近のものです。
 
…out氏の財布からも小銭を集めて準備できたのが1100円。これでちょうど10本買える。
 
 早速販売機に向い、連コインしてメッ○ール缶を取り出す作業に従事する館主。
 館主これでも最近連コインだけは得意であり、既に枯淡の境地を悟っている。
 …ゲームネタに結び付けてみた自分がふと悲しくて笑える。
 
   
「チャリンチャリン」「ピピピピピピピピピピピピピ」
 「…ゴットン」
 「チャリンチャリン」
 「ピピピピピピピピピピピピピ」
 「…ゴットン」
 ・
 ・
 ・
 ふと気が付くと、民家から女性が出て来た。
 こちらを見ているいぶかしそうなその目。
 地面に並ぶ仮置きしたメッ○ールの缶…
 
 いや決して私達は怪しい者などではない。
 
 どうかそんな目で見てくれるなと心の中で思い、そ知らぬふりをする漢二人。
 
 約8本程購入した時であろうか。自動販売気の音が変わった。
 「ピピピピピピピ … ピーーーーー」
 LEDの点滅の仕方も違う。
 
 館主:「…当たりだ…」
 
 自販機で当たった事など一度も無かったクジ運が悪い館主、やはり今回も
 クジ運が悪かった。
 … 何故ならメッ○ールがもう1本増える事になったのであるから …。
 
 程無くしてコインも尽き、計11本のメッコールを405の後部座席に
 無造作に放り込むことに。(下の画像)
 
 全てはoutさんに館スペシャルを御馳走して差し上げたいだけなのだ。
 …いや、ぎゃっかさんとの約束と言う大義名分もあった。
 
   
古川までの帰り道、松島(日本三景の一つ)は観光シーズンでのごったがえ。渋滞に巻き込まれ思うように進まない。
 館主はout氏が咽が乾いていはしまいか心配になり、コーヒー缶立てに先程の
 戦利品メッ○ールを置いて差し上げた。
 
 館:「ささ、飲んで下さいよ。」(^O^)
 
   
…out氏はメッ○ールに手を付ける事は無かった…。全く人の親切を何だと思っているのであろう。
 「お友達リストから外しちゃうよ。」
 と一瞬言ってやろうかと思った館主であるが、持って産まれた心の広さから
 仕方なく今回は勘弁してあげる事にした。
 … … … … … … … … …
 
 さて、途中買い物等しながらやっと古川に舞い戻ってきた二人。
 早速メッ○ールを1本開け、接待用スペシャルを手掛ける事にした。
 
 「プシッ」と言う音と共に、得も知らぬ匂いが部屋に漂い出す。
 液体は黄金の輝きの泡が立ち、由緒正しいチョギョン鉱泉水で出来ている事を
 現しているかのよう…。
 
   
準備を進める。アイスクリームを乗せ、ストローを挿して、できた館スペシャル、
 
 メッコールフロート。
 
 館:「さあ、outさん、どうぞ。」(^O^)
 
 嬉々として勧める館主。いや、こんな楽しい瞬間があるものか。
 「人の嫌がる事を進んでしましょう」と学校の先生も教えたではないか。
 
   
危険ですので良い子の皆様は真似しませんよう。 
館:「ささ、折角接待用に準備したんだから遠慮せず。」
 
 o:「『撃退用』の間違いじゃないですか?」
 
 …とんでもない事を言い出すout氏。
 館主の気迫に押され、シブシブ上のアイスだけは口にした。
 
 o:「この、メッ○ールの染みた部分の味がなんとも…」(T_T)
 
 … … … … … …
 
 そんなout氏の呟きをよそに、まだ残っている10本の使い道をどう他の
 お客様で試して差し上げるか、既に考えは別の方向に向いている館主なので
 あった。
 by館主
 
 
 
          -館主コメント-
 
 人様から受けた御恩。
 決して忘れずに返して差し上げる事、皆様常々忘れぬよう心掛けましょうとも。
 
 ちなみにメッ○ールの味はと申しますと… いや、それは皆様が実際に飲んで
 お確かめ下さいませ。言葉で現すのは難しいかと思いますが、outさんの
 言葉を借りれば
 「焦げた麦茶にシロップの甘さを加えたような味」
 だそうで、まあ、 … … 某所から万が一にもお叱りを受けぬよう、この辺で
 今回の件お茶を濁しておきたいと存じまする。
 
 
 
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