| コンシュマー第2回
 −FIST−
 (Imagineer)
 洗練され尽くしたポリゴン表示
 
     
Copyright:Imagineer 
どうしたものか、館主急に格闘技ゲームを紹介したくなりました。どうも更新は気まぐれで、前回も「銀河仁侠伝」が何時の間にか「ずんずん教」
 に変わっていた…なんて事が怏々にして起こったりしまして…。
 …いやどーでもいーことでしたか。(^^;
 
 早速このゲームを紹介しようと思い当館のコンシュマー棚を探してみたの
 ですが…
 どうもお目当てのFISTが見つかりません。
 ひょっとしてコースターとして使ってしまったのかも知れません。
 
 そんな訳で今回は保存版にするつもりだったFISTを開封する事にしました。
 なに、遊んでこそゲームです。何故かちっとも惜しい気がしないのはきっと館主
 がゲーマーだからなんでしょうとも。
 
 このゲ−ム、イマジニア様から1996年に出たPS用対戦格闘技ゲームです。
 いや「ゲーム」と言ってしまうと御存じな方から折檻を頂いてしまうかも知れ
 ません。「ゲーム」などと言う低俗な言葉で言い表したらFISTに大変失礼
 でした。
 
 実は館主、天下のイマジニア様が出したゲームなので必ず面白いだろうと確信
 し、予約の上定価で買った忌いや懐かしい過去があったりします。(本当)
 今でも某ファミコンショップでは380円もすると言うのですから、未だにその
 評判の高さが続いている不朽の名作と言えるのでしょう。
 
 さて、前振りはこの位にして早速このゲームを紹介致しましょう。
 …申し訳ありませんが便宜上コンテンツ中では
 「FIST」を「ゲーム」と呼ばせて頂きます
 こと、皆様平に御容赦下さいませ。
 
 
 
1.ゲーム内容
 
 大変斬新で画期的なポリゴン3D格闘技ゲームです。歴史に残る名作と言って
 宜しいでしょう。
 いや、これは「名作」と言う陳腐な言葉で語ってはいけませんでしたね。
 正しくは「傑作」と言えるものでしょう。
 いや、誰しもが「これは傑作だ!」と唸らせる力量を持つゲームです。
 実際イマジニア様の3Dポリゴンの技術力はたいしたもので、徹底して洗練
 されたポリゴン数が表現するグラフィックを目の当たりにした方であれば誰しも
 が驚かされる事でしょう。
 発売時、アーケードではバーチャ2などと言う物が一世を風靡していた時期と
 記憶しておりますが、営業の方が自信たっぷりに
 「同等かそれ以上のデキになります」
 とおっしゃったとか聞きましたが(真偽の程は定かではありません。)、本格派
 3Dポリゴン格闘技ゲームがコンシュマーで遊べると言うのですから、
 当時のマニアはどれ程期待に胸を膨らませていた事でしょう。
 
2.ゲームストーリー
 
 
   
               CopyRight:Imageneer
 アイドル。それは少女達の憧れ。
 日夜厳しいレッスンに励む者。スカウトマンの目に留まろうと町をさまよう者。
 その地位を獲得する為に、少女は様々な努力をする。
 今回のオーディション優勝者には有名プロデューサーによる曲が提供され、その
 歌はテレビ番組とのタイアップをされると言う。
 しかし、その優勝する条件は「誰よりも強い者である事」であった…。
 
 どうしたことか館主、顔が燃えてきてしまいました。
 いや、かつて無い斬新なストーリー設定ですね。常人は到底思いも付きません。
 
 以下に登場する「アイドル候補」の8キャラを紹介致しましょう。
 
     
     
     
CopyRight:Imageneer(上の画像6点) 男性キャラ2人についてはHP容量の無駄遣い
 を回避する為やむなく割愛させて頂きました。
 
 
上から順にキャラクター名を紹介すると、
 桃山 愛 (ももやまあい)    バニー・メイ
 青木 真琳(あおきまりん)   マリア・クリステル
 土月 真澄(どつきますみ)    刻風(ときかぜ)
 
 となります。
 他2名の野郎キャラ名につきましては、HPの容量の都合上Txt文を少しでも
 短くする目的で割愛させて頂きました。
 
 上の画像はデモから撮ったものですが、なかなか良くアニメーションしており、
 何故かしら本編よりも出来が良いのです。
 思わず「これは2Dゲームか?」と勘違いしてしまう程です。
 
 真面目な話HPの容量の関係でムービーなど入れられませんから、以下に2枚
 デモアニメーションの画像を紹介しましょう。
 ほら、短い時間にこれだけグリグリアニメするのです。
 
     
CopyRight:Imageneer 恐らく本編の開発コストの10倍は掛けたものと思われます。
 いえいえ、決して館主個人の趣味で紹介をしてはいませんよ。
 ポニテ体操着は世のお約束と言うものに過ぎません。
 
3.ゲームシステム
 
 8方向3ボタンのゲームです。
 ボタンはP(パンチ)、K(キック)、G(ガード)の3つです。
 例によって画面上の黄色いライフゲージなるものを削り合うゲームです。
 その他、組み合わせにより「ヒップアタック」(まりんちゃん)とか数種類
 技が出るようです。
 
 ですが、実際ゲームをしてみればお判りになるのですが、
 技は覚えなくても大丈夫
 です。
 何故ならば、しゃがんだまま連続Kボタン連打をしていれば黙ってエンディング
 を見る事ができるからです。目をつむっていてOKです。
 (本当ですからお試し下さい。)
 世の中にはRPG等誰でも暇さえあればクリアできる「盲導犬タイプ」のゲーム
 があります。
 このゲームも恐らく業界初「対戦格闘技版盲導犬ゲーム」だと思われまして、
 プレイヤーを選ばないその間口の広さには驚かされます。
 
 このゲームを遊び過ぎてコントローラーが壊れるとしたら、それは↓ボタンと
 ×ボタンの2つだけでしょう。
 
 それから、操作性については全てにおいてボタンを押してから一拍置いて
 レスポンスがあるシステムですので、上級プレイヤーの高度な読みが必要に
 なっており、そのテクニックを拾得するまで飽きさせない仕様になっています。
 「操作性があまりに非道過ぎる」
 と嘆くのは、きっとその方が初級プレイヤーだからだと思われます。
 
 
 4.ゲームの合間のビジュアルシーン
 
 対戦を始めて3人目、6人目、8人目をクリアした後にちょっとした御褒美に
 ビジュアルシーンが各キャラ毎にあります。
 以下の画像をどうぞ。画像は愛ちゃんプレー時のものです。(3,6人目)
 と言うか、館主このキャラ以外興味の対象 いや使った事はありません。
 
     
CopyRight:Imageneer 
この御褒美ビジュアルはなかなか良い出来で、「しゃがみK連打」と言う高度なテクニックを駆使し続けていたゲーマーに取っては心が和む一時
 なのですが、
 …うっかりこれをご覧にならない方が良いかも知れません。
 何故ならば、その後ゲーム本編が再開すると言う
 厳しい現実
 が待ち受けているからです。
 本編の3Dよりも2Dビジュアルの方が良い出来でして、鋭いゲーマーならば
 このゲームはラスボスを倒しオーディションに優勝するのでは無く、実は
 「次の御褒美ビジュアルシーンを見るのがこのゲーム本来の目的」
 と言う事に程なくして気付くでしょう。
 
 
 5.厳しい現実
 
 さて、もう紹介するものは何も無い気がしますが、折角ですから実際のゲーム
 画像を紹介致しましょう。
 あ、皆様、モニターから少しお離れになってからご覧下さい。
 あくまで皆様の視力が落ちるのを心配しての気遣いなのですが、
 ついでに下に何が写っているのかも判り易くなると言う利点があります。
 慣れれば人に見えない事はありません。
 どうか想像力を逞しくしてご覧になって下さいますよう。
 うっかり近くで見てしまうとゼペットじいさんの作り物と勘違いされてしまう
 かも知れません。
 
     
CopyRight:Imageneer 愛ちゃん同キャラ対決。
 
体操着とスクール水着姿で容易に1P2Pの区別が付くようになっていますね。色だけで区別しているメーカーが多い昨今、こう言った
 一部のマニアを考慮した親切仕様
 は個人的にとても歓迎です。
 画像右上は決着が付いた後の「REPLAY」シーンです。
 ボタンの入力仕様と言い、ライバルのバーチャファイター2を意識した仕様
 ですね。
 SEGAがどう思っているのかは知りませんが。
 
 もう4枚程紹介しておきましょう。
 
     
     
         CopyRight:Imageneer(上の画像4点)バニーさんの尻尾が実は四角いと知ったのはこのゲームでです。
 
 いや、PSの機能を駆使した見事なポリゴンぶりですね。
 ついでに勝ちポーズをしているところの愛ちゃんのお顔も下にUPしておきま
 しょう。
 いやあ、身震いする程美人ですね。ガングロ姐様もこうは行きますまい。
 ポリゴン技術もここまで格段に進化したと思うと感慨深いものがあります。
 
   
              CopyRight:Imageneer拡大して見れば見る程ピ○ソ顔負けです。
 
 
 6.VGM
 
 大変良い、聞いていて非常に和む曲ばかりが流れます。
 曲自体程々良い出来でして、「しゃがみ連続キック」を目をつむって作業する分
 にはなかなか心地良く、ついつい眠くなる程です。
 しかしまあ、これ程今までの格闘技ゲームに無かった斬新な曲想を良く考え
 付かれたものです。
 そのセンスの前人未踏なハイブロウぶりには改めて感服させられてしまいます。
 
 
 7.「キャラ紹介」と言う名のおまけ
 
 コンフィグ項目中に「キャラ紹介」と言うものがあります。
 これにより各ポリゴンギャルがあらゆる方向から視点を変えて見る事ができます。
 いや、本当見る者に対して情け容赦無いあられもないポリゴン姿が拝めます。
 (…実は館主、この「キャラ紹介」の存在こそこのゲームを購入する直接の動機
 でしたが…。ふっ)
 
 下が「キャラ紹介」の画像ですが、画像をクリックすれば実際どこがどの
 ようにあられも無いか、身を持って思い知らされることでしょう。
 
   
                CopyRight:Imageneer
 その他、クリアしたキャラについては紹介中の「ムービー鑑賞」も選べるように
 なりまして、設定資料とか水着姿とか、まああっと言う間に見る暇も無い位に
 画面が次々切り替わりまして、気が付いたら終わっていると言う
 サブリミナル仕様ムービー
 を見る事ができます。
 
 
 8.あとがき
 
 皆様がこのゲームの魅力を少しでもお知りになって頂けましたら幸いです。
 いや、実際このゲームの存在はどれだけ同人ゲーム製作の方々の励みになった
 ことでしょう。
 イマジニア様、本当にありがとうございます。
 
 しかしこれをマイナー方面で超える同人ゲームをいまだお目に掛れないのは、
 館主の運が余程無いと言う事なのでしょう。
 いやいや、それだけ同人ゲームが格段に進化したと言う証拠なのだと、
 イマジニア様の名誉の為に申し上げておきましょう。
 
 文責:館主
 
 そう言えばこのゲームはサターン版もあったようですね。
 ポリゴン画像はもっとアレだと聞きますが、一体どうなってしまうのか館主全く
 想像も付きません。
 
 
 
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