樽から樽への移し替え


ケグからケグへ手軽に移し替えることができるのも、ケグの利点のひとつです。炭酸ガスを殆ど逃がさずに移し替えることも可能ですので、ここでは炭酸ガスを逃さずに移す方法を述べてみましょう。

まず移したい側のケグにビールの入ったケグと同じ圧の炭酸ガスを入れます。続いてプレッシャーレリーフバルブを開いて、ケグの中のガスを抜きます。この作業を数回繰り返すことで、ケグの中に残っていた空気が追い出して、炭酸ガスに置きかえます。

図のように、ビールの入ったケグのリキッド側のプラグと、空のケグのリキッド側のプラグを両端にリキッド用ディスコネクタを接続したホースで繋ぎます。この時点で空のケグの方へビールが多少流れますが、二つのケグの内圧が平衡した時点で流入は止まります。移したい側のケグのプレッシャレリーフバルブを緩めてガスが少しずつ抜ける様にすると、ガス圧の減圧に伴いゆっくりとビールが移動しますので、ビールの中の炭酸を逃がすことなく移送できます。

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