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私のイギリス・シュガークラフト留学作品集

このページは私がイギリスのブルックランズ カレッジで勉強したものす。
私はシュガークラフトの経験がありましたので、上のクラスのC&G7900(詳しくはプロフィールの所をご覧下さい)、パート I &パート II コースを取りました
なぜならこのコースは自分でケーキのデザインを考え出すという独立したデザインの時間がくみこまれていたからです。
この一年はデザインするほうに精力の大半を費やしました.デザインと共に規定のテクニックを全てクリアーすること。そしてやっかいなデザイン・シートというのがペアーになっています。
ですからこれらは全て私のオリジナル・ケーキという事になります.
この写真はブルックランズ・カレッジのメイン・ゲイトから見たもので、右側は駐車場、左側はグリーン・フィールドとテニス・コート。
 3時も過ぎるとほとんどの学生は帰り、とても静かになります.これからが野ウサギの天下で沢山のウサギが走り回り、翌朝にはウサギの穴埋めにおおわらわになります。
 あまり多すぎて可愛いらしと言うより、気持ち悪いぐらい。この道を行くと下の写真,本館に突き当たります.
この建物はウエイブリッジに昔の御領主様の館 で裏側に有る庭はこの時代の典型的スタイルで私はとても好きです.
 この後側、庭を挟んでシュガークラフトの教室があり、ケーキやパン、料理などケタリングの分野そしてレストランがあり、続いて学生食堂となっています。
 総合カレッジなので沢山の建物があちらこちらに有り、図書館、あとは森のような庭.
 ここは知らない学生も多く静かで散策にはもってこいし、キツネにめぐりあうこともありす。
ここはシュガークラフトの教室です。
 前に先生のデモンストレーション用作業台と鏡があります。右側は大きな窓でとても明るく私の好きな庭が見えます.
 この庭で天気の良い日はランチです.
 芝生に座るのもベンチに座るのも良し。寝ころぶのもまた良し。
これは教室の後ろ側です.
 私が居た時はレベルが上のクラスが座るようになっていました.
 ここに座る生徒は技術もあるし、クラスに慣れてもいるのでわいわい・がやがやと賑やかなので先生にはいつもにらまれていました。
 2年目には私はそのクラスの常連になりましたけど

以下が私がパート I のコースで創ったケーキの紹介です.

これはロイヤル・アイシングのパイピング・テクニックのケーキです.

使ったテクニックは、ナッペ、ブラッシュ・エンブロイダリー、ライン・ワーク、トレリス、エンブロイダリー、シェル絞り、レイス・ワーク、ランナウト.バスケットがモチーフです。
 ここで一番勉強になったのは、ナッペの仕方です。
 R・アイシングの柔らかさがとても大切で、小さめのパレットで何度も何度の塗り重ねます。私は徹底的にこの練習をしました。

これは上の写真のケーキのソース・マテリアルです。

右下のパスケット部分を取り上げています.

 

これはシュガー・ペーストのケーキです。
 テクニックとしては、ケーキとボードのカバーリング、マーべリング、ボードには葉を押しています. フリリング、ワイヤリングのフラワー、レタリング、ヌーメラル、(レタリング&ヌーメラルはランナウトです。)
ここでの収穫は、松ぽっくりの作り方です。苦戦しているとベテラン組みの生徒がいろいろアイディアをくれて完成しました.写真では分かりませんが,、一枚、一枚はりつけ、外と中の色がちがいます。
 これは私だけでなく皆もきにいったらしく参考にすると言っていました.マーブルの出方も気に入っています.サイドに松ぽっくりの種子がかわいらしく慎ましく、くっついているのを見てやってくださいね。

これは上の写真のケーキのソース・マテリアルです
色合いもとても気に入りましたのでそのまま取り込んでいます。
 余談ですが左下にあるイガイガは“ホース・チェスナット”で実は栗の実そっくりですが食べられないそうです。街路樹に使われています.

 

これはロイヤル・アイシングでランナウト・カラーを含むケーキです.

 このケーキの時はデザインを考え、ディベロップさすのに非常に手間取り、はすの花以外は手抜きしています。 
 私は細かい作業が苦手なのでサイドのエクステンション・ワークは何とも情けない仕上がりですが先生におまけをしてもらいました。
 ここて使用したテクニックは.ケーキにナッペ、ボードはランナウト,上下のランナウト・カラー,はすの花のカーブのランナウト,サイドのエクステンション・ワーク,レタリングです。
 

デザインのソース・マテリアルです。
 顔の輪郭をつかって輪を描いていきました。

 目の鋭い野性的な猫ですが、なぜかケーキは甘ちゃんになってしまいました。 私の性格の甘さがでているのでしょう。

こ れはパステラージの扇型プラークです。T
 ボードと2枚のプラークで構成されボード上のテクニックは、パイピングとペインティング,エンブロイダリー、クリンピング(少し見にくいですが左右に波を表しています.)

花嫁と松の木はバス・レリーフ、ペインティング、ダスティング。
 私は日本風にする気は無かったのですが、何か日本的なものを作れ、作れとうるさくいうのでこの作品を作りました。

これは裏側です。
テクニックとしては、ペインティング、ワイヤー無しの花、マーべリング、プレッシャー・パイピングです。

ここでの私の大の自慢はプラークにあります。まずプラークに竹の絵を描きます.マーべリングした極薄のペースト生地を水はけしてはりつけす。
これで竹が透いて見えます。そしてペインティングの小さい花を描いていき,梅の花、木をつけます。マーべリングの出し方,生地の薄さなどが、ここでのポイントだと思っています。

サイドから見たもので、ボードにカバーリングしたペーストのえんじ色が

作品の色をほぼ忠実に表しているので載せました。


この色が作品全体を落ち着いた雰囲気にしていると思います

このデザイン・ソースは日本に居る友達がクリスマス・カードとして送ってくれた物です

テクニックとして、バス・レリーフが残されていたのですが、これだけではつくりにくいのでイギリスの新聞に花嫁姿が取材されていたので、これ幸いと取り入れました。
これは私が本当に楽しんで作った、”ノーベリティ・ケーキ”です。
ノーベリティ・ケーキとは通常とは違う形のケーキ、変わった形のケーキをいいます。このケーキを作る時は本当のスポンジ・ケーキを使い、ジャムとバタークリームをサンド・ナッペし、ペーストをかぶせます。

テクニックとしては、ハーフ・バス・レリーフ、ワイヤー無しの花と葉、ペインティング,ダスティング,水彩&アイシングのスポンジング、マジパン&ペーストのモデリング、etc.様様なテクニックをつかっています。
 ここは主役の狐とネズミが何をした遊ぼうかと相談している場面です
 ここではアヒルとウサギが何をして遊ぼうかと相談している所です.
大きすぎる狐や太り過ぎのアヒルになるなど,大変でしたがこれは私の腕の悪さというより,乾燥してぼろぼろのスポンジ・ケーキのせいです。その証拠にスポンジを入れていないウサギはうまく出来ているでしょう!(?????)そういう事にしておいてください.
足元の草や崖にとりつけているのは,ペーストとマジパンを混ぜてネットから押し出したものです。
二つを混ぜ合わすと両方の長所がでて,作業がとてもしやすく,食べても結構美味しいですよ。
この場面は皆で考えても何をして遊ぶか良いアイディアが浮かばないので,物知りのフクロウに相談.”かくれんぼ”をする事に決まりました。 
フクロウが鬼,皆が隠れている所です
アヒルが隠れている池はちゃんと水があるようにしています。 
階段の石垣の所にネズミが隠れているのも見逃さないでね。
この場面はフクロウが鬼になり数を数えている所.

 後ろ側にはリスも隠れています.これはおまけです。 

 

これがデザイン・ソースです。

 カエルは好きではないのでリスにしました。
この童話はウエイブリッジの町の図書館で小さな子供達のための童話コーナーで,長い間座り込んで探し出したのですが,子供達は”なんで大人がこんな所にいるの?”なんてちっとも思っていないようでした.

 この狐さんに私はひとめ惚れしてしまったのでした.

 

これは”ティーファンシー”ケーキ」です。
プチより大きく,カットされたガトーの一個より小さいサイズです.
材料としては,チョコレート、マジパン,バタークリーム,フォンダン、
などを使います.テクニックとしては、絞り,ペインティング,はめ込み,パイピング,チョコレートのテンパリング等が使われています. 
 これがソース・マテリアルです。

 精悍でカラフルで私はこのワシの胸の部分が大変気に入りました.

 全体としても,とても使いやすい色合いだと思いませんか?

 

これはチョコレート・ケーキです。

 なぜだか分かりませんがシュガーのコースに入ってきます.
私はケーキに関しては経験がありましたがほとんどの生徒は初めてだったのでそれはそれは大騒動で作業台だけでなく床,白衣などみんなチョコレートだらけ。閉口しました。

テクニックはテンパリング、コーチング、パイピングです。

これがソース・マテリアル

真珠のネックレスの内側のデザインを取っています
 

 

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