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【太陽光で法人税の節税!(その1)】
問1
当社は、毎期、平均5,000万円税前利益を計上し、平均2,000万円法人税を納税しています。太陽光発電設備1億円投資し、即時償却を利用した場合、どの位、節税・投資効果が得られるのでしょうか?
答1
次の表のように、10年間で、約1億円キャッシュ利益増加します(計算はあくまで概数です)。特に1年目、2年目は大きな節税効果が得られます。

(単位:万円)

項目 細目 1 2 3〜10 合計
現状 所得 5,000 5,000 5,000 50,000
  税金 2,000 2,000 2,000 20,000
  キャッシュ利益 3,000 3,000 3,000 30,000
対策後 所得 6,000 6,000 6,000 60,000
  税金 0 800 2,400 20,000
  キャッシュ利益 6,000 5,200 3,600 40,000
差引 所得 1,000 1,000 1,000 10,000
  税金 -2,000 -1,200 400 0
  キャッシュ利益 3,000 2,200 600 10,000
※ キャッシュ利益=税引利益+減価償却費
問2 
当社は、前期に、1億円税前利益を計上し、4,000万円法人税を納税しました。当期以降は業績が振るわず、利益は0円を予想しています。今となっては、納付してしまった法人税が惜しまれますが、取り戻す方法はないのでしょうか?
答2
太陽光の即時償却の制度と繰戻還付の制度を使って法人税(国税部分)を取り戻すことが可能です。ただし、法人住民税は繰戻還付の制度がありませんので、欠損金の繰越控除の制度を利用することになります。その結果、問1同様、次の表のように、10年間で、約1億円キャッシュ利益増加します(計算はあくまで概数です)。

(単位:万円)

項目 細目 前期 1 2〜10 合計
現状 所得 10,000 0 0 10,000
  税金 4,000 0 0 4,000
  キャッシュ利益 6,000 0 0 6,000
対策後 所得 10,000 1,000 1,000 20,000
  税金 4,000 -2,340 260 4,000
  キャッシュ利益 6,000 3,340 740 16,000
差引 所得 0 1,000 1,000 10,000
  税金 0 -2,340 260 0
  キャッシュ利益 0 3,340 740 10,000
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