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企業の使命と目的を定義するとき、出発点は一つしかない。顧客である。
顧客を満足させることが、企業の使命であり目的である。 |
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企業にとって第一の責任は、存続することである。
換言するならば、企業経済学の指導原理は利益の最大化ではない。損失の回避である。したがって企業は、事業に伴うリスクに備えるために、プレミアムを生み出さなければならない。
リスクに対するプレミアムの源泉は一つしかない。利益である。 |
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社会や経済は、いかなる企業をも一夜にして消滅させる。
企業は、社会や経済の許しがあって存在しているものであり、有用かつ生産的な仕事をしていると見なされるかぎりにおいて、存続を許されているにすぎない。 |
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変化への抵抗の底にあるものは無知である。未知への不安である。
しかし、変化は機会と見なすべきものである。変化を機会としてとらえたとき、初めて不安は消える。 |
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企業にとって、規模の誤りは体力を消耗する業病である。
ありふれた病気でもある。治療は可能だが、簡単でもなければ楽でもない。 |