ウィーン南駅を早朝7:10ちょうどに(どこかの国と違って・・・笑)出発。プラハについたのは、約5時間後の12:18。「1 Plus special fare for two persons」というものがあるらしく、2人で旅をしてもお値段は約1.5人分。2人分のウィーン−プラハ往復料金が1,544シリング(約15,000円)。ちなみに、1人だと往復996シリングでした。

一度は訪れてみたかったあこがれの街プラハ。ウィーンからの電車はHolesovice駅に到着。地下鉄に乗り換えてプラハ城へ向かいます。地下鉄Malostranska駅より徒歩5分ほどでプラハ城です。
ヴルタヴァ川の西岸、プラハ市街を一望するフラッチャニの丘に立つプラハ城。9世紀後半に建築され、14世紀半ばに現在の状態になったのだとか。

プラハ城よりプラハ市街を。正面は聖ミクラーシュ教会。


細い路地に小さな家が並ぶ黄金小路。ここは16世紀末、城の衛兵達のために作られたもの。現在は16件残っていて、みやげ物店や中世の武器や衣装を展示館になっています。

小路22番地には、フランツ・カフカが住んでいたのだとか。家の壁には、「Zde zil Franz Kafka」のプレートが。現在は、カフカの本が並ぶみやげ物店になっていました。記念に、チェコ語で書かれた『変身』でも買って帰ろうかと思ったのですが、外国語が並ぶ本の山。どれが、『変身』だか分からない始末・・・(笑)。その代わりと言っては何ですが、プラハの写真集を購入。「FRANZ KAFKA und Prag」、 幻想的なプラハの表情と、チェコ語なのかドイツ語か、添えられた文章はカフカの引用。でも、内容はもちろん、なんという小説なのかも分からない・・・
本はともかくとして不思議だったのは店に入るなり出迎えてくれた、フランツ・カフカのポスター。立派な商品なんだけど、これを買って一体どうすれば・・・?


ある朝、グレーゴル・ザムザがなにか気がかりな夢から目をさますと、自分が寝床の中で一匹の巨大な虫に変わっているのを発見した。彼は鎧のように堅い背を下にして、あおむけに横たわっていた。頭をすこし持ちあげると、アーチのようにふくらんだ褐色の腹が見える。 『変身』より